41. エイプリル・フール
《ネタバレ》 ラストのオチですべて持っていってるのですが、タイトル通りといえばタイトル通りなのですが途中まで真面目にサスペンスとして描いてるのでなぜか腹が立ちます(笑) 第一、「エイプリルフール!」って島に到着してからもう一日過ぎてるしエイプリルフールでも何でもないじゃん、というのが正直な感想で、これじゃただの質の悪い悪戯でしかありません。 まあ、そんな細かいこと気にしてたら映画は楽しめないのですが、ではスラッシャー映画としてどうかと言われればこれが全く派手でも何でもないので余計に肩透かし。 良く言えば、すがすがしい気持ちになれるラストなんですが、個人的にはホラー映画として、冗談だと思ってたら本物の殺人鬼が殺しに来ちゃったさあ大変!な終わり方のほうが良かったなーと思いました。 [ビデオ(字幕)] 5点(2021-07-13 20:10:42) |
42. 首だけ女の恐怖
《ネタバレ》 内臓をぶら下げた生首なんて斬新だな〜と思ったら、先のコメントの方々がその出自を語ってくださっており、なるほど一応そういう伝承があるのかと納得。 では話の方はといえば、皆様とほぼ同意見で、映画としてはずいぶんヘロヘロ。変身シーンなどはなかなか見応えのある演出ですが生首に関してはいきなり安物のビデオ撮り作品になってしまったかのような安っぽさ。 話自体もいろいろありますが、「同じ日だと思ってたのに次の日かよ!?」とか「火の玉バトル始まったけど一体何!?」とか「いや唐突に飛び出してきたけどお前誰だよ!!?」とか「いや朝日登ってるけどさっきまで真っ暗だったじゃねぇか!」とかそちらの方が気になって仕方ありませんでした。 特に「お前誰だよ!?」的な元恋人と大戦士(叔父さん?)の登場とラストは唐突すぎて、ひょっとして自分が観たものはカットされたバージョンなのか?と思いましたが、どうやら違う様子。 特撮に関しては、制作年や国といった要因でヘロヘロでも半ば仕方ないとは思いますが、もう少しこの唐突さをなんとかできれば、雰囲気自体はなかなかよかったので、もう少し面白い作品になったのではないかと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2021-07-11 19:31:10) |
43. ゴジラVSビオランテ
《ネタバレ》 小さいころに観たときはなぜかこの映画に怖い印象があったのですが、観返して納得。ビオランテ初登場の食シーンとかなんて完全にホラーです。 冒頭からスパイ合戦、自衛隊ゴジラの攻防を交えてのストーリー展開、そしてこのころはまだ馴染みがなかった遺伝子工学など見どころはいろいろ(なんで人がビオランテの中に入ってんの?とかはじめ思ってましたけど笑) 特撮は相変わらず素晴らしいの一言。だけどあんまりビオランテの登場シーンが少なかったのと、少しスパイ要素の比重が多すぎたのが難点かな、とは思いますが、なかなか楽しい作品でありました。 [ビデオ(邦画)] 6点(2021-07-05 01:08:04) |
44. 怒霊界エニグマ
《ネタバレ》 「怒霊界」とはまた凄まじいタイトル。 フルチ御大晩年期の作品なのでゴア描写はあれどちょっと控えめ。 殺人シーンは幻覚が主なので仕方ないけれど、フルチ御大のゴア描写を目当てに観るとちょっと肩透かし。 だけどそれぞれのシーン、というより件のカタツムリのシーンはやはり特出していて、ちょっと夢に見るレベルです。 ストーリーに関しては相変わらず「展開早くね?」だったり「さっきと言ってること違くね?」だったり「一体どういうこと!?」みたいな感じで、語りたいことはわかるけどなんだかかよくわからない支離滅裂な部分が多いのですが、それを言ってはフルチ作品は観られないので気にしたら負けということで。 しかし、ストーリーを差し置いてもあり余る魅力的なゴア描写が少ないので、そこが残念な部分です。 [DVD(字幕)] 5点(2021-06-17 02:28:08) |
45. ネバーエンディング・ストーリー
