41. ハムレット(2000)
舞台を中世デンマークから現代ニューヨークへ移し、王国をメディア最大手の会社に、王子を御曹司に…と言った風に「いつの時代もシェイクスピア」(時代背景・国籍問わずストーリーを当てはめられる)を証明するかの様な今風バージョンとなっています。『ハムレット』の映画化にしては、かなりイイ線行ってると思うんですが、残念ながら…正直言ってちとマニア受けかも?シェイクスピアに馴染みない人を如何にシェイクスピアに惹き込めるか?と言う点では貢献できないかな。殆どの登場人物が厭世主義者ってのも一般向きじゃないのかもしれないけれど。個人的に、オフィーリアが(ハムレットを裏切る形で)父親の言いなりになっちゃってる自分が嫌!って涙を流すシーンは新鮮だったろうと思う…今まで原作通りに何の意志も持たない女の子に描かれてきてたもんね^^;ちなみにハムレットと逢引きの場にて、落とした手紙をポローニアスに読まれてしまう設定にしたのは上手い♪と思いました。あ、あと…尼寺シーンでも非常に心憎い演出が!隠しマイクが見つかったが為に裏切りがバレて、ハムレットが彼女に失望する…初めての観客でも、彼の態度の一変について理解る様にしたのは功績モノと思います^^皆に対するハーブの当てつけも、趣味の写真で行うのは意外で面白かったデス。フォーティンブラスは機内とニュース番組のテロップ画像でちらっとしか触れられてませんでした。デンマーク社とはライバル会社的なIT業界大手のノルウェー社の御曹司として登場させて欲しかったなぁ…原作みたく、遠巻きながらハムレットとの友情を絡めて、とか。もっと叔父に壮絶な復讐を遂げて欲しかった気も^^;(絶対ビルの屋上から落ちると思っていたのたになー) 8点(2001-10-09 11:18:21)(良:1票) |
42. ピアノ・レッスン
マイケル・ナイマンの切ない旋律(「愉しみを希う心」は名曲♪)に惹かれる様に観た映画です…セピア色の映像が美しい。 7点(2001-10-09 11:15:56) |
43. ジャンヌ・ダルク(1999)
後半のストーリーは事実に基づいている為に薄くなってしまうのは否めないけど、超男尊女卑の時代にひとり頑張る(「聖人」と言うより)普通の少女って設定が共感できました。切なさが夢の余韻に残っている…☆ところで、これはまさしく「映画館用」の映画ですね。戦場の迫力がTVで観るのとは段違い!!!豪華仕様『ジャンヌ・ダルク-リュック・ベッソンの世界』を買っちゃいました。正直、映画パンフの方は豪華そうに見えて内容は薄かったので、残念だったのです(泣)。しかし、これは…衣装デザインのデッサンはあるし、成長したミラ・ジャンヌと子供時代ジャンヌのお洒落なツーショットあったり(写真集?)となかなか満足♪な一品であります(*^^*)。 7点(2001-10-09 11:13:14) |
44. シャンドライの恋
台詞が殆どないので、表情で演技するんですね、難しそう。ピアノの音色で心理描写する事(まるで『ピアノ・レッスン』の男性版?)もあって、サントラが素敵です。一生懸命な西と南の文化を融合させた音楽って感じの…とにかく心に残る楽曲です。 4点(2001-10-09 11:11:21) |
45. ラン・ローラ・ラン
「プリンセス・ローラ」ってDQ?いえいえ、ノリノリなジャーマン・テクノをバックに、ひたすら走るヒロインが…実はドイツの大きな銀行頭取の娘で、警備員に「ローラ姫」って呼ばれてるから☆ 斬新なアイデアで、話題になったのも頷ける映画でした。僅かなタイムラグで人生が変わるのかと思うとちょっと恐いですが、登場人物がすれ違い方によって全然違う生き方をするのは「運」を感じさせる?まるでゲームブックみたいなので、マルチエンディング(3種類)楽しめます。突然TVから日本語が流れたり、画面がアニメになるので、映像も面白いし。 6点(2001-10-09 11:03:59) |
46. ウェディング・シンガー
ごめんなさい!甘いラブストーリーは好きなハズが、何故だか生理的にダメだった作品です。唯一、ブシェミのアップと歌が良かったので…かろうじて1点を献上^^; 1点(2001-10-09 11:02:07) |
47. クルーレス
心が和む映画…現代版『Emma』? もう数年前の作品なんですが、かなり私好みな服装で一杯なのデス♪ 7点(2001-10-09 11:01:08) |
48. タイタス
ただ、ただ圧巻!の一言。何なんじゃ~!あの舞台美術は…。時代背景の無視は意外と気になりません!舞台を意識したエンディングが、『マトリックス』みたいな瞬間冷凍→チルドパック風、なのに目新しさを感じました。頑固親父丸出し軍人のタイタス役にピッタリ☆なアンソニー、最後の茶目っ気たっぷりのコック姿が可愛い~♪ 8点(2001-10-09 10:59:38) |
49. マルコヴィッチの穴
