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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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701.  プリンセス・ブライド・ストーリー
どう見てもゾロにしか見えないようなキャラクターが登場し、 ゾロのような剣での決闘シーンもあり、冒険活劇として面白くなりそうな序盤。 しかし次第に作品の動きが少なくなるのが残念。 気は優しくて力持ちキャラのアンドレに、 色んな映画で忘れた頃に脇役でお目にかかるウォーレス・ショーンに、 孫に物語を読み聞かせるピーター・フォークらがいい味を出しています。 特にピーター・フォークは出しゃばり過ぎず、 作品の舞台となる中世のファンタジーの世界の邪魔をせず、 しっかり孫との掛け合いを楽しませてくれます。 爆笑とはいきませんがほのぼのとした笑いがある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-09-02 23:18:16)
702.  扉の影の秘密 《ネタバレ》 
ヒッチコック・タッチのフリッツ・ラングの戦後の作品。 ラングの戦前の作品はいくつか見ていますが、戦後の作品を見るのは初めてです。 「ひょっとしたら夫は自分を殺そうとしているのではないか・・・?」 という妻の疑念が膨らんでいく細かな出来事を積み重ねていくサイコサスペンス。 その様は「断崖」、あるいは「疑惑の影」を思わせます。 一方でゴシック調の作風は「レベッカ」を思わせる格調の高さも感じられます。 今までに見た戦前のラングの作品と比較すると、 この人の特有の不気味さや凄みは控え目で意外に見やすさもあるのですが、 後半から終盤にたたみ掛けてくるサスペンス。 オチは少々肩すかし気味ではあるのですが、 それでも充分見応えのあるの作品に仕上がっています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-25 20:35:30)
703.  ジミー、野を駆ける伝説 《ネタバレ》 
近年のケン・ローチはコメディと事実、史実を元にしたドラマを交互に撮っていますが、 この人の作品に込めた思いや、描く対象は若い頃の作品から全くぶれることが無く一貫しています。 いつの時代を、どの国を作品の舞台としても常に彼の心は日々を懸命に生きている人々と共にあります。  「麦の穂をゆらす風」でも彼はアイルランド内戦を描いていますが、 本作はその時代を生きた、実在した活動家ジミーと彼を慕う名も無き人々のドラマに取り組んだ作品となっています。 彼らは“Jimmy’s Hall”(ジミーの集会所)に集い、好きな音楽に耳を傾け、ダンスを踊る。 ささやかな自由を楽しむ人々をケン・ローチらしい優しさにあふれた視線で描く。 しかし、そんなささやかな自由すら許さず共産主義者と決めつけ、彼を迫害しようとする教会とは一体何なのか。  ジミーという実在した活動家と、彼を慕い彼の元に集う名も無き人々。 本作に登場する名も無き登場人物は全て、この時代に実際にアイルランドに生き、 ささやかな自由を求めながら日々を善良に懸命に生きた、名も無き実在した人々の姿でもある。 静かな語り口の中に自由を讃えるケン・ローチの思いが感じられる作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-08-20 22:50:54)
704.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 
人生に行き詰まりそうになる前半と、そこから人生の視界が明るく開けてくるかのような後半という分かりやすいストーリー。 陽気な作品のノリ。そんな陽気な雰囲気を盛り上げるラテン系の音楽もとてもうまく作用しています。 前半のレストランではネット時代のビジネスや、離れて暮らす親と子の関係の難しさが描かれる。 一方後半のフードトラックの旅。 夏休みの息子と常に一緒に過ごし、客の反応がダイレクトに常に伝わり、常に客と手が届くような距離間がいい。 前半にネットを通じてバトルを繰り広げた批評家とも面と向かって腹を割って話せばほら、こんなにちゃんと会話が成立する。 様々な心の触れ合いに心があたたまる。 かと言ってネットを否定している訳ではなく、要はバランスなんだなということを感じさせてくれます。 アメリカン・ハートフルコメディの良さが随所に感じられる佳作です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-08-17 14:25:16)(良:1票)
705.  ダブリン上等!
