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にょろぞうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  ロード・オブ・ザ・リング 《ネタバレ》 
「ホビット 思いがけない冒険」を見たので再見する 「ホピット~」で出てきたアイテム(ミスリルやつらぬき丸)とか、ビルボが子供達に聞かせてやってた冒険(石化したトロルの話)が「ホビット~」で再現されてることが判ってなるほどと思った 冒頭ガンダルフがホビット庄に来た時、子供達が花火をせがむが無視する風を見せた後、突然馬車から花火が撃ち上がる このシーンはすごく楽しくてこれから起こる過酷な旅を思うと何故か涙が出た その後のドラゴン型の花火もめちゃ楽しくてこの辺までがこの映画の楽しいパートである 以降徐々に暗く険しくなって行く やはり「ホビット~」を見て思ったのは主人公のフロドが美少年であることの大事さ なんせ「ホビット~」は出てくる人物たちが皆むさ苦しいので「ロード・オブ・ザ・リング」では清涼剤として機能していると思った フロド達の旅は次々と危機に落ち入り3時間のランタイムもむしろ説明不足で短いと思わせるぐらいだ 実際ガンダルフと悪の魔法使いの2度目の戦いは決着のみしか描かれなかった 仲間の絆が深くなる所とかはあまり描かれていなくて残念 指輪に執着するボロミアが、途中でホビット達を優しく面倒見るシーンや、ホビットを抱えて逃げるなど捨て難い魅力があるキャラになっているのにラストに死んでしまうのは残念だ  エンディングは指輪の魅力に引きずられ始める仲間達を思って、一人で旅を続ける決意をするフロド それを追おうとする仲間を押し止めて、むしろ拉致されたピピン達を救出に向かう事を優先する他の仲間達の選択にカタルシスが爆発する そうそう、指輪よりまず仲間だよな この映画を最初に見たときはいろんな種族が出たり、人間関係が複雑で理解しにくいと思ったが、見直すと以外にシンプルだった ただ指輪の力が現実的には透明になる以外描かれないので、何故皆が血眼になって指輪を奪い合うのかがピンと来ないという根源的な疑問が残った
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-10 12:21:17)
42.  サイン 《ネタバレ》 
冒頭からなにやら謎ばかり ミステリーサークル 水を厭う娘 狂った犬 神父を辞めた理由 母親の死 父親への不信感 燃える自宅 ただこちらに投げかける謎だけでほとんど理由を語らない 推測できるものもあれば、息子の父親への不信感とか最後まで判らないものもある どうやら母親が死んだ理由が父親にあるようだが、後に語られる交通事故と父親の因果関係は無いと言うよりも語られない 宇宙人の侵略を極々ミニマムなアメリカの田舎町のしかも主人公の一軒家のみで描くのは新鮮だった 全編を通してシャマランらしい不思議な雰囲気である 映画の出来が良いも悪いも、その雰囲気には引き込まれた 同居人の弟も妙にコミカルで不思議な描き方 「宇宙戦争」の様な驚異はまるでない 防御もドアの目張りをしただけで銃すら出てこないのはこれはこれでとてもいいと思った なによりも今まで見た事が無い メル・ギブソンも抑えた演技で、妻の事故死の原因となったインド人が主人公に詫びるシーンでのメルの我慢した泣きの演技は絶品で、こちらも思わずグッときてしまった 最後の晩餐を思わせる夕食のテーブルで泣きながらヤケ食いをするメルも抜群だった この映画をミステリーやSFとして見たら不満が残るかもしれない しかし神に不信感を持った牧師が神のサイン(神の啓示?)を感じて失った信仰心を取り戻す話だったらどうだろうか? そう思うと心の奥の方からじわっと感動がやってきた
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-03-10 10:25:28)(良:1票)
43.  ディスタービア 《ネタバレ》 
ヒッチコックの裏窓のパクリらしいが、そこは裏窓を見ていないので何とも言えない 物語はそれなりにサスペンスがあってハラハラさせられるが、とにかく自己中な主人公が軟禁処分をくらって、ヒマに飽かして近所を覗いて、隣のオネーチャンにストーカーするけど、イケメンなので当事者のオネーチャンもメロメロみたいな、ふざけた設定である 主人公は世の中舐めたバカだし、友達はさらに輪をかけたチャラ男で、ヒロインはストーカーでもイケメンであれば良いバカ女にしか見えない、見事な全員バカキャラ設定でいまひとつ乗れなかった 冒頭、父親を事故で亡くす衝撃のシーンで始まり、この辺はなかなか良いが、この事故により主人公が被害者意識でダメな奴にになる そしてそれは最後までなにもかわらず、この物語によって人間的にも1ミリも成長しない ならば非常に衝撃的で面白いファーストシーンだがむしろ必要無いんじゃなかろうか エンディングもただ事件の解決に役立って軟禁処分が解けるだけの、自己中な主人公をさらに増長させるオチである この辺がとにかく安っぽい 主演のシャイア・ラブーフはいい気な自己中男にしか見えないので適役だと思うが ラストはホラー的でもありテンポも良くて楽しめるが、最後まで主人公がいい気な奴の域を出ないのが腹立たしい これが見ている観客をイライラさせるための演出だとしたら天才的だ まぁ違うとおもうけど(笑)
