601. 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
《ネタバレ》 戦闘シーンなんかはとても迫力があって面白かった。 話の導入なんかもいきなり感がとても考えられててすんごくよかったと思う。 で、なんでガンダムって超能力合戦なのかなぁ。 最初の3部作の3でなんか気持ち悪い方向に行っちゃったなと思ったけれど、次の3部作で とうとう絵的に超能力にしちゃった。 さいしょは超能力なんてあるかどうかわかんないしそれはどうでもいいし、機械で反射神経を戦争に使ってます。 位の割り切りで兵器がデザインされてんのかなってみてたらあなた。 ほんとに超能力じゃないですか。 もう台無し。 最後にゃ隕石さえ超能力で押し戻しちゃうし・・・なにそれ。 人間がわかり合えるかどうかなんて、そんなどうでもいいこと分かんなくったっていいのに 愛や理解は世界を一つにするみたいなペテンはなくすべきだったんじゃないのか。 相手を自分の好みに変えることを一つにすることだとか思ってないか?これ。 超能力で相手の考えが解ってしまうことを超能力者(ニュータイプ???) と呼んで重宝するっていうのがどうも。 いくら昔のロボットアニメ会社っていっても、反射神経とか運動能力とか、 そういう部分を超能力って定義するぎりぎりのところでぼかす位のことはできたんじゃないのかな。 [DVD(邦画)] 5点(2009-02-15 15:09:25) |
602. バッドボーイズ2バッド
《ネタバレ》 ここまで話がいい加減に作られていて(ここまで行くとわざとなのか?)、 ここまで慎重にアクションが作られていると、降参。 笑ってすませられるかどうか、きわどいところだったけれど、 笑ってすませといた。 [DVD(吹替)] 6点(2009-02-15 14:49:10) |
603. ロボッツ
《ネタバレ》 商品として手堅くまとまっていて、話の優しさと相まってとてもいいお話だったと思う。 この映画の一番いいところは、あまり奇妙な大きなテーマをどすんと与えなかったところだと思う。 特に日本製アニメ、その萌えキャラと学園とかRPG的設定を取り除いてみれば、そこまで行くと宗教団体が作る映画と大差なくない?というような生き方論には大変な違和感を持っている。 なんで人間同士がやたら心とか精神とか考えてることをのぞき見しあわなきゃならないのか? なんで自然だの命だの自分らしさだのをいう割には破壊欲を刺激するプロットと映像だけを組み合わせるのか? ものすごい違和感だ。 そんなことよりも、人間らしいキャラがロボットで、まっすぐに冒険するという優しさの大切さの方がよほど大事なんじゃないの? 正直印象に残らないラストだったけれど、「アーいい映画だった」っていうこれが大事。 [DVD(吹替)] 7点(2009-02-15 14:41:47) |
604. ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団
「作り話」というフォーマットでやってはいけない話作りや描写があると思う。これは日本や欧米の社会人が生活の中で気分転換を求めて鑑賞する代物ではないし、ましてや子どもの楽しみのために買い与えるようなものでは無い。 それを子どものための映画というフォーマットでやってしまった。金銭に困って、正常な物を作る概念のない人間達に権利を放り投げてしまった。この動画のせいで、21世紀になってさえ泥沼のように続く裁判に悩まされる円谷プロは、教訓や授業料ではすまされないほどの負債を抱えてしまったようだ。 [ビデオ(邦画)] 0点(2009-02-11 19:09:03) |
605. ターミネーター3
不覚にも意外と面白かった。悪くないんじゃないのかなと思う。 だけどターミネーターの続編適当にに作んなよな。とも思う。 いつかこれなかったことになるんじゃないかと思っていたら、ホントにそうなった。 それはそうだ。 アクション自体は非常にダイナミックで笑える要素も入っていてよくできている。 プロットが余りにもターミネーター同人的、中身なし。アクションだけでよくぞこれだけ引っ張るものだと感心した。 映画館だから面白かったんだと思うけれど、これを液晶テレビでDVDでみてしまったらと思うとちょっとぞっとした。 だからってbru-rayで出たからってわざわざ借りてみるだろうか、見ないだろうなあ。 [映画館(字幕)] 7点(2009-02-11 16:02:50) |
