621. 十二人の怒れる男(1957)
古典と言うことで今さらながらの初見。法廷物と言うよりは心理物と言う感じがしました。どんどん潮が満ちるように無罪に流れていく過程が迫力があり良かったです。裁判員制度の導入ということもあり興味深く観れました。自己主張が強いアメリカ人でさえああなのだから、和をもって貴しとなすこの国、空気を読むことを強いられるこの国、事なかれ主義の国民性。裁判員制度って大丈夫なのでしょうか。ちなみに私は最後までギルティーだったです。ひっくり返される瞬間を楽しみに待っていたのですが。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-06 16:12:07) |
622. CUBE
とっても緊張感をもってみれる作品。密室に置き去られた人たちの精神の描き方とか巧い。細かい背景とかは客に丸投げしてそっちで推理解釈と言うのは製作者の意図か。テーマ性やアイデアは素晴しいと思います。 ワースがこんな意味のない殺人建築に自らの意図もなく参加しそれが勝手に動き出しているとこなんか現代社会を比喩そのものだし、われわれ自身だって今ももしかしたら現代社会というCUBEの中でもがいているのかも。中にはトラップにかかる人も。1つしかない出口探してさまよい、その出口の先さえ答えがあるのか。自分は現代のCUBEの中で人間性を保ち続けているのだろうか。カザンに対して思いやりを与えることができるのか。とっても感じさせられました。作者は天才だな。 (2010/2/2再見)緊張感は変わらずだけど、初見に比べると深みが感じられなかったのも事実。アイデアだけが突出して優秀だったのもあるかな。一度味わってしまうと慣れちゃったのかも。点数はやはり8点。 [DVD(吹替)] 8点(2008-09-06 10:49:19) |
623. ジャンパー
世界の名所を、特にコロッセオをじっくり見せてくれたのはナイス。ただ、ジャンパーとパラディンの憎しみの原因と歴史の描きが浅いのでストーリーに入り込みにくい。せっかくジャンパーの特殊能力もらっても犯罪まがいの行為しかできないのもどんなもんかと。この能力なら他のテーマでも描きようがあったのではと。よくサミュエルが出演してくれたなあとしみじみ思った。東京の映像は日本人へのサービスなんだから、せっかくの好意とあざとい算段を無駄にせずに多くの日本人に観てもらいたい。ジャンプ映像は良かったと思うし、浅いストーリーだけどそこそこ面白く見れるし。 [DVD(吹替)] 4点(2008-09-04 21:38:00) |
624. バッテリー
私にとっては甘酸っぱすぎる作品。坊主君と弟君の演技というか存在感はなかなか。シナリオはありきたりなんでどうってことはないけど、ロケーションや演出は評価できる。普通の野球映画ドラマだとバカにしてんのかの野球部の演出になるけどこの作品は結構選手のフォームを含め本格的な動きでとても好感が持てる。その中でも主人公の林君の投球フォームはかなりいいぞ。特筆できる。がんばった。野球少年の笑顔にはたまらないものがあるな。この作品はとても好感が持てるが、やっぱり評価は評価で厳しくしたい。 [地上波(邦画)] 5点(2008-08-27 17:30:21)(良:1票) |
625. ディープ・インパクト(1998)
なんとなく安い作り安物感があるけどそこそこ楽しめるのではないでしょうか。パニックに陥いるであろう人々の演出にはおおいに?マークがつきますが。やはり生命をつなぐと言う観点では赤ちゃんの存在感は大きく、ラストの宇宙飛行士と妻赤ん坊のシーンはグッとくるものがありました。アルマゲドンとどうしても比較してしまいますが、 こちらの方が私的には好みです。出来はともかく。 [地上波(吹替)] 6点(2008-08-26 18:26:55) |
626. コン・エアー
いまいちぬけている脱獄犯捜査官等々、なんか笑わせてやろう感の強いコミカルアクション。シュールぽいし。なのにニコラスケイジは大奮闘なのがまたいい。ぬるいアクション映画もたまにはいいよね。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-25 18:35:16) |
627. ザ・コア