冒頭から色んな男と女が登場する群像劇ですが、どいつもこいつもアクが強いキャラ揃い。 基本的にコメディタッチですが、登場する誰もが人生うまくいっているとは言えない。 多くのシーンでダブリンの街を覆う曇天の空模様も相まって彼らが暮らす時代や社会の閉塞感が漂っている。 ちょっとブラックで苦味のあるコメディです。 本作では製作という立場ですが、これまでも自身の映画の多くで母国アイルランドを描き、 語ってきたニール・ジョーダンの映画だなと思わされる作品です。 中盤以降は、このアクの強い彼らが作品の中で絡み合っていく様を勢いよく面白く見せていく。 挿入曲の使い方、挿入のタイミングも巧みで、個人的にはダンスのシーンでのスパンダー・バレエの“True”が懐かしくいい選曲でした。
[DVD(字幕)] 6点(2015-08-10 11:47:09)
706.  きっと忘れない
幼い頃に父に捨てられた若者と、幼い息子を過去に捨ててしまった浮浪者の男がひょんなことから出会う。 その心の交流を描いたヒューマンコメディ。 他の映画でも感じられますが、若い頃のブレンダン・フレーザーはこういういい奴の役がよく似合います。 一方のジョー・ペシ。ロビン・ウィリアムス系の役どころですが、 (ロビンも本作のちょっと前の作品でよく似た役をやっておりました) ペシもさすがに味わいのある演技を見せます。 学識のあるところを見せ、ハーバードの教授を黙らせてしまう持論を展開し、学生から拍手喝采を浴びるシーンは本作の見せ場の1つです。 作品としては特に序盤はもうちょっとフレーザーとペシとの絡みで笑わせるドタバタ系の要素があっても良かったと思いますけどね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-10 11:40:28)
707.  スターリングラード(2001)
独ソの激戦となったスターリングラードの攻防戦。その戦いの序盤を見せる、本作の序盤。 次々と命を落としていく兵士達。逃げ場も無い川を渡る船上で戦闘機から機銃掃射を受け続ける恐怖。 逃亡は許されず、逃亡しようとする兵士には容赦なく味方から撃ち殺される。その後も続く序盤の戦場の描写からも、 作品の大半を占めるジュード・ロウとエド・ハリス、2人のスナイパーの息詰まる攻防からも、 映画としての娯楽的要素を十分に含みながらも、嫌というほど戦争の悲惨さが伝わってきます。 台詞やドラマも多く、主役であるジュード・ロウと比べると台詞も少なく感情の抑揚も少なく地味な存在であるエド・ハリス。 しかし銃を構えスコープを覗くその目、表情で流石の存在感を醸し出します。 フルシチョフを演じたイギリスの名優ボブ・ホスキンスも迫力ある熱演を見せる。 そして本作で忘れてはならないのがレイチェル・ワイズ。 戦争モノでのロマンスの挿入は作品を微妙にしてしまうケースもありますが、 本作の場合は彼女も戦友の1人としても作品の中で十分に機能しています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-10 11:35:24)
708.  GF*BF 《ネタバレ》 
見る前の予備知識はグイ・ルンメイ主演ということだけ。 この軽い感じのタイトルからラブコメをイメージしていたのですが、とんでもない! 1人の女と2人の男の恋と友情。80年代の高校時代から90年代、そして今に至るまで。 変わりゆく台湾の世相の中で、変わりゆき揺れ動くそれぞれの時代の3人の心と関係を見事に描いた作品です。 それにしても、学生時代までのグイ・ルンメイ、こんな彼女は初めて見ました。 大声でよく笑いよく喋り、陽気で活発で勝気な女の子。 しかし時代の移り変わりと共に3人も少しずつ成長し、ずっと昔のままの3人ではいられない。 思い通りにはならない人の心、そして人生。 青春時代を経て描かれる彼らが大人になってからのドラマはなかなかの見応えがあり、 冒頭からつながるチョンリャンのラストの姿が感動的です。 これは切なくほろ苦い青春映画、ラブストーリーでもあり人生のドラマでもある。 所々にグイ・ルンメイのデビュー作「藍色夏恋」の中の彼女を思い出しました。 女子高生役の彼女の姿、彼らがバイクで疾走するシーン(「藍色夏恋」は自転車でしたが)、 後半のメイバオが無言でチョンリャンをビンタするシーンなど・・・。 彼女を知るきっかけとなった映画でしたが、もう13年も前なんだな・・・。 変わることの無い彼女の美しさを見ることができる作品でもあります。
[DVD(字幕)] 8点(2015-07-30 22:11:06)
709.  結婚協奏曲 《ネタバレ》 