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-09 13:28:22)
44.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 
突っ込みドコロ満載の映画 大きな設定で言うと主人公の戦う理由が希薄とか、ネットに繋がってないであろうこまごまとした所まで自由自在に操れるアリアの存在とか、突っ込めないシーンは無いぐらい不自然な所が有るが、これがことごとく気にならない人じゃなければ楽しめないだろう 逆に、「そんなこと、どーだっていいよ、アリアすげぇ!」と言える人にはこれほど楽しい映画は無いだろう 私は楽しめた なのでこれ以降ストーリーの矛盾点については語らない 多分あげ始めるときりが無いだろう 冒頭からいきなり最新兵器を使ったテロリスト殲滅作戦が始まって、主人公の銀行のATMから大金が吐き出されるとか、家に帰ると部屋中が武器の山とか、典型的巻込まれ型だがSFっぽくもありミステリアスな展開 その後もFBIを脱出するあたりまでの畳込む様なアクションは見事 続くカーチェイスは暗い夜のシーンなのが残念だがかなり凄い アリアから逃げる為にいろんな方法を試みるが、コトゴトク見破られてハイテクを駆使して対策されるなど面白い、この辺は「プラチナデータ」とかにもパクられてる気がする トンネルの中に無人攻撃機が突入とかもアイデアも素晴らしい エンディングはアリアが軍事衛星にコピーされたのでもうひと暴れするのかと思ったが、何故か普通でさして盛り上がらず工夫もさほどなかった 水晶型の新型爆弾とか今ひとつオチとしては弱い武器だった どうせなら得意の軍事衛星からのビーム攻撃とかとのダブル作戦でもよかったのに 予算が足らなかったのか このエンディングでアリアが最後の大暴れをすれば「トランスフォーマー」と並んだかもしれないなぁ 残念だ
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-09 13:14:25)(良:1票)
45.  パニッシャー:ウォー・ゾーン 《ネタバレ》 
原作を知らないのではっきりと言えないのだが、まず主人公のパニッシャーがあまり強そうじゃない 人間的にも弱い所が多く非情に敵を強殺するほどの人間に見えない ここが一番この映画のすっきりしない所だ 敵を粉砕するシーンは陰々滅々な主人公より、むしろ爽快でもっと非情なキャラならば爽快感だけで突き進める映画だったと思う お話は完全C級劇画で辻褄とかどうでもいい 殺伐戦闘がクールならいいじゃん的な映画なのは、冒頭のギャングパーティの「シャンデリアぐるぐる連射」のバカバカしさで判るので、早い段階でこの映画の見方を決めさせてくれるのはよかった 違和感有り有りの展開をイライラしないで見られた 武器のバリエーションも良くてガンオタは必見か? それにしてもストーリーがつまらないというかほとんど無い パニッシャーとキチガイ兄弟のバトルを全編に見せられるが、スタイリッシュなのも中途半端でかなり中弛みする ちょっと飽きたなと思った頃に悪党ホテルに単身乗り込むラストバトルがそこそこ良くて、5点ぐらいかなと思っていた点数を6点に引き上げた 序盤の笑えるパーティバトルとラストの廃ホテルバトル、時々見せるタメの無い殺戮シーンのみが見所の映画だ 容赦なく頭を吹き飛ばすシーンが多いのはある意味爽快だった
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 16:09:14)
46.  ヒットマン(2007) 《ネタバレ》 
可も無く不可もなく 主人公のエージェント47がヒロインのニカに惹かれる理由が今ひとつ分からない 47が自分の組織からも追われるが戦闘はリアルさに欠ける そもそも色々な組織に追われる理由が良く分からない スナイパーの部分はめちゃカッコいいが銃撃戦とかに新しいさを感じない この類いの設定だと「ウォンテッド」ぐらい突き抜けてる方がおもしろいと思う ヒロインのニカはなかなかキュート 47とニカのキャラで最後まで飽きずに見れるがいまひとつ突き抜けて面白いところがない
