721. ファンタスティック・フォー:銀河の危機
アメコミヒーローもののシリーズ第2弾。 基本的にストーリーや緊張感などはあってないようなもの。敵役の設定に大爆笑したり、 ヒロインがかわいいなと見とれたり、ビジュアル的に見れるのは発火男だけだなと考えたり、 岩石男がいつもあの姿のままなのはかわいそうじゃないか、と憤慨したり、 いろいろと楽しめる部分もあるんじゃないかと。 ただ中途半端なヒューマニズムを入れるのだけは、勘弁してほしいね。 肩の力を抜いて気楽に楽しめる映画ではありました。 [地上波(吹替)] 2点(2011-09-03 07:44:13) |
722. お熱いのがお好き
禁酒時代のシカゴを舞台にしたラブコメ。冒頭のカーアクションもさることながら、 序盤からの設定や展開が愉快で、当時としては画期的なアイデアだったことが想像できる。 総じてドタバタシーンが多く、コメディー映画としてのレベルは決して高くはないのだが、 アクがなくて誰もが楽しめる作品に仕上がっている。目立っていたのは、 主役二人よりもモンローのコケテッシュな魅力。彼女はあくまで脇役だが、 与えられた役回りをうまく演じている印象を受けた。万人向けのお薦めコメディー。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-03 07:18:43) |
723. ジョーイ(1977)
もともとテレビ映画だったのか、作品の作りや雰囲気はいかにもそんな感じ。 個人的に実話ベースの作品、特に病気が絡んでくるものって大の苦手なんだけど、 いかにも感動させようといった、下手な脚色や演出はほとんど見受けられない。 主人公の少年と彼の家族の様子が割と淡々と描かれていて、 それがラストに生きたのではないかと思う。家族の絆をテーマにした、万人向けの感動作。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-09-03 06:52:51) |
724. 私がウォシャウスキー
う~ん、一応ハードボイルドなのかなぁ。そんな雰囲気は受けなかったけど、 向こうでは人気のある女探偵さんということで、邦題はハッチャけてていいんだけど、 彼女の扱う事件が地味だし、その顛末もまったく面白くないのが致命傷かな。 キャサリンの存在感で、何とか持っているような作品だった。 [DVD(字幕)] 3点(2011-09-02 21:14:31) |
725. 恋する遺伝子
恋に仕事にと、はりきりヒロインが主役のラブコメ。 "遺伝子"という小道具が設定の妙味ということなんだろうけど、正直ピンとこなかったかな。 あとは王道のストーリー展開で、新鮮味やグッとくるものはなかった。 配役は可もなく不可もなく。アクがないので、暇なときに鑑賞するにはちょうどいいかも。 [地上波(字幕)] 3点(2011-09-02 16:19:38) |
726. 七人の侍
RPG、戦国シュミレーション、アクション物と、ゲームのような要素が存分に含まれており、 単純なストーリーながらも、理屈抜きに楽しめる娯楽大作に仕上がっている。 3時間半の長丁場のなか、7人のヒーローたちの描写もほぼ完璧に近い。 無駄な部分を極力省き、個性ある侍たちを実にうまく動かしていたと思う。 配役も文句のつけようがなく、演技は安心して見ていられるし、侍姿もサマになっている。 現代の細面の俳優ではこの雰囲気を出すのは無理。古い映画なので映像や音質は良くないが、 映画好きならやはり一度は観ておく作品。 [DVD(字幕)] 10点(2011-09-02 14:45:14) |
727. 明日に向って撃て!
御存知アメリカン・ニューシネマの代表的な一本。 西部劇というと、どうしても泥臭いイメージがあるけど、本作ではそれを感じさせない。 ポール、ロバート二人のキャラがいいのはもちろん、演出、音楽も洒落ていて結構な出来映え。 キャサリン・ロスが懐かしく、ラストも良かった。バランスのいいお薦め作品。 [地上波(吹替)] 7点(2011-09-02 14:22:57) |
728. エクスペンダブルズ
超肉弾戦映画。合理主義の外国人に、「侠気」溢れる展開は笑えたけど、 これだけ人気俳優さんたちが多数出演していると、もうそれだけでお腹一杯になっちゃうね。 人数が多いせいか、アクションシーンのカット割りが凄まじくて、とにかく慌ただしかった。 お祭り映画のようなものなので、ストーリーはあくまで二の次。 何も考えずに鑑賞するのがベストかと。 [DVD(字幕)] 3点(2011-09-02 07:13:14) |
729. AVP2 エイリアンズVS. プレデター
とにかく画面の暗い映画。 夜、森、トンネル、室内など陽の当たらないシーンでは、 エイリアンやプレデターの造形、登場人物たちの表情等、何をやってるのかさえわからない。 まるでベタで塗り潰したようなシーンも出てくる。 お話は中盤から収拾のつかなそうな展開を見せ、陳腐なラストも苦笑ものなのだが、 画面に何が映っているのか把握することに精一杯で、とてもストーリーに集中できない。 もう二度と鑑賞することはない作品。 [DVD(字幕)] 2点(2011-09-02 06:54:49) |
730. アイリスへの手紙
落ち着いた内容の、大人向け恋愛映画。 ヒロインと主人公が私生活で抱える問題や、状況設定を丁寧に描いているのでリアル感があり、 二人が徐々に惹かれ合う過程も、すんなりと受け入れることができる。 決してドラマチックな展開があるわけではなく、小道具の"手紙"も効果的に使われているとは 言えないけれど、主演二人の演技に安定感があるので、安心して観ていられた。 地味な作品だけど、30代後半からの男女にはお薦め。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-09-02 05:17:35) |
731. 砂塵