判事の思わぬチョンボのせいで、突然結婚が無効であることを知らされた6組のカップルの悲喜こもごもを描くコメディ。 結婚から時が流れ、法的には結婚しておらず独身だったことが判明して喜ぶカップルが多い中、 一番最後に一番ほっこりさせられる水兵さんご夫婦のお話を持ってきたのが本作の一番いいところではないでしょうか。 コメディとしても、外出許可を取ってないので憲兵に見つかったら大変。 憲兵の目を誤魔化しながら道路をはさんで結婚の手続きに必要な施設を行ったり来たりが面白く、 ミッツィ・ゲイナーがとても可愛いです。軍隊の粋な計らいで無事結婚が認められる幸福感に包まれた結末も良かった。 ところで、DVDのパッケージを見ればマリリンが主役の映画のような感じがしますが、6組のカップルの1組にすぎません。 90分足らずの尺で6組のエピソードはちょっと多かったですね。 マリリンはこの頃が大スターへの階段を駆け上がった頃。 出番は短くあまり印象に残らないエピソードでの登場ですが、 登場するだけでパッと場が明るくなるようなコメディエンヌとしての存在感は抜群です。 でも本作に関しては、やはり最後のミッツィ・ゲイナーの可憐さが最も印象的でした。
[DVD(字幕)] 6点(2015-07-26 19:30:42)
710.  とらわれて夏 《ネタバレ》 
冒頭から、この邦題に似つかわしくない張りつめた不穏な空気が漂う。 母と1人息子。母は夫と別れたことからまだ立ち直れていない。少年も父親がいない寂しさを抱えている。 その前に現れた1人の非常に危険な男。 この前半はあまり音楽も使われず静かに作品は動き出しますが、 その分1つ1つの物音や母と息子の目線など、緊張感漂う作品の空気が見事。  それでいて、この危険な男が徐々に意外な素顔を見せる。 どこか優しさがあり、料理上手で器用。 料理の他にも、男手の無い家でクルマや家の修理を買って出る。そして少年に野球を教える。 夫と父がいなくなった2人の前に突如現れた、招かれざる客であるはずの危険な男が徐々に微妙な存在に変わっていく。 作品の空気もこの3人からも徐々に緊張感が薄れ、あたたかみが増していきます。 作品は不安定な空気を持続しながらも、その中にあるあたたかみに実に不思議な味わいがあります。  しかしこれらは過去の出来事であり、少年による回想を交えて品は進むので、 この不安定な幸せは長くは続かないであろうことを匂わせます。 次第に作品の焦点はこの3人は果たして本当に幸せになれるのか?というところに変わっていきますが、 少年が町で出会った少女が変なたとえ話を持ち出す。それは「ボニー&クライド」。 これによって見る者はますますこの3人から目が離せなくなっていきます。  ジェイソン・ライトマンは近年の作品の「マイレージ・マイライフ」や「ヤング≒アダルト」では、 人生の折り返し地点を過ぎた頃の男や女の揺れる気持ちを表現してきました。 本作はそこに思春期に差し掛かる子どもの存在を実にうまく挿入しています。 夏休みが終わり、新学期が始まる日。警官、銀行、隣人が次々に不安感を掻き立てる。 そして徐々に大きくなってくるパトカーのサイレン・・・。 しかし本作は「ボニー&クライド」にはならなかった。 長い年月を経てのラストシーンが感動的です。
[DVD(字幕)] 9点(2015-07-23 21:17:15)(良:1票)
711.  ビバリーヒルズ・コップ
やはりエディ・マーフィーと言えばこれですね。 人懐っこい笑顔、怒涛のように繰り出される軽妙な台詞まわし。エディの魅力が存分に出ています。 それをしっかりサポートするのが、結果的にエディと共に悪に立ち向かうことになるビバリーヒルズの地元警察の2人の刑事。 規則や原則に縛られた2人と自由奔放なエディの刑事ぶりとの対比が面白く、 彼らの存在が更にエディの魅力を際立たせています。  序盤、エディ演じるアクセルがバーで機転を利かせ、 バーで強盗を逮捕した際のウソの報告に対し正直に本当のことを喋ってしまう彼ら。 しかし事件解決後は上司も一緒になって、更にその上を行くような壮大なウソの報告を。 アクセルとの数日間で彼らもデカとしてすっかり頼もしく?なっていた姿に思わずニッコリさせられる。 ラストの「まあビールくらいならいいだろう」も同じく。  大ヒットしたサントラ、グレン・フライの“heat is on”に ハロルド・フォルターメイヤーのアクセルFのテーマも印象的。 本作といい、数年後の「ミッドナイト・ラン」といい、 この頃のマーティン・ブレストのこんな小気味いいコメディは面白かった。 またこんなコメディを撮って欲しい監督の1人です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-07-20 14:01:56)(良:1票)
712.  マダム・マロリーと魔法のスパイス 《ネタバレ》 
