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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2598
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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661.  ドラゴンヘッド
「完成度」は低いのかもしれない。しかし重要なのは、何を持って「完成している」と言うかではないか。役者の演技やリアリティのない映像に低評価の要因が集中しているようだが、果たしてそうか?アイドル俳優達の誇張された演技は確かに不自然かもしれない。しかし、映画の持つ空気感として、あれほどまで崩壊し混沌とした世界の中に存在する人間の「自然さ」をぼくたちは本当に理解できるのか。そう言ってしまうとほとんど屁理屈だろうが、そういう観点、そして原作「ドラゴンヘッド」の雰囲気からしても彼らの演技がそれほどまでに不自然だとは思わなかった。加えてそれは映像についても言える。極限まで崩壊し続ける世界を、非現実的に美しく描き出したビジュアルには決して違和感は無い。映画における「完成」とは、あくまでもその映画世界の統一性にあると思う。その点でこの映画は優れていたし、もしこれに原作に忠実な「真意」が描かれていたとしたら、物凄い傑作になっていたと思う。
7点(2004-08-27 01:12:14)
662.  69 sixty nine
底抜けな明るさ、底抜けな情けなさ、そして底抜けなエネルギー。ある種想像のつかない何か。これこそ青春というものだと思う。僕は1969年には生きていないが、主人公たちが持つ精神は時代など関係なく「その時」を生きるすべての若者が持つべき本能だ。体制への反発・闘争、そんなものは、行動するためのただ一片の理由の装飾に過ぎない。「退屈だから」「楽しいから」「カワイイあの子に好かれたいから」それらこそ、揺るぎない本当の理由であり、よっぽど説得力がある。とにもかくにも、自分の欲望のために力の限り突っ走るそんな彼らの姿に笑いと興奮が止まらない。
9点(2004-08-12 13:26:54)(良:2票)
663.  ドッグヴィル
なんという映画だろう。と、思う。この作品の核心を語る言葉など無いような気がする。ただただとめどない感情が心情を駆け回って抑えつけることができない。何が正しく、何が間違いか、何が愚かで、何が崇高なのか、そんな結論などは遠く彼方で彷徨っている。すべてが終わり、あまりにも大きな重圧に押し潰されそうになった時に残るのは、何とも言い難い疲労感と恥辱感、そして自らで認めざるを得ない屈折した爽快感だった。この映画には点数などあまり意味がない。あるとすればそれは0か10かだ。そしてそのどちらであっても本質に違いがあるとは思えない。ただぼくは10点をつけた、本当にそれはただそれだけのことだと思う。
10点(2004-08-11 17:55:11)
664.  パンチドランク・ラブ
なんて奇妙なラブストーリーなんだろうと思う。純粋とは程遠いこの愛の物語に、いかにもラブストーリーらしい愛らしさを感じるのは、徹底的に不器用で暴力的な主人公の愛らしさ故であろう。ニュアンスは大いに違うだろうが、愛とは我を押し通すことだということを感じずにはいられない。もちろん主人公の性格から行動まですべてが褒められるものではないし、誰も真似できないことだけれど、それによって愛する二人が幸せなら何も言うことはないのではないか。何というか、そういう奇妙な説得力にぐいぐいと引き込まれる。
7点(2004-08-04 13:10:14)
665.  1980(イチキューハチマル)
