501. 草原の輝き(1961)
《ネタバレ》 男の心の流れにちょい無理を感じます。姉にしても事件の後はほったらかしで、最後に事故で死んだことがひとことだけ語られるのみというのはいただけない。自殺を図った娘を、親はいとも簡単、あっさりと精神病院に入れてしまうってのもどうなんだ。この三点がとてもに気になってしまう。しかしラスト周辺は良い感じ。途中で出てきた題名の言葉も出てくる詩が作品のテーマとして生きていて、ラストシーンもその詩が繰り返されることが実に味わい深くなってます。最後の再会シーンでの男の嫁さんの演技にも感じ入るものがありました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-10-08 20:02:10) |
502. 忍 SHINOBI
ここまでくると忍者と言うより妖怪の領域。妖怪同士の戦いと思ってみればいいんだろうけど、やはり忍者らしい戦闘がもう少し観てみたかった。映像面は思ったほど悪くはなく普通に見られるレベル。CGは邦画でこのくらい出来れば十分でしょう。 [DVD(邦画)] 4点(2006-10-08 19:40:37) |
503. カンバセーション・・・盗聴・・・
ジーン・ハックマンが素晴らしく、孤独に悩まされ続けている感覚、追い詰められていく感覚が良く伝わってきます。幻覚幻聴の表現が効果的で、間の取り方も良い。ラストシーンも色々な意味で象徴的且つ、印象的。とても静かな見応えあるサスペンス。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-10-08 19:24:19) |
504. モンスーン・ウェディング
ドロドロした要素が多いわりに不思議と重くならなず、軽快な映画。圧倒的異文化感があるだけ、些細な疑問はそこに吸収出来てしまうのか、あれこれ言う気分も沸かず、なんとなく楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-07 21:24:34) |
505. ブラザーズ・グリム
意外とグロい表現がちらちら。ブラックジョークもイマイチ。CGなのかコマ撮りアニメなのか分からないようなカクカクした動きの狼にびっくり。CGとすればとても最近の映画とは思えないようなCGだ。 [DVD(字幕)] 1点(2006-10-07 21:01:02) |
506. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
《ネタバレ》 主人公の親父が途中で自殺でもするんじゃないかと思って観ていたが、死ぬことは無く最後までなんとも堅実でポジティブだったりするのは気持ちがいい。演じている役者さん役者さんなだけに、てっきり親父も詐欺師かと序盤疑って見てしまったよ。テンポもいいし、主人公の精神面の描かれ方、最後の締め方、特に不満もなく、普通に面白い。 [DVD(字幕)] 8点(2006-10-07 20:43:47) |
507. カクテル
バーテン二人の軽いやり取りがとても楽しい。それだけと言えばそれだけ。後半の展開は呆れるほど定番過ぎるし、ストーリーに期待するタイプの映画ではありません。最後の小ネタなオチは良いし、気楽に楽しむには程良い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-07 20:31:14) |
508. ALI アリ
比較的ドキュメンタリー的に淡々と進む映画。それだけにじわじわと伝わってくるものがあります。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-07 20:14:28) |
509. キリコの風景
《ネタバレ》 後半はそこそこ見ていられるようになるけど、前半がどうにもつまらない。主人公が消火器詐欺をしてる回想シーンも、とてもじゃないがあれで騙される奴はいないと思える出来で説得力ない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-23 18:47:59) |
510. 未来世紀ブラジル
《ネタバレ》 風刺満載だけど、エンターテイメントとして成立させる風刺ではなく、独自の毒のセンスのイマジネーションで押し捲る風刺。好みが大きく分かれるタイプ。自分は嫌いではないので楽しめた。しかしそれは前半までで、後半は主人公が暴走するばかりでおいてきぼり。色々まとまり切らずに宙ぶらりんでの終演。あらま。 [DVD(字幕)] 5点(2006-09-23 18:27:28) |