新任保安官の活躍を描いた、ややコメディータッチの西部劇。 ガンベルトを下げない見るからに頼りなさそうな保安官、 取っ組み合いやキックまで見せてくれる酒場の荒馬姉ちゃん、 ジェームズ・スチュワートとマレーネ・デートリッヒのキャラの魅力が一番の見所。 終盤は普通の西部劇の展開になってしまったけど、全般的にユーモラスに溢れ、 肩の力を抜いて鑑賞できる娯楽作に仕上がってます。ストーリーのほうは今一つかな。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-02 04:15:47) |
732. ミスト
ラストをどう捉えるかで、評価の分かれそうな作品。 最初は自分も顔をしかめたのだが、集団心理サスペンスと観ればこの形もありなのかなと。 ただ序盤からの流れは、完全にB級モンスターパニック映画の作りで、 登場人物たちの各描写がそれほどじっくり描かれているというわけでもないし、 正直心理サスペンスのほうには気持ちが傾かなかった。狙い所の面白い作品だとは思うけど、 納得できない人がいても不思議ではない。興味のある方は一度ご鑑賞あれ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-01 20:46:31) |
733. ブラック・サンデー
国際テロ組織とイスラエル特殊部隊の攻防を描いた、手に汗握るサスペンスアクション。 公開前に政治的理由から上映中止になったと、ちょっと話題になっていた記憶がある。 双方の描写が均等に描かれており、普通はどっちつかずで浅くなる傾向があるんだけど、 そういう印象は受けなかった。重厚な特殊部隊隊長役をロバート・ショーが好演。 テロリスト側の登場キャラたちも個性があって、キャスティングのバランスがいい。 ジェットコースタームービーもいいけど、やはりこういうどっしりした流れのアクション映画は、 見応えがある。やっぱり男性向け。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-01 16:07:20) |
734. ミセス・ダウト
アイデアが面白い、ほのぼの系のストーリーコメディー。 変装したお手伝いさんはどこから見てもロビンだし、 ちょっとドタバタというか、やりすぎだろといったシーンもあるんだけど、 ロビンのほんわかキャラを存分に生かした内容に仕上がっていて、素直に楽しめた。 子供からお年寄りまで、安心して鑑賞できる万人向けの作品。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-01 12:12:43) |
735. フォロー・ミー
サスペンスかと思ったら、やけにほのぼのとした映画だった。 男性が観れば、「よく聞く話。わかってはいるんだけどねぇ」と思わず苦笑い。 女性が観れば、「うん、そうそう。それが大事なのよ」と共感を覚える・・・のかな? ストーリー自体は、くだらないと言ってしまえばそれまでだけど、 日々の生活に煮詰まっている時などに鑑賞するにはいいのかも。 登場人物が少なく、昔のTV映画といった感じで落ち着いて鑑賞できる、 かわいらしい内容の作品だった。 [地上波(吹替)] 4点(2011-09-01 11:53:36) |
736. フライド・グリーン・トマト
女性への応援歌的な作品。物語は老女の話を中心に展開するのだが、 序盤から中盤にかけては、先の展開に思わず期待感を抱かせる中々うまい構成。 後半に向かうにつれ、オチが予想できてしまったことと、 ヒロインがちょっと単純すぎるかなという感はあるけど、実際にこういうオバちゃんいるし、 それほど気にはならなかった。キャシー・ベイツが「ミザリー」とはまったく違う雰囲気で、 さえない中年女性役を好演しております。特にアラフォー以降の女性にお薦めしたい作品。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-01 01:41:35) |
737. 宗方姉妹
小津監督の作品の中では、こちらも異色作の部類。 田中絹代と高峰秀子が姉妹という設定で、相反するキャラはいいと思うんだけど、 高峰秀子が妙に浮いていて、この姉妹役はちょっとピンとこなかったかな。 自分が男だからということもあるんだろうけど、山村聡扮する夫の人間像が一番判り易かった。 終盤の思わず息を呑むシーンが見所。ラストはこれでいいんだろうか? 昔の女の人の心情ってよくわからない。 [DVD(邦画)] 6点(2011-09-01 01:12:56) |
738. 華麗なるヒコーキ野郎
レッドフォードが一番人気のあった頃の映画。 大きな盛り上がりのある作品じゃないけど、小粒ながらもメリハリのあるストーリー展開で、 全編を通じて爽やかな雰囲気が漂っている。ジャンルとしては、やっぱり青春ドラマかな。 一番の見所は邦題どおり。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-31 14:45:42) |
739. ジャック・フロスト/パパは雪だるま
父親と息子の親子愛を描いたほのぼのファンタジー。 内容はオーソドックスな感動系で、あまり新鮮味は感じないけど、 アイデアが面白くて、パパの家族に対する愛情がよく描けている。 個人的には、もっと奥さんとのシーンが欲しかったかな。 時々雪だるまの顔が妙に怖かった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-31 14:05:29) |
740. オーメン(1976)
「エクソシスト」とともに、70年代を代表する恐怖映画。 「エクソシスト」は映像的にインパクトのあるシーンが多かったけど、 本作はじわじわと内から恐怖を与えてくるような手法で、シナリオの出来もいいし、 子役の男の子がかわいくて、それが恐怖をいっそう煽らせてくれる。 映像演出はさすがに今観ると古さを感じるが、それほど気持ちの悪いシーンもなく、 万人向けの作品に仕上がっていると思う。お薦め。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-31 13:31:25) |