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-19 12:01:46)
47.  レバノン 《ネタバレ》 
冒頭、うなだれたひまわり畑の長回しで始まりエンディングでひまわり畑が綺麗に繋がるのは予想外で良かった すべて戦車の中での話 レバノン戦争の最初の一日目を描く とにかく戦争初日のせいか全てが舞い上がっていて指揮系統から何から何までパニックを起こしている 戦車の中の搭乗兵は全員へたれで自分勝手、それでなくても息苦しい戦車内の閉塞感を最大まで呷る 戦車外にいる上官のイライラもダイレクトに伝わり見ているこちらも「こいつら全員首にしろ」的な気持ちになる 戦車の内壁に流れ続けるオイルとか戦車の底に貯まった水が戦車内の閉塞感をより高めるがやりすぎな感じ ここまで戦車の中って汚いのか 湿度も異常に高そうだ 外の模様は戦車のモニターのみだが普通に望遠鏡のようなクリアーな画像が臨場感を損なうと思ったが、搭乗兵の心理描写的要素が多いのでしかたがないかもしれない モニター映像も暗視スコープ映像とかがもっと見たかった 前半で見た戦車外での戦闘の緊迫感が後半薄くなってそこは非情に残念 もっと戦車が活躍するところが見たかった しかし全体的には緊張感と閉塞感が全編を通して続き、ラストは動かなくなった戦車から出たら冒頭のひまわり畑だった しかし暗く狭い戦車内から初めて青い空の下に出るも開放感は無く、ざらざらした嫌な気分は変わらない
[DVD(字幕)] 8点(2014-02-17 19:21:09)
48.  SUCK 《ネタバレ》 
笑えないと言うわけじゃないけどギャグのテンポが合わないんだと思う なんだかつまらないんだよね ストーリーがほとんど無いせいか 売れないバンドがバンパイヤになったら何だか売れちゃった、それだけの話 バンパイヤになったらバンドが良くなった描写が殆ど無い 見た目以外演奏が変わらないところが説得力に欠ける 自分がメタルロック音痴な性もあるかな アビーロードのパロディとかもあったけど、だから?って言う感じ 普通、ステージでちょっと浮遊したぐらいで人気がでるか? DMC(デトロイト・メタル・シティ)方がずっといいぜ 自分が気がつかなかっただけで音楽関係のパロディが色々あったかもしれないが、とにかくつまらないという以前に退屈した
[DVD(字幕)] 4点(2014-02-12 03:08:57)
49.  プラネット・テラー in グラインドハウス 《ネタバレ》 
グラインドハウス物の一本 ブルース・ウィリス等有名俳優が出てる超B級映画 とにかくめちゃめちゃやったら楽しいじゃん的な映画 着弾のエフェクトとか人体損壊具合が楽しい グラインドハウスで掛かる映画ってこんなだよね感を皆で楽しく演出しましたみたいな したがって細かい事は気にするなって感じか 最初に出て来た事件の発端を作った悪いインド人の科学者が、終盤にいつのまにかいい人になってるみたいなとこも気にしちゃだめ ご都合主義とか当たり前 泣かせる所は笑いどころ 退屈になりそうな所は見てんのもつまんないし、作るのもメンドクサイからフイルムを焼失したことにしちゃえみたいな(笑)なにをやっても文句が出ない有る意味作り手にとって都合がいい映画 しかしヒロインの片足のCGとかも手抜きが無い こういうしゃれで作る映画はしゃれだからって手を抜いて作るとただのオバカ映画になる フィルムの傷とかちょん切れたオープニングの曲とかやりすぎな作り込みも楽しい 最後にヒロインの足がパワーアップしてガトリングガンが付いていた これを見て傑作「片腕マシンガール」とかを作ったのだろうか
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-12 02:31:57)
50.  クライヴ・バーカー ドレッド[恐怖] 《ネタバレ》 
トラウマがテーマの映画かと思いきや トラウマ研究とは名ばかりで激サドの男が好きなようにメチャメチャやる映画 最初から徹底的にキチガイのクウェイドが自分のサド趣味をひたすらぶつけて誰も止める者が居ない 見てるこちらは「こいつをなんとかしろよ」ってイライラするが誰も止められずストレスが溜まる ラストでぶっ殺されてカタルシス爆発の展開かと思ったが 完全にこちらの思惑を裏切って救いの無いエンディング ある意味「セルビアン・フィルム」と同質の映画 腐った肉を食うシーンとか結構最悪だ クウェイドがただ気持ち悪いだけのキャラじゃなくてもっとカリスマ性のあるキャラに描いてあればまた違ったかもしれないが、この映画に関してはただ不快なだけ しかし破綻しがちなストーリーをうまくまとめたと思う 「セルビアン・フィルム」が評価されるならこれも評価されるべきか しかしこれは見る人を選ぶね
