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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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601.  ずっと独身でいるつもり? 《ネタバレ》 
登場人物においてだって、男の側の面々とゆーのが押し並べてかなりしょーも無い連中で揃えられているコトからしても、まずはごく「女性向け」な映画だと言って間違いはないかと。ただ、そーいったバイアス強めの状況設定を通してであっても、肝心なテーマの表現とゆーの自体は(確かにやや強引・安直ではあるものの)、描き出される「結婚しなければ幸せに為れない訳じゃない」「結婚したからと言って必ず幸せに為れる訳でもない」といったモノについてはまず説得力とゆーのがも~十分だと思うし、更にその中にそっと置いていかれる様な「たとえ結婚しても自立した(ひとりの)人間で在り続けるべき」という価値観とかにだって、コレもまあ十分に共感は出来るかと思われるのですね(私は男のほーですケド)。重ねて、決して巧みだ・スマートだ・粋だとは言わないまでも、やりたいコトとゆーのはある程度チャンと出来ている(伝わる)映画だ、とは思われますです。そんなに悪くはないかと。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-04-01 02:13:14)
602.  女は二度生まれる 《ネタバレ》 
コレもまた、凄い映画ですね。『祇園囃子』の美代栄の数年後を描いたかの様な…と思ったりもしますが、サバサバと男のあしらいも愛嬌の振り撒き方も熟れて、んで物分かりも好すぎず悪すぎず、今作の若尾文子はある種非常に「使い勝手の良い」夜の女になってるな…という様にも見えるのです。しかし、時代の移り変わり(=社会状況の好転)も背景として踏まえているのでしょーが、ごく醜い人間の欲望の海の直中に描き出したかったのは女性のしたたかでしなやかな美しさだった…という『祇園囃子』に比べても、今作で描かれるのはそーいう手練れで・十分に大人で・かつまた美しさも保っている若尾文子が抱えるトコロのどーしようもない「空虚さ」だ…という意味では、実に真逆な映画だな…とも思われるのですよ。私見ですが、どちらがよりハマっているかと言えば、確実に今作の女性像の方が若尾文子には適している…と感じられました(コレだけ純粋なルックスを擁していながらも、一方でそのキャラクターの方には確実にそーじゃない「濁り」の様なモノが感じ取れるのです)。いや~、、もう二度と(邦画で)こんな映画撮れないだろうな…とは思っちゃいますよね(色々な意味で)。
[インターネット(邦画)] 8点(2022-03-31 00:40:41)
603.  ベルファスト 《ネタバレ》 
悪い作品では全くないと思いますが、監督の自伝的青春ノスタルジックなお話は非常にリアルとゆーか逆に劇的な内容では決してないし、かつかなり淡々とテンポ好く語られてゆくので全体的に少し平坦な作品だな…という印象があります。ラスト付近はそれでもポイントとなる描写を幾つか配置して観終わった感じ自体はまた悪くないのですが、中盤はかな~り淡々としてて…という感じすね。俳優さんについては主演の男のコのあどけない感じが好かったですが、やっぱジュディ・デンチは(ネームバリュー的にも)存在感が別格でしたね。とは言え、今作ではホントにフツーのそこら辺の婆さんを演ってらっしゃるので、正直最初は気付かなかったです(気付いた瞬間めっちゃテンション上がりましたね)。
[映画館(字幕)] 6点(2022-03-30 23:17:55)
604.  アイの歌声を聴かせて 《ネタバレ》 
