501. ウイラード(1971)
《ネタバレ》 「恨みを晴らす」ことについて、いろいろと考えさせられる映画でした。続編ができるだけのことはある出来映えです。「ソクラテス」が良い白ネズミ役、「ベン」が黒ネズミでちょっと嫌われ役と、わかりやすく上手に描き分けられていたと思います。俳優陣も良いです。続編の「ベン」を先に鑑賞していたので「ウイラード」がてっきりネズミの名前だと思いこんでいました。 [地上波(吹替)] 6点(2008-02-16 22:49:16) |
502. ベン
《ネタバレ》 「ウイラード」の続編です。私は多感な幼少のみぎりに本作から鑑賞することとなりました。そのせいか、病弱な主人公に思いっきり感情移入し、いたく感動した覚えがあります。まずまず良くできた作品で、マイケル・ジャクソンの主題曲も良いです。ベンは少年と仲良しですが、明晰な頭脳を持つスーパー・ラットで、人間にとって脅威的な存在です。単なる動物パニックものではなく、ちょっと考えさせられるものがあります。見る順番としては、やはり1971年の前作から鑑賞されることをお勧めします。 [地上波(吹替)] 6点(2008-02-16 22:34:25) |
503. レッドブル
ウォルター・ヒルとシュワルツェネッガーの組み合わせで、興味津々だったが、なぜか当時は映画館に足を運ばず、テレビで繰りかえし見る縁となった作品。大画面で見ると、迫力があって良かっただろうなと思う反面、今となってはテレビやビデオ、DVDで気楽に見るのがふさわしい映画かなとも思う。このころは、題名に「レッド」を付けるとヒットするとハリウッドでは言われていた。それにしても、なぜ原題「レッド・ヒート」が邦題「レッド・ブル」になってしまったのだろう。おかげで「ブル=シュワルツェネッガー」って、イメージを植え付けられてしまった。 [地上波(吹替)] 6点(2008-01-05 22:23:21) |
504. バトル・ロワイアル 特別編
《ネタバレ》 原作未読。十分に面白く見たが、主人公が終始受け身だった点が大きなマイナス。ぎりぎりの選択に迫られ、ひとり生き残るか、愛する者をひとり生かす、と予想していたが。流れに身を任せていたら偶然に生き残ってしまったというのでは、やはりカタルシスに欠ける。大人の考えのうわ手をいって、うまく出し抜いて勝利するとか、大人から見て性悪なガキだったが、実は結構見所があるじゃないかとか、何かしらスカッとするものが欲しかった。もっともそれは作り手が狙ってはいなかっただろうが。ところで、冒頭バトル・ロワイアルの勝者報道シーンがあるが、これが公知なら、ビートたけしがBR法を生徒に説明する必要がないし、生徒がBR法に驚くこともないと思うのだが。生き残った者には、生涯特典か何か、恩恵があるのかしら? でも、劇中にはバトルのリピーターがいるので、私には不可解だった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-01-03 19:32:45) |
505. スーパーサイズ・ミー
観賞後、ハンバーガーを食べたくなるか、控えようと思うか、人は二種類に分かれると思います。私はビッグマックをむさぼり食べました。おいしゅうございました。監督の体を張った必死の思いは、私には伝わらなかったようです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-31 23:14:56) |
506. DEATH NOTE デスノート the Last name
なんと、二作目の方が面白いではないですか。結末も実にうまくまとめてありグッドです。中だるみがあることと、尺が長いことが大きな欠点ですね。短くちゃちゃっと見せてほしかったところです。 [DVD(邦画)] 6点(2007-12-24 18:14:07) |
507. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 ニューヨークが大波に飲まれ、凍結するまでのくだりは豪快で、実によい映像を見させてもらった。たしかに自然災害を前に我々は為すすべがないと思う。しかし、親子再会めでたしめでたし、で終了されても満足感が得られなかった。中盤以降、一気にトーンダウンしてしまったのは残念。ジェイク・ギレンホールは個性が強く、オーラを感じさせるとても良い役者だと思った。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-16 09:42:11) |
508. 続・猿の惑星
《ネタバレ》 まったくもってダメダメな続編なのだが、それなりのインパクトがあり、印象には残るという不思議な作品だ。チャールトン・ヘストンが前作に引き続き出演してくれたことで、一貫性が保たれ、大いに救われている。ダメさ加減の責任は主に監督のテッド・ポストにあると思うのだが。それにしても、このロー・コストにして手抜きバッド・エンドは、二度と同じ手は使えぬ空前絶後の一発芸といえよう。 [地上波(吹替)] 6点(2007-12-04 02:46:15)(良:1票) |
509. シェナンドー河
《ネタバレ》 幼少のみぎりに鑑賞した際はダダ泣きしてしまった覚えがある。ン十年ぶりに見たが、映画後半の強引ともいえる不幸な展開と、予定調和的に訪れるラストの救いは、脚本としてもうひとつかなと思われた。しかし、真面目に感動作を作ろうとしているスタンスは評価したいし、説教臭い映画の説教を、私はうんうんとうなずいて見るたちなので、やっぱり少しウルウルしてしまった。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-28 01:03:24) |