《ネタバレ》 ※2021年更新 ロード・オブ・ザ・リングやハリー・ポッターなどが登場するまでは不動のファンタジー映画だったんじゃないかと思います。 特撮は今見ると確かに違和感がありますが、リマールの歌うテーマソングとともにまるで空を飛んでいるようなオープニングをはじめ、ファンタージェンの世界観はどれも好み。 ですが、欲を言えばもう少し尺を長くしてファンタージェンの世界と道中の出来事をじっくり描いて欲しかったかな、という感じです。 ただ、アトレイユ役のノア・ハザウェイと幼心の君役のタミー・ストロナッハの美少年/美少女っぷりは今見ても凄かったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-11 01:15:54) |
46. ポリス・ストーリー2(香港公開版)
《ネタバレ》 前半、というか序盤は前作の敵が復讐に来るのでこの後どうなるのか、という感じでしたがその後あっさり違う敵が出現、完全に咬ませ犬無体になってしまってましたが、これはこれであり(笑) 逆探知や尾行のシーンなど「刑事ドラマ」お馴染みの場面も出てきて、そうした部分も面白かったです。 印象深いのは女性3人組による取り調べ。お色気で落とすのかと思いきややっぱり力技で押し切り、ですが強くて綺麗な女性は見ていて格好いいのでこのシーンは100点満点でした(笑) ラストの戦いも、ブルース・リーもどきのおっちゃんとの戦いはやたら強くて見応え十分。ただ、ラストは「警察の話」というより完全に「ジャッキーの個人的な話」みたいな感じで仲間の警察が全く出てこなかったのはちょっと残念かなぁと思いました。 その点は気になりましたが、前作同様、とても面白い作品でした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2021-06-07 01:20:45) |
47. ポリス・ストーリー/香港国際警察
《ネタバレ》 普通のアクション映画なら中盤か終盤に持ってくるようなアクションをいきなり序盤、しかもオープニングに持ってくるところがまず凄いです。 またアクションだけでなく、法廷でのやり取りのようなドラマ展開、分署での電話対応などのコメディ部分なども適度に挿入されており観ていてとても飽きない作りでした。 ただ、個人的にラストが非常に尻切れトンボというか、中途半端なところで終わってしまっている感があるので、観終わった後の余韻は少し少なめ、と感じました。ですが十分楽しい作品でした。 [地上波(吹替)] 7点(2021-06-07 01:11:23) |
48. ブレインダメージ
《ネタバレ》 まるで男性のアレのようなエルマーの造形は、はじめはキモイな~とおもっていましたが、なぜだか後半あたりから愛着がわくようになりました。 なんだかんだで脳内麻薬を求めてしまう主人公が悲しい所ですが、それにしてもよくこんな内容を思いつくなと感心してしまいます。 極めつけはラスト。 普通だったらそのまま爆発、という感じで終わらせるところを、あふれ出る幻覚が光となって世界に放出される、なんて普通の感覚では到底考えつかないでしょう(笑) [ビデオ(字幕)] 6点(2021-06-06 19:36:16) |
49. エイリアン2/完全版
《ネタバレ》 オリジナルからさらに、LV426のコロニー内での描写、リプリーがなぜニュートにこだわるのか、という伏線?などが追加され、物語自体に深みが増した感じがします。 ですが個人的に、劇場版のスピーディな感じが好きなので、ちょっと冗長と感じたり、「コロニーで何が起きているのか?」という恐怖感が、ニュートの家族の描写で少し薄まってしまったかな、という印象を受けてしまうので、オリジナルから1点マイナスの8点。 ですが何度も観返したくなる面白い作品なのは変わりありません(事実、年に数回は観返したくなります)。 [DVD(字幕)] 8点(2021-05-31 21:55:00) |
50. エイリアン2
一番最初に観たのが3なので、個人的には3が一番好き(思い出補正込み)なのですが、実際のところシリーズ通して(4除く)甲乙つけ難い、というのが感想です。 1作目のように宇宙船の中で孤独と恐怖と戦う、というホラー要素がほとんどなくなり、コロニー惑星で大量エイリアンとドンパチ、という路線変更ですが、しっかりと前作からの流れを汲んでおり、登場人物についても個性的な人たちばかり、今見ると古めかしい「ハイテク」機器や、重火器、それぞれの場面を盛り上げるスコア等々、上げれば好きなポイントはいくらでもあげられます。 この作品のような作品はそれこそ、これ以降も星の数ほど作られていますが、未だ超えることのできないSFホラーのマスターピースのような作品の一つだと思います。 [ビデオ(吹替)] 9点(2021-05-31 21:45:27) |