大ヒットを連発していた90年代から2000年頃までを境に、 以降近年に至るまで扱いが地味化の一途をたどるハルストレムの最新作です。 映画の中にある、この人ならではの優しさは本作でも全く変わることはありません。 苦労を重ねインドから、長い旅路を経てフランスの田舎町に辿り着いたインドの料理人一家。 辿り着いた田舎町で店を構えるまでは良かったのですが、頑固一徹の料理人親父を演じるオム・プリ。 そしてそう広くない道を挟んだ前にはもう一軒のレストランが。支配人を演じるのはヘレン・ミレン。 前半はレストランの経営をめぐりライバル関係にあるこの2人が、事あるごとにいがみ合う。  そしてもう1組の男と女。 インドの料理人の次男とヘレン・ミレンのレストランの副シェフの女性、2人のロマンス。 ハルストレムが描く若い2人のロマンスはいつも本当に爽やかです。 この2人の終盤の会話の中の「あの時、車が故障して本当によかった。理由があって車が故障したんだ」という台詞がいい。 人生、辛く苦しい時期は必ずありますが、そんな時こそ、それも全て理由があるんだと思いたいものです。 しかしお話の方はあれよあれよという間に幸せな方向に進んでいく。 いがみ合っていた2人が和解して以降、この2人の間に流れる穏やかな空気に心が和まされる。 単純なストーリーですが、こういう人情喜劇風の作品にはこんなストーリーがよく似合います。
[DVD(字幕)] 6点(2015-07-19 17:41:28)
713.  48時間PART2/帰って来たふたり
「48時間」から実に8年ぶりの第2弾。 前作で映画デビューを飾ったエディ・マーフィー。 本作ではニック・ノルティより先にクレジットされているあたりには、 この間にエディはすかりスーパースターになったんだなと思わされます。  ニック・ノルティのタフなハミダシ刑事ぶりがカッコいいハードボイルド・アクションと、 相棒エディとのコメディのバランスが良かった前作と比べると、 本作ではエディのキャラクターが抑え気味になってしまっているのが勿体ないところです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-16 20:42:33)(良:1票)
714.  バーバレラ
こういうバカバカしい映画、僕は好きです。 バーバレラは結構危ない目にあっている割には緊迫感が無いんですけど、本作はそれが大正解だったと思います。 60年代という時代を考えると、宇宙のとある星という作品の世界観もよく表現されているんじゃないでしょうか。 とか、そんなことよりもまだ若いジェーン・フォンダのコスプレとエロカワぶりが見られるだけで十分の作品です。 後に別れちゃいましたけど、この頃はロジェ・ヴァディムとジェーン・フォンダはご夫婦でしたよね。 自分の奥様に何をさせてるですか・・・。でも、ヴァディムさん、ありがとう!と言いたい作品です。 そしてあのデュラン・デュランの名前の由来がこのデュラン・デュランだったとは知りませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-06 20:57:21)(良:1票)
715.  ランボー/怒りの脱出 《ネタバレ》 
ベトナム戦争がアメリカに残したものとは何だったのか? そんなメッセージと共にランボーというキャラクターを強烈に印象付けた第1作。 こういう映画の続編の場合、大抵はアクション&娯楽方向に作品の方向性がシフトされていくものです。 本作も、もうランボーが何者であるかという説明はもはや不要ですので、早速にランボーを敵地に送り込みます。 現地で案内人を務める美女とのロマンスという要素は意外な展開でしたが、あのランボーが絶対死ぬわけがない。 そうなると彼女の登場の瞬間から悲しい展開が予想されるのですが・・・。 将軍に裏切られ、「私を一緒に連れて行って・・・。」という女を失い、沸点を超えたランボーの怒りが炸裂。 以降はひたすらランボーの超人的活躍がみっちり描かれます。 作中でランボーが呟く「俺は結局捨て石(expendable)なんだよ。」という台詞が今に見直すと印象的です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-03 16:17:53)
716.  ぶどうのなみだ
この監督さんの「しあわせのパン」と同じく北海道を舞台にしたのどかな人間模様が織りなす独特の世界観。 本作と「しあわせのパン」を比較すると、徹底的にゆる~くコメディタッチにまとめた「しあわせのパン」の方がまだいいと思う。 本作の場合は微妙に重くシリアスな内容を盛り込みましたが、 これも登場人物の過去と今などが仕込み不足のせいもあり、 特にエリカが去った後半は退屈に感じられました。 現実味の薄いゆる~い人々が織りなすゆる~い世界観の映画は僕は嫌いではないので、 本作も大泉洋が主演なんだから、もっとコメディタッチでゆる~い映画にしてしまった方が良かったかな。 ほぼ2時間の上映時間がとても長く感じられました。