何とも正攻法とゆーかド直球とゆーか「俺はこーいうのが好きなんだ!(文句あっか!)」と監督が言ってるよーにすら感じたのだ、とでも言いましょうか。お話の内容・映像表現・そしてテーマ的な部分もどれも非常にシンプルで明快、かつ重ねて(無駄に捻ったり裏をかいたりせずに)楷書で書いた様な真っ直ぐさ・分かり易さで、コレはもうキョウビ逆にちょっと新鮮にすら感じられましたです。一方で、奥行き・深みや多面的な部分(或いはSFとしてのリアリティなど)があったかとゆーと、率直にそーいうワケでもないかな…とも思いますがその分、実にただ清々しい映画として楽しむことが出来ました。こーいうある種「真っ向勝負」なヤツは中々どーしてド真ん中に好みですね。結論的には(アニメの「本分」たらんとゆーか)やや若年層向けかな、とも思いますが、大人の方にも結構オススメではあります(童心に帰って楽しむ、というコトのひとつのチャンスかと)。この映画の雰囲気そのまんま、といった感じの土屋太鳳の真っ直ぐな歌声も素晴らしかったと思います。   ※とは言えひとつ思ったのが、個人的な話ですケド今作とあの『竜とそばかすの姫』が私のなかで結果的に同じ評点になってしまった、とゆーのには、少しだけ「なんだかなあ~」とも思ったりするのですよね。「魂は細部に宿る」はコレもひとつの真理だと思っては居るのであって、だからごく細かいトコロまで考えに考え抜いてこだわって工夫して(場合によっては意表を突くように仕掛けたりして)つくる、とゆーのは一義的には絶対に正しいのだろうとも思うのですケド、ただソレで考え過ぎるのもまた確かに考えモノ…なのかも知れないな~とか思ったり。
[映画館(邦画)] 7点(2022-03-30 01:29:23)
605.  花束みたいな恋をした 《ネタバレ》 
韓英恵が言う様に「若い時の恋愛と、結婚って違う」という、その変化の過程を描いている映画である(最終的には結婚なんかには辿り着かずに終わっちゃうお話だケド)。だからある種、これもまた人の成長を描く映画だとも言えるのかと。   趣味・好み・つまり「価値観」が似ているとゆーのは、人間関係を築く取っ掛かりとしては非常に分かり易くて効果的な要素だとは思う。しかし、ソレが恋人を選ぶ重要なポイントだった…とゆーのは、例え部分的にはそーであっても(=ある部分の価値観がドンピシャでも)他人同士なんて価値観が異なってるモノの方が絶対に多いのだから、その時点でも若干その「継続性」の面には危うさがあるとも思うし、そもそもソレがポイントになる時点でカップルの各々としては「自分の価値観が結構大事」という人たちなんだろう、とも思えるのだよね。人間関係ってやっぱり「妥協」が何より大切だと思ってるので、その意味でもまた危ういなあ、ともね。  若干、女のコの方がよりチャランポランに見える、という人も多いのかも知れないのですケド、どーでしょうかね。確かに彼女は自分が幸せに生きてゆくにはごく「感覚的」に自分が楽しいコトをやってゆけば好いと思っている、その点は(方法論としては)少し浅薄だ、とも思います。ただ男のコの方も、自分が仕事を頑張れば(収入が安定すれば)・或いは結婚というカタチに持ち込めれば多分ナンとかなると思ってる(+ワリとそーとしか思ってない)という点で、コッチも結構テキトーだとも思うのですよね(キョウビ尚更)。だからやはり、彼らは両人とも同じ様にまだまだ成長過程にある二人だ…と見えていて、で、人間ってやっぱり一直線に向上していくワケでもなくて、上がったり下がったりグネグネと波打ちながら徐々に徐々に少しずつ上向いていく…てなモンか、とも。個人的には結局のトコロ、それでもだからその山谷の巡り合わせが生んだ結末…てなコトでしかなかったのではないか、と。まァ~ねェ~~~中で一つ、私が菅田将暉に思いっ切り感情移入してしまった…てのが、仕事がマジでヤバい時って(私の様な映画オタクでさえ)映画観ても全然楽しくない…てなコトも実際あるんだよなァ~という場面すね(ソレを「彼は変わっちゃった」とか思われると、ちと辛い…てなモンで)。  主演2人は、別にルックス的にもとても魅力的な若人だと思いますが、超絶的美男美女というワケでもないごく近寄り難くない感じも大いに纏っている、そのコトは今作が「ごく普通の恋愛」を描こうとしているという点においては非常に適切なキャスティングだったと思います(ただ、有村架純ちゃんは演技力的にもごく等身大なこの役はピッタシだったと思いますが、菅田将暉が全力で演じるにはこの役はちょっと「簡単」だったかも知れませんね)。あと、年代を明確にし、かつソコで流行ったカルチュラルな諸々は全部実際の名前を出している、そのコト自体は、この映画が「刺さる」世代や地域、的な面での普遍性を損ないかねないという意味で(映画としては)若干リスキーな選択だったかな…とも思います。が、私の様なごくターゲットド真ん中のジェネレーションにとってはコレもまたお話を一般的なモノに見せるのには非常に効果的だったとは思います。だから私としては、その点への一種の感謝を込めて、1点足しておくコトと致します。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2022-03-30 01:04:25)
