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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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41.  ポカホンタス
【kiku☆taro】さんのご指摘通り、吹替版が素晴らしい出来栄えで驚いた。湯川れい子の名前は伊達じゃなかった。かなり前に字幕で観てた筈なのに、受けた印象は全然別物でした。特に「カラー・オブ・ザ・ウインド」なんか聴いてるだけで涙が出そうになってくる(母国語の力は偉大だ)。詩と映像が見事にマッチングしてるのにも感心。話の出来を音楽で無理矢理補う力技ではありますが、これもまた映画のテクニックの一つです。今後ミュージカル映画は湯川女史に字幕翻訳して欲しい(間違っても戸田奈津子を使ってはいけません)。という訳で、日本語訳詩に+1点して7点献上。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2005-10-18 00:02:24)
42.  太陽の誘い
孤独に暮らす心優しき“The 40 Year-Old Virgin”の大男と、彼の元にやって来た美しき家政婦が織り成す、少しビターでリアルなお伽話。物語の基本は「美女と野獣」だと思いますけど、それよりも私は「シュレック」を連想した。主人公はシュレック、その友人がドンキー、そして家政婦がフィオナ姫です。主人公は「童貞」という呪縛に囚われ、自分の人生を一歩踏み出すことが出来ない。家政婦もフィオナ姫と同じく人に言えない秘密を抱え、それが彼女の呪縛となっている。しかし「シュレック」同様、呪いを解くのは勇敢な王子様や純真無垢なお姫様のキスではなく、自分自身の勇気。お互いにほんの少しずつ勇気を分け合った二人は、自分で自分の呪いを解き、末永く幸せに暮らしましたとさ…。めでたしめでたし、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-14 00:09:14)
43.  こころの湯
「西洋鏡/映画の夜明け」がタイトル通り西洋からの視点で、変化を正しいこととして捉えていたのに対し、こちらは開放経済によって変容していく北京の下町を舞台に、「温故知新」という東洋的視点で、廃れ行くもの達を愛情たっぷりに描いていく。主人公が新しい中国を体現してるなら、その父親は古い中国、そして弟が、常に時代の変化の犠牲となってきた社会的弱者を体現している。古い中国には居場所のあった弟も、新しい中国では片隅に押しやられるだけ。主人公が古きものの懐の深さを知った時、時代の変化が彼らを追い越していく。これは誰にも止められない。しかし、たぶん主人公は古き中国を内包した新しき中国人として、彼なりに努力していくことと思います。日本人の私にはそれが良く解ります、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-28 00:08:28)
44.  ビヨンド・ザ・マット
WWFが飛躍を遂げたのは、「プロレスはスポーツではなくショーである」とカミングアウトした時。何故そんなことをしたのかと言うと、スポーツ興行よりもエンターテインメント興行の方が税率が安かったから。これにより会社自体が「異業種に移る」という大転換を果たし、運営する事業は全く同じでも、会社の方針としてエンターテインメント指向を明確化することに成功したのです。そう、プロレスはショーなのです。しかし、リングも、技も、強靭な肉体も、パイプ椅子も、流される血も全てが本物。プロレスラーという選ばれし者達は、試合の勝敗とは違う所で命懸けの真剣勝負を戦っているのです(マンカインドの家族が試合を見守る所は、こっちも目を背けたくなった。こんな幼い子達を試合に連れて来ることこそ反則ですよ)、7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2005-07-23 00:09:44)
45.  キリクと魔女