606. レオン/完全版
なかなか面白いことは間違いないんだけど、なんかイマイチだ。 追加された部分がものすごく蛇足で、かなり不完全になっちゃった感じがする。マチルダがティーンズ向け雑誌やアニメで覚えた恋愛表現を優しく受け流すレオンを表現したかったのは分かるけど、マチルダの性格造形が雑で素直に観るのが辛い。 レオンの過去をしゃべらせるトリガーが、マチルダが性交渉をせがむこと、というのもいかん。倫理性を大きく損なう犯罪を絡めると簡単に脚本にエッジが効くのは分かるけど、それを嫌って入れなかった保険の場面じゃないのかこれは。なぜ入れたんだろう。 少年的な表情と体の動きで当惑するレオンにセックスをせがむと、過去の人への愛を語り始める。これもレオンのキャラ造形を揺らがせてしまっているように思う。よく言えば幅が出た、だろうか。でも、トニーのほんの少しの台詞から、過去を想像させた方が良かったはず。レオンの涙ながらの吐露も想像を具体的、確定的にさせてしまう効果になってしまっているようでもったいなかった。 マチルダの性格を極端にしてしまった結果、あの演技をかわいいと思えないという人もいるんじゃないだろうか。とはいえ、それほど考えさせる映画ではないので、素直に見入れば良いことかもしれない。劇場版の方が高品質というだけ。 完全版じゃない方を最初に見ておいて、もっと世界観に浸りたいっていう感じで使うと良いなと思った。 ファンなら気にならないし、ありがたくもあるんだけど入れずにすんだ場面をなぜ入れたんだか分からない。もうちょっと何とかならなかったのか。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2009-02-11 15:49:06)(良:1票) |
607. となりのトトロ
《ネタバレ》 夏になると、夜4チャンで知らずのうちに始まっている。何回見たかわからないけれど、何度でも何回見るかわからないくらいの回数を見続けるんだと思う。 苛烈な事件や出来事は何も起きない。どうと言うことのない出来事が起き、静かに収束する。だけど、そのどうと言うことのない出来事は、サツキたちや私たちにとって大変な事件でありとてつもない瞬間であったりする。それを何度でも眺めてその世界に残っていたいからきっと何度でも見るのだろう。 魔法やお化けが出てくる童話よりも、現実世界の童話の方が難易度が高く、それでいて、おもしろさの価値というのは等価であるからさらに難しい。難しい仕事をしたからといってつまらなかったら、再発売されることもなくネット上で笑いの種になるようなアニメが残るのだろう。しかし、こういう話をスッと作ってのけるあたりに宮崎駿の凄さを感じずにいられない。 完全に現実路線にせずむやみに小難しい話を曲芸のように作ることをせずに、トトロや猫バスといったファンタジーの類をもしかしたらいるのかも、と思わせるギリギリのところで使う技量に感嘆してしまう。感嘆しすぎてテレビでやるたびにかぶりついている。 見終わった後、「ウワァ面白かった!」と日常生活のさっぱりしたとても良い気分転換になる。とにかく秀逸。 どれくらいフィクションの中にある疑似哲学や疑似問題提起に毒されているかを、チェックする良いバロメーターにもなる。 [地上波(邦画)] 9点(2009-02-07 20:31:01) |
608. ラスト・アクション・ヒーロー
《ネタバレ》 これ大好きです(笑) 質の悪いハリウッドB級ジョークの固まりというか、それもふくめて大好き。 理由もないのに爆発するし、素手でいろんな物壊すし。 話の筋が結構切ないのに、無理矢理刑事物のお涙ちょうだいストーリーに進んでいく映画世界も切ないのに笑える。 チケットで行ったり来たりって言うのもワクワクするし、仲間内で「オイ!手が痛いぞ!!」とか未だに時々言ってますし。 凄くしんみりしているシーンで、少年がそんなことは良いから早く行こうよ的な台詞を吐くのとか大好きなんですよ。 これ以外の刑事物を見たときに凄く面白いんですよね、ダニーがつっこんでいたとおりに真面目に話が 進んでいったりしますし。服の汚れとか平気で減ってったりしますし。 子供の時に初めてみられて良かったなぁ。 字幕だとめんどくさい上にかなり魅力がスポイルされるので、吹き替え(お勧め)か原語でみるといいですよ。 [DVD(吹替)] 8点(2009-01-24 18:00:13) |
609. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 頭脳戦ではないけれど、スピーディーな展開とやりとりが秀逸。 ラストのすっきりさも最近のようなアホかと思うどんでん返しよりよっぽど良い。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-24 16:14:00) |
610. ドゥーマ
《ネタバレ》 何かの映画の予告編で見たんだと思う。チーターが人間に飼われて騒動を起こすとかそういう見せ方だった。普段ならDVDの本編のじゃまをする他作品の広告なんかみてそれをみたいな、なんてつゆほどにも思わないんだけれど猫科の動物が好きなので、実際に見てみることにした。 想像していたよりもずっと冒険にあふれていて、ずっとまじめでずっと楽しい切ない話だったと思う。親子の関係や、ペットとの関係、新しい友人との冒険といった子供に重要な要素がちりばめられていて、大人が見ても素直に感動できた。 チーターがこの地球上では人間のせいで絶滅の危機にあるという。 そういう現実を受け入れることが出来ない。人間も自然の一部で、それが作り出した人造物や営みも自然の一部、現実世界では淘汰なのだという異説を唱える少数派の学者が居ても良いとは思うけれど、心情的に許せる物ではない。 息をのむほどに美しい、チーターという種が死にゆくという事実が本当に悲しく切ない。 でもそんな現実をほんの一瞬でも忘れられる良い映画だった。 [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2009-01-24 15:58:34) |
611. ロッキー5/最後のドラマ
《ネタバレ》 そんなに悪くない。というか普通より面白かったと思う。 労働者としての人生はこれから盛りになっていく年代にもかかわらず、 自身の職種としては引退せざるを得なかった、リタイア後の人生を描いているから。 2は面白かったけど、3、4と比べるとこちらの方がまじめで良いじゃないかと思う。 ものすごく酷評されているけれど、再評価されている。 5の空気は続編にきっちり埋め込まれているし、この即物的には得る物のないケンカで ロッキーが得た物は、普通はその年齢では人生を諦める人なんかほとんどいないと言う 当たり前の理解ではないかと。 この後ロッキーはレストランのオーナーとして、自分サイズの才能を発揮させていく訳だけれど、 それまでの人生が無駄にならないい生き方をこの5が終わった後、ロッキーがどういう風に生きていくのだろうと 子供の頃色々考えた、その答えになる6が与えられたのは素直にうれしかった。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-24 15:39:20) |
612. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 普通に面白かったと思う。 CGIもスクリーン上で違和感が無くかなり良くできていたように感じた。 原作を読まずに映画だけで楽しもうと思っているため、物語としての完成度は残念に感じた。 おそらく原作中の細かい記述を映像化しながらプロットを削る方向で構成しているからだと思うが、あまり良い方向に行っていないように感じる。 原作を読んだ人からは原作的でリアルだと思う場面も、読もうと思っていない人から見るとなんでそんなどうでも良いところが細かいんだ?と拍子抜けすることがある。今作は減っていたとはいえそのせいでやっぱり長い。 [映画館(字幕)] 6点(2009-01-24 15:15:31) |
613. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 それまでの鬱憤が、あるのかどうか分からない引き金で爆発して、人間の闇を写す顛末。 だとよかったんですけど。 も一ひねりあるのかと思った。 どうも理性的な理由付けがいけなかった。 けど、そういう風に感じるのはこの映画よりも日本の衝動的な犯罪の方が遙かに醜いからだと思う。 これを見て恐ろしさを感じているのだとすると、アメリカの方が健全なのか。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-01-18 22:33:11)(良:1票) |