ピンボケ、自我の崩壊……。その時代のそれは必ずしも悲劇ではない。時代から時代の流れの中で生じた愛すべきエネルギーだ。誰もがなんだか分からないけど、憂鬱でアンニュイ。ほんの少しのことで人生の道を踏み外しそうになる。そんななんだか危険な雰囲気をもつ時代。1980年という時代にそういう印象をもった。主人公の三姉妹を演じたともさかりえ、犬山犬子の脱線した演技は良かった。でも何よりも蒼井優の全身から醸し出された鬱積した感情に包み込まれる。
9点(2004-08-03 09:08:32)
666.  デイ・アフター・トゥモロー
さすがはハリウッドきっての直球王ローランド・エメリッヒである。小細工なしのど真ん中ストレートを投げさせたら、今の大作娯楽映画界に彼の右に出るものはいないだろう。もちろん、直球しか投げられないと言ってしまえばそれまでだが、娯楽映画に必要なのはまさにその豪快さである。CGによる映像技術が進歩したといっても、これほどまで地球が滅亡していく様をまざまざと見せつけたものはなかった。その映像世界に対する絶大な圧倒感だけで、この映画は存在する。まさに豪快。まさに娯楽。ただ残念なのは、人間描写にエメリッヒ監督ならではのカッコよさがなかったこと。デニス・クエイドが主役という時点でキャスティングの弱さは致し方ないが、「ID4」「ゴジラ」にあったような脇のキャラクターの小気味よさをもう少し見せてほしかったと思う。妙に男前な大統領や犬連れの浮浪者にその期待をしたのだが、不完全燃焼に終わってしまった。まあ、自然の驚異、地球環境の悲鳴に対する人間の無力さというものを考えれば、人間の動きが弱いのも納得できなくはないが。ラストの宇宙飛行士の言葉にあるように、地球には、人間には、「浄化」が必要なのかもしれない。
7点(2004-06-07 11:42:29)
667.  トレマーズ4 《ネタバレ》 
もはやカルト的な人気を誇るトレマーズシリーズ第4弾。パート3の時点で進化しきってしまった感があるクラボイスだったが、設定を西部時代にすることで、まったく未知な生物として再登場させるあたり、くだらないけどなんだか楽しい。シリーズのレギュラーキャラクターとして登場するマイケル・グロス演じるガンマニアの男が、今作では銃を全く扱えない彼の先祖として主役をはる。これまでの彼のキャラとは一転するので最初は違和感があるが、クライマックスにかけて銃に魅せられていく様がこれまた嬉しい。映画の世界観のすべてがチープでありきたりとも言えるが、それでも観客を楽しませてくれるのが、B級映画シリーズの頂点として君臨する今作の不思議な魅力であろう。第一作「トレマーズ」につながる小ネタ的な伏線もファンには嬉しい。
7点(2004-06-03 19:33:30)
668.  アナザヘヴン 《ネタバレ》 
率直な感想としては、何かビミョーな後味の残る映画だった。まず中盤までの猟奇殺人とパラサイト的な題材を合わせたストーリー展開はなかなか引き込まれるところがあった。原田芳雄、柏原崇らキャスト陣はそれぞれ印象的な演技を見せてくれたと思う。しかしながら後半、特にクライマックス前後の展開は陳腐と言わざるを得ない。映画全体の雰囲気からして、多少後味は悪くなってもサスペンスとホラーを反映させたラストの流れを用意してほしかった。前半の緻密さに対し、終盤はあまりに大雑把。端から見れば明らかに常軌を逸している主演コンビの行動もさることながら、どこか白々しい感動とテーマを意識したラストシーンにトーンダウンする。まあそんなことよりも、「飛ぶのかよ!」「その距離で当たるのかよ!」「火だるまかよ!」「置いてくのかよ!」「しかも生きてるのかよ!」と無数の突っ込みどころにほくそ笑むための映画かもしれない。
3点(2004-05-23 18:31:18)(笑:1票)
669.  ビッグ・フィッシュ
悲しいわけではない、物語自体が極端に感動的だというわけでもない。ならばどうしてこんなに涙が溢れるのだろう。と、とめどなく流れる涙を拭いながら思った。ただただ主人公の希有で幸福な人生を見ていることに心が揺れるという感じだった。それがつくり話かどうかなどということはもはや関係なく、紛れもない彼自身の幸福感に対して、その幸福な人生を見ることができたことに対して涙が溢れた。ひとりの男が人生を通して繰り広げる現実と空想の境界。その境界線上ですべての人がハッピーになる。感動するなんてことは、理屈ではない。まさにただ「感じる」ものなのだ。そういうことを改めて教えてくれる素晴らしい映画がまたひとつ誕生した。
