61. 博士の愛した数式
うまい映画。 ちょっといいけどふだん食べないような素材を、素材が生きるように、万人受けするようにうまく料理したような映画。 自分の数学の先生だったおじいちゃんを思い出した。 変なじいさんだったけど、今となればいい思い出。 先生ってのは変な方が記憶に残っていい。 [DVD(邦画)] 8点(2013-08-25 15:03:36) |
62. 指輪をはめたい
オルタナティブな映画。 途中で数回曲調が変わった。 夢うつつの表現が曖昧。 ストーリーが曖昧。 完成度が低い。 役者がいいぶんもったいない。 [DVD(邦画)] 5点(2013-08-19 01:29:31) |
63. 害虫
宮崎あおいフリークとして、観忘れていた本作品。 あおいちゃんはあいかわらずいい仕事してる。さすが! 問題は監督か脚本か。監督がもう少し宮崎あおいに頼った変態的な撮り方をしていたら。 脚本が、一人よがらず万人に伝わる構成にしていたら。 わかる人にはわかるかもしれんが、わかるか! という感想。 この、いま一つの映画の中で光って見えるあおいちゃんはやっぱりすごい。 ナンバーガールもすごい。 [DVD(邦画)] 5点(2013-08-19 01:12:24) |
64. ララピポ
ちょっと風俗に行きたくなった。 で、久しぶりに行った風俗では村上さんほどではないが、ポッチャリさんが出てきた。 高頻度でポッチャリさんに出くわす。体力のいる仕事だからか、冷房に負けじと断熱材を蓄えるのか。知ったこっちゃないけど、こういう風俗な映画があってもいいんじゃないかな。 リアルさには欠けるけど、リアルなものは肌で感じて来いと、まぁ、そういうメッセージが込められている、わけもないだろうな。 成宮くんははまり役。 よっぽどつまらなくもないが、これを映画館で観たら切ないだろうな。 もっと突き抜けたエロか心理描写が欲しいな。せっかくいい題材なのになぁという感想。 [DVD(邦画)] 5点(2013-08-19 00:56:44) |
65. 大洗にも星はふるなり
演劇で観たかったかな。 生で観たらきっと臨場感があって面白かったと思う。 映画としては芝居が台詞があざとすぎていかん。 回想シーン以外でもヒロインがずっと出ていたらまだ観れただろう。おしい! そもそも戸田恵梨香がみたかったのに、気持ち悪いおっさんたちだけみても、同族嫌悪で気持ち悪いわ! という内容。突き抜けることもなく、小さくまとまった話もなんだか。 なんだかなーあ。と前半はすごくうとうと。後半持ち直すも、、、まぁ、演劇役者を志す人にはおもしろいんじゃないかな。知らんけんど。 [DVD(邦画)] 3点(2013-08-19 00:41:04) |
66. マンタ
《ネタバレ》 この映画、ネタバレなしではレビューできない。 DVDのパッケージから、巨大なマンタが襲ってくるスーパーSFXなんて地球の重力を無視したファンタスティックな内容に惹かれたアホな人間に、のど輪落としを食らわせるカウンタカルチャな内容。違う!B級でもこれは違う!観たかったのと違うーっ!! でも、これ、オチがない映画にオチを付けた配給会社のファインプレー。 自分がいかに責められようと価値のない映画に価値を与えた映画への愛に溢れた担当者、あなた、私はわかってますよ。グッジョブ。この罪は墓まで持っていきなさい。 点数はパッケージに敬意を込めて。誰かに勧められなくもない、かもしれない映画。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-04 10:54:48) |
67. マイティ・ソー
薄味なのね。 最近の映画はなんだか薄味だと感じるのは、年取るごとにいろんなパターンの映画を観てきたからか?はたまた二番煎じのくどさを無くすために工夫されているからか。後者も否定できない気もする。音楽も映画も薄味な時代になってきているような気がする。 この映画もそう。さっぱりしていて観やすいからあっさりと楽しめる映画ではある。 こないだ外食してるときに僕はくどい味が好きだと言うことが判明した。 次はくどい映画を観ようと思う。韓流とかがいいのかな。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-03 23:28:01) |
68. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
おもしろかった。 盾を武器にするってのはシブい。 いいぞ。肉体派ヒーロー。 十分面白かった。 アメコミ知らんけど、アミコミ好きへの愛みたいなのを感じたぞ。 なにも考えずに観たらちゃんとおもしろい。 ウルトラマンとか(oo)観るのに気合いいれちゃダメよ。 [DVD(字幕)] 8点(2013-07-24 02:43:31) |
69. ブリキの太鼓
《ネタバレ》 ノーベル賞作家の代表作を原作に、表現力ある監督がとった映画。 グロいグロいと言われるが、僕はそこまで抵抗なかった。 ただ、鰻が食卓に上がったシーンではDVDの一時停止ボタンを押して、「鰻 危険」でぐぐって、鰻が人を襲わないかと調べていたら、別な話が出てきて、もう一流店の鰻しか食べるまいと決めた。すぐ忘れるだろうけど。 脱線したけど、グロいシーンにも意味はあった。強烈なスパイスであり、原作に由来するようだ。その点マリアのヌードがない着替えシーンで少し興醒めした。ヌードNGでも、もう少し見せ方がある。なんなら見方により、より変態っぽくなっている。 違和感のあるシーンがあるのは事実。それは原作との解離による気がする。そもそも原作ではこの先が描かれていて、どちらかというとそちらが重要な風でもある。だから、こんなこと一度もしたことないけど原作を読んでみることにした。 以上。原作が面白いことを期待する。おや、もう朝だ。おやすみなさい。 [DVD(字幕)] 8点(2013-07-22 04:18:45) |
70. 舞妓Haaaan!!!