606.  ナイル殺人事件(2020) 《ネタバレ》 
『ナイルに死す』は、ポアロものでは一番好きですね(クリスティ全体では『ゼロ時間へ』が一番好きなのですケド)。  結論から申し上げますと、まずまず悪くない映像化かと思えました。今回の映画化では若干ながら登場人物の設定・相関関係や展開運びに調整が入ってはいるものの、大まかな流れは原作どおり、特に最大の見ドコロをトリックの複雑さではなくて(=トリックはごくシンプルなモノのままで)実に「意外」ながら実に「納得のいく」真犯人・動機(むしろ何故我々は最初からこんなシンプルなコトに思いが至らなかったのか、というレベルの鮮やかさ)に置いているトコロは原作ファンとしては嬉しいですしまた適切だとも思います。そして、前作『オリエント急行殺人事件』ではとにかくケネス・ブラナーのポアロが喧し過ぎて大いに興ざめてしまったトコロ(出自が舞台俳優とは言え限度があるだろ、と)今作はその面もそれほど気にならなかった、とゆーか、むしろまあまあ好い雰囲気に仕上がったかとも思えました(とは言え、かのデヴィッド・スーシェのハマり様には到底及ばないという認識は変わりませんケドも)。  前半のゆったりさに比して、後半はややハイテンポ(→ホントはもう少し長尺に撮りたかった?的な)で少しだけ(サスペンス的な)余韻が心地好いとまでは言えませんが、シンプルな娯楽映画なのも勘案すればまあ許容範囲かと。事件ものが好きなら尚オススメですね(流石の名作なので)。
[映画館(字幕)] 6点(2022-03-30 00:53:34)
607.  プロフェッショナル(1981) 《ネタバレ》 
今作もごくハード系(シリアス系)とゆーか、ベルモンドは復讐に燃える容赦の無い凄腕エージェントを演じています(それでもやはり絶妙に茶目っ気があるのは流石だな…と嬉しくも思いますケド)。また、多分に007的とゆーか、敏腕かつ伊達男なキャラを活かしてそこかしこで女性を味方に付けてゆく…という展開運びなのでセクシー成分も多々含まれますし、女にはモテそうだけど男には確かに嫌われそうなヤツだな…(特に、今作では取分け女にモテなさそーな人でなしの主敵・ロベール・オッセンとは相性悪そう)とゆーのにも面白みや納得感があったかと思います。スパイ・スリラー的展開運びやアクションはまずまず重厚で、その意味でも同時代の007ものと比べてもさほど遜色はないかと。終盤の宮殿なんかは完全にモノホンでとても雰囲気好くゴージャスでしたし。  ただ、一つだけ気になったのはラス前の肝心の大統領暗殺シーンですかね。そもそも、ココでベルモンドが自分で殺さないコトに何か意味はあったのでしょーか?加えて、いくら気が逸ってたからとゆーてアソコで碌に確認せずに撃ちますかね?(まあ、撃ったヤツが序盤から散々にポンコツ感を醸してたのはそーいう意味なのかも知れませんケド、でもやっぱちょっと出来過ぎな展開なのは確かかと)。あと、やや中盤以降はテンポが緩めだったかな~とも少しだけ思ったりしましたね(ソコは少しマイナスかと)。  でも、全体的には相当に楽しめました。オーラスの雰囲気も素晴らしかったですし、ロベール・オッセンとベルモンドの「決闘」も確かにオシャレで完全に好みでした。良作の範疇ではあるかと思いますね。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-27 00:33:11)
608.  危険を買う男 《ネタバレ》 
