41. アドレナリン・ブレイク
期待しないで見ると、なかなかシリアスで見応えがありました。アメリカ版でしたら、ジョディ・フォスターが適役であろう作品。作品内は気の強い女性ばかりで、ちょっと怖いですね。勘違いの復讐劇で、復讐に暴走した主人公・・・やっと犯人まで辿り着いたのに、子供の誤発砲となると、怒りの下ろしようがない後味の悪さ。作品終盤まで、リアリティのある作りだっただけに、マーラとの一騎打ちの際の見え見えの空振りパンチでの攻撃にはちょっと冷めましたね。それとアビーに殺させる為だけに、今まで疑わしき人物を抹殺し続けてたレベッカが殺さずに生かしたあたりが、ご都合主義な感じがして嫌ですね。無名の映画の割には、クオリティが高いので、オススメです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-28 17:11:20) |
42. ロング・ラン 栄光の54マイル
《ネタバレ》 南アフリカの作品はそう見ることはないけど、アーミン・ミューラー=スタール主演ということで鑑賞。特に見所はない。ただ、素人の出演者を起用している割には、突っ込みどころはあまりなかった。不器用でマラソンしか見えないコーチのスパルタ教育の中で、クリスティーンが反抗しだすのもよく解ります。淡々と話が進んでいきますので、面白味はありませんし、コーチの難しい性格もあり感情移入はできなかったのが駄目でしたね。有名な作品でもありませんし、特にオススメはしません。余談ですが、砂漠の中で86㌔って、過酷すぎますよね。そう考えると42.195㌔が容易く思えてきます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-16 21:46:49) |
43. ワイルド・レンジ 最後の銃撃
《ネタバレ》 あまり進んで見ることのない西部劇。今回は比較的新しい作品なので、若者でも見やすいかなと思いながら鑑賞。画が明るくて、シンプルなストーリー。確かに見やすいです。チャーリーの早打ちはカッコイイし、ラストの打ち合いもなかなか楽しめた。でも、間延び感が強く、途中ちょっとだれます。どうも、西部劇に出てくるの警官は汚職警官が多い気がしますね。復讐劇という設定も弱いと思います。特にモーズに対しての・・・。個人的にはいまいちだったので、あまりオススメではないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-14 14:50:41)(良:1票) |
44. イーオン・フラックス(2005)
《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンが主演じゃなかったら、B級映画としてレンタルショップの片隅に置かれてただろうSF作品。生殖不能&クローンという定番ネタ。スタイリッシュな映像と世界観もB級映画の域を超えていないが、そこそこ楽しめました。ただ、盛り上がりがなく、ストーリーが浅い。そのストーリーの浅さゆえに、小難しさがなく、見やすかったですね。シサンドラの手を足に移植したモンキーガールはちょっと斬新。ラストの正規軍と反乱軍の銃撃戦は結構、派手で楽しめます。ただし、反乱軍の必要性は皆無で、説明不足感がかなりあります。尺の短い映画なので、暇潰しのどうぞ!! [CS・衛星(吹替)] 5点(2011-05-14 13:03:44) |
45. ブラッド・ダイヤモンド
《ネタバレ》 社会派の作品ながらエンタテイメント性も感じられましたね。シエラレオネ内戦をリアルに知るという意味でも良作。ダイヤモンドの価値を知らない黒人同士が血を流し争う滑稽な話。少年達は何が正しいのかを判断する間も与えられず、戦いに身を置かざる得ない悲惨な環境。正規軍が正しいともRUFが正しいのか私は知りませんが、日本人の私からすると話し合いで解決せず、武力で意見を押し通そうとするのか理解できない。作中でベルギー人がコンゴの民を相手に行ったと語られていた腕を切り落とすシーンは痛々しくて残酷すぎましたね。