41. 必殺4 恨みはらします
グツグツと煮立った醤油みたいな、異常なハイテンションと濃さで突っ走っていく映画。80年代後半の日本の雰囲気がそうだったんだろうけど、いま観たらチトしんどい。 4点(2004-09-07 04:36:38) |
42. 天使が隣で眠る夜
最近、毎日のように「ハードボイルドに生きたい」と考える。朝起きてベッドから立ち上がる瞬間から、常に頭にあるのは「いかにハードボイルドであるか」。一人でいる時も、誰かといる時も、食事をするときも、映画を観る時も、あくびをするときも、全身と精神をハードボイルドに研ぎすませている。 そしてこの映画こそ、邦題からして既にハードボイルドである。ヨーロッパ映画ならではの等身大な息づかい、色遣い。そして語られるのは奇妙で不思議な、友情とも愛情ともとれる物語。嫉妬し合うカップルのようなやり取りが可笑しい、いうなれば天使争奪戦である。何だかんだでハードボイルドな男たちも寂しがりやなんだな、と優しい後味が残る。もう少し男を磨いて、もう一度じっくりと再鑑賞したい映画。 5点(2004-09-07 04:36:15) |
43. 雪之丞変化(1963)
人を斬らずに命を絶つ。うぬぬ、お見事、血を見せないのは役者のプライドか。豪華キャストとは裏腹に派手さは無いが、闇夜に浮かぶ紫が強く印象に残る。まぁ確かに無理もあるが・・・。 5点(2004-09-07 04:35:53) |
44. ロスト・チルドレン
小さい頃、熱が出るとこんな風な夢を見ていた。もの凄くうなされて、目が覚めると汗をビッショリとかいて。 5点(2004-09-07 04:35:06) |
45. 薄桜記
二人の男と一人の女。怨みと時代に翻弄される三角関係が、運命を赤い血に染めてゆく。いつの時代も複雑に絡み合った恋のもつれ、剣豪・中山安兵衛といえどそう簡単には断ち切れぬのだ。 5点(2004-09-07 04:34:37) |
46. ドッペルゲンガー
自分の奥底に確かに存在する、様々な欲求。しかし自らの立場や周りの環境を考えてしまい、それにストップがかかる。そんな押さえ込まれたもう1人の自分、ドッペルゲンガー!もうワケが分からなくなってくる映画だが、後味は良いです。 5点(2004-09-07 04:34:04) |
47. アニー・ホール
なんていうか、1977年のセンスを見せられている気がして所々苦しかった。素直になる、ってのは難しい事すね。映画の開始時刻に2分遅れたから次の回を待つ、って気持ちはよく分かる。 5点(2004-09-07 04:33:47) |
48. 春の日は過ぎゆく
春の日は過ぎゆく。だけど、春が好き。 3点(2004-09-07 04:33:00) |
49. 片腕カンフー対空とぶギロチン(93分版)
この映画を見た人間は2種類に分類できる。つまるところリアルタイムでご覧になった方やバカ映画探求者の方々、そして『キル・ビル』の元ネタとして見る人々。自分は思いっきり後者の興味半分で観た人間で、さらにこういうバカ映画への免疫が薄いため、どういう風に観ていいのか分からないまま風のように終わってしまったというか。面白かったかといえば微妙だが、それでもカルト的人気の理由は分かったような気がする。気に入ったのはガイ・リッチーばりのスタイリッシュなオープニング。 5点(2004-09-07 04:31:38) |
50. 眠狂四郎 勝負
このシリーズは初めて。整った顔立ちでナルシストな狂四郎はあんまし好きになれなかったが、円月殺法は強い。柳生のおっちゃんは何しにきたんだろう? 5点(2004-09-07 04:31:12) |
51. 天下の伊賀越 暁の血戦
親父さんが斬られた事への無念を余り見ることができず、荒木又衛門の怒りがそれ程伝わってこない。その為「忠臣蔵」の様な仇討の達成感は薄いのだが、それでも市川右太衛門さんはラストに見事な立ち回りを魅せてくれる。流石東映、流石日本映画黄金期。叱咤されながら戦う北大路欣也さんはそのまま親子の関係に見えてしまい、何だか微笑ましい。 4点(2004-09-07 04:30:22) |
52. リベリオン
《ネタバレ》 だったら最初っから1人でのりこんでけよ 4点(2004-09-07 04:30:02)(笑:1票) |
53. ソルジャー・ドッグス
ジョン・ウーの真の意味での原点と言える作品。とにかく人肉ステーキが頭にこびりついて、他はあんま覚えていない。 5点(2004-09-07 04:29:42) |
54. サブウェイ
まとまりもバランスも無い、剥き出しの面白さ。ギラギラとしたエネルギーが満ちている。バンドの演奏は何だか分かんないけどスゲェカッコいい。なんでか分かんないけど、こういう興奮は理屈じゃない。映画っていうのは理屈じゃない。 5点(2004-09-07 04:29:26) |
55. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
人間がやってることってバカだなぁ。ハッハッハッ 7点(2004-09-07 04:28:52) |
56. 剣鬼
剣三部作の三作目。様式美溢れる格調高い時代劇。血塗られた運命を背負った男が、剣に出会うことによって孤独を深めていき、そして・・・。 殺陣のスピード、迫力も一級品。美しき風景と流れる血のコントラストも絶妙。そして虚しさの余韻が残る後味。うーん、傑作。 8点(2004-09-07 04:28:38) |
57. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
きっかけは、猛スピードでやってくる。 5点(2004-09-07 04:27:56) |
58. めぐりあう時間たち
俺もハリウッドに行って、ちょっと鼻を高くしてもらいたいな。ちょっとね。 5点(2004-09-07 04:27:37) |
59. 竜馬暗殺
とにかく濃い人物達が幕末という激動のエネルギーを得て、ギラギラとした妖しく魅力的な黒い光を放ちまくる。これは、時代劇の皮を被った青春映画。日本の夜明けに賭けた若者達の物語。 この点数の理由は自分が見たかった映画とは違ったから、ただそれだけ。これは自分が悪いんで、申し訳ないです 5点(2004-09-07 04:27:11) |
60. マルタの鷹(1941)
能ある鷹は爪を隠す、というか、静かに秘められたものが最後に噴出する快感。鷹だけに。 6点(2004-09-07 04:26:21) |