41. キラー・ジーンズ
ちょっとだけ観て寝ようとしていたのが最後まで目が離せず。人気アパレルショップの新作ジーンズが発売前日の準備に追われる店員を次々になぶり殺しにするシーンはどれもエグい。 だけでなく、 見た目爽やかながら出世しか頭に無い極悪店長の下で横の繋がりが無い上下関係のみの職場に現実味があり、ジーンズ達の犯行動機が絵空事とは思えない考えさせられるもので、キラートマトとは段違いの出来映え。 尺が短いのは好感ながら強制終了のような結末が惜しいところ。あと一ひねり欲しかった。 珍作にして良作な一品。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-10 03:05:46) |
42. コーダ あいのうた
《ネタバレ》 オスカー作品賞以外の知識無く。傍から見て大変な暮らしでありながら、大変ヅラせず瑞々しくキラキラしているルビーを演ずるエミリア・ジョーンズが素晴らしい。ルビーを気遣う両親と兄もさることながら、V先生がMIP。音楽への熱い思いを持っての筋の通った物言いに教師かくあるべしであり、わざと間違えるところに胸熱にさせられました。 ルイーズ・フレッチャーがオスカー受賞の際、手話で両親に「夢を持つことの大切さをあなた方から教えて貰いました。あなた方は夢を叶えた私を見ています」涙ながらに語りかけるシーンを思い出しました。 劇場鑑賞を諦めたのを後悔する良作です。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-09 23:13:01) |
43. スティルウォーター
《ネタバレ》 父親がフランス人親子のアシストを受ける展開がご都合主義に過ぎ興に乗れない。結末が親もクズなら子もドクズ、善良な母と娘を裏切り特にいたいけなマヤの心を傷つけたのが許し難い。別れに際してのビルの涙に「アホか!」白ける事この上なく。近年まれに見る胸糞作品でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2023-03-29 16:41:13) |
44. わたしは最悪。
仕事とつきあう男を取っ替え引っ替え自分に正直に生きる30歳ユリア。自由奔放な生き方の何処が最悪なのか分かりません。 いろいろな選択をしながら歳を重ねる事を思わされる作品。生理的に汚いシーンが多かったのが難点。 [DVD(字幕)] 5点(2023-03-19 01:02:47) |
45. ガンパウダー・ミルクシェイク
《ネタバレ》 書籍の中の武器に高原由紀を思い出したのは私だけでしょうか。 監督はひょっとしてコミックを読んだのでは・・・ 他愛ないお話でしたが切れ目無いアクションを楽しめました。男性陣がスタンフィールドっぽい奴以外軒並み雑魚キャラなのが残念ですが、ミシェル・ヨー&アンジェラ・バセットの活躍がオバチャンの目には輝いて見えました。 三味線屋勇次のような荒技はリプレイタイムでありました。 [DVD(字幕)] 7点(2023-03-03 16:46:51) |
46. おもいで写眞
身につまされるお話でした。 世渡り下手のゆうこチャンと彼女を支える一郎君 水を得た花のようなお爺さんお婆さん達 皆に幸多かれと素直に思えるエンディングでありました。 良作です。 [DVD(邦画)] 7点(2023-02-27 16:44:49) |
47. ゴヤの名画と優しい泥棒
《ネタバレ》 崇高(?)な動機があったとしても名画泥棒は犯罪行為。罰を甘んじて受け入れたら惚れたのですが・・・ 真相が分かっても考えは変わらず。 お目当てヘレン・ミレンは冴えないにも程があるオバチャン役を何故引き受けたのか疑問でしたが、 彼女のツッコミに段々とこの夫婦が英国版人生幸朗・生恵幸子ご両人に見えてきてなかなかの味わいでありました。 実話というのに100へぇです。 [DVD(字幕)] 4点(2023-02-05 23:53:55) |
48. オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体
実話だというのが信じ難い奇天烈軍事作戦に興味津々だったのですが、映画としての脚色と思われる男女三角関係に熱が醒めてしまいました。ナチス側の視点が無いのでサクサクと進む作戦に盛り上がれなかったのも痛いところ。お目当てコリン・ファースが役作りなのか知りませんが体も顔までも弛んでいてショックを受けたのも残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2023-01-01 23:04:03) |
49. 355
捻りを効かせて盛り上げようとする意気込みは感じられるものの、肝心な部分で無理筋ある脚本が何だかなぁ。しかし、女性エージェント5名の奮闘は華があって白ける事無くそこそこに楽しめました。ミラ・ジョヴォヴィッチやオルガ・キュリレンコが入ってしまうと美味しいところを皆持っていきそうなので、本作のキャスティングはナイスかと。 [DVD(字幕)] 6点(2022-12-28 22:33:56) |
50. 最後にして最初の人類
20億年という時の流れに気が遠くなりそうです。100年にも満たない一生の取るに足りなさと価値を思うところです。壮大なスポメニックと幽玄な音楽、秋の夜長、癒やしの一時でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-22 10:34:56) |
51. 水を抱く女