[DVD(邦画)] 3点(2015-06-28 13:16:14)
717.  パワープレイ 《ネタバレ》 
どこかの政情不安な状態の国の様子を伝える映像のような迫力ある冒頭。 軍部において同士が集められクーデターの計画が練られていく。 その過程での体制側との息詰まる駆け引きが描かれる前半から中盤。 そしてクーデターが実行される後半、更には思わぬ展開が待ち受ける最終盤まで、 作品は張り詰めた緊張感を見事に保ち続けます。 クーデター計画に対する体制側の大物登場人物は、 警察官僚のトップを演じるドナルド・プレザンスが1人で引き受けている感じですが、 こういう役を演じると流石の凄味を見せる名優プレザンスが充分に作品を引き締めます。 前から見たいと思っていた映画でしたが、 期待通りの「硬派」「骨太」「重厚」、こんな言葉が似合う見応えのあるポリティカル・サスペンスでした。
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-27 20:00:17)
718.  記憶探偵と鍵のかかった少女 《ネタバレ》 
妻を亡くしたショックからまだ立ち直っていない、自身も不安定な精神状態にあった記憶探偵ジョン。 結局は彼は嵌められる運命にあるんだろうな・・・。というのは普通に想定される落としドコロ。 それだけならアナは目の前に現れた中年男をいいように利用し陥れただけで終わってしまう所ですが、 ラストの“thanks you”には思わずニッコリとさせられました。 最後にこれがあると無いでは鑑賞後の余韻が全然違うものになっていたでしょう。 ミステリアスな作品の雰囲気にアナ役のタイッサ・ファーミガがピタリとはまっている。 彼女を見たのは多分初めてだと思いますが、今後注目の1人になりそうです。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-27 01:05:11)
719.  ロッキー 《ネタバレ》 
ロッキーが試合をするのは、冒頭の場末のリングと、ラストの華やかなアポロとの試合のみ。 ロッキーが暮らす寂れた町。そこに暮らす人々の人間模様と風景の描写、 そしてそんな町に住むロッキーとエイドリアン、不器用な2人のロマンス。 ボクシングの試合よりもむしろ、 試合に至るまでのロッキーと同じ町に暮らす男や女のドラマに重点が置かれていますが、本作はそれがいい。 そんな場末のリングに上がるボクサーに突然あんなチャンスが巡って来ることも実際には無いだろうし、 チャンプと最終ラウンドまで互角に渡り合えることも無いだろう。 それでも、こういう映画にはこんな単純で分かりやすいストーリーがいい。 そして、あの勇気のテーマ曲。テーマ曲が心に残る映画として真っ先に思い浮かぶ作品の1つ。 試合が終わり、あのテーマ曲が流れる中、「エイドリア~ン!」「ロッキー!」、 そして余計なものを省いた、その思いが成就するラストは何度見ても感動的。 僕は子供の頃から今に至るまで、サクセスストーリー大好き人間なので、随分前のことになりますが初見の時には、 「勝て!勝つんだロッキー!」と思って見ていましたが、やはり本作にはこの結末が良かったのだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-23 19:26:51)(良:2票)
720.  グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
今では伝説となったプリンセスを演じる。誰もが知っている人物だけに、容姿も含め難しい面があると思います。 近年では「ダイアナ」で主演したナオミ・ワッツを少し思い出しました。 グレース・ケリーとニコール・キッドマン。やはり似てはいませんが、 ニコールの醸し出すオーラやゴージャスさはさすがに演じる役にはまっていたと思います。  「上流社会」を最後に映画の世界を去りモナコに渡り大公と結婚し、モナコ公妃への華麗なる転身。 女優引退後の彼女に関してはそんなイメージがありましたが、 やはり国を守っていく立場になるということは大変なことです。 隣接する、というか周りを囲まれた大国フランスとの駆け引きを描きながらも家族を中心としたドラマでもある。 ラストの彼女の演説が意外に盛り上がらないのは惜しいところ。 モナコという小国と大国との駆け引きと、その駆け引きの中にいる、 ハリウッドからやってきた公妃を巡るサスペンス的要素がもう少しあっても良かったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2015-06-20 19:58:27)
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