今日なんて日は巷では宵山に浮き足立っているはずなのだが、どーも僕には無縁のようだ。 京都市近郊で1人DVDを見る休日。 舞妓さん綺麗だな。 座敷は上がれないけど、祇園界隈をうろついてみたくなった。 こまこがよかった。柴崎コウも良かったし、、舞いとか含めて小出佐織の演技がよかった。 堤真一も良かったし、阿部サダヲも良かった。 エンターテイメントとしてそこそこに仕上げたって気がする。 むかしどこぞやの電球屋がやったように、そこそこのもの。 一回の伝説よりも一本のレギュラー。売れる映画の世界ではそういうもんがあるんじゃなかろうか。意図的か、それとも思った以上に膨らんで収集つかなくなっただけか?暇だから邪推してしまう。 そこそこ良い映画だった。 [DVD(邦画)] 7点(2013-07-15 12:06:34) |
71. パコダテ人
ああ、観てた。シネマレビューなんてもんを知らない時分に観てた。 大学生の時分だな。当時宮崎あおいといえばオレオであり、なんといってもこのパコダテ人だったのだが、それはつまり宮崎あおい好きとしては隠さなければならない性癖のようなものだったからゆえ、公言はばかられる禁断の映画でもあった。 これは胸キュン映画だ。それ以上でもそれ以下でもない。若い、少し気持ち悪い僕がほんっとーに好きだった宮崎あおいがここにいる。貴重な映画だ。 男がそーゆー意味で観るもよし!下手な恋愛ゲームするより多少よかろう。 宮崎あおい好きの彼氏を持つ女が観てもよし!おそらくげんなりするだろう。いろんな意味で。 [ビデオ(邦画)] 8点(2013-07-14 19:53:05) |
72. 君と歩こう
この映画ははたして何がしたかったのか? 一体誰がゴーサインを出したのか、平成の世でなければなし得なかった摩訶不思議映画。 どこをどう狙ったんだ?おれか?おれみたいなんが観るように狙い撃ちされたのか?わからん! 愛を語っていると女子高生が嘔吐するシーンが一番好きだった。 これを演じる役者さんたちは全て理解してやってたんかな?うまくはまってただけに不思議。 ものっすごく大事な調味料を入れ忘れたような映画だけど、家庭の味次第でこの映画大好きっ!という女子高生の一人や二人どっかにいそうな映画。 ただ、世間一般からすると、観るに耐えないって人も多いのではないかな。ロックだ。 [ビデオ(邦画)] 7点(2013-07-14 19:32:46) |
73. カフーを待ちわびて
《ネタバレ》 マイコは麻生久美子に似ている。 声まで似ている。…なんだと!梅酒のCMもマイコだとぅ!!! という映画だった。 カフーという犬の動物もの映画だと誤った偏見で敬遠していた映画。 さらに、海というシチュエーションがなんとなく稲○ジェーンを彷彿とさせたというダブルパンチだったのだが。 このごろ小生、会社でカ○ーと呼ばれていたから親近感がわき、初めてパッケージを手に取り、誤った偏見に気づいて観た。いいかげん余談が過ぎる、が、もしかしたら僕と同じ偏見をもっている人もいるやもしれぬ故。 これはファンタジーですな。肝心要のところがファンタジーなんだからそーゆーもんとして観るしかない。のっけのところからオチを考えて観るものだが、後味よくするにはファンタジーなストーリーしかない。まぁ、そんな配役だし、期待通りの展開だった。 これぞavex-modeというもんだろう。いいよ。騙されてやる。僕は普段ロックばっかだからな。たまにはこーゆーのを観たいんだ。嘘つきめ。 [DVD(邦画)] 8点(2013-07-14 19:20:47) |
74. ミッション:8ミニッツ
ただのアイディア倒れかと思いきや、良作。 DVDのパッケージを見て、衝撃のラスト!とあったから、ダメ出しする気で借りてきたけどいい意味で裏切られた。 ぽやっとした人は多少量子論、は難しいから、ドラゴンボールでループしないパターンのタイムスリップあたりを予習しておくとストーリーが理解しやすい。劇中ではあまり説明してくれないから楽しむためには必須かも。 [DVD(字幕)] 8点(2013-07-12 21:57:30) |
75. BeRLiN/ベルリン
中身は全く覚えちゃいないが、これを観た10代の僕は、コンパの度に好きなタイプは中谷美紀、若い頃の、とくりかえし言っていた。 その後、それは麻生久美子へと変わり、宮崎あおいを経て、いまは若い子ならみんなかわいく見えるようになった。 思い出深い映画。若い頃の中谷美紀を知らないおっさんがスケベな目で観るといい映画 [DVD(邦画)] 8点(2013-07-09 19:30:52) |
76. 百万円と苦虫女