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-12 00:43:45)
51.  ゾンビランド 《ネタバレ》 
冒頭からタイトル部分がスローモーションでゾンビに襲われる人間達をコミカルに描くが、ロゴの演出などやたらスタイリッシュ、この部分が抜群である このタイトルだけで自分は完全にやられた 掴みとしては完璧と言える その後も主人公の新ルールがゲーム風のロゴで描かれていて楽しい へたれの主人公とイケイケマッチョのカーボーイのコンビは絶妙だ この主人公じゃなければこの映画いたって普通だった チームが誰も死なないのも良い この手の映画でハッピーエンドなのも以外でいい けなす所が無い傑作ゾンビコメディ 続編が見たいと思った
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-02 22:35:47)
52.  手紙(2006) 《ネタバレ》 
とにかく前半がだるい すべて定石通りの展開 キャストがあまりにもわかりやすい ネガティブな主人公に山田孝之 金持ちの恋人が吹石一恵 父親が風間杜夫 ドラマにはいいかもしれないが映画にはむかないキャストだ 虐げられる犯罪者の家族の話を一歩も外れないのは退屈だ つまらないキャストの中で唯一お決まりだが沢尻エリカがいい しかし主人公が徹底的に救いが無いように見えないので感情移入しにくい 主人公がさほど可哀想にみえないのだ 主人公が犯罪者の兄貴の為に不幸な人生を送る話だが「人生」と言うほど時間が感じられないので時々起こった不幸みたいに見えてしまう それというのも一つ一つのエピソードに時間をかけ過ぎるからだ 不幸なエピソードをただ繋げただけなので肝心な不幸な人生そのものを描けていないのがつまらなさを感じる所以か 沢尻が秘密で主人公の代わりに色々刑務所の兄貴の世話を焼いていたシーンがまったく無い 完全に時系列で話が進むので実は話を巻き戻せばこうだった的な話が無いので起伏が無い 終盤の「ここでこの話(犯罪者の当事者じゃ無いのに苦しむ家族や遺族)を終わりにしよう」という吹越満の話も苦しんだ長い人生を感じられなかったのでイマイチ泣けなかった しかしエンディングの刑務所での漫才は玉山鉄夫の芝居が抜群ではからずも号泣してしまった これが無ければこの映画かなりつまらなかったと思う
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-01-31 12:49:59)
53.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
ヒロインのスージーがめちゃキュート 彼女のイメージビデオと化してる所も多々あるが映像はさすが「ロードオブザリング」の監督だけあって素晴らしい しかしストーリーに納得できない所が多すぎる 箇条書きすると、序盤、誰が犯人なのかバレてるのに犯人の顔をちゃんと写さないことに意味が無い事 犯人を父親が特定する過程がほとんど謎、ただ気に入らない奴ということか 父親が半殺しに合う理由がない 存在感があるわりに祖母の存在意義がまったくない、ただの迷彩なのか 母親が家を出て行く理由が希薄 いかにもキーマンな感じで登場するスピリチュアルな友人は犯人特定になんの役にもたたず、最後の最後に憧れの彼とキスするためだけに存在する 復讐よりも彼とのキスを選んだみたいな所はわかるが、それまでミステリーの大きな伏線のように描かれていて納得いかないな ラストの金庫を転がすシーンはあれだけ尺をとってそのまま埋められるなんて!と怒りが湧いて来た 伏線ぽく出て来るスージーのブレスレットは家の飾りだけを残し捨てられるが残した家の飾りはどうなったのか完全に投げっぱなし あんなにアップにされたのに、普通これが犯人特定の決め手になる展開だろう スージーの妹を狙った計画のための準備シーンとかただ計画しただけなのか?これも投げっぱなし、ミステリーっぽい伏線はまったく回収されない ことごとくこちらの期待を裏切る演出はどういう効果を狙っているのか 肝心の犯人は逃げ延びるとかなんなんだ 最後は崖から落ちて死ぬとかカタルシスが激落ちだ ハラが立って仕方が無かった しかしエンディングで、この世に未練を残した女の子達が超美しい黄金の畑に集まってきて、ヒロインが泣きながら「キレイ」っていうと隣の友達が「当然よ」と答えて、すかさずちっちゃい少女が「天国だぁー」と叫ぶラストシーンではからずも涙腺が崩壊してしまった あれは反則だ