これには中々唸らされました。非常にシンプルなお伽話ではありますが、作品を構成する全ての面に於いて、誰が観ても満足できるハイレベルな品質です。教訓的で少しシュールな物語。ゴーギャンの絵の様な美術。頭の中でリフレインするアフリカ音楽。そして何より、完成された人物デッサンによるキャラクター・デザイン。動き的にはもう少し滑らかにすることも可能だったと思いますけど、このレベルで抑えて、「絵」であることを強調したのにもセンスを感じます。私は特に、一人だけ異様にテンションの低いキリクのお母さんがツボにハマりました。これはお薦めです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-27 00:36:55)(良:1票)
46.  双生児
暗黒舞踏の雰囲気をヒシヒシと感じはしましたが、江戸川乱歩の世界観と塚本晋也のイメージが見事に融合して、それが嫌味にならず、パワフルで独特な作品に昇華してたと思います(たぶん乱歩の方が塚本監督を受け止めたんだと思う)。何とも形容し難いBGM(効果音?)も雰囲気を盛り上げてました。役者も良かった。いつもの無機的な演技に加えて、キレたモックンも中々だったし、そして何よりりょうが良い。この役は彼女以外に考えられない。眉毛の無い顔がこれだけ似合う女優は他にいないでしょう(ま、眉毛があっても怖い顔ではありますが…)。そういうことで、7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2005-06-05 00:06:52)(良:1票)
47.  ミュリエルの結婚
ブリジット・ジョーンズが可愛く見える程、ミュリエル・ヘスロップのダメっぷりに容赦が無いのが凄い。何しろ、一家揃って痛いんです。そして、レニー・ゼルウィガーがスリムに見える程、トニ・コレットの太りっぷりが凄い。細面ながら元々体格の良い人ですけど、もうパツンパツン。で、映画のテーマはお馴染みの「変身願望」。最初のミュリエルは味噌っかすの芋虫。やがて自分の周りを嘘で塗り固めて、マリエルという名のサナギになる。最後にその殻を破って出てくるのは、華麗な蝶ではないですけど、少なくとも成熟した大人になったミュリエル。この辺が最後まで成長しないブリジットとは違う所。アバの楽曲も抜群のセンスで挿入され、物語を彩ります。これは負け犬予備軍の皆様方に、自信を持ってお薦めします、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-02 00:06:16)
48.  リチャードを探して
本作は単に映画「リチャード三世」のメイキング・フィルムではなく、まず初めに戯曲「リチャード三世」を掘り下げる為のドキュメンタリー企画があり、その企画の為に映画版「リチャード三世」を擬似的に、且つ本格的に製作し、その過程を取材しつつ一本の映画を作り上げていくという、これは何と言うか、手段の為に目的を設定すると言うか…、正に実験作という肩書が相応しいドキュメンタリー作品です。優秀なドキュメンタリーに備わる、ある種のミステリー的面白さが本作でも充分味わえたので、アル・パチーノの「実験」は一応成功したものと思われます。特に編集の切れ味は抜群(この作業は大変だったと思う)。「戯曲の真の理解者であり、民への伝達者は俳優である」という、役者馬鹿的主張も気持ち良いです、7点献上。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-13 00:10:00)
49.  運動靴と赤い金魚
ここまでの貧乏暮らしは経験ありませんが、ほんの30年前は日本でも服一着、靴一足買うのは中々大変でした。1950~60年代の邦画にも、名も無く貧しく、しかし美しく健気に生きる子供達は多数登場しています。当時はユニクロもABCマートも無かったし(地方にはユニクロはあったかな?)、馬鹿親(しつこいようですが親馬鹿ではない!)がブランド子供服を買うのに109-②に並ぶなんてのもあり得ません。最近の人は本作を観て目から鱗かもしれませんけど、日本もこんな家庭が珍しくない時代を経て現在に至っているのです。とにかく、物は大切にしましょうネ、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-09 00:37:09)
50.  白い風船