今作のベルモンドは「ハンター」と呼ばれる裏家業の男で、政府から汚れ仕事を請け負って報酬を得ている。役自体には中々ハマっていて、悪過ぎない悪さやカッコよさ、そして茶目っ気や色気もふんだんに醸し出して、やはり魅力あるな~と思いましたね。悪役の極悪犯罪者「タカ」を演じるブルーノ・クレメルの存在感と(コレも)悪辣さも中々高度で、その点は好かったと思います。  残念なのは2点、まずベルモンドとコンビを組む若造が…なんか「教訓」とかってのをベルモンドが彼に語り込んでゆく感じは『怒りの荒野』のリー・ヴァン・クリーフぽくもあったのですが、今作の若造はかの作品のジュリアーノ・ジェンマの様には成長してゆかなくて、基本終始ベルモンドの足を引っ張りっぱなしで結局…つーのは観ていてチョイと面白くなかったと感じます。もう1点、私がしっかり観てなかった…のかも知れませんが、若造にこだわってたのはタカの顔を知ってる唯一の目撃者だからなのですよね?であれば、オーラスでベルモンドがタカの正体を知ってるのは何故なのでしたっけ?ストーリー全体としてもちょっと雑な感じではあったかと思えてまして、ソコも少し残念ぎみかと感じました。まあ、時代相応なクオリティのアクション・スリラーかとは思いますケド。
[DVD(字幕)] 5点(2022-03-26 20:03:50)
609.  ポーキーズ 《ネタバレ》 
『アメリカン・パイ』とかって個人的には結構好きだったりするのですケド、確かにその原型とゆーかごくおバカ下ネタをメインコンテンツとしている映画に見えます。そのおバカ下ネタのバカさ加減は決してアメパイにも負けず劣らずなレベルに見えました(=まずまず笑える)。酒でも飲みながら観る分には、男性ならワリと世代問わず楽しく観れるのではないでしょーかね。  ただ一つ残念なのは、アメパイに比べてもやや青春映画としての要素は薄いし、ゆーて全体的にもお話としてはかなり取り留めの無いヤツだったという気がします。普遍的な脱童貞物語かと思いきや、中盤からはストリップ小屋のチンケな小悪党との対決が主になってゆき、クライマックスもその仕返しがメインという…結論、やっぱ酒でも飲みながらボンヤリ眺める…くらいが丁度好い作品かと思えますね(好い大人なら特に)。
[DVD(字幕)] 5点(2022-03-24 22:52:07)
610.  ポーキーズ2 《ネタバレ》 
前作より更に、いや遥かに取り留めの無い話になってもーてますね(もはや「ポーキーズ」とかナンの関係も無いし)。かつ、おバカ下ネタ部分はともかく、全体的なコメディの質が個人的にあまり好みの感じではありませんでした。ピーウィが仲間に充てがう女を(セクハラ紛いで)探してゆくくだりとか、後半も差別ネタやらゲロやらが大目立ちで…特に、ゲロはマジで勘弁して欲しいっす(欧米のコメディってマジでゲロ塗れだな~とか常々感じてるので、回避用に誰かそーいう検索タグとかつくってくれたりしないかな…)
[DVD(字幕)] 4点(2022-03-24 22:08:47)
611.  THE BATMAN-ザ・バットマン- 《ネタバレ》 
ダークで重厚なヒーローものとしてのメインのお話に、思ったよりも多めに(コレも)重苦しいサスペンスのお話を覆い被せて、更にサイコ系スリラー・アクション・ほのかながらにはロマンスも…と色々な要素をミックスしたサービス精神旺盛な娯楽作ですね。そのうえで、バットマン自体もリアリティ重視で大袈裟に強すぎず、サスペンスも無暗に複雑すぎず、サイコ系と言っても(レイティングがかかるホドに)グロくなくヴァイオレントでもなくエロも特になく…とごくバランス・大衆性の方を重視してつくられた作品かと思います。ともすればパンチ不足(+突出した特長不足)だと感じる方も居るかと思いますが、個人的には(あくまで娯楽映画としては)かなり完成度の高い作品だと感じました。私としては、映画館で観て好かった…とは確実にそー言えるトコロですね。  とは言え、全体的にも終始かなり暗めのお話で、また同様に画面もずーっと結構に暗いのですよね(あとは天気も終始グズつき気味で)。だから単純明快に楽しく・明るく…という娯楽映画ではないのも確かにそーです。ただ、特にアクションシーンではその暗さを活かした照明的な工夫が中々に優れている箇所も多く見て取れましたし、そーいう暗め一辺倒で来たからこそオーラスの朝の光はソレこそバットマンが辿り着いた「夜明け」の象徴とゆーか、シンプルに好い演出だったと思います。一点、相当に長尺なのが気に掛かっている方もまた多いかとも思いますが、全体のテンポは(好いか悪いかで言ったら)率直にコレもやや重めですかね(お話の密度自体は十分だと思うのですケド)。個人的にはさほど気にならないレベル(むしろこーいう色々と重い映画としてはまま適切な方)かとは思ったのですが、そんなに重くて長いのは疲れちゃいそう…という方は配信やDVD・ブルーレイを待った方が好いかも知れません。