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-28 00:09:11)
54.  戦場のレクイエム 《ネタバレ》 
まったくそぐわない邦題 英題も中国題も「集合」という意味だろう シンプルでわかりやすいがこの邦題のセンスの無さは何?ひどすぎる 内容はこんな、こじゃれたタイトルのイメージではない 中国の解放戦争の話だがこちらの認知度が薄いせいかいまひとつピンとこなかった 冒頭の戦闘シーンは凄まじい、最初の政治将校が二つ折りになって吹き飛ばされるシーンは衝撃的見た事がない しかし以後の戦闘シーンに目新しい描き方が無い上に長過ぎる 戦争の描き方自体は昔の日本映画を見ているようだ 非常にウエット&ヘビィ ただし日本映画と決定的に違う所は体制側である共産党が決して悪者では無いという描き方 報われない英雄に対して党自体は非情には描けないという所でストーリー的に無理が出ている そこがこの映画の判りにくさに拍車をかけてると思った 共産党って素晴らしいみたいなプロパガンダを感じる ハリウッド的な戦争を見慣れるとあっというまにお腹いっぱいになる 実話らしいので日本でいう二百三高地みたいな有名な話なのかな 中国人の気質とかも良くわからないので評価しにくい ラストはやはり進軍ラッパで終わるのは予想ができた
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-27 22:00:21)
55.  エラゴン/遺志を継ぐ者 《ネタバレ》 
いろいろな事が都合のいい映画 長いドラマのダイジェストを見ているようだ いろんなディテールが端折られている感じ ドラゴンの小さい時の話がもっと見たかったのにあっと言う間に成長する ヒロインの毒もいつの間にか直ってる 主人公もいつの間にか強くなってる 余り理由無く強い敵 予定された進行から一歩もはずれないストーリーはまったく面白みにかける CGの面白さだけで引っ張る映画だった
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-01-19 22:44:30)
56.  パラノーマル・アクティビティ 《ネタバレ》 
シリーズ一作目 POVの記念碑的作品なのでそれなりにおもしろい このシリーズ定番だが特に何も起こらない 何も起こらないこそのリアルさ、その辺が大丈夫な人だけが楽しめる 直接怖がらせるよりも気味が悪い怖さが好きな人向けだ 不気味な音がしたり、ドアが独りでに閉まったり、布団をめくられたり、つまらない事だが徐々に二人のカップルを精神的に追いつめて行く これもこのシリーズでいつも思う事だが登場人物達はみんな我慢強い とっとと逃げ出せばいいのにと何度も思う とりあえず派手すぎずそれなりにリアルで楽しめる しかしエンディングはちょっとつまらなかったかな エンディングのパターンが三種類あって一番つまらないバージョンを見たみたいだ 他のバージョンも見てみたい 以前に「パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYONIGHT」を見たが完全に今作のリメイクだと思った
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-19 22:33:40)
57.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
たわいない会話と不思議な人達 萩上直子監督で最高傑作 以降めがねはまぁまぁで後は右下がりでダメになって行く 悪い意味で記念碑的作品 ネコを抱いたオヤジとかエアギターとかプールとか明らかに後付けでその後の映画のテーマとなっているシークエンスが含まれているのもこの映画が記念碑的である所以じゃなかろうか のんびりとしたたわいない会話と少しずつ増えて行く食堂の客や印象的な風景や衣装などが絶妙なバランスでちりばめられていて飽きる事がない さりげなく押しつけがましくなくギリギリのバランス どこかが飛び出すと嫌みになっただろう この辺のバランスが崩れていったのが以降の作品の失敗になったと思われる ダイナーの料理は見直すとさほど気を使っていない事がわかる 見直すと凄くおいしそうというイメージは無かったがフィンランドで家庭的日本料理は新鮮なインパクトがあった 特にもたいまさこがおにぎりを食べるシーンは凄くいい 常に壁や柱を水平にしたカメラワークとか画面の中央に人物を配した安定したカメラワークは見る人にバツグンの安心感を与えている 店の片側が鏡になっていて背景の建物の水平線が完全に地続きになって映るフレーミングも安定感を与える緻密な計算が有るように見える 今後こんな萩上作品が見れるのだろうか?