結果として1991~2002年までの内戦で、7万5000人が命を落としたようですね。このようなことが、アフリカ全域で蔓延している現実は異常としか思わないですね。さて本作ではディカプリオの熱演により、良作に仕上っています。ちょっと無鉄砲なアフリカ人を演じたジャイモン・フンスー。家族思いの父親を上手く演じていました。作品としては前半は良かったのだが、中盤から大きく失速しましたね。ですので、単にエンタテイメントとして楽しむよりもアフリカ問題に関心のある人が鑑賞する方が良いかと。もちろん、ディカプリオファンの方は必見!!鑑賞後に調べてみると内戦が終わり国の平均寿命が延びてきているので、多少は治安が良くなったのかな?そう願いたいです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-01 21:30:48) |
46. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
《ネタバレ》 リチャード・ギアの純粋な瞳と表情は見る人の心を癒す力がありましたね。ジェニファー・ロペスの美しいボディラインには圧巻され、個人的には堪らなかったです。この二人の出演だけでも、作品の魅力が上がります。となると、彼の妻がスーザン・サランドンでは・・・ちょっとキツいです。その他オマー・ベンソン・ミラー等、コミカルな出演陣で脇役を固め、大人から子供まで気軽に楽しめる娯楽映画に仕上っていて好感がもてます。幸せな家庭の中で暮らし、何の趣味のない主人公が些細なきっかけを機に、ダンスにのめり込み、人生の楽しみ方を知る。こんな素晴らしいことはないでしょう。私は多趣味ですが、人生をかけてみるところまでは進展してません。「私の生きがいはこれだ!!」というのを見つけたいと思います。 [地上波(吹替)] 5点(2011-04-30 18:15:09) |
47. わが教え子、ヒトラー
《ネタバレ》 恐怖の指導者ヒトラーをここまで愛らしくした作品は他にないでしょうね。ユダヤ人がヒトラーを教育するという悪趣味な設定は、ブラックコメディとしては斬新。ただ、もうちょっとコメディよりにして欲しかったかな。出演者ではゲッペルスを演じましたシルヴェスター・グロートが印象に残っています。彼は「イングロリアス・バスターズ」でも同じ役を演じているようですね。私は未見ですが、「英国王のスピーチ」もこれと似たような作品なのかな? [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-30 13:17:13) |
48. 穴/HOLES
《ネタバレ》 サスペンス調の映画かと思って鑑賞しましたので、イメージと違いましたね。落ち目ぎみのジョン・ヴォイト&シガニー・ウィーバーでは、華がなかったです。今や売れっ子俳優のシャイア・ラブーフも個人的に好みではないです。本作は日本で言うと「戸塚ヨットスクール」の事件とよく似た環境が舞台。ヨットを漕ぐか穴を掘るかの違いだけです。ただ、穴を掘って彼らは体力と集団行動でのふるまいを学べているように見えましたね。最初は女所長=キッシン・ケイト・バーロウで、彼の遺品や遺骨を探しているのかなと推測していましたが、検討違いでした。ディズニーらしく謎の玉葱や猛毒のとかげ等、ところどころに魅力的な要素を投入していますが、いかんせんストーリーが弱く、メッセージも伝わらない。ただただ、終わりのない渇きと重労働の厳しさを見せつけられただけの映画でした。 [地上波(吹替)] 5点(2011-04-29 19:16:10) |
49. メダリオン
《ネタバレ》 見れなくはないけど、あまりにもアクションが不自然。雑なワイヤーアクションと小学生でも軽く理解できる幼稚な設定。ヒロインのクレア・フォーラニは好みじゃないし、悪役のジュリアン・サンズも安っぽい。 リー・エヴァンスは格闘家のドラゴを彷彿させる容姿でちょっと印象に残りましたね。スネークヘッドとの決着シーンはあまりにも適当すぎというか単純。もっと派手なアクションを絡ませて欲しかったですね。 [地上波(吹替)] 5点(2011-04-27 00:34:42) |
