561. スマイル・ライク・ユアーズ/緊急!子づくり宣言
《ネタバレ》 子供を欲しがっている夫婦が何とかして2人で頑張ります、という出だしなのだが、何と、最後までそれが延々と続くだけであって、何のひねりもなく終わってしまうのである。映画を作るほどの話ではまったくないと思いますが。タイトルからして駄目作品と予想できるとおりの内容。 [地上波(字幕)] 2点(2005-08-21 23:50:31) |
562. ラン・ローラ・ラン
これは、カメラと編集機器とテクノ音楽で遊んでみただけのプロモーション・フィルムであって、これを映画であるとは言わないでしょう。本来は0点か1点にしたいところだが、走っている人の撮り方が多少面白かったので一応この点数。 [DVD(字幕)] 3点(2005-08-21 02:40:13) |
563. 月光の夏
《ネタバレ》 かなり期待外れ。大体、何で現在の取材側の行動の描写にあそこまでの比重を置いていたのかが謎。あんなことをされると、戦時中のストーリーがぶった切りになってしまい、独立した世界に浸ることが妨害されることなどすぐに分かりそうなものだが。今そこにあるピアノの背後に隠された過去の話を浮き彫りにしたいのであれば、現在の描写は最初と最後だけに凝縮して、その間は、特攻兵や女教師の人となりや思考生活をきちんと完成させることに重点を置くべきでしょう。それと、軍服や当時の教室など美術関係が妙に作り物っぽいのも気になった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2005-08-10 02:18:27) |
564. 心のままに
あまりの安直さに唖然。そもそもこの「躁鬱病」の描写って、正しいんですか?(素人考えながら、躁状態であることと、妄想状態になることとは別なのでは?)大体、「躁鬱」とかいいながら、鬱の方の描写はほとんどないじゃん。それと、患者と恋愛感情を持つようでは本来はその時点でただちに医者失格であり、それを物語的に乗り越えようと思うならばよほどの何かが必要なはずですが、この作品ではそれも全然ありません。 [DVD(字幕)] 3点(2005-08-01 01:46:56) |
565. 蝶の舌
良い雰囲気の話なのに、内容があちこちに拡散していて、肝心の先生との交流がかなりボケてしまっている。ラストのインパクト一発でそれなりの印象を確保しているというだけ。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-31 00:10:57) |
566. マルコムX
長尺の割にはだれることなく最後まで見通すことができたが、やはり、刑務所収監までとそこでイスラム教に目覚めるまでが長すぎると思う。運動家の伝記である以上、運動がどのように浸透・拡大していったのか、またどのように方針が変わり、その後はどうしたのかというところをじっくりと見たかった。デンゼルの演技は、アジテーション場面などはさすがだが、日常場面における年や状況や人間関係の変化による差異はあまり浮き彫りになっておらず、どの場面も似たような顔に見える。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-26 02:41:55) |
567. きっと忘れない
それっぽく作ってはあっても、実質的な中身はかなり薄い。この種の、「真面目なだけの若者が、変な人と出会って交流を深めた結果、視界を広げられる」という話は、優れた先例が多数あるのだから、この程度で人を感動させるのは無理があると思うが。あと、全然関係ありませんが、音楽のパトリック・レナードって、元トリリオンのキーボードであり、ロジャー・ウォーターズのソロアルバムのプロデューサーだった彼ですよね?フレットレス・ベースを効果的に使った、なかなかいい仕事をしています。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-25 01:30:36) |
568. 皆月
吉本多香美のエロシーン以外には価値がないが、それだけを目的に見ておいてどうこう言うのが間違っているのかもしれない。しかし、それはさておいても、奥田瑛二が到底この役には合っていないというのが、全体を大きくぶちこわしてはいないか? [DVD(邦画)] 4点(2005-07-21 01:31:24) |
569. マンハッタン恋愛事情
元は演劇用の脚本でしょうか?男のアパートの一室で、三角関係の男女(原題通り)が延々としゃべったり移動したりを繰り返すだけの話です。このような設定だと、かなりの演技力が要求されることは当然ですが、残念ながらこの3人はいずれも不合格です。特に、女性2人など、ピーチクパーチクさえずっているばかりで、何の表現もできていません。しゃべっている人の顔をアップで追うだけの芸のないカメラもダメです。 [地上波(字幕)] 3点(2005-07-21 01:21:33) |
570. Uターン
《ネタバレ》 この豪華キャストからは予想もできないほど、退廃しきった雰囲気で延々と苛々させるだけのお話。展開なんかはそこそこ凝っているのが、さらに後味の悪さを増幅させている。ビリーボブの性格極悪な修理屋やホアキンとクレア・デーンズのバカップルの絡ませ方も笑えた。ただ、これら魅力的なサブキャラが片付けられてからのラスト30分は、やはりちょっとダレたと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-18 02:06:19) |
571. プリティ・リーグ
スポーツものとしての突っ込みはやや甘いが、その分、グラウンド外の部分を丁寧に描いていて好感が持てる。ジーナ・デイビスは、プレイ姿も立ち居振る舞いも凜としていて最高に格好良く、まさに適役。逆に、トム・ハンクスは、いくら不良中年の演技をしても、どうみてもいい人そうに見えてしまって、ミスキャストだったと思う。脇役の人たちのキャラクター創造にも十分配慮されていて、監督の誠実な姿勢を感じる。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-15 02:05:14) |