イランの首都テヘランで、7歳の女の子が傍から丸見えのガラスの金魚鉢にお札を入れて買い物に行くと、どーゆー目に遭うのかを描いたイラン版「はじめてのおつかい」。私的な印象としては「あの子を探して」に近いものがある。それは人間のサヴァイヴァルであり、生きることの正しさ。その前では、我々が常識だと思い込んでる甘っちょろい「善行」など意味を成さない。全くもって【ひのと】さんの書かれてる通り。それにしても、「運動靴と赤い金魚」と全く同じ設定なのには驚き。貧しい家族の住む集合住宅の中庭には池、そこには金魚が飼われ、主人公は幼い女の子と兄。これは何かのシリーズなんでしょうか? あと、タイトルの「白い風船」というのも解らない。コーランに登場する何かを象徴してるんでしょうか? 7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2005-05-09 00:36:45)
51.  金融腐蝕列島[呪縛]
バブル後の日本経済の暗部を描く、社会派硬質エンターテインメント。日本全体を揺るがしかねない経済、政治、司法の重大事が実の所、精々半径500m程度の非常に狭い地域で、局地戦の様相を呈していることを示したタイトル・バックが秀逸。登場するジャーナリストが日本経済新聞等ではなく、ブルームバーグ(でしたっけ?)の記者というのも、リアリティと共に日本のマスコミ自体の透明性の低さを提示していて痛快。頭取(会長でしたっけ?)のキャラクター設定や、クライマックスの株主総会の展開等には予定調和もありましたけど、スピード感溢れる演出で、私は最後まで充分に楽しめました。やはり日本経済の再生は老人には任せておけませんね。原田眞人監督共々、ホリエモンにも更なるエールを送りつつ、7点献上。
7点(2005-03-24 00:07:41)
52.  ユンカース・カム・ヒア
全く無名の作品ながら、まず、その余りにも高いクォリティに驚いた。シンプルな線で表現される動画のリアルなディティールと、水彩(パステル? クレヨン?)で統一されつつ生活感のある背景美術。そしてストーリーは、親にも子にも訴えかけてくるであろう普遍的テーマ(少し「点子ちゃんとアントン」風ながら、親が涙を流しながら子供を抱き締め、「私を許して!」等と叫ぶ安っぽい展開じゃないのが何より「素晴らしい」)。なぜ少女の犬が喋り、突然喋らなくなるのか? 彼は果たして奇跡を起こしたのか? こういった物語のポイントが、ラストでストンと胸に落ち着く良作です、7点献上。
7点(2005-03-04 00:05:51)
53.  シャンドライの恋 《ネタバレ》 
愛する男と、愛する男を助ける為に全てを投げ打った男。とことん説明を削ぎ落とし、タンディ・ニュートンの日常を追っただけの官能的映像で描き出される、一人の女の心の揺らぎと究極の選択。この映画を観た一人一人はシャンドライとなり、彼女と共にそれぞれが結論を下さなければならない。これは観客にとっても正に「悩ましい」状況。しかし、シャンドライの家主に対する気持ちは、果たして邦題通りの「恋」と呼べるのか? 彼の行為は無償の愛でも、その結果は金で女を買うことと何処が違うのか? ここを突き詰めれば自ずと結論が出る筈です、7点献上。
7点(2005-02-15 02:21:18)
54.  ロッタちゃん はじめてのおつかい
本っ当に他愛も無い話の羅列を、キャラクターの魅力だけで見せきる奇跡のスウェーデン映画。四六時中しかめっ面を作り、時には激しく癇癪を起こし、頭の回転が速く小生意気な口を利き、生まれた時からずっと反抗期だった様な愛想の無い5歳の女児が、信じられない位に可愛く魅力的。家にもロッタちゃんが一人欲しい。実際のスウェーデン社会がどんなものか知りませんが、町中の全員がロッタちゃんと知り合いで、5歳の幼児が暗くなってからも一人でお遣いに行けるというのは、完全なファンタジーだと思う。そういう意味で、これも一種のファンタジー映画ですね、7点献上。
7点(2005-01-16 00:05:20)
55.  キャラバン(1999)
伝統と継承、そして革新の中から初めて受け継がれる伝統を、ヒマラヤの大自然に抱かれて生きる山岳民族を通して描く。もちろん地味なテーマではありますが、地味な映画だと思ったらこれが大間違い。この映画の本当の主役はヒマラヤの大自然そのもの。観る者を飲み込んでくる様なヒマラヤの雄大で荘厳美麗な景観は、どんなハリウッド大作の特撮も作り出せない問答無用のスペクタキュラー。「アラビアのロレンス」に匹敵すると言ってもいい映像を体験する為だけでも、本作を観る価値は充分ある。世代交代の軋轢の物語も、共感を持って観ることが出来ました、7点献上。