[映画館(字幕)] 8点(2022-03-22 01:04:26)
612.  ターミネーターX<OV> 《ネタバレ》 
安直なタイトルですが、観てゆくと少なくとも終盤までは『ターミネーター』つーよりは明らかに『マトリックス』に近い感じ(モチロン「どちらかと言えば」の話ですよ)なのですね。年代的なコトもあるのでしょう。ただし、ラスボスは明らかにターミネーター(のバッタもん)ぽいし、終わり方もソッチ寄りですかね。まあ、どっちにしろ元ネタに比肩する…なハズも全然無くて正にC級!というレベルのクオリティです。例えばホラーとかなら、このレベルの低予算でもやり方次第ではナンとかなるコトも(稀に)あるのかも知れませんが、これがSFとなるとやっぱチョイとキビシイ…というよーにも思います(どーしたって世界観とか、或いはコミュニティ全体のパニック感とかでボリュームを感じさせないと雰囲気が出ない…て場面が出て来がちで)。  主人公その他も決して好くはないですが、おそらくモーフィアスのポジションな黒人の兄ちゃんがまたちょっと酷かったすね。ナニを言ってるのかも終始分からんし、謎の人物感もまるで無いし、見た目的にもモーフィアスつーよりはむしろ『ブレイド』の方だったですかね(んでもってオーラスでも弱くてまるで役に立たないし)。
[DVD(字幕)] 2点(2022-03-22 00:22:55)
613.  愛なのに 《ネタバレ》 
今泉×城定という異色?のタッグ企画。当然の如くに恋愛映画だが、前半はほぼ完全に今泉テイストとゆーか、まま繊細な恋愛感情の「もつれ」的なモノを主として2組分並べて描いてゆく…ので(セックスシーンを城定監督らしくしっかりつくってはあるものの)ワリとマジメでちょい文学的てな感じの今風の恋愛映画かな~と思って観てたんだけど全く然に非ず。中盤以降、2つの片っぽのさとうほなみ・中島歩のお話はシンプルにヒジョ~に下世話でかつアホみたいな大オチを迎えてってしまうのですね。その意味では、この構成自体が実に壮大なフリオチだったとも言えるし、そのコメディの大仕掛け自体はまた実に見事にキマってたとも言えるし、そして何より実に完璧極まる映画的コンセプトの具現化だったとも言って好いでしょう(=コレ以上の無い今泉×城定の50/50だったかと)。  ただし一方で、瀬戸康史と河合優実ちゃんの話の方は正に対照的に非常に清々しく終わってゆく、その余韻はまた特大に爽やかだし、そして重ねて監督一流のセックスシーンの出来も確かに素晴らしく艶めかしかったです。この部分に関しては、女優さんが2人なかなか頑張ってたな~と思いましたね(特にさとうほなみさんは気合が入ってたよーに見えてとても好印象でしたです)。結論、色々とごく多様な好さがあって、かなりオススメできる作品でした。本企画のもう一作品の方にも期待です。
[映画館(邦画)] 7点(2022-03-21 00:17:44)
614.  エースの中のエース 《ネタバレ》 
これも実に楽しいですね。感情移入のし易い題材ですがともすれば重くもなりそうなトコロ、全体としてごくコミカルに明るく纏めてあるので非常に観易かったです(子供や動物もそーいう雰囲気の醸成には効果的でしたね)。かつ、コメディにしてもアクションにしても割かしアイデア豊富でその意味でも面白く観てゆけました。特にアクションはよく見ると結構に高度で(航空アクションにせよカーチェイスにせよ殴り合いにせよ)正直思いのほか楽しめましたですね。年代を考えても中々完成度の高い娯楽アクションでした。オススメ。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-20 23:31:47)
615.  プロジェクトV 《ネタバレ》 