51. エルム街の悪夢3/惨劇の館
《ネタバレ》 脚本にフランク・ダラホンが参加していたり、メイクにマッド・ジョージ、出演でローレンス・フィッシュバーンに主題歌ドッケンというやたらと濃いメンツ。 フレディ出生の秘密という、シリーズのキーとなる設定もさることながら、1作目のヒロイン・ナンシー&親父が再登場と云うことで一応これが正式に続いている作品なんでしょう。 中盤までは少々かったるい展開でしたが、後半の夢の世界でのギミックや現実世界での骸骨フレディとの対決など、なかなか楽しい展開があるので結構楽しめました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-07-11 02:47:04) |
52. ザ・フライ2/二世誕生
《ネタバレ》 これ単体ではそれ程悪い作品ではないと思います。 ボーイ・ミーツ・ガールあり、わんことのささやかな友情物語あり、必死の逃走劇あり、そして阿鼻叫喚の大虐殺あり…。 しかし名の知れた作品の続編という時点である程度過度の期待を寄せられるわけで、無理とは判りつつ観てしまうのです。 厳重な警備下の筈の区画なのにちびっ子マーティンがいとも簡単に潜入できたり、テレポッドが本来の用途からかけ離れた用途で悪用されそうになっていたり、後半にいたっては単なるモンスター映画と化しているも…。 まあ、わんこの伏線が活かされていたのは嬉しかったですが。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-30 04:50:38) |
53. ザ・フライ
《ネタバレ》 クローネンバーグの作品として考えれば特に普通の作りをしていると思いますが、オリジナルが古典的なホラーというかミステリーの手法だったのに対しこちらは徐々に変身をしていく博士の心境や身体的変化を丁寧に描いており、また別の傑作になっております。 無論、特殊効果は単なる被り物にしか見えなかったオリジナルと比べれば雲泥の差、しかし安易にすべて見せてしまうのではなく、究極の変身は終盤という描写は、最後の最後で蝿男の頭が出てくるオリジナルと同じく衝撃度抜群。やはりここがちゃちにならない理由でしょう。 嫌悪感を抱く人もいると思いますが、これで嫌悪感を抱くということはある種の褒め言葉でしょう。でかい蝿を見て尚何も感じない人なんていないだろうから…。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-30 04:38:34)(良:1票) |
54. 狼男アメリカン
《ネタバレ》 同年に公開された「ハウリング」と何かと比較されがちですが、とにかく、リック・ベイカーによる狼変身シーンは圧巻。 近年では「ウルフマン」でも仕事をしていますが、この時代の特殊メイクが自分には肌に合っているようで…。 物語は、冒頭は正統派ゴシックホラーの趣ですが、舞台をロンドンに移してからはどちらかといえばブラックユーモアを交えた作風になります。 登場する度に腐敗が進んでいく友人や、主人公に殺され、亡霊となってこの世をさ迷う羽目になった犠牲者たちが一堂に会す場面はなんともいえない場面です。 全般的に、それ程じめじめしない物ですが、テーマは結構陰気、そしてラストシークエンス(ロンドン市内でのクラッシュは結構見ごたえあり)で一気に現実に突き戻されるように唐突に終わるので、もう少し余韻を大事にしてほしかったですねぇ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-20 02:33:55) |
55. ヴィデオドローム
《ネタバレ》 冷静に観るとさっぱりなストーリーですが、元々クローネンバーグって御方は突拍子もないストーリーを強烈なインパクトと独特なグロテスク描写で強引に引き込んでいく人ですのでこれでいいのです。 そもそも、血管の浮き出たテレビやらウニョウニョ動くビデオテープなんてもの、この人くらいしか考えないであろうといった感じで、シュールでありグロテスクですが、不思議と嫌悪感はそれ程感じません。 ビデオ、メディアの有する有害性、中毒性を変わった視点で描いた作品として傑作の部類に入るでしょう。ただ万人受けはしないでしょうが。 というより、こうした作品を観続けている人は、すでにビデオドロームの世界に逝っちゃってるのかもしれませんね。自分含む。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-20 02:16:46) |