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-01-17 14:18:16)
58.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
大団円の最終章 やはり説明不足の所が多く判りにくい SEE版を見るべきかな 一作目から徐々にホビット達がメインの話になって来て 最終話はピピンとメリーが出ずっぱりである その分他のメンバーの話が少なくなってちょっと面白さにかけるところがあったと思う それでも充分おもしろかったけど ラストは、ほぼサムの手柄 フロドはむしろ足を引っ張っていた それなのにモルドールの塔(バラド=ドゥア塔)が崩れ去ったときにフロドー!と皆が叫んだのはサムがかわいそうだ
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-15 00:32:56)
59.  マカブル 永遠の血族 《ネタバレ》 
インドネシア産スプラッター ゴアシーンは血みどろ過剰だがシャープで切れ味するどい 反面ホラーとしての怖さがほとんどない 殺人鬼家族はどうやら100年以上生きているらしいがまったく妖怪ぽさがない 銃で撃たれれば死ぬし 女主人の仕草とかがジャパニーズホラーの影響があるかな 女主人は過剰演技だがしゃべり方からすでにコワイ 殺人鬼達は以外に弱いが襲われる連中もかなり弱くて「そこでとどめをさせよ!」とか「なんでそこで銃を拾わない、ハゲ!」とか見ていてイライラさせる まぁ、やられてもやられても立ち上がってくるキラーはホラーの王道だが さらに途中で出てくる警官達の弱さは特筆もの、なぜか途中で拳銃を投げ捨てて車にライフルを探しに行くが、その間に味方は惨殺 その後ライフルを乱射するも当たらず、ライフルを取り上げられて銃底で撲殺されるのは笑える、弱すぎる 「悪魔のいけにえ」そっくりであちこち既視感がある オリジナリティが皆無なのがちょっとなぁ 主人公の親の事故死とかの伏線もまったく意味が無く、いくらなんでももう少しストーリーがあってもいいんじゃなかろうか しかし切り株ぶりは素晴らしく見応えがある
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-15 00:09:51)
60.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009) 《ネタバレ》 
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の続編らしいが表現方法がまったく違う上に「ダイアリー~」にちらっと出てきた登場人物の話なので続編らしさはまるでない 続編を作らないロメロらしいが、続編のつもりで見た身にはちょっと不満だ 本編はこれまでのゾンビストーリーにプラスして、キ印の島民達の争いに巻込まれた悪党傭兵チームの話 そもそも狂気の島民の話だけで映画になりそうだが、これにゾンビをからめる必要があったのか むしろテーマが薄まった気がする 私は前作の方が好きだ まぁゾンビ映画としては普通におもしろいけど 「ランド・オブ・ザ・デッド」も同じだがゾンビが近づくまで気がつかなさすぎ いくらなんでも「気がついたら目の前にゾンビ」が連続するといいかげん飽きる 銃を持った傭兵の女に、そーっと馬に乗ったまま近づいて取り押さえる村人とかも都合よすぎるだろ、普通撃たれる 何故、馬が近づくのにも気が付かないんだ そもそもゾンビ殺す派と殺さない派の争いであるにもかかわらず、ゾンビ殺さない派も人間は簡単に殺すし、ゾンビも気が向いたら殺すとか、争いの火種すらもいいかげんだ ラストも捕まった傭兵軍団に島のリーダーの娘が堂々と近づいて、捕まった全員に銃を渡して、「じゃぁ行こうか」てな感じで銃撃戦とか、あきれた展開 件の娘はゾンビの妹に「私よ!」と言いながら近づいてやっぱり齧られる(笑) 怒りにまかせてゾンビ妹に銃を乱射 妹を守ろうとする馬に蹴られて呆然としながら「噛まれたわ、パパ」は無いだろう ギャグなのか? それならば「ショーン・オブ・ザ・デッド」には遠く及ばない
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-02 17:18:19)(良:1票)
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