61. ジャグラー/ニューヨーク25時
「サウス・ブロンクス」の怖さを描いた作品がこの頃どんどん出てきたんですよ。その中の代表的な1本。B級スター、J・ブローリンの熱演がよいよね。ところで「ジャグラー」ってどういう意味なのか24年経った今でも解りません 7点(2004-03-30 18:21:46) |
62. 普通の人々
たとえ裕福であっても、どうしようもない重い問題を抱えた家族って案外多いと思います。ここに登場するOrdinary Peopleとは「普通」というよりも「ありふれた人たち」という意味になるのでしょうね。T・ハットンを初め、役者の演技が素晴らしい。R・レッドフォードのデビュー作ですが、華やかなイメージの大スターに似合わぬ暗い内容と確かな演出力に随分と驚かされた1本でした。余談ですが、ハットンがオスカー受賞スピーチで言った「trust 信頼」という言葉が、作品とダブって印象的でした。 7点(2004-03-30 18:13:29) |
63. マイ・ボディガード(1980)
マット・ディロン初見参!細かい記憶は失ったが、友情がさわやかに描かれ、好感が持てるいい映画に仕上がっていたと思う。それにしてもこの頃のM・ディロンは憎たらしいほどいやなガキを演じてハマってたっけ。 6点(2004-03-30 13:00:46) |
64. シャイニング(1980)
リアルタイムでキューブリック作品が観れる!ドキドキしながら緊張しっぱなしで画面を見つめていたのを覚えています。私にしては珍しく先に原作を読んでいたので多少イメージが違って損した思いはありますが、まぁこんなもんかな。J・ニコルソンは普通にしてても怖い顔なので変貌してもギャップが小さくイマイチ。S・デュヴァルにいたっては「あんたの顔の方がよっぽど怖い」なんて生意気なことを思ってたっけ。常に未来を予見した作品を作り続けたキューブリックは不運。「バリー・リンドン」の興行的失敗のおかげで、「エクソシスト」「オーメン」とブームになっていたオカルト映画を不本意ながら作る羽目になったものの、本作公開時には世は既にSF映画ブーム。次の「フルメタル・ジャケット」でも同じことが言える。後手にまわったキューブリックは.... 7点(2004-03-30 12:56:28) |
65. ヤング・マスター/師弟出馬
ブルース・リー派の私は、J・チェンがちょっと苦手。しかしこの作品は次の傑作「プロジェクトA」を予見していたかのように一皮剥きかけてますね。確かボールか何かを使ったシーンの芸は見事。 6点(2004-03-30 12:46:21) |
66. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
待ちに待った続編。G・ルーカスがプロデューサー業に専念し、監督交代したことだけが気がかりでした。「I・カーシュナーって誰?」「アイズ?ってフェイ・ダナウェイの例の失敗作だろ?」特攻サンダーボルト作戦がまだ公開されていなかったので巷ではこんな会話がなされていたことでしょう。しかし、これはやっぱりルーカスの映画。続く「ジェダイの復讐」も同じく、「監督代わっても関係ないのかよ...」映画は監督で見るものと教え込まれた(誰に?)私にとってはいささか不満でしたがね。これを機にS・スピルバーグ製作総指揮って映画も随分作られたなぁ。「続く」で終わる映画はこれが初めてでした。続きまで3年も待てないよーーーっ! 8点(2004-03-30 12:42:28) |
67. ブルース・ブラザース
なんでこんなに評判がいいのかと当時は本当に不思議だった。何でもかんでもブッ壊し...ってぇのは「1941」で観たばかりだったしね。アーティストが多数出演してるが洋楽に疎かったのでダメだったんでしょうね。ランディス&ベルーシは「アニマルハウス」の方が好きだな。 6点(2004-03-27 16:51:07) |
68. 最前線物語
かなり昔に1度観たきりなので記憶が多少とんでいるが、素晴らしい作品なのは間違いない。M・ハミルが出てなかったら未公開になっていたかも知れないなぁ。当時の私のオタクノートによると...「主演男優賞リー・マーヴィン」て書いてある。な、何の賞???? 8点(2004-03-27 16:47:28) |
69. 遥かなる山の呼び声
もう泣けて泣けて..うぅっ..。健さんの涙目には弱いんだよなぁ..。考えたらラブストーリーだよね。 8点(2004-03-27 16:40:31) |
70. サンフランシスコ物語(1980)