511. マルコヴィッチの穴
そこそこ人間の深い部分を描いてはいるけど、やっぱり奇抜なアイディアにばかりに目がいってしまう。それだけで十分に面白いけれど。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-23 18:11:44) |
512. ファイヤーウォール
《ネタバレ》 悪い奴はとりあえず殺しとけ的なアクションサスペンス。解雇した秘書があんな話を直ぐに信じてしまうのは都合が良過ぎだし、人質に取った家族の管理がかなりルーズだったりで緊迫感も薄め。まあ、普通につまらない。 [DVD(字幕)] 3点(2006-09-23 17:55:05) |
513. 千利休 本覺坊遺文
《ネタバレ》 ある程度の基礎知識がないときっと分かり難いと思われる。三船の利休や錦之介の有楽斎は茶人とは思えないほどの迫力だが、時代性を考えるとこういった人間像の方がある意味正しいのかも知れない。この映画、たしか女優さんが1人も出てこない。これもなかなか異質。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-23 16:52:22) |
514. 始皇帝暗殺
《ネタバレ》 後半がグダついてしまった感じ。刺客は不細工でもカッコよく描かれていていいが、始皇帝が随分とガキ臭い。これでは残虐性ばかりが目立ってしまい、無能に見える。まあ一番印象に残るのがコン・リーなのは間違いない。それにしても最後の暗殺に出かけて謁見する際に、名を知られた刺客のくせに本名を名乗るのがとても不思議。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-23 16:41:31) |
515. PROMISE プロミス
綺麗な映像もあるにはあるが、なんだかギャグにしか見えないような映像が結構多め。CGも安っぽい。金銭面の制約もあるだろうけど、土台の映像センスがこの手のものに向いていないように感じる。 [DVD(字幕)] 4点(2006-09-23 16:28:52) |
516. ティーン・ウルフ
《ネタバレ》 初めての変身直後の親父オチには笑ったが、他は微妙かな。 [DVD(字幕)] 4点(2006-09-13 21:00:05) |
517. 夜の豹
《ネタバレ》 普通に嫌な奴なのに根拠なくモテる主人公。映画だからまあいいかって観ますが、主人公がヒロインに執着する理由がイマイチ見えてこないと言うか、弱いですね。主人公とヒロインの体格差はやっぱり気になり、それがその弱さの一因にもなっています。主人公に最後まで好感が持てなかったので、ハッピーエンドに充足感も感じませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-09-13 20:44:06) |
518. コーラスライン
《ネタバレ》 観ていて退屈はしないけれど、圧倒的に上の立場である選ぶ側の傲慢さがやはり嫌な感じ。オーディションなんで、仕方ないっちゃぁ仕方ないんですが。しかし大ラスの合格者の発表の仕方は、無駄なひねりを加えて不合格者を必要以上に傷つけるやり口で腹が立ちます。映画的には意外性があっていいのかもしれないが、行為としては最低最悪。その直前にかけた言葉が嘘っぽく聞こえますよ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-13 20:17:50) |
519. ビリー・バスゲイト
《ネタバレ》 マフィアに憧れる青年のひと夏の経験成長記でも描きたかったんでしょうか。しかしなんとも緩い。ダスティン・ホフマンはあまりマフィアには見えないし、ましてその筋の大物には到底見えない。手下もなんだか人が良くて、これもマフィアには見えない。憧れられる側の説得力が根本的に欠けています。ニコール・キッドマンは、本当に必要のないところで無駄に脱ぐんで驚いた。 [DVD(字幕)] 4点(2006-09-13 19:58:34) |
520. 博士の愛した数式
《ネタバレ》 授業シーンは本当の授業のようで自然なんですが、やはり何かあるたびに授業シーンに戻ってくるのがテンポを壊してるとしか思えず、気分も殺がれます。記憶が80分しか持たないわりには、それに対しての戸惑いが殆ど感じられないのもイマイチ。そればかり描いていたのでは話にならいだろうし、もともと主題は違うところにあるので、この辺は目をつぶるべきでしょうか。それにしても子役は下手すぎね。 [DVD(邦画)] 5点(2006-09-13 19:42:54) |