614. マッドマックス2
《ネタバレ》 とにかく設定が秀逸。 見せ方も上手かった。当時、大きな戦争への不安が世界的に蔓延していたけれど、結局それは前世紀末までずっと消えなかった。 前世紀中何度もこの映画を見たけれど、こういう映画なのに見終わった後ちゃんとイヤな不安感が べったりと心に残ったのは世相と映画の風味が絶妙に絡まったからこそだと思う。 たぶん今この映画を見たらどうなんだろう、普通のSFアクションに見えてしまうのか。 [地上波(吹替)] 7点(2009-01-12 19:57:48) |
615. ハリー・ポッターと賢者の石
《ネタバレ》 意外と面白くなかったですね。 どうしてもうちょっと原作ものとして作り込まなかったのか、残念。 この後原作も読んでみたんですが、1は導入部として雰囲気だけは伝わってきたんですが 入り込めませんでした。 おそらく原作を読み進めている人向けの高級挿絵としての映像化をねらっているんだとは思うんですが、 指輪物語のような完成度は困難なようです。 予算的にムリなものは、原作の山場をどういう風に持って行くかを考えてくれれば見る側としても 楽しめたのではないかと思う。 散漫でふわふわした印象が抜けなかった。 [映画館(字幕)] 4点(2009-01-12 19:42:26) |
616. スピード(1994)
《ネタバレ》 懐かしい。もうちょっと作り込んだらとんでもない映画になりそうな設定なんですけれど、 気軽な方向で作られたのがちょっと惜しい。けど、商業的には正解だったのか。 キアヌリーブスがこのころが一番かっこよかったかなとおもう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-01-12 19:37:46) |
617. 機動戦士ガンダム
《ネタバレ》 最初のナレーションにグッと引き込まれましたが、その後アレレ??? やっぱりテレビ放送を編集しただけのアニメ映画ってこういうものなのか。 でもまぁエバンゲリオンとくらべたらちゃんとツタヤに金払ってみても良いかな、 くらいのおもしろさはあったんじゃないかと思う。 それにしても、ロボットが・・・かっこわるい。 なんでガンダムってあんな色合いなんだろ。関節がゴムみたいに動くのもちょっと。 [DVD(邦画)] 5点(2009-01-12 19:33:33) |
618. 60セカンズ
《ネタバレ》 気軽に見られるいかにもハリウッドアクション映画という感じ。 宣伝だとクライムサスペンスなのかと思っていたんですが、実は戦隊ものテイスツあふれる カーアクションでした。 ギャグパートが意外とツボに入ってしまい妙に笑える映画って言う感じでした。 それから、ニコラスケイジがどうしても・・・コミックバンチで大昔やってたギャグマンガ のキャラに見えてしまいシリアスな演技を見てると笑いそうになってしまう。 あのギャグマンガにはニコラスケイジとブルースウィリスに呪いを掛けやがった。 金曜の夜とか土曜の午後に見るのにぴったりな軽めの映画です。 [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2009-01-12 19:16:55) |
619. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
設定などが、今であればとても大人が見る類の映画ではないけれど、当時は老若男女問わず楽しめる映画として作られているよう。 このシリーズを見て思うのは、あからさまにハリボテ丸出しの特殊効果でだれもがその違和感を快く受け入れているのに、最近の映画の精巧なCGは受け入れられないという人が必ずいると言うこと。 何でだろう。でも分からないでもない。 そのシーンで楽しんでもらおうって言う気があるか、無いか。 一生懸命その特殊効果を作ったかそうでないか。 長い時間を掛けて、質感を受け入れてもらおうという努力をしたかどうか。 そう言うところに原因があるんじゃないか。 多くの映画はこの映画のハリボテの大事さを全く見習っていないようだ。 [地上波(吹替)] 8点(2009-01-11 21:06:38)(良:1票) |
620. 田園に死す
これを、千と千尋くらいの人数にレビューしてもらったら良いと思う。 [映画館(邦画)] 3点(2009-01-04 21:52:37) |