↓の方々同様、私も観たのはかなり前のこと。ほとんど記憶がとんでるが、泣けて泣けてそしてなぜか後味が良かった。D・スカーウィッドは当時売れ筋の新進女優だったが、その後どうなったかなぁ。J・サヴェージの車イスの場面では「ディア・ハンター」を思い出してしまった。え?これって「オーメン」「スーパーマン」「グーニーズ」の監督なの?え?ホントに?(←白々しい) 7点(2004-03-27 16:33:40) |
71. スタントマン(1980)
映画という魔法をマジックのような演出で見せてくれる秀作。この主人公のように、観てるうちにこっちまでこんがらがってくる!私の感想もこんがらがってる...(「こんがらがる」って標準語だよね???) 9点(2004-03-27 16:28:11) |
72. フェーム
初めて観たのは、まだ初々しい18歳の頃。酒もタバコも●●●も知らなかったウブなあの頃。登場するのは「名声」という夢に胸膨らませ、悩み苦しみ涙しながら「芸能学校」に通う当時自分と同じ年頃の若者たち。「三無主義」で育った私に彼らの熱き想いを理解できるはずも無かった。25歳。社会人となり、馬並み...じゃなかった..人並みに恋愛も経験し、社内での人間関係に苦悩したあの頃に偶然にも2度目の観賞。「おぉ、これは...!」己の才能を信じ、夢に向って邁進する彼らの姿に長い間忘れていた何かを感じ、胸を熱くしながら夢中になって画面を見つめていたっけ。33歳。結婚3年目。まだ子供はいなかっ たが、それなりに幸せな生活。LDで3度目の観賞。「あぁ....若さが..」欲しい欲しい取り戻したい。叶えもしない戯言が頭の中を駆け巡った。「若さ」とは「躍動感」なのだと思い知った。若いうちにもっと苦労しておくべきだったと心底後悔もした。そして現在。●●歳。過去の様々な思い出とともに感極まり、涙が止まらない。でもその理由は後悔でも嫉妬でもない。彼らが愛おしくてたまらないからだ。もっと悩むがいい。もっと楽しめ。それが君たちの特権なのだから。(ホットランチ・ジャムの場面は特に最高だよ) 9点(2004-02-07 17:14:26)(良:2票) |
73. ナチュラル
初めて観た時はそのテンポの遅さがいささか気になりましたが二度三度と観るにつれ、それがこの時代のアメリカの平和でのどかなムードを表現するためのものだと理解しました。光と影を効果的に使ったカメラは最高。軽快な打球音を捉えた音響効果も抜群です。家族の深い絆こそ『奇跡』を起こすパワーなのですね。何度観ても涙がでちゃう。 9点(2004-01-08 18:42:02) |
74. トワイライトゾーン/超次元の体験
V・モローの事故が無ければ、あの第一話がもっとおもしろかったはず。残念だが.....黙祷。この後似たようなオムニバス映画が沢山できたっけね。 6点(2003-12-20 12:55:58) |
75. ハンター(1980)
正真正銘のスーパースターだったマックィーン。遺作となった本作の世間での評価はイマイチでしたが私はこの賞金稼ぎが忘れられません。マックィーンがそれまで演じた役は様々です。チンピラ、加東大介とは似ても似つかないカッコいいガンマン、独房と一人キャッチボールが大好きな陰気な捕虜、彼女に中絶費用をせがまれ汗かきまくりの音楽家、負けず嫌いのギャンンブラー、のんきな水兵、ニヒルな刑事、保険調査員と恋に落ちるお金持ち、肖像権をめぐって日本企業ともめたレーサー、仲間に裏切られ人間不信に陥り散弾銃をブッ放す強盗、ロデオのカウボーイ、何度も脱獄を繰り返し最後はダイバーに助けてもらった蝶の刺青をした囚人、グラスタワーの屋上で最後に水浸しになる消防士...etc...どれもこれも様になってる。ただ一つ殆どのキャラに共通するのは徒党を組まない孤独でクールな一匹狼だったことかな。もちろんこの縦列駐車がヘタクソな賞金稼ぎも例外ではありません。しかし、彼は犯罪者には滅法クールな反面、妻やこれから誕生する我が子に対する愛情が満ち溢れて、暖かさを感じるのです。スーパースターの遺作としては決して最高の出来では無かったが、しかし、マックィーンという一俳優、病魔に冒され極限状況にあったにちがいない一人間の遺作としてはこれほどふさわしいものはない。安らかに眠れたはずです。 7点(2003-12-19 18:15:25)(良:1票) |
76. ガープの世界
父親が、男たちが、権威を失った現代。果たして僕等の役割って何なのだろう。そんなことをふと考えさせられた不思議な作品です。「父親なんていらなかったよ」そう言いながらも自分の中にしっかりと「役割」を見出し、強さと弱さを普通に持っているガープは、今でも私にとっての理想の人間像です。 8点(2003-12-11 12:31:33) |