アルマゲドンのコピーの地中版。そこそこ楽しめるし、演者陣もそこそこ豪華でいい演技が観られる。ただあっさり死んじゃうし、安っぽい人間ドラマは感動を押し付けられているようで興醒め。 お手軽に観れる暇つぶし映画。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-18 13:49:56) |
628. レインメーカー
法廷物。ただ法廷物は得てして流れが似たようなものになりやすくこれもご他聞にもれない感じ。どこかで観たような感が強く、もしかしたら忘れているけど既観かさえ思い記憶を辿ったくらい。原作ジョングリシャムみたら、あぁあれもそうなのかと妙に納得。マットデイモンの初々しい青年役はやはりはまり役。彼によって映画は確実にクオリティーアップしてる。ミッキーロークダニーデヴィートはちゃんとキャラを生かし映画を映えさせる。ただ、近年日本でも同じ問題が保険会社から起こっていることを考えるとそちらの社会性に感じることも多々ある。保険会社スポンサーではゴールデンタイムでは放映できないだろうなあ。良作 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-09 14:08:19) |
629. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
お子様向けのお子様ランチの印象。その割りにショーンコネリーが渋すぎる演技。背景となる怪人の物語をしっかり踏まえていないと楽しめないかも。 [地上波(吹替)] 4点(2008-07-29 20:10:32) |
630. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
名作シリーズの第一弾、この作品も素晴しいのにシリーズを重ねるにつれて面白さが増すのは賞賛に値する。今となってはインディがすぐ殺されてもよさそうなものをとツッコミをいれたくなるし、他にもツッコミどこはあるけど、名作だからいいでしょう。メダルの刻印の火傷による伏線は毎度感心する。 [地上波(吹替)] 8点(2008-07-12 14:04:01) |
631. ブラック・ダリア
演技はよかったし、サスペンスを盛り上げる雰囲気も良かった。が、いかんせんストーリーがなんのこっちゃか理解不能。たぶん見直してもそれに輪をかけるだけだろう。なるほどと言うのもない。サスペンスを観ているのだをいう事実を楽しむだけの作品。全く原作と違うオリジナルの脚本で同じ監督雰囲気演者で取り直せば素晴しいのができる気がする。 [DVD(吹替)] 4点(2008-07-11 13:55:29) |
632. ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
《ネタバレ》 ちょっと仕掛けが大げさになって大味になってしまったかな、謎解きも含めて。1に比べてね。水攻めは少しやり過ぎの感も。でも美しい名所に絵作り。観客を楽しんでもらおうとする気配りが画面にも音楽にもあふれている。エドハリスはらしい演技、キャラをフルに発揮。最後の絶命の場面のはよかった。このシリーズは娯楽作品としてよく出来ている。ファンです。だから1点おまけした。 09年09月、でも1よりは確実に落ちるんでおまけはなくして7点に変更。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-09 21:55:41) |
633. ボルケーノ
人間ドラマあふれるパニック映画。でも自然の前には人間は無力に近いはずだから、どうも都合がよすぎるのがどうもねえ。逆に自然があまりに強力すぎるのもリアルさに?。でも楽しめたんだから、突っ込むのも野暮。トミーリーは相変わらずのリーダーシップはさすがだし、アンヘッシュの演技も表情の作りもいいし。 放送されるたび見てる自分がいるし。 [地上波(吹替)] 5点(2008-07-06 23:08:43) |
634. ガタカ
遺伝子による社会支配の近未来を描いた作品。ただその人物入れ替えテクは結構アナログ的。犯人捜査もそうかも。そんなとこ観るよりはイーサンホークジュードロウの心理描写の方が見応えがある。ビンセントの被差別側の悲しさ、逆のジェロームの選ばれた側の悲しさ。ビンビン私の心に響く。弟君の扱いが雑な気もしたけど良作。度胸試しの泳ぎで戻りや危険を気にせずとにかく踏み出す姿勢、見えないのに道路を渡るビンセントに物語を象徴するものを感じる。それにしてもジュードロウ、続くリプリーでも入れ替わられる青年役。演技も存在感も素晴しいし、キャラを生かしたはまり役なのかも。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-05 14:16:12)(良:1票) |
