41. 隣人は静かに笑う
後味、悪い悪い!(笑)。主人公があまりにも不憫で可哀想。ティム・ロビンス演じる隣人に目をつけられた主人公、お気の毒様、と言いたくなる。終盤の、主人公が、阻止するために車を飛ばすシーンあたりはとても緊迫感があってよかった。今、希薄になりつつある「隣人関係」をうまく料理して映像化した作品だと思う。結局、主人公が、冒頭に抗議で熱弁を振るってた内容が、ラストの落ちとなるとは・・・、なるほど、と同時にやりきれないなぁ・・・。 8点(2002-03-07 02:44:50) |
42. アルジャーノンに花束を(2000)<TVM>
原作は読んでないけど、何かいまいち印象に残らないというか。第一に、マシュー・モディンが役を演じきれてないというのが大きいと思う。微妙な心理面の演技を演じられてないので、全体的に散漫な感じがするのだ。女の先生とのエピソードもピンとこないし、せっかくの物語を細部でダメにしてる感じ。安易にテレフューチャー化しちゃいけないと思う一作。物語の主軸は良いんだけどね。 4点(2002-03-07 02:37:45) |
43. プープーの物語
とにかく奇妙で不思議な雰囲気のロードムービー。物語はどこの方向を向いているのかよく分からないし、一体何なの?、という結末なのだけど、なぜか雰囲気に乗れて最後まで見れる作品だと思う。キャストも何気に良いキャストを配置して、様々な行動を見せるし(笑)。”トランクマン”あなたは一体誰ですか?(笑)。 5点(2002-02-21 02:35:09) |
44. so faraway
河村隆一プロデュースという事が話題になった作品。映像詩みたいな作品で、さまざまな色彩やカット割りで圧倒的な映像で見せてくれる。ただ、逆にストーリーが分かりにくく、なぜこうなったのかが分かりにくい。エンリケ、和香の主演二人は好演。 4点(2002-02-20 02:23:21) |
45. 17/セブンティーン
結構典型的な主人公の成長モノに、DJにまつわるエッセンスを施した感じの作品。ブラット・レンフロ演じる主人公が「アメリカで嘘をつくという事」を全編に渡って、教えてくれる(笑)作品であり、脚光を浴びる事と挫折的な部分に少年が翻弄されていく姿が良かったと思う。ケビン・ベーコン演じるDJの怪演っぷりは見ものだし、途中で出てくる歌は印象に残る。 7点(2002-02-20 02:11:16) |
46. 天才マックスの世界
確かに、最初ガッと引き込まれる世界観なのだけど、中盤間延び的に感じる部分もあって、そういう面においては、惜しい作品。しかし、主人公のナンセンス的行動が周囲の人を巻き込み、ラストは・・・、な展開がよく、ポップに楽しめる作品だと思います。 7点(2002-02-20 02:00:54) |
47. イン&アウト
「ゲイ」をテーマにコミカルに笑わせる一作。なのだが、全体的にいまいち突き抜けない感じがした。「作品の主張」はわかるけど、空回り気味というか。まあ、単純に面白かったんですけど。 5点(2002-02-08 01:15:36) |
48. ねじ式
いや~、シュールさ満載。この不可思議な感じが妙な感じでよい。チヨジのシーンなど、ストーリーがどこを向いてるのかが分からないところが魅力なのか?。(ちなみに、原作は読んでないです。) 5点(2002-01-19 14:20:00) |
49. 犬、走る DOG RACE
新宿を舞台に駆け抜ける物語がイイ。途中息切れを感じる場面も若干有るのだが、楽しめます。岸谷五朗と大杉漣の掛け合いが楽しい。終盤の歌舞伎町を駆け抜けるシーンは圧巻だ。とにかく、アジアな雰囲気と歌舞伎町とがうまく混合した作品。 7点(2002-01-18 01:22:27) |
50. シティ・オブ・エンジェル
ラストは確かに途中から分かるんだけど、やっぱり後味悪いなぁ。メグ・ライアンは好演してるのはよく分かる。なんか、全体的にストーリーが物足りなさを感じる。かといって、駄作や「金返せ」などとは思わない一作。 5点(2002-01-15 21:20:30) |
51. 陰謀のセオリー