572. ファーゴ
《ネタバレ》 いろんな人たちの思惑が交錯する中盤まではかなり丁寧なサスペンスが展開されていて、思いっきり期待したのに、あの何のひねりもない収束はいったい何よ!マイク・ヤナギタは何かの伏線に違いないとか、途中から動向が伏せられる危険な相棒と被害者の奥さんはどう動いてくるのかとか、頑固な義父社長は本筋の流れにどう絡んでくるのかとか、マクドーマンドとメイシーはどのような心理戦対決シーンをやってくれるのかとか、主人公以外の警察はどうやってアシスト捜査をするのかとか、一番危険なアジア系顔のお兄さんが最後は何かするに違いないとか、勝手に期待してしまった私がアホでした。全体のレベル自体はそんなに低くないと思うが、あまりにも期待との落差が大きかったのでこの点数。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-13 01:22:09) |
573. ルナ・パパ
何を言わんとする話なのか、ほとんど理解できませんでした。作り手の脳内だけで勝手に進んでいる話を映像という形で押しつけられても、見る方としては困るだけです。 [地上波(字幕)] 2点(2005-07-09 22:18:07) |
574. スパイシー・ラブスープ
《ネタバレ》 どの話も、特段目新しい設定はないもの、それぞれの関係の本質を端的にえぐり出すことによって、短時間ながら忘れがたいドラマを残しています。以下、作品に倣って感想もオムニバスで。【1話目】かつての自分がそのままいるようで、見ていて辛い(笑)。うまくいかないときのヘソの曲げ方が特に・・・。とはいえ、テープを編集しての告白なんて、やってることは相当キザではないか?【2話目】初対面の人間同士に、そこはかとなく漂う「ぎこちなさ」の表現が優れている。オチにはやや不満。【3話目】登場人物が一番好きなのはこの話なのですが、おもちゃというキー・アイテムにやや寄りかかりすぎかな。【4話目】結構希望を持たせる雰囲気で進んでいると思っていたので、ラストの容赦の無さには唖然。【5話目】この話だけ、かなり雑な作りだと感じていたのですが、オチにはびっくり。まさか、全部が女性の妄想だったってことではないよね?【番外】進行役的な位置づけのカップルにも、最後は「おつかれさま」と言いたくなってくるから不思議。【余談】どの話もそうなのですが、10代から老婦人まで、世代を問わず女優様方が美人揃いなのには驚いた。 [地上波(字幕)] 6点(2005-07-07 03:11:39)(良:1票) |
575. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
どうでもいいような話を、醜悪なアニメCGで延々と塗り固めただけの作品。現実味のない映像に、迫力はありません。 [ブルーレイ(字幕)] 2点(2005-06-26 01:40:01) |
576. ラジオ・フライヤー
前半の虐待部分は描写が甘くて拍子抜けだし(常に義父の顔をはっきり映さない演出はなかなかだったが)、さんざんシリアスっぽい展開をしておいて、急にファンタジー路線に変更されても、なんじゃそりゃという感じ。何が表現したい話なのかよく分からない。 [DVD(字幕)] 4点(2005-06-21 01:43:34) |
577. ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
《ネタバレ》 ありえない路線お馬鹿コメディの設定のはずなのに、中身がしゃれにならなすぎてちっとも笑えないという困った作品。途中の戦意高揚曲のレコーディング風景が思いっきり"We Are The World"のパロディだったところは笑えた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-20 01:51:17)(笑:1票) |
578. シコふんじゃった。
弱小のクラブがみんなで奮起して頑張ります、というだけのごく単純なスポーツ作品なのだが、余計な付属話や無用の技巧的演出を入れず、最後まで相撲の風景を誠実に追い続けているところが良い。もっくんの相撲技術が結構しっかりしているのはちょっと驚いた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2005-06-19 04:49:37) |
579. 愛に迷った時
《ネタバレ》 あきれるほどレベルの低い作品。結局これって、主人公がほとんど勝手にのぼせ上がって自己陶酔したあげく、自分を盲信している親族郎党を味方につけて、悲劇のヒロインとしての自分を半ば楽しんでいるというだけでしょ?旦那と父親のフォローによって物語は前に進んでいるが、この主人公は、事態を収拾するための自発的な動きを何一つしていない。旦那がさっさと縁を切ろうとしないのがむしろ不思議。ついでに、ボニー・レイットの"Something To Talk About"がテーマソング的に使われているが、あの曲の歌詞はラブラブなカップルがラブラブ状態を周りにのろけたがっている内容なのだから、この作品にはまったく合っていないと思うが。 [DVD(字幕)] 1点(2005-06-06 03:50:11) |
580. 誘う女(1995・米)
不愉快な人物の不愉快なだけの人生(主人公だけではない)を延々と見せつけられるだけの作品。このような内容をわざわざ映画化することに、何の意味があるんだろう・・・。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-06-04 23:44:16) |