《ネタバレ》 予備知識無しで鑑賞。「裏切ったら殺すわよ」にスパイ、サスペンスものを思わせ期待が高まったのですが。 ロマンスにミステリー要素があるお話。ん・・・大の男が無抵抗なんて・・脳死のはずが・・?????・・・ワケワカメでお開きとなり唖然。男女とも結構身勝手なところに苦笑。 ドイツ人気質を感じる都市計画話に+3点 不覚にもウンディーネがオンディーヌをモチーフにしているのを知り、「そういう事ね」+2点。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-11-21 16:32:00) |
52. アナザーラウンド
今井雄太郎投手を思い出しました。 4人の高校教師が一応論理的ではあるものの、お酒に頼る姿に共感できず。 料理と共に美味しく戴くだけだと思っています。 眩しかった男4人の友情模様に加点。肩の力の抜けたマッツ・ミケルセンもまた良しであります。カッコいい! [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-13 00:45:14) |
53. 時の面影
発掘発見に纏わる話は興味深かったのですが、リリー・ジェームズの安い不倫話に水をさされたのがとても残念。不要なエピソードで丸ごとカットで良かったかと。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-25 00:57:13) |
54. アフリカン・カンフー・ナチス
《ネタバレ》 ヒトラーと東條英機はガーナに逃れて生きていた。ガーナでドイツ&大日本帝国を再興を目論む・・・・・って何言うとん。何でガーナやねん。ガーナアーリア人て何やねん。ヒトラーもそうやけど、東條英機の言動が目も当てられんしちっとも笑えんわ。て言うかアカンやつやで。ただのカンフー映画やったらインパクト無いからこんなアホみたいな話思いついたんやろか? 字幕が関西弁っていうのが最大の謎やわ。 [DVD(字幕)] 2点(2022-08-27 03:56:10) |
55. キネマの神様
沢田研二出演以外の知識無く。小中学生時分大ファンで「勝手にしやがれ」でレコード大賞受賞した時は、舌打ちする両親を尻目に感激に浸ったものです。「時の過ぎゆくままに」と共にカラオケレパートリーに入っております。何十年かぶりに接した姿に絶句。若き日の妖艶さが失せて妖怪(ごめんなさい)のようなお顔と体型。嗚呼・・・・お芝居は見れない事は無いといった感じ。 志村けんさんの代役だったのだそうで。ドリフの少年少女合唱隊早口言葉での二人を思い出しました。 松竹100周年記念に相応しい山田洋次監督の手堅く尚且つ万感の想いが籠もっているかのような良作にしみじみさせられました。 [DVD(邦画)] 7点(2022-08-15 19:42:26) |
56. アンテベラム
《ネタバレ》 エデンの子孫がヴェロニカなのか? ブレイク将軍がスマホ??? 激しく混乱したまま迎えたラストの「アンテベラム」に時間軸が同じな物語だったというのに無限へぇ!! と共にいくら何でもな差別思想に無理筋を感じた(-1点)ところです。 [DVD(字幕)] 7点(2022-08-12 22:57:31) |
57. カムバック・トゥ・ハリウッド!!
《ネタバレ》 モーガン・フリーマン≧デ・ニーロ>>>>トミー・リー・ジョーンズ>バタースコッチ(馬) 穏やかな人格者をかなぐり捨てたフリーマンのキレ芸のドスの効き具合に惚れ惚れ。 映画ビジネスの悲哀をチョッピリ効かせた大らかなコメディが実に心地よかった。 素晴らしい演出・脚本が「ミッドナイト・ラン」の脚本家によるものだったというのに無限へぇ、デ・ニーロとは旧知の間柄だったのですね。 「「死の接吻」みたいに階段から突き落とせ」等色んな作品に触れられているのが嬉しい中で、デ・ニーロの「クロード・レインズがジョン・ガーフィールドを・・・・・作品を知ってるか? 俺は好きだ」がと~っても嬉しい。デ・ニーロも観たのかな。 安易に頭数そろえりゃいいではなく、レジェンド達がしっかりした脚本によって映えている秀作でありました。 [DVD(字幕)] 8点(2022-07-29 16:51:23) |
58. みをつくし料理帖
福團治師匠に演じてもらいたい人情話。石坂浩二を初めとして角川春樹の引退花道を飾ってあげたい心意気が見えたキャストの好演に時の流れも感じました。失意の澪に届けられた雲外蒼天はいけません。号泣一時停止とあいなりました。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-07-26 15:04:13)(良:1票) |
59. ザ・ファブル 殺さない殺し屋
堤真一の怪演は目を惹きましたが、恨みが主となったスケール感の小さな争いに盛り上がれず。カーアクション及び団地での攻防は邦画とは思えない派手さ(+2点)ではありますが、現実離れにも程があり盛り上がれず。う~ん残念。脇役のキャスティングが重要な作品に思えました。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-06-25 19:56:28) |
60. スーパーノヴァ (2020)
「アリスのままで」「母の身じまい」が浮かぶ、認知症、尊厳死を考えさせられる作品。ファーストショットでコリン・ファースとスタンリー・トゥッチの関係が提示される。実際に同い年で「謀議」共演以来の親友という還暦過ぎの熱愛模様を静かに見せてくれる。ずっと一緒にいたいと願うファースに最悪の結末を覚悟したのですが。あぁ・・・・・。 品良くまとまっているものの、踏み込みが浅い物足りなさが残念なところです。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-01 16:42:17) |