41. フライトプラン
《ネタバレ》 ●「スイッチを押して1秒で爆発する時限爆弾に1点」w ●事前から飛行機の機内構造研究をしていた犯人が対爆弾用個室の存在を知らないということに1点。 ●女の子が誰にも気付かれないまま席まで移動できたことに1点 ●女の子を犯人が誰にもばれないように抱き上げ移動できたことに1点 ●一介の警官が遺体管理の所長とスッチーを買収できたことに1点 ●911直後に手錠を機内に持ち込めたことに1点 ●預け荷物に爆弾と銃を持ち込めたことに1点 ●設定先行で、結局まとまりきらなかったシナリオとはいえ、中盤までその設定に、ただ忠実に、クオリティーと緊張感を与えまくったジュリアの女優魂に3点w ●あの程度の爆破なら、子供の死体が残ることに1点 ●喋りすぎで解釈を強制する心理カウンセラーに1点。 ●できれば後半は、犯人は警官だと思い込ませて、勘違いだったという間をいれておいて、銃に偶然気付いて、頭を超使う心理戦という展開をしてほしかったなあ。 ●友達と観ていたら、観た後の突っ込み大会がたのしそーだなーと しみじみ思ってしまいました。というわけで、映画点数は4点で、初デートに会話がはずむ点数が11点って、ことで♪ [地上波(邦画)] 4点(2008-04-13 05:34:03)(良:1票) |
42. パッション(2004)
私は無宗教だが、啓蒙思想が宗教を愚かとする考えには反対である。 世界の人々の信仰の意味をできる限り理解したいし、敬意を払いたいと思っている。 キリスト教であれ思想哲学なんであれ、賞賛すべき事は、 普遍的な道徳心を社会に提供し、それが何世紀にも渡って文化を築いたという 事実だと思う。 ニーチェは神の名の元に善意的な思考をすることは、負け組みの正当化に過ぎないとしたが、 善意的な思考を正しいと信じてくれる社会が存在することは心救われる気持ちになる。 私はキリストが拷問される姿を観て嘆き悲しむマリアの姿に心打たれた。 キリストが拷問される姿には恐怖は感じても悲しみは湧かなかった。 しかしクリスチャンの方だろうか、すすり泣いている方がいた。 この差が宗教なのだろうか。 しかし考えてみたら、幼い頃からクリスチャンの方は 週一のお祈りでキリストに会っている。 私とキリストに対する親しみと愛が違う。 表現が悪いと思われるだろうが、もし、このキリストが ドラえもんだったら、私はドラえもんが拷問される姿に泣くと思う。 ドラえもんが拷問される姿に泣くのび太に泣き、しずかちゃんに泣き、 裏切るスネオに泣き、あの人を知らないと叫ぶジャイアンに泣くだろう。 不謹慎な例だと思われるだろうが、幼い頃から親しんでいる 一種偶像としてドラえもんは私にとって神聖な存在であるらしい。 もちろん実際に会ったことがあるわけではない。 毎週のびたに説明するドラえもんの小言。説明。思考。 完全とはいえないが、のびたにより良くなってもらおうという愛がある。 聖書もこれに似ている。 ようは話を聞く側は、話しての愛をどう受け止めるかなのだ。 正しい間違っているはたいした問題ではない。 さて、ところで、パッションを観て癒されたという人もいたらしいが、 それは何故なんだろうか。 こればかりはドラえもんではわからない。 ドラえもんが生き返った映像があっても私はそれは気休めにしか思えない。 この先はそれこそキリスト教の世界なのかな? 4点(2004-06-29 01:20:37)(笑:4票) (良:4票) |
43. タイムマシン(2002)
やっちゃいましたねー(笑)。 もっと何とかなるはずだった作品。特にはるか未来の部族の表現が。あれではインディージョーンズに登場し得る感じ。 4点(2003-11-16 02:27:26) |
44. シカゴ(2002)
映画館で観るべき作品だったのでしょうね。DVDでは耐えがたい。 それに本物のブロードウエーの「シカゴ」の宣伝を何度も観てしまっていたので、出演者のダンスが物足り無く感じました。 4点(2003-11-16 01:32:25) |
45. バニラ・スカイ
話題になった割には何も新しくない様な。最後、トムが目覚めてどうなったのかに 全く興味ない自分に気づいて、この評価が適当かしらん。 4点(2003-11-15 05:22:05) |
46. コール
《ネタバレ》 エロの前半に 暴走の後半。 最初のシーンで「子供を殺さない」と態々告げるのは 緊迫感を最初から半減させる。 何の為に入れたのかしらん。 描きたかったのは、 ベーコンとセロンのエロシーンだったのでは。 セロンが受諾すればむしろ違う展開を描けていたのでは? ところがスポンサーサイドからこういったエロに 反論がありまくったので、 結局諦めて支離滅裂になったのではと 勝手に推測。 旦那が医者という設定も、 まさか筋弛緩剤を撃つためだけとは思えない。 医者があんなものを持ち歩いていると スタッフサイドは本気で思っているのかしらん。 あ、そっか。 奥さんもかばんの中に当然のように メスを入れていましたもんね。 しかも素で(笑)。 さすが元看護婦。 怖い夫婦だ。 ありえない。 自宅でこの夫婦はいったい何を繰り広げているのだろう… 3点(2004-07-31 06:19:54) |
47. ワンダー・ボーイズ
じらされた。笑いを待てど笑えず、共感を待てど共感せず。ダグラスとマクドーマンドや女学生とではオーラが違い過ぎるが、ダウニーとマグワイアは妙なお似合いっぷり。俳優選考者はゲイですか? 3点(2004-05-08 04:52:17) |
48. ボウリング・フォー・コロンバイン
アメリカもこのドキュメンタリーも同じ匂いがして気持ち悪い。というのが正直な感想。田舎町と都会があったら、都会の方が犯罪は多いっていうけれど、どこもかしこも都会魂の塊の様なアメリカ人社会。メディア云々のせいというよりも前に、メディアすらもわけがわからなくなっている思想性に問題があるのではないかしらん?って別にリベラルが悪いって言っているのではなくて、常に正義と悪が二極化している、絶対正義を常に自分サイドに置こうとする自己満足的賢者性が結果的に愚劣化してしまった究極の結果ではないかしらん。丁度今回の戦争みたいにね。物事を全て極端に走らせるのは心の弱い証拠。このドキュメンタリーの結論も話の展開も全て極端。アメリカも同じ。全てが全て極端に行き着いてしまえばそれが究極の答えかしらん?自己制御と自己責任の間にバランスがどれなくなってしまった、まるで子供の様な社会の結果に感じる。監督も同じ精神レベルの上から物事を話している。批判される側もする側もアメリカという社会から外れた人間から観ていたらまさに同じ人種(カラーって意味ではなくてね)に感じる。うっかり核爆弾スイッチっていうのがありうる国なんだなーと観ていて本気で地球の将来を愁いてしまった。 2点(2004-01-03 12:46:42)(良:1票) |