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ひよりんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 2006年春にレビュワーにしていただきました。よろしくお願いします。

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61.  迷い婚 -全ての迷える女性たちへ- 《ネタバレ》 
迷い婚という題名がピッタリな作品で、結婚前の迷いを上手に表現していると思います。ただ、映画「卒業」の元となる話(だという設定)を核にストーリーを作っているけど、そのストーリーは「卒業」とはかなりかけ離れています。だったら、最初から祖母、母の物語をオリジナルで作って作品に盛り込んだ方が新鮮で良かったと思います。やっぱり、興行的なことを考えたのかな?わたしにしても、レンタルのパッケージで「卒業」・・・がなければ興味を示さなかったかもしれない。5点ぐらいかなと思ったけど、シャーリー・マクレーンのミセス・ロビンソン役がコメディ版としてはまっていたのと、初老のケビン・コスナーがあまりにもかっこよすぎるので、プラス1点です。
[DVD(吹替)] 6点(2007-07-14 22:17:48)
62.  スウィート・ノベンバー
感動の秀作になったかもしれない作品。最初飛んでいて後にシリアスになる、シャーリーズ・セロンの演技はいいですよねえ。エンヤの主題歌もとってもきれいで情感がありますよねえ。でも、構成が練れてないなあ。個人的には、ストーリーのリアリティのなさは、心の動きにリアリティがあれば許しちゃうんですが、この作品は構成が緻密じゃないから、キアヌがミスキャストになってしまってる。わたしは、キアヌ大好きなんですが、彼の演技はわりと一本調子なので、その特性を生かした構成にしないとミスキャストになってしまう。サラの気持ちがどんどん動いているのをセロンがうまく演じてるのに、それにキアヌがついていってないような気がします。これはキアヌの責任というより演出が悪いんでしょうねえ。上手に作れば、主題歌と合わせて大泣きできる作品になったのに。ほんと残念です。
[DVD(吹替)] 6点(2007-07-14 15:09:44)
63.  イルマーレ(2006) 《ネタバレ》 
韓国版をみていないせいか楽しめました。途中でバレンタインで事故にあった人がキアヌだと予測はつくのですが、それでも最後のギリギリまでHappy EndかSad Endかわからないままドキドキしながら見ました。基本的にHappy Endの好きな私としては良い点つけちゃいました。ちょっと可愛い、掌で暖めていたい小品でした。
[DVD(吹替)] 7点(2007-07-01 18:35:25)
64.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 《ネタバレ》 
続編・完結物としては結構面白かったです。一作目のドタバタと違って。二人の結婚に向けて一直線みたいな感じで目的指向性は強かったですねえ。それはそれでいいんですが、ヒュー・グラント目当てのわたしとしては、ヒューにいいところがなかったのでちょっと残念でした。
[DVD(吹替)] 7点(2007-03-04 19:06:28)
65.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 
主人公(ケインとマグワイア)二人の間でも堕胎派、堕胎反対派と別れるんだからこの問題は議論が多いし、反対派のマグワイアが最後にローズに堕胎手術を施すあたりに根の深さを感じます。この様な深刻な問題を、美しい自然の風景と優しい音楽で心暖かく表現している素晴らしい出来の作品だと思います。マイケル・ケインはもちろんのこと、ミスター・ローズ父娘の助演も素晴らしいと思います。ただ、主演のトビー・マグワイアが時々瞬間的にみせるにやりとした表情が、どういう意味の演出なのかわたしにはわからないし、どうしても受け入れがたかったです。なので9点つけられませんでした。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2007-03-04 19:05:20)
66.  アポロ13
元々ドラマティックな実話を、忠実に再現しようとしてるので悪い点のつけようがないといった感じかな。ゲイリー・シニーズとエド・ハリスがすっごくかっこよかったで~す。
[DVD(吹替)] 7点(2007-03-04 19:04:35)
67.  モンスター(2003) 《ネタバレ》 