510. ネバダ・スミス
《ネタバレ》 マックィーンの映画なのにここまでレビューひとりとはその少なさにびっくりです。名作とは言えませんが、十分に面白い西部劇作品です。私はちょっと結末に納得がいかないので、6点の評価です。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-27 22:41:22) |
511. ALWAYS 三丁目の夕日
渋谷のターミナルから、青山、赤坂をぬけて国会議事堂までチンチン電車に乗ったことを思い出した。確かに東京タワーは今よりも大きく高く見えたものだ。CGの技術で、ずいぶんと良いものを見せてくれる時代になったものだなと思う。しかし、映画の出来映えは、西岸良平の世界感とは異なる感じがして、ちょっと残念だった。それにしても、なぜ、「ALWAYS」とタイトルに横文字を持ってきたのだろう。この方が目を引き、興行成績が上がるとの判断なのだろうか。ちょっと、スカした感じがして、私は気に入らない。原作を尊重し、すっきり「三丁目の夕日」でよかろうに。近年、邦題のサブタイトルに横文字を入れる傾向が強まっていると感じる。ふりかえれば昭和の頃からずっと、日本人の根底に舶来至上主義が根強く存在するということだろうか。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-20 19:52:32) |
512. 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
不満があるけれど、これで物語に一応のけじめがついた。もっと強い、強~いシャアを見たかったです。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-17 07:32:13) |
513. エスピオナージ
なんという豪華キャストでしょう。しかし、派手なアクションなどない「静」の映画で、盛り上がりに欠け、「謎」めいた事柄もあっさりわかったりします。手堅く作られているので、見て大損はないと思います。けど、古めかしさはぬぐいきれないでしょう。 [映画館(字幕)] 6点(2007-10-07 00:35:50) |
514. 野獣暁に死す
これは珍作です。いや、目くじらさえ立てなければ、十分に面白いし、見る価値があります。マカロニウエスタンに仲代達矢が出ていること自体すごいことだし、しかも、主役を食ってしまう輝きぶりです。彼の彫りの深い顔立ちは、外国人俳優にちっとも負けていません。 [地上波(吹替)] 6点(2007-09-30 18:55:30) |
515. ミスティック・リバー
イーストウッド作品に、はずれなし、と思っている。しかし本作は、はずれとは言わないけれど、見ていて辛い映画だった。私にとって、見て良かったと思う映画ではなかったので、人にはあまり勧められない。俳優陣は確かに熱演していた。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-27 06:58:37) |
516. カリブの熱い夜
その昔、試写会で鑑賞。レイチェル・ウォードがたいへんに美しく、おしゃれな映画だった。主題曲があまりにも有名だが、本編は平均点クラスのラブ・ストーリー&サスペンス。 [試写会(字幕)] 6点(2007-09-25 22:07:51)(良:1票) |
517. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
「ロード・トゥ・パーディション」で実に卑劣な悪党を演じたダニエル・クレイグがボンドになってしまった。どうなることやと思いきや、立派な正義の味方、主人公に収まっていて、驚いた。 良い味出しているし、前半のアクションシーンが楽しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-23 00:46:36) |
518. RONIN
アメリカの映画館で見ました。がらがらでしたね。デ・ニーロ、レノと良い役者が出演していながら、傑作のレベルには達しませんでした。ま、目くじら立てずに見たので、楽しめましたが。日本人なら興味を抱かずにはいられないタイトルですが、こじつけ感を否めないのが残念です。 [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2007-09-16 19:06:28) |
519. 華氏911
《ネタバレ》 中庸、中道に身を置かず、立場を鮮明にして物申す、のスタンスは好感が持てる。見る価値は十分にあるし、面白い。しかし、いささか辛辣すぎて、日本人の感性には若干合わない作りの映画だと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-11 22:51:34) |
520. ゆれる
予想以上に重い内容に面食らいました。しっかり作られている映画ですが、何の解決にもなってない内容に私は共感できなかったので、この点数です。オダギリジョーは好きな役者で、とても応援していますが、本作に限っては香川照之に食われたかな、と思います。 [DVD(邦画)] 6点(2007-09-09 19:40:01) |