10点(2004-05-23 13:44:39)(良:2票)
670.  フレディVSジェイソン
ホラー映画は苦手で、「エルム街の悪夢」&「13日の金曜日」両シリーズともまともに観たことがない僕だが、「フレディVSジェイソン」というホラー映画史を代表する二大スターの対決には映画好きの好奇心を掻き立てられないわけにはいかなかった。両シリーズを全く観ていないで今作を評するのもおこがましいが、夢と現実、二人のモンスターによる獲物の獲り合いを軸に展開していくストーリーは両作品のファンを裏切らないクオリティを備えたものだったと思う。それぞれのキャラクターの見せ場もバランスよく繰り広げられホラー性というよりは、エンターテイメント性が高かったのではないかと思う。ホラーが苦手な者にとっては「大いにひねくれたヒーローもの」とも言えるテンションが非常に楽しめる塩梅となった。ホラー映画のお約束とも言えるラストシーンには爽快感すら残る。
7点(2004-05-10 02:13:00)(良:1票)
671.  バリスティック
完璧なまでのC級アクション映画に唖然としてしまった。自信たっぷりのアクションシーンにとってつけたようなキャラクターととってつけたようなストーリーが羅列する。あまりに内容の無いストーリー性に肝心のアクション映像も淡白に映る。ルーリー・リュー、アントニオ・バンデラスのビジュアルは良いがそれも作品の質に完全に打ち消されている。監督はタイ出身のカオスという人物、名前のままにこの映画自体混沌としている。
1点(2004-05-09 18:52:44)
672.  ナイン・ソウルズ
冒頭の不潔感漂う刑務所シーンから、ラストの爽快感まで映画としてのバランスは多岐に富んでいて良かった。9人の囚人たちのそれぞれの人間模様を描いていくという構図は面白かったけど、この尺内で描ききるには少々キャラクターの人数が多かったかもしれない。でもそれぞれが乱雑に交し合うセリフの数々には印象深いものが多く、特に板尾創路の演技かギャグなのか分からないような絶妙な一言一言がイイ感じだった。
6点(2004-04-22 12:50:51)
673.  名探偵コナン 迷宮の十字路
映画版コナンは異様にアクション性が高くなってしまうので、もともとストーリーには期待していないのだが、今作はさらにアニメーションの陳腐さが際立ち、限りなく程度の低い映画になってしまっていると思う。何度もなぞったようなありきたりなストーリー展開にも落胆する。まあそれほどクオリティを求めても仕方ないのかもしれないけど、相当な数の子供たちを観客動員として集めている以上、ある程度の質は必要だと思う。
2点(2004-04-17 00:53:29)
674.  リリイ・シュシュのすべて
まず一言、「凄まじい」。正直言ってこれほど居心地が悪い映画はほかに無い。あまりに痛々しい劇中の中学生たちの姿を正視できなかった。何度も席を立とうと思ったほどである。個人的に岩井俊二作品のファンであった私であるが、今作の異色さ異様さには拒否感を覚えずにはいられなかった。しかしその苦しいほどの心の痛さこそ、今作で岩井俊二が狙ったことであり、この映画の本質を物語るものだと感じる。再度見たくなるような映画ではないが、一度観たらなかなか抜けないトゲが心に刺さる。それこそ天才岩井俊二が試みた挑戦だったのだ。傑作。
9点(2004-04-10 01:35:41)
675.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