50. なくもんか
《ネタバレ》 コメディも弱ければ、感動要素もかなり低かったですね。とにかく強引に進めていく感が強く、徹子との結婚の流れや子供との和解、ラストシーンでの兄弟の絡み等、不自然。ようするにコメディと感動要素がマッチしていない駄作です。唯一の救いは、徹子を演じました竹内結子が美人なことですな。 [地上波(邦画)] 5点(2011-04-19 21:43:31) |
51. 主人公は僕だった
《ネタバレ》 「007/慰めの報酬」の監督なので、ちょっと期待。脚本は斬新ですんなり物語に入り込めました。初めはなんとも思えなかったマギー・ギレンホールが物語が進むにつれて、魅力的な女性にみえてきましたね。もっと彼女との絡みの話なんかも増やしても良かったかと。ふたを開ければ、たった、少しの行動で未来が変わるという、よくあるソフトSF映画ですが、温かくて安心して見れますよ☆ [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-16 14:13:40) |
52. バンディダス
《ネタバレ》 ペネロペ・クルスの魅力がすごく出ている作品だけに、劇場未公開ってありえないですね。とにかく、ペネロペ・クルスがとにかく綺麗でセクシーです。川辺での腕立て伏せのシーンなんかは堪らなかったですよ・・・必見!!ポロリをしないところが作品の質なんかも知れないですね。ドワイト・ヨーカムはジョニー・デップを彷彿させるキャラで雰囲気でてました。ただ、作品全体としてはアクションが弱いですし、ストーリーに 捻りもありません。ラストもありきたりな伏線での止めの刺し方でしたし・・・。私はサルマ・ハエックには興味ありませんが、二人の美女のファンであればオススメします☆ [地上波(字幕)] 9点(2011-04-10 05:11:51) |
53. スパイキッズ3-D:ゲームオーバー
《ネタバレ》 ついにシリーズ完結です。結構楽しめました。競技シーンにはスピード感がありましたね。イライジャ・ウッドのおちゃめな姿とエミリー・オスメントが拝めただけでも良しかな。ストーリーはいきあたりばっかの展開で、捻りは皆無だが3-D革命以前の作品なのでこんなもんでしょうな。ただ、ラストが頂けない・・・とりあえず全員登場させてハッピーエンドへって流れがどうもね。全2作に比べて、質が落ちているのは確かです。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-04-09 00:36:14) |
54. グッドナイト&グッドラック
《ネタバレ》 日本人には馴染みのない話だし、娯楽性は皆無のように思えました。教育番組としては 、人によっては面白い題材なんでしょう。私にはさっぱり興味がなく、暗いモノクロで、単調に実話を語られる映像は退屈でしかない。教養としては1950年代の共産主義排除の流れは、軽くですが理解できました。ただ、それでけです。「マッカーシズム」を学びたい方はどうぞ。 [地上波(字幕)] 0点(2011-04-01 02:24:41) |
55. ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
《ネタバレ》 原作がしっかりしているので、陳腐な演出と出演陣の演技でも十分に楽しめる作品に仕上がっています。ただ、原作もしくはドラマ版を見ていないと、世界観に入るこむのが遅れそう。戸田恵梨香と松田翔太はかなりハマり役。小難しい推理をひたすら見せられますが、多少は理解できなくても楽しむことが出来るように製作されているところも良いですね。ゲーム終了後のライアーゲームの種明かしはちょっとインパクトなかったかな。とにかく脚本が素晴らしいのと戸田恵梨香がすごく綺麗なので、オススメ☆ 余談ですが、純粋で曇りのない神崎直みたいな彼女が理想ですね~心配で目が離せなくて、つかれそうですけど・・・☆☆☆ [地上波(邦画)] 9点(2011-03-31 02:45:06) |