56. 幽幻道士
《ネタバレ》 個人的には「幽幻道士」よりも「キョンシーズ」のタイトルの方がしっくりくるクチでして、霊幻道士共々小さいころ何度も観返した作品です。 霊幻~が大人向けのゴースト・ストーリーならこちらは子供むけのゴースト・ストーリー、と云った感じでしょうか。 カンフーアクションもさることながら、登場人物の掛け合いやキョンシーの魅力など、あちらとはまた違った面白みがありますし、何よりやはりテンテンとチビキョンシーの可愛さに尽きるでしょう。 しかし、一番印象に残るのがどう聴いても「はとぽッぽ」なテーマ曲だったりして(笑) [ビデオ(字幕)] 7点(2011-03-12 22:45:30) |
57. 第七の予言
《ネタバレ》 この題名、そして黙示録というテーマということで、「オーメン」のようなオカルト映画を期待してみると見事に外れます。 ハイチの海での魚の死や、イスラエルでの雪に閉ざされた村など、前半、というより冒頭はかなりいい雰囲気を出しているのですが、デミ・ムーアが出てきてからは現代劇になってしまい、少しトーンダウンします。 それでも、デミが真相に迫るシーンと黙示録の予言が交差する作風はなかなか緊張感があるのですが、その予言自体の描写が小ぢんまりしたものに見え、どうにも終末観が伝わってこないのも事実。 最大の欠点は、日ごろから新旧の聖書及びキリスト教の教義に触れる機会が少ない我々にはあまり実感がない、というところでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2011-03-12 21:18:21) |
58. カリギュラ
本名はガイウス・ユリウス・カエサル・ゲルマニクスといって、カリグラ(カリギュラ)とは彼が幼少の時に軍隊が付けたあだ名で【兵隊靴の坊や】という意味です。見ての通り、マルコム・マクダウェル、ピーター・オトゥール等の一流のスタッフを動員した歴史ポルノ大作ですが、実際のカリグラ帝も即位後すぐに患った大病によって精神を冒され、その後溺愛していた妹の死によって狂気がさらにエスカレートした狂人だったので、このような作品になるのは当然だし、その点については上手く彼の狂行を表現できてると思います。この後、彼の妹の(小)アグリッピナが、後に暴君としてその名をとどろかせるネロを生んだというところが、歴史の面白みを物語っていますね。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-10 05:14:02) |
59. 少林寺
まず一言。これを見ずしてリー・リンチェイを、いやカンフー映画を語ろうとしていた自分が恥ずかしい!と言う位凄い作品。中国武術界の至宝、リンチェイを筆頭に各流派の達人たちが集い全編通してカンフー!カンフー!カンフー!カンフー!カンフー!の天こ盛り!だれるシーン一切なし、というよりだれていても無理やり引き込むと云うか引きずられていくほどの勢いでもうこれでもかぁ!という位のテンポの速さ&激しさ!ストーリーは典型的な復讐劇だけれどもそんなのお構いなし!純粋にカンフーだけを極めた~といったものでカンフー映画好きにはたまらない1本。今の作品と違ってワイヤーでごまかすような事はしてない(と言っても、ほんの少しは使ってるんでしょうけどね)ので本当の激しさそして優美さをこれでもか!というくらい堪能できる作品であります!今の似非カンフーに飽きた人には絶対お薦め! [DVD(字幕)] 8点(2011-03-10 05:08:26) |
60. フェノミナ
「クロックタワー」やっててこの映画の存在を知り、DVD買いました。久しぶりにホラーって思える映画見れました。アルジェントいいねぇ。ジェニファー・コネリーすごく可愛いし。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-10 05:07:24) |