761. 大河の一滴
邦画のつまらなさのシンボル的作品 1点(2004-04-14 21:30:48) |
762. 北京原人 Who are you?
《ネタバレ》 北京原人はとても切なく悲しいストーリーだと思います。分かりあおうとする研究員、その意図に反する組織たちや国家の陰謀に翻弄されるかわいそうな北京原人。言葉が通じないやりきれない思い、名前の付け方がリアルに日本人っぽくて切ない。そんななか、一緒に火をおこして川の字になって眠ったり、みていて恥ずかしくなるくらいのオッパイの付き合いしたり、ようやく分かった原人のわずかな言葉「upah」、意味が【仲間】らしいからこれまたせつない。いろんな現代人に追われ追われて万里の長城にまで達し、見晴るかす大草原は彼らの記憶をあまりにも心地よく刺激しマンモスを呼び寄せる意図があったかどうかは現代人には謎のままだが、最後の惜別のシーンではいつの間にかメインに加わっていた中国人女性のあどけない日本語(きっとキルビルはこのシーンに触発されている!)、精一杯気持ちを伝えようとするが、当の相手は唸るだけ、あぁ、これじゃあよけいに言葉が通じない、せつない。でも言葉なんか要らない。悲しみの涙は悠久の時を越えて変わっていなかった。緒方直人の叫びで幕が下ろされる。「生きろ!そなたは美しい!」といったかどうかは憶えていないが、なにか映画を終わらせられる言葉のはずである。・・・・・・このように感動できる要素は理論的には含まれているのに面白くないのはなぜでしょうか。ここを厳密に解き明かせばこれから先、邦画は面白くなると思います。 1点(2004-02-07 17:05:16)(笑:1票) (良:3票) |
763. CUBE2
一作目が、いかに偉大であるかがよくわかります。 1点(2003-12-12 10:13:58) |
764. 北斗の拳(1995)
ここの平均点ワーストランキングで知り、シベ超と共に、観てみました。連続で駄作を観て思ったことは、映画を撮るって、難しいことなんだなぁって思いました。 1点(2003-12-12 10:01:35)(笑:2票) |
765. シベリア超特急
戦争はよくないなと思いました。 1点(2003-12-12 09:53:56)(笑:10票) |
766. ファニーゲーム U.S.A.
《ネタバレ》 まあ、まずは誉めよう。要は「暴力を描くことによって、暴力を批判する」みたいなことを監督は言いたいのであろう。監督の怒りの対象はハリウッド映画とかなのか。てことは、この映画のバイオレンスは我々観客に対してではなく、そういった現在の映画文化に対するクーデターである。つまり我々の前に立ち強力な武器で敵をなぎ倒していく心強い味方ってことだ。(唯ひとつ、我々観客に対して向けられたバイオレンスは「母がライフルで仕返ししたとき」のみ。まあ、まきもどしされるけども。) だとしたら、では監督は我々後ろにいる観客に何を言っているのだろう。リメイクしてまで何を言いたかったんだ。安易に知らない人を家に上げるなってことか?だとしたらまったく伝わってこない。これは映画作家として向いていないということだ。へたくそ。 もしかしたら、ただ単純にわれわれの神経を逆撫でしたかっただけなのか。だとしたら上手い。見事にわれわれの心は穢された。 どちらにしてもこれは覚悟しないとリアルに傷ついてしまう映画だと思うので、要注意。ていうかこんなもん見るな。0点だ0点! [映画館(字幕)] 0点(2008-12-31 04:12:37)(良:1票) |
767. 子猫物語
挙げればきりがないですが・・・例えばプー助が流されていくチャトランを追いかけて川に飛び込むシーン。どうやさしくみても、人間がプー助を川に投げ込んでいる様に思える。熊とプー助の闘いなんて、遠くから撮影しているから、冷たい印象となり、熊が一方的にプー助を地面に押さえつけ、水中に沈めるから、プー助が殺されちゃうよーって思いました。箱に入れて滝に流したり崖から海に放り投げたり、ウミドリの群れの中に置き去りにしたり等等、これは動物版ソドムの市かと思いました。海洋ドキュメント映画『DEEP BLUE』よりも凄惨でした。箱に入れられ流されていくチャトランの、いたいけで、無垢で、ネコが苦手な水に脅え、死の恐怖を感じる表情に胸が痛くなりました。陸に上がってからは安心して見ることができましたが、感情移入を妨げるまるであてつけな露木ナレーションと、意味があるようでないようなポエトリー、一貫性のないネコと犬の演技、サイテーの脚本。ある意味シュールな世界です。 0点(2004-10-13 00:39:23)(良:1票) |