56. 猟奇的な彼女 in NY
《ネタバレ》 チャーリーがあまりにも善人すぎて、感情移入はできない。でも、ある意味人間としては器が広くて尊敬できます。彼女はちょっと気が強くて、わがままな役はハマりますね。私の場合、元彼との思い出を繰り返されたら、キレますね。 あとこんなに、めんどくさい女性とは付き合わないでしょう。エリシャ・カスバートは「猟奇的」という言葉にマッチしている適役。元彼との思い出の一つで、溺れさせて助ける」という出来事ですが、彼が落ちたのはたまたまで、ちょっと都合よくできてるなと感じましたね。作品全体としては、盛り上がりも深さもかんじませんでした。他の方もおっしゃってますが、ビンタし合うシーンは私も好きです☆エリシャ・カスバートのファンなら見ても良いかもね。 [地上波(字幕)] 5点(2011-03-31 02:42:03)(良:1票) |
57. プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク<OV>
《ネタバレ》 ついにこの大作ドラマも終焉を迎えました。蛇足と思われるこの作品でありますが、私はかまわないと思います。ドラマ編の疑問・・・空白「いつマイケルが死んだんだ?」の疑問を解消してくれる一作。ちなみにシーノートは出てこない。演技としてはダディ役のロリ・ペティは女囚人を上手く演じてましたね。初の女刑務所が舞台で少し新鮮ですが、こうも何度も捕まっては脱獄を繰り返されると違和感を感じる。とにかくファンの為に作られたような作品なので、単品で見ても理解できないので注意。 [DVD(字幕)] 5点(2011-03-29 00:44:47) |
58. ドロップ
《ネタバレ》 「人間はそう簡単にはしなねぇ」が名セリフの本作ですが・・・あんだけやれば死ぬよ。金属バットで全力フルスイングを何十発もすれば、簡単に人間は死んじゃいます。そもそも、あいつらいっかい喧嘩起こすごとに刑務所行き確定なはずなのに、のうのうとシャバ生活しているのが疑問ですね。あれこれ突っ込むとキリがないですが、漫画をそのまま映画にした娯楽作品と割り切れば、楽しめる要素も多いです。キャラはいきいきしていて、芸人の使い方もすごく上手。色物のレイザーラモンHGなんかも違和感なくてバッチリ。ただ、みゆきが絡む恋愛関連や木村ヒデオの唐突な死等は、ちょっと詰め込みすぎで活かせていない。特に木村の死からは間延びしていて、ほんと映画版では省略しても良かったかと。原作は見読なので、その辺は解らないが娯楽作品としては楽しめるレベルです。 [地上波(邦画)] 7点(2011-03-27 21:10:25) |
59. 大奥(2006)
《ネタバレ》 女のどろどろした内容で、女性向けな作品。間延びを感じることが多く、自分的には退屈でした。この作品の問題点は登場人物が多すぎて把握が非常に難しいところにあるかと・・・。ようするに杉田かおると高島礼子の性悪熟女オーラが強すぎて、その他出演陣が目立たない。女性の存在感という意味では成功かもしれないが、TVドラマスペシャルの雰囲気が強く残ります。実話を元にしてるかも知れないけど、どこまで実話だか・・・。日本が得意とする女性の嫉妬話ですので、この手の作品が好きな方には良いのかも知れないですね。 [DVD(邦画)] 4点(2011-03-26 23:02:27) |
60. プルーフ・オブ・ライフ
《ネタバレ》 ラッセル・クロウ主演の割にはアクション控え目。クライマックスで唐突な銃撃戦が始まります。これがそこそこ迫力がありましたね。中身が薄いのだから、バランス良くアクションシーンを入れて欲しかったところです。誘拐中の夫を考慮して、メグ・ライアンとのLOVEシーンを極力省いたようですね。中途半端に入れるなら、完全カットで良かったかと。そもそも私なら助けることを考えないでしょう。ですので、主人公にはあまり感情移入できなかったです。K&R(誘拐身代金保険会社)という設定は面白いので、ちょっと勿体無い作品。 [地上波(吹替)] 5点(2011-03-26 02:37:09) |