シャーリーズ・セロンの演技は素晴らしいと思います。実話なのでストーリーに文句をつけるのも変なのですが、アイリーンとセルビーの関係を男女に置き換えたら、稼ぎが悪いのを奥さん(セルビー)になじられて、ついに犯罪に走ってしまう夫(アイリーン)みたいな構図を想像してしまう。ビアンの恋の描き方でそこに必然性を与えられるかどうかなんですが、セルビーってどう見てもただのわがまま悪女にしか見えない(描かれてない)です。なのに、彼女に恋をしてしまって、そのために犯罪を犯すアイリーンはただの哀れな恋の犠牲者なのでしょうか。
[DVD(吹替)] 6点(2007-03-04 19:03:43)
68.  ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 
いい人と悪い人が二転三転するので、すっごくわかりづらいです。連続物の最終回ならこれでもいいけど、単品としてみた場合ちょっと複雑すぎてわかりにくくて楽しめなかったです。もっと人間関係は単純にして、困難なミッションを遂行する方に重点を置いたドラマにして欲しかったなあ。
[DVD(吹替)] 5点(2007-03-04 19:02:45)
69.  アザーズ 《ネタバレ》 
ホラーはほとんど見ないので、点の付け方に自信がありませんが、それなりに楽しめました。あちらの世界の人が出てきて恐いなあと思ったら、実は自分たちがあちらの世界の人で、あちらの世界の人がこちらの世界の人だったって、こういうモチーフの映画ってあったようななかったような。それにしても、最近ニコール・キッドマンの出演作あれこれ観てるけど、どの作品でもすごい貫禄ある演技を見せてくれますねえ。作品の出来さえ良ければ、いつでもオスカーノミネートみたいな演技してるわ。
[DVD(吹替)] 6点(2007-02-24 21:21:43)
70.  ドッグヴィル
グレースは何者なのだろうという興味と、警察がポスターをもってくるたびにグレースを取り巻く状況が変わってゆく演出に、3時間という長さも感じずひきこまれました。独特のセットも舞台だと思えばほとんど違和感がない。そういう風にうまく作品を仕上げているとおもいます。写実的な描写無しに、かなり残虐なシーンを描いているのも舞台的で評価に値します。そして舞台では出せない視点の移動や表情中心の演技で、映画で表現する意味も持たせています。ニコール・キッドマンは、しかめっ面が普通の顔の女優さんで、強い女しか演じれないと思っていたけれど、前半は自信なさげなおどおどした演技や表情でちょっと評価が上がりました(私の中では)。そして最後は、キッドマンならではの冷酷さが戻ってきます。集団社会における人間の行動パターンをうまく描いた作品だと思います。
[DVD(吹替)] 7点(2007-02-24 21:20:16)
71.  イングリッシュ・ペイシェント 《ネタバレ》 
勢いで9点。まず、160分という長さはさほど気になりませんでした。アルマシーの現在と過去の回想も違和感なく切り替わります。そして物語はエンディングに向かって一点に結像してゆきます。構成は大変うまくいっていると思います。オープニングも良い感じです。筆で描かれていく泳ぐ人の壁画の絵が、砂漠の砂紋の素朴な美しさと重なってゆくオープニングもいい感じです。ストーリーも、重症のアルマシーがハナの看護で死を前にして次第に記憶を取り戻し、キャサリンの最後の日記(遺書)の朗読を聞きながら死へと旅だってゆく。壮大な砂漠を背景にした、悲しい恋の物語です。記憶を取り戻す立会人となるビノッシュもオスカーにふさわしい、主演であってもいいような演技です。残念なのはアルマシーとキャサリンの恋のリアリティを十分に描き切れていないということです。キャサリン役のスコット・トーマスが主演女優と言われてもぴんと来ないのです。多分、回想の部分を細かく寸断しすぎたのではないかと思います。二人の恋があって、このストーリーが成立するのですから、その点が残念ですが、映画という媒体の持つ特性を十分に生かした作品で、また観てしまうと思います。
[DVD(吹替)] 9点(2007-02-24 21:19:15)
72.  ムーラン・ルージュ(2001) 《ネタバレ》 
独特の原色系の色彩と、俳優さん達のお上手な歌で楽しめる仕上がりになってます。テンポや間は独特でそれがまた楽しさの理由かもしれませんね。冒頭の感じからすると、ハッピーエンドを予想してました。個人的にはハッピーにして欲しかったかな。
[DVD(吹替)] 7点(2007-02-24 21:18:28)
73.  トリコロールに燃えて 《ネタバレ》 
原題は「空想にふける」ぐらいの意味なのかなあ。私の能力では意味不明ですねえ。邦題の「トリコロールに燃えて」はフランスの国旗に3人の関係を絡めてつけたのだと思いますし、作品の内容