圧倒的な奇想天外さは強烈なインパクトでしたが、やはり気味悪くて…マルコビッチ一族が特定な器になるとゆー事は、社長の姿はジョンの親なのでしょーか?若さを保つアイデアは面白いけれども、矛盾が生じてくるような…^^; 2点(2001-10-09 10:57:58) |
50. リトル・プリンセス
ひたすら痛々しい程にイイコちゃんなセーラに描いてないところが共感を呼びます。インド風よ!って意地悪っ子に抵抗したり…逞しいヒロイン像の方が絶対良いですもん。それにしても、ランドルフ(ミンチン改め)女学院の制服がお嬢様っぽくて可愛いですね☆ 7点(2001-10-09 10:56:06) |
51. エリザベス
当時の状況下において、結婚しない選択をするのが相当凄かった事を思い知らされました…女王って大変ですね^^;映画『クイーン・メリー~愛と哀しみの生涯』と対比して観ると、非常に興味深いです。エリザベス一世とメアリー・スチュアートのどちらを主人公に持ち上げるか?によって、ヒロインとライバルの描き方がまるで違うんですもん^^; 6点(2001-10-09 10:55:02) |
52. 恋人までの距離(ディスタンス)
「映画みたいな恋したい!」と言ったら、真っ先に挙げる作品。頭の良い2人の会話(「魂」の話なんか思わず頭をひねっちゃいますよ☆)は何度聞いても飽きずに感心させられます。半年後、きっと幸せになっているだろう事を願っちゃいました(*^^*)。 10点(2001-10-09 10:53:22) |
53. イングリッシュ・ペイシェント
レイフ・ファインズ&ジュリエット・ビノシュ共演って事で、又も『嵐が丘』を彷彿させる映画が観られるのかな?と期待したのが、そもそもの間違いでした…「不倫」自体、共感できないテーマなので余計にですが何故アカデミー賞なのか?本当に理解不能の作品です。ウィレム・デフォーも地味な役どころでしたね。 2点(2001-10-05 16:56:18) |
54. ソフィーの世界
ヨーロッパの歴史は人間の成長過程と一致する…すごく理解し易い例えだな、と西洋史を勉強するヒントとなりました。他にもシェイクスピアなど有名人を織り交ぜて、ソフィー達が学んでいく様は、観ていて楽しめました♪原作全くを読んでいなかったので、最後のオチは感心…と言うか、「あ~、こーゆう手法も有ったのね!」と目からウロコでした☆ 10点(2001-10-01 16:19:51) |
55. 嵐が丘(1992)
かの地での著者の想像から始まり終わる演出が好きです。原作の全部を映画化したのは初めてと聞いたのですが、もし途中で終わってしまったら…ヒースクリフの世代を超えた復讐劇が見えないですよね。坂本龍一の曲が哀愁漂うイメージで英国の荒々しい土地に合っていました。 10点(2001-09-27 16:10:29) |
56. パリの確率
初フレンチ感覚SF☆とゆー事で映画館に足を運びました…なかなか軽いテンポで楽しめましたデス。主人公と同世代ってのもあるけど、やっぱり何処の国でも結婚に踏みとどまるのは…経済力?って思っちゃいました。サントラもイイ感じでした♪ 7点(2001-09-27 10:18:34) |
57. 冬の恋人たち
昔懐かしのスポ魂モノ?と思いきや、古典的少女漫画風で最後まで飽きずに楽しめました♪ちょっぴり挫折を味わいながらも、元アイスホッケー花形選手&氷のお嬢様がオリンピックで金メダルを目指しつつ、互いに惹かれ合う過程が一筋縄ではゆかなくて…良いです。フィギュアスケート好きなんで練習風景とか垣間見られるのも嬉しかったですし! 10点(2001-09-27 10:04:30) |
58. リスキーブライド/狼たちの絆
ショーンFANの中では一風変わった見方かもしれないですが…私にとっては、ショーンがシェイクスピアの『ハムレット』演じてくれる素晴らしく素敵な映画の印象です(汗)。憂国王子も似合いすぎて…、古典劇にも是非に挑戦して戴きたく熱望中であります! 7点(2001-09-26 12:02:38) |
59. リチャードを探して
シェイクスピアリアンにとって…うっわ~♪な映画って印象デス。アル・パチーノのシェイクスピアに対する愛が感じられました。演劇を作り上げる過程がマニア的に描かれてます☆ 9点(2001-09-26 11:55:26) |
60. 恋におちたシェイクスピア
シェイクスピアリアンの同人誌みたいな『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』のトム・ストッパードが脚本を担当、しかもアカデミー賞を受賞!とゆー事で興味をそそられました。『ロミオとジュリエット』創作秘話?と思いきや、次作『十二夜』に続けるあたり、良い意味でマニアっぽくて素晴らしいです☆ ジュディ・デンチ演じるエリザベス1世の「男性の職業をこなす女性も居る」(…でしたっけ?ウロ覚え)の台詞には思うところ有りました。 8点(2001-09-26 11:51:16)(良:1票) |