635. AVP2 エイリアンズVS. プレデター
《ネタバレ》 お金はかかっているかもしれないけどB級テイスト炸裂。というよりBマイナスいやこれぞC級か。もしかしたら製作側のわざとのB級狙いかも。そう思いたい。くらいのでき。AVP1は意外にそこそこ楽しめたんだけど、今回はまるでダメ。ストーリーになんのこくもなし。いにしえのバタリアン落ちだし。プレデターとエイリアンが見分けづらいのも痛いし。暗いし。あっさり死にすぎて、最後は誰が死んでも驚きはなかったな。久しぶりに馬鹿にすんなという作品に出会ったことは逆に嬉しい。 [DVD(吹替)] 2点(2008-06-28 23:08:53) |
636. グッド・シェパード
エドワードは大変な仕事を選んでしまったんだなあと。それは伝わってきた。CIAとは何ぞやも伝わってきた。が少し話運びが難解というか不親切。ちょっと長いし。もう少し序盤からグイグイ引き込む演出があったら良かったなと思います。雰囲気は良かったし、再度観ればまた良く理解できて違った味わいになるかもしれないけど、ここは点数は少し辛めに。 [DVD(吹替)] 5点(2008-06-28 14:01:33) |
637. トータル・リコール(1990)
人生の中で鑑賞回数が最も多いと思われる作品の最有力。最初見た当時はなんて面白いんだろうと感慨深かったのが懐かしい。いまでもテンポのよさと話の運びは絶賛できる。当時はセットも近未来風だと思ったけど、今見るとなにかとショボイのは時代のせいか。最近はこういったアイデアのものは90年代で出尽くされたのかなかなかでないのが残念。シャロンストーンがセクシーさを醸しだしてる。とにかく18年の月日が流れたんだとしみじみ。今基準なら5点がいいとこだけど、時代プラスして8点。 [地上波(吹替)] 8点(2008-06-20 17:26:29)(良:1票) |
638. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
インディシリーズで中でも一番好き。3>2>1の順かな個人的には。今回は謎解きも少しあっていい感じ。このテイストはナショナルトレジャーやダビンチコードにも受けつながれている様に思う。やっぱりひな形になる名作。聖杯伝説を扱うのも興味深いし、なりよりショーンコネリーがいい。とぼけた掛け合いがまた素晴しい。インディシリーズは80年代を時代を代表する名作だと思う。CGが発達した現代とは一味違った映画を観る夢と楽しみが詰まっている。シリーズの総評価は10点をあげられる。 [地上波(吹替)] 9点(2008-06-17 21:58:18)(良:1票) |
639. ボーン・アルティメイタム
完結編、第3作もちゃんと緊張感保って、クールな仕上げになっている。ボーン誕生から結末に至るエピソードにもう少しサプライズがあっても良かったとは思うけど。ちゃんとヨーロッパの美しい映像もサービスされているし良くできている。ただの速歩きでドキドキさせるのは見事。ラストの決して美人でないニッキーの薄笑いはもうしびれるし、水中のボーン続くカーンカーンという金属音、動き出すボーン、カッコいい。おまけにエンドクレジットの音楽までかカッコいいから感激。本シリーズはまさしく、It`s so cool!の出来映え。世界の風景も見せてもらったし、ボーンシリーズ3作は自分のお気に入りになった。加えるとマットデイモンの大ファンになった。ボーンシリーズの総評価は限りなく10点に近い9点に値する。 [DVD(字幕)] 9点(2008-06-16 21:40:17) |
640. トランスフォーマー
ロボットかっちょええ。CG凄すぎ。もうちょっとストーリー練りこんでくれたら良かったけど、そんなのこの映像の前にはどうでもええ。。さすがに青春グラフィティー的はいらなかったけど。もっとあっさりはちゃめちゃでもよかったとは思う。トランスフォームならではの仕掛けや伏線が少なかったのは残念。がロボットののメカニカルな動きや変身や姿を楽しめたし、市街戦の迫力も堪能、で7点。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-16 14:42:14) |