ジャッキー・チェンが民間の国際軍事会社「ヴァンガード(Vanguard)」の社長なので、プロジェクト「V」なのです。そしてジャッキーもまだまだ闘ってくれてますケド、メインは若手の男のコ女のコに任せてる感じですかね(でも川下りのシーンで間違って落っこちてプチ騒ぎになる等、まだまだ体張ってるらしいすよ!)。その若手は男女どちらもかなり眉目秀麗で率直に好かったです(特に第一主役の男のコはかなりのアイドル的イケメン)。  かつてのカンフー映画(そーいうのもまだまだ探せば最近も在りますケドね)とゆーよりは、コレもより総合的アクション作品とゆーか、まずは徒手格闘よりだいぶガンアクションの比率が高めではありましたし、またドローンその他の最新テクノロジー的なギミックも多々盛り込まれていました。ただ、全体的に相当にCGを多用している感じでもあり、かつそれらのシーンは少し早送り+コマ落ちな感じも無くはなかったのですね(=ハリウッドのA級と比べると少~し違和感があるカモ…的な)。また、ストーリーもごく単純でアクションを眺めてゆくのがほぼメイン…という作品でしたが、アクション自体は量はかなり豊富でバリエーションもあったので、概ね満足は得られたかと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-03-20 23:30:28)
616.  アングスト/不安 《ネタバレ》 
これは、相当に特殊な映画ですね。まず、肝心の主役は完全にサイコですが、いわゆるサイコ・スリラーとかサイコ・ホラーといった映画とは完全に一線を画しており、むしろドキュメンタリにも近いという様なリアルさというモノも醸されています。また、幾つかのエピソード(犯行場面)を通して主役のサイコのキャラクターを描き出してゆく、という様な「よくある」タイプの実録異常犯罪ものとも率直に一線を画しています。つまりそーいう部分の前置きはナレーションで軽く済ませてしまっておいて、肝心の内容はとゆーと、殺人で10年服役した「その男」が出所直後に起こした殺人事件をワンシチュエーションで最初から最後まで淡々と描く、てのがメインな映画になっているのですね。  前述のとおり、所謂ホラーやスリラーの様にショック場面に見応えがあるとか、シンプルな恐怖・スリルを呼び起こすとか、そーいう映画では全くないのです。結局のトコロ本作のメインコンテンツは、描き出される常人には理解不能な狂った思考・行動原理そのものなのですね。そして、これも前述どおりその部分には(実話ベースだから)ある程度のリアリティがある、とゆーのが最大のウリだという映画なのだとも思うのです。「リアリティの在る狂気」とゆーのを垣間見たい人向けという意味では、完全なるマニア向け映画だと言えるでしょう。そして、その部分のクオリティが観たときにその人に運よく「伝わった」としても、そもそもソレに対してどういう感情を抱いたらよいのか、という意味では、結局のトコロこれって非常に評価の難しい映画だろうな…とも言えるかと(個人的には、ままユニークな作品だと思ったのでこの評価、というコトになりますが)。  とは言え、肝心のメイン犯行場面とかもかなりグダグダと長時間のたうち回ってるので、娯楽用とかのシンプルな用途には全く使えない程度の作品なのも間違い無いです(途中でドロップアウトしちゃう人も多そうなレベル)。重ねて、中々高度に「観る人を選ぶ」作品かな~とは感じました。
[DVD(字幕)] 6点(2022-03-20 23:24:09)
617.  ジャン=ポール・ベルモンドの 道化師/ドロボー・ピエロ 《ネタバレ》 
うーん…全体を通しても確実にコメディタッチではあるのですよ。特に冒頭からのシーンは割とコテコテにコメディ風で、ココで出て来たミレッラ・ダンジェロという女優さんも(あんま聞いたコトない人ですが)パッと目を引く美人だったりで、この娘とベルモンドがあっちゃこっちゃで詐欺師稼業を(ごくコミカルに)働いていく…てな話かと思ったら然に非ず。彼女と別れて以降はまるで007のバッタもんかの様なスパイ映画的なお話になってってしまうのですね。一方で前述どおりコミカル風もコミカル風なままで継続してゆくのですが、中で結構バタバタと人は死んでゆく(のであんまし笑えない)し、目まぐるしい展開!とゆーよりは支離滅裂なドタバタ劇!で話は正直頭にスッと入ってこないし、諸々とどーも纏まりがイマイチな…と感じてしまうのですね。他方、アクションは特に終盤は比較的派手で、ソコから見てもやっぱスパイもの系統の映画として製作されたヤツなのは間違いないのでしょーな。確かに、ベルモンドの名物キャラとしてのアクション・シリーズなんて一つくらい有っても好さそうなモン…とも思いますが(まあ、ベルモンド自身がもはや名物キャラなのかも知れませんケドね)。
