41. 64/ロクヨン 後編
《ネタバレ》 終盤に原作にない展開が用意されていて、なぜ追加したのか意図が理解できない。 原作は素晴らしいだけに、その映画化がこんな作品になってしまったのは残念でしかない。なぜせっかくの原作を、大して脚本を練もせずにすぐに映画化してしまうのだろうか。 俳優陣も無駄に豪華だが、全く生かしきれていない。邦画の悪いところが詰まったような作品。 [ブルーレイ(邦画)] 2点(2019-05-18 18:24:18) |
42. 万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-
パリの風景は非常に美しいが、それ以外の脚本や演出はテレビスペシャル程度のレベル。 1日で外国語を習得するなど、主人公の万能エピソードも違和感だらけ。 [映画館(邦画)] 2点(2019-04-30 00:03:18) |
43. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 エピソード7は決して悪い出来ではなかったので、今作にも期待していたが、その希望は見事に打ち砕かれた。 新しいスターウォーズを作りたいという監督の心意気は分かるが、裏をかこうとして、とにかく観客を驚かせようと、伏線を無視してばかり。主人公の出自について無駄に引っ張った挙句、特に何もないという展開や、結局何の意味もなかったパイロット(少なくとも今作の中では)探し等はヒドすぎる。 スターウォーズシリーズとしてだけでなく、1本の映画作品としても質が低い。 [映画館(字幕)] 2点(2019-01-20 18:32:29)(良:1票) |
44. 羊の木
《ネタバレ》 元犯罪者の社会復帰が作品のテーマかと思いきや、後半は松田龍平がただのサイコパスな殺人鬼となり、社会復帰なんて到底ムリだろうと思わされる。 前半はサスペンス調で悪くないが、後半はホラーのような展開。 [映画館(邦画)] 2点(2018-12-23 19:49:45) |
45. わたしは、ダニエル・ブレイク
各所での評価が高かったので、気になって観てみた。 ところが、社会や公務員に対するステレオタイプな批判ばかりで、今更感が強い内容。なぜ行政が機械的な対応にならざるを得ないかなどの視点は全く欠けており、物事の表層をなぞっただけで薄っぺらい。主人公も努力をしている振りをして、社会に対する不平不満をぶちまけるばかり。 反政府的な考え方の左翼のための映画。 [ブルーレイ(字幕)] 1点(2019-03-17 17:39:23) |
46. アバウト・タイム 愛おしい時間について
《ネタバレ》 タイムリープする能力で人生を好きなだけやり直せるのに(実際に何度もやり直す)、人生の一瞬一瞬がかけがえのない大切なものだっていうメッセージは意味が分からない。 主人公の父親が亡くなるときに、父親との最期を何度も繰り返すとか、冒涜行為でしかなく不愉快極まりない。もっと優しくしていれば良かった等の後悔も背負って、大切な人の死を受け入れるものだろ。 さらに、一度生まれた自分の息子をタイムリープでなかったことにしたシーンはホラーかと思った。息子を殺したも同然の行為じゃないか。 頭の中がお花畑のスイーツ向けの映画。頭からっぽで観るには良いかもしれない。 [ブルーレイ(字幕)] 1点(2018-12-01 00:30:25)(良:2票) |