メディア、雑誌等で評価の高い今作に対する危惧、それはやはり今作が実際の未解決猟奇殺人事件を描いた映画であるということだった。つまり猟奇殺人を描いたサスペンス映画でありながら、観る前から観客は「犯人は見出せない」ということを覚悟しなければならない。これはこのジャンルの映画としては多大なハンデである。しかし、この映画は評価に違わぬ明らかな傑作としてその全貌を脳裏に焼き付けることに成功したと思う。この映画世界に流れる空気感こそ、犯罪ドラマにおけるリアリティに他ならない。ソン・ガンホ、キム・サンギョン演じる刑事たちの怒り、焦り、絶望…あらゆる感情が生々しく迫ってくる。今尚、まさに息づく犯罪を描いた今作は、事件に翻弄された刑事の複雑に絡まる感情がにじむ表情をスクリーンいっぱいに映し出して終幕する。事実に対し、勇敢で、潔く、説得力に溢れた映画のエネルギーに圧倒される。
9点(2004-03-30 20:23:30)(良:2票)
676.  バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌
「絶対面白くない」と確信しながらもついに観てしまったので、あえてこの映画の堕落っぷりは追求しないでいようと思う。そんなもん観た人すべてが嫌でも感じることだから。で、「面白くない」と思いつつ僕がどうしても観ずにいられなかった原因は、一つしかない。そう、竹内力である。予告編での彼のキレっぷりを見て、好奇心が大いにぐらついた。そして観た本編のRIKI先生は想像以上だった。あの目つき、あの口調、そしてあの死に様もといトライ…、バイオレンスと笑いを超越した彼のキャラクターは圧巻である。深作欣二の遺作にふさわしいとは言えず、極めて醜悪な映画であることは明らかだが、確固たる見応えがあったことは事実だ。竹内力、万歳。
1点(2004-03-24 03:25:47)
677.  ペイチェック 消された記憶
ストーリーの流れ、特に終盤部分については、フィリップ・K・ディックらしいと言える展開に楽しみつつも何度か観たことがあるようなものだったと思うが、ここぞとばかりに活躍する20個のガラクタという要素は小気味よくスリリングであった。ヒッチコック風のサスペンスという触れ込みにふさわしく、グレーのクラシカルスーツに身を包んで追っ手を掻い潜る主人公の姿は、「北北西に進路をとれ!」を思い起こされる。ただ、映画自体は出来の良い作品だと思うが、これをジョン・ウーが撮る必要があったのかと言えば疑問が残る。「M:I-2」以降、「方向性見失ってんな~」という彼に対する懸念はいまだ拭えない。
7点(2004-03-23 18:44:37)
678.  アダプテーション
チャーリー・カウフマンという脚本家、まさに天才である。脚本の創造に思い悩む脚本家のとめどなく乱雑した世界を混沌と並べ立て、限りなく破綻に近いところで展開させる例を見ないその構成力に唖然とする。実在の蘭収集家と架空の自分の双子を混在させどこまでも独特な世界観に観客は現実との境界線を見失いそうになる。シュールで哲学的で、何よりもユニークな傑作だ。
9点(2004-02-29 04:01:50)
679.  “アイデンティティー”
「観客の衝撃」を求め続けて映画史の長い時間の中で作られてきたサスペンス映画だが、数ある名作サスペンス映画が生み出され、人々を驚愕させ、それでもなお今作のように新たな衝撃を観客に与えることを可能にする人間の思考の想像力に感嘆せずにはいられない。「アイデンティティ」というシンプルでストレートなタイトルに今作の強かさと自信を感じる。脚本、映像、展開力、キャスティングが合致した極めて秀逸な心理サスペンス映画の誕生だ。
9点(2004-02-29 03:58:34)(良:1票)
680.  DEAD OR ALIVE 2 逃亡者
その衝撃性でカルト的なファンを誕生させた前作であったが、そのノリを一切無視した続編を作るあたりが実に三池崇史監督らしい。前作の破天荒さを期待した者にとってはやはり面白くないが。
1点(2004-02-17 11:29:43)
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