蒼井優と池脇千鶴の違いがわからなくなっていた僕に、蒼井優の良さをこれでもかというほど叩きつけてきた傑作。 磯野との野球を経て、キャッチャーとして一回り成長するために始めた心理学にどっぷりはまったナイスガイ中島の淡い恋模様も収録(うそ)。人は恋するとバカになる。バカにならなくなるのは成長か?はたまた感性の劣化か?僕は中島くんが好きだ。 良くできた成長のストーリー。主題は果たしているから細かいところはほっとこう。 [DVD(邦画)] 8点(2013-07-07 13:15:49) |
77. ロボット
おもってたよりだいぶちゃんとした映画だった。 もっとすっ飛んでると思ってたんだけど。 大衆向けに作られた良作。 説明不足はあるけど、絵的なおもしろさとあいかわらずハイクオリティなダンスシーンもあって、 見ごたえ十分。 大量のスナック菓子と飲み物を用意してだらだら観るといい映画。 この長い映画、感情移入も必要ないから、途中で一時停止してスナック菓子買いにいっても、おつまみ作ってみてもいい感じ。軽いノリで観れる映画。 [DVD(字幕)] 8点(2013-07-06 03:28:32) |
78. 建築学概論
《ネタバレ》 400万人動員の恋愛映画ということで観に行ったら、まさかのど直球恋愛映画だったのに驚いた。 気づいたらまさかのベタの連続に、劇場で1人ニヤニヤしてしまっている自分がいた。 でも、このベタがそんじょそこらのドラマじゃなくて、嫌にリアルで時にほほえましく、時に痛くてたまらない。気持ちがわかりすぎてわかりすぎて、ロンTのくだりから先は苦しくて、ぐはっとマーブル色したねばっこいなにかを吐き出しそうな思いだった。 こんな直球恋愛映画で勝負できる韓国、おそるべし。 この映画は恋愛映画だけど、実は女の子よりおっさん、特に恋愛が苦手なおっさん。1995年くらいにいい思いできなかったおっさんが観るといい映画。 ちなみに、建築科だ初恋だ、ってキーワードでとある漫画が浮かんだけど、この映画は建築職から映画会に転身した監督が10年以上暖めていたものらしい。劇中の母親のモデルである自分の母親を思って撮ったんだとか。そう、年取ってからの母親とのシーンがいい。おじさんあっこがいちばんぐっときたもん。 [映画館(字幕)] 9点(2013-07-02 00:01:43)(良:2票) |
79. ラ・ワン
ムトゥ以来、10年ぶりくらいのインド映画鑑賞。 おもしろかった。 ストーリーがどこかつぎはぎで物語に入り込みにくいけど、インド特有のダンスをねじ込むことを優先してのことなのよね?ちっさいことよりダンス!ダンス!というノリ。 これでダンスがショボかったらカルト映画だけど、さすがインド! みんな生まれたときから踊ってまっせ風な体に染み付いた見事なダンス。 SFも最新だからショボくないし、良作。 あと、ジョークなのかセンスなのか、言葉のニュアンスが日本人には分かりにくいのが残念。 +αがあるとすれば少年がいい顔してる。親父も。 僕はそういう趣味はないからあれだけど。 長いから何回かに区切って観た。 ストーリーも難しくないし、あんまし感情移入する映画でもないから軽いノリで見たらいい映画。 あたりさわりないA級映画。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-30 11:55:47) |
80. さんかく
《ネタバレ》 女の子は恐ろしい。 男は中身が伴わないとどーしょーもないが、女はノーガードでいるだけで成り立ってしまう。 生物的に15才は十分大人。あんなの、どう繕っても男は感覚的にいける!なんならいけ!って天の声が聞こえてくるぞ。それを抑えるには理性しかない。no, ロリコンって頭に叩き込むしかない。百瀬にならないように。痛い目に合わないように。さらには、犯罪者にならないように。 でも、それって自分を騙してないか…なんて。 ロリコン正当化はさておき、珍味で苦かったがいい映画だった。 依存する側とされる側、ラストで力関係が完全に入れ替わった。ラスト、土壇場でにっこり笑う余裕を見せたのは姉、次に落ち着いていたのは百瀬、訳がわからずうろたえたのが妹。 人は追い込まれて、痛い思いをして成長していく。 痛い痛いあるあるなだけに、観ていて吹き出すところもあるけれど、あんまり女の子のいるとこでは見せたくない屈折した笑顔だろう。女人禁制で観賞したい一品。 しかし、あえてカッコ悪い、バカなとこを見せるというのもいいかも。 女の人は、男はほとんど百瀬みたいなもんだと思っていいです。理性で抑え込んでるだけ。 車の趣味やうざさが違っても。本質は同じ。だと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2013-06-29 08:48:30)(良:1票) |