「陰謀」というよりは、主人公に関わる秘密を中心とした物語だと思う。メル・ギブソンの役は、陰謀について語るのと、極度の警戒で、コメディチックだとも言えるような(笑)。その「陰謀」の正体の解明が二転三転していく物語は、結構良かったとは思う。そのせいか、出演シーンはそれなりにあるのに、ジュリア・ロバーツの役の印象が見終わった後に印象に残らないのは、残念。 6点(2002-01-15 01:27:45) |
52. B
「ブリスター!」の須賀大観監督の初監督作品。「ブリスター!」に見られる描写(ドキュメントチックな演出というか、劇中に色々差し込まれる部分とか。)がこの作品にもすでに出てきている。テンポ良いカット割りが心地よい。物語は、主人公等三人の「それぞれの考え」が交差する物語で、クラブを舞台にしつつも、結構普遍的なテーマが根底に流れてるような気がする。 6点(2002-01-12 22:27:34) |
53. ひみつの花園
ある事件から、物語がどんどん転がっていくのがとても楽しい。主人公の考え方に、矢口監督らしさが出てると思う。「お金」をめぐっての様々な騒動にとても笑えた一作。この作品の西田尚美はとてもキュート。 9点(2002-01-11 23:49:17) |
54. 海の上のピアニスト
まあ、ファンタジーというか大人のための童話な感じだと思う。「一度も陸にあがらなかった」という主人公の純真さなのか、それとも恐怖心なのか(むしろ、終盤での主人公の「都会」について語る部分に、核心があるのかもしれないけど。)傑作とはいかないけど、見ておいて損だとは決して思えない一作。 7点(2002-01-10 14:04:07) |
55. ディープ・コア2000
チープさ満載。採掘艦のデザインを含め、VFX面でもそうだし、普通の状態の映像面でもセット撮影部分において、チープさが感じられる。物語には、爆発・地震などがあって、この手の作品の王道的展開なので、安心しては観られるという部分もあるのだけれど。もしかして、突っ込みを超越して観るべき作品なのかも。 4点(2002-01-07 22:10:46) |
56. ザ・ネゴシエーター/交渉人<TVM>
↓のMrs.Soze.さんが書いてある通りの物語展開なのだが、確かに、なぜあそこまで息子を信じきれたのか、息子がもう少し事件に関して語ってれば(ペンダントの件とか)、このようなラストにはならなかっただろうにだとか、ちょっと強引に物語が進んでる部分もあるのだけど、最初と最後にセリフとして出てくる「金持ちが優秀な弁護士をつけて・・・」の部分が印象に残る作品であり、全体としては交渉・再捜査も含め面白かったです。 6点(2002-01-07 13:58:40) |
57. レリック
全体的に説明不足、そして描写不足。何が起こってるのか状況説明も不十分だし、「レリック」の正体も「作品の中」では説明がついてる感じだが、いまいち伝わってこない。なんか、盛り上げ系シーンをつめこんだ結果、散漫になった感じ。 3点(2002-01-05 13:50:16) |
58. 真実の行方
エドワード・ノートンにつきる映画だ。法廷ドラマとしてもちゃんとしている作品だし、無実を証明したいためのリチャード・ギア演じる”敏腕”弁護士の動きと検事側との駆け引き。そしてやっぱり、エドワード・ノートン演じる容疑者の容疑に関する部分で大いに楽しめる作品だと思う。ラストの落ちの後味の悪さが逆に印象に残る点でこの作品の狙いとしては成功なのでは?。 8点(2002-01-04 16:12:33) |
59. フェイク
「友情」が築き上げられていく中での、囮捜査官の苦悩という部分がうまく描かれている作品だと思う。アル・パチーノの渋みの効いた演技が良い。囮捜査官が、あのラストの後、元の生活にすぐに戻れたのかどうか、気になるラストで印象深い。 7点(2002-01-03 15:30:18) |
60. ザ・クラフト
制作年度からすると、「スクリーム」などのハリウッド学園ホラー作品連発の先駆けの作品なのだが、鑑賞したのが現時点なので、新鮮味がない(←まあ、これは自分の問題なんだけど。)作品自体は、黒魔術による顛末記で、単純に面白く、ラストの落ちには妙な痛快さが残るというか。その辺がこの作品の味なのかな?。 5点(2002-01-03 00:35:21) |