7点(2005-01-05 13:34:31)
56.  秋菊の物語
一人の農村主婦の頑なな行動を通して、当時の中国の近代化の現状を包括的に、そしてユーモラスに描いた佳作。一般的な国民の暮らし、一人っ子政策、先富論に引き裂かれた都市と農村、そして本作の僅か三年前、天安門で市民を武力弾圧した国とは思えない程の民主的法整備等が淡々と描かれていく。秋菊自身の物語の結末は少し皮肉なものでしたが、舞台となる中国の近代化自体に賛否の視線は無く、そのまま提示されていた様に感じました(詳しくないですケド)。既に10年以上前の作品となってしまいましたが、これは中国社会の勉強にもなると思います、7点献上。
7点(2004-12-28 01:35:02)
57.  紅夢
寒色の中に暖色を灯すお馴染みの色彩設計で表現される、秩序の中の混沌。(キューブリック風の)シンメトリーとパースペクティヴを意識した構図で表現される、広漠の中の閉塞。平安な日常で繰り広げられる権謀術数、笑顔の裏にある悪意、初心な女の持っている激しい気性…。封建時代(1920年代?)の中国に生きた女達の悲しい運命を描きながら、映画は表層的に見える物とは正反対の資質を暴いていき、そこに普遍的なテーマを浮かび上がらせる。作り込まれた過飾な映像は好き嫌いが分かれそうですが、私は大変好みの映画でした。菩薩の顔をした蠍は怖い、7点献上。
7点(2004-12-28 01:34:24)
58.  CURE キュア
これは面白かったし、非常に解り易かった。溜めの無い殺人シーンはとにかく衝撃的。BGMもカット割りも無く、淡々と、いきなり人が殺されていく。手持ちカメラによる、うざったくない(且つ、俳優の動きと構図を良く考えた)カメラ・ワークも良い。言葉遣いは丁寧ながら、のっけから危険人物っぽい役所広司の演技も秀逸。そして、不安感を煽る全編に響く重低音。これは全て演出の勝利でしょう。黒沢清の映画は唯でさえ解りにくい作りなんだから、話まで解りにくいと、本当に訳が解らないで終わってしまう。彼の作品は、このくらい解り易いストーリーの方が断然良いと思う、7点献上。
7点(2004-11-03 12:33:38)(良:1票)
59.  橋の上の娘
一見オシャレなアート系映画に見えながら、物語の骨格自体は、もの凄くオーソドックスなボーイ・ミーツ・ガール型のラヴ・コメディ(そう、「コメディ」なのです)。それが旅芸人という設定でファンタジックなロード・ムービーに仕立てられた上、男女の役割を逆転することで斬新なラヴ・ストーリーにもなっている(彼女は尻軽でも淫乱でもなく、「ビビビッ」とくる運命を探してるだけ。だから彼女は口説かれないで、常に口説く側なのです)。シンプルで美しいモノクロ映像に反し、音響が高度に作り込まれていたのも嬉しい。オーソドックスなラヴ・コメらしい予定調和のラストも嬉しい。そして、薄幸そうな歯の隙間から漏れ出てくる、ヴァネッサ・パラディの愛くるしい色香が独特の雰囲気を作っている。これはかなり「新しい」映画です、7点献上。
7点(2004-10-13 23:17:03)(良:1票)
60.  ジャンヌ・ダルク(1999)
これ、リュック・ベッソンの最高傑作じゃないですか(気軽にテレビで観たからそう思うのかな?)。私とはどうにも肌の合わなかったベッソンの馬鹿っぽさが、本作では超エキセントリックな主人公・ジャンヌに集約され、彼のセンスが破綻することなく発揮されていると思います(効果としては押井守の「うる星やつら2/ビューティフル・ドリーマー」に近いかも)。聖処女と言うよりも狂女といった感じのミラ・ジョヴォヴィッチの容姿と演技も良かった。特にジャンヌが最初に出撃するシーンでは、背筋がゾクゾクしてしまいました。残念なのは、アメリカのレイティングを余り気にしてないくせにハリウッド・スターを使った英語劇にしてしまう等、中途半端に世界市場を意識した企画の方向性。ベッソンはもっと突っ走った方がいいヨ、7点献上。
7点(2004-10-13 23:16:20)
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