768. ボーイズ・ドント・クライ
こりゃひどいよ。あの男二人組がいつまでも許せない、というか理解できない。殺害ってかれらにとって何なんでしょうか。あいつらを殺したい、そうおもっている僕も殺害衝動。一緒。みんなみんな0点 0点(2004-02-16 01:36:55) |
769. 黄泉がえり
これはXファイルでしょ。ヒューマニティーを出したかったら科学的分析するな。破綻しちゃうよ。つじつまあわせでひっしです。5分くらいのエピソードそれぞれはぼろぼろなけますがだからいいえいがなのか?RUIは歌いすぎで、だんだんとプロモーションビデオになってゆき、最後のくさなぎの台詞「RUIの歌の歌詞にこのようなものがある云々・・・」で駄目押しのPR。ラストは「CDかってねー!」というメッセージしか受け取れなかった。さめる。これが邦画。はぁ 0点(2004-02-03 16:48:56)(笑:1票) |
770. ソドムの市(1975)
これは幽遊白書の黒の章です。観たら絶対へこむと分かってて見てしまう僕は、ファシズム4人組と同じなんです。最っ低 0点(2004-01-05 16:22:38)(笑:1票) |
771. ハリー・ポッターと賢者の石
全世界のハリポタ読者は、文字を追いながらこの不思議な世界をハラハラドキドキしながら自分の想像力で創造していき、そのなかで、ほうきにまたがって飛び廻ったり、巨大なモンスターに追いかけられたり、ホグワーツの生徒たちと友達になったりしているんだろう。読書は独り。読者の想像した世界はその人にしか見えず、その世界は、それこそ映画のような夢に溢れるところ。どのような世界を創ったって良い。それが楽しくて、みんな本を買って読んでいるんでしょう。ハリポタは世界中で売れました。それを見て、映画にしたら売れるなぁって思った人がいたんでしょう。おかねをかけてついにスクリーンに本の内容が立ち上がりました。そこではいままで読者の中にしかいなかった人やモンスターたちが、最新のCG技術で鮮明に描かれています。ハリポタが好きで映画を観たら、自分の中に他人の価値観がなだれ込んできて、今まで描いてきた自分のハリポタの世界にCGという大量破壊兵器によって破壊的に侵攻され、観客に等しく与えられている想像の自由権が無効になりました。映画がすばらしければそれは構わないと思います。(すばらしい映画は侵攻なんかせず、自ら平和的友好を結ぶもんです。)しかしハリポタは違いました。かっこ悪い撮影現場が容易に想像されるクィディッチとか、リアルすぎるモンスターとか、駅の柱のなかに飛び込むのとか、本からスクリーンへの無理な翻訳は苦しい。なんていうか、映画製作者の映画への愛が少しも感じられなかった。こいつら映画を好きなのかしら。ぶっちゃけ興収しか興味ないんじゃない?だからハリポタに手をつけたんじゃない?。てかこの映画から伝わってきたことはそれだけでした。だから0点。 0点(2003-12-26 20:08:48)(笑:1票) (良:1票) |
772. アレックス
《ネタバレ》 さかQさんのレビューで『前半で原型を留めないほど消火器で殴打されたヌリア(犯人)が実はまったく別の人でそのそばでほくそえんでいた本人こそがヌリアだと判明したときはもう余りの衝撃で脱力しました。』を知ったとき、僕も脱力しました。復讐できたことがこの映画を観てしまったぼくの唯一の救いだったのですが、それも砕けてしまいました。観てからもう3ヶ月くらい経ちますが、いまだに凹んでいます。どうして観た人をボロボロに傷つける映画作りをするのでしょうか。そうまでしてirreversible【逆転できない】を表現してなんになるのでしょうか。監督が最近こんな被害にあったのでしょうか。せめて復讐を成就させてあげてもいいじゃないですか。やり場のない憤りですな。ただ、メメント型はこの映画にはぴったりの方法です。とても効果的でした。ラストシーン(メメント型だから、映画の世界ではオープニング)が、中盤で傷ついた心にひりひりと染み込んできて、結局、レイプシーンもリベンジシーンも、このラストシーンを飾るための駒となります。そのラストシーンというのは緑の芝の上で読書でくつろぎ横たわる単なる普段のアレックス!しかもBGMはベートーベンの第7の2!・・・なんというか、どうしようもなく辛いです。点数の分布が両極化してるのもこの映画らしいと思います。 0点(2003-12-12 12:37:25) |