[DVD(字幕)] 4点(2022-03-19 22:19:47)
618.  ムッシュとマドモアゼル 《ネタバレ》 
この原題にこの邦題てのは若干よく分かりませんが(そもそも原題もイマイチピンと来ませんが)要は主役の男女ふたりの映画だよ!(=話の内容は、知りません!)てな感じなのかもな~と思いますね。このふたり、一言で言うと確かにルパン三世と不二子ちゃん…ですかね(言わずもがな)。内容は結構コテコテのコメディですが、中でこのふたりは両人ともにかなり頑張っている様に思いました。ベルモンドは相変わらず実に品好くコミカル+底抜けに陽気で、観てるだけでコッチもいつの間にかに楽しくなってしまいますね。かつ、今作ではアクションにも意外なホドに体を張っており、流石に一世を風靡したスターだなと感じました(ガタイも結構にご立派で)。ラクエル・ウェルチも実にゴージャスなルックス&プロポーションがまずは素晴らしかったですし、豪快な中にも女性らしさを垣間見せる演技も中々に魅力的でした。この楽しい映画の雰囲気にピッタリとマッチしたノリの好い音楽も最高すね。相当な掘り出し物ですわコレ(フランス映画恐るべし)。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-19 22:14:08)(良:1票)
619.  恐怖ノ黒電話 《ネタバレ》 
確実にタイトルで損をしている作品ですね。これじゃあ、クラシカルでオーソドックスな(古臭い)ホラーだとしか想像できませんですよ(非常に優れたアイデアのあるモダンな作品なのに…)。  敵の為すがまま、いつ、何をされるかも分からないと言う防御力ゼロの状況は、まるでサメ映画でサメが居る暗い海に放り込まれたかの様な極度の心地悪さを常時醸し出している。しかも、相手はサメではなくて悪辣で悪知恵のはたらく女サイコだという、実に不快で逃げ出したくなる様な極上のホラー具合だ。女サイコは(当然ながら)姿が見えず、終盤、一瞬姿が映りかけるもすぐ消えてしまう、という敢えて「見せない」恐怖の演出もまた秀逸だと感じる。ネガティブなラストも、過去を変えた弊害であることを含めてコレも好みではあるが、DV元旦那についてはラストで殺される以外にはあまり上手く使えていなかった様にも思う(奴が何をどうしたいのかがイマイチ分からないのも一因かと)。どちらかと言えば間違い無くシナリオは複雑な方であることもあって、ツッコもうと思えばツッコめる箇所も幾つか在る…とも言えるが、無理に気にするのも野暮であろう。結論、文句無しの優秀ホラーかと。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-19 02:42:13)(良:1票)
620.  レイニーデイ・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 
アレン作品としては比較的クセの少ないシンプルめのロマンチック・コメディに仕上がってますが、そのジャンルとしては素直にかなり楽しく観れる作品だと思いますし、それでいて監督の個性とゆーのも大いに発揮されている非常に手堅い良品だと思います。個人的には、特にこの気怠い雨に包まれたまろやかな雰囲気というものが(監督の他作品と比較しても)とても心地好かったですね。そこは流石だなと。  ティモシー・シャラメにせよエル・ファニングにせよ、実際にまだ非常に若い俳優さんですし、若々しい、というよりは少し幼い、というか、しかしそこから生まれる微笑ましさとゆーのが本作の好ましい雰囲気の醸成に一役買っていたと思います。特にエル・ファニングの邪気(と頭の中身)の感じられない「純真」な感じは個人的に絶品でしたね(それでいて随所でかなり気合の入った「練った」演技を見せてくれたとも思いますし)。この作品が彼らのキャリアで無かったことになってしまうのは、やはり少し勿体無い。
[DVD(字幕)] 7点(2022-03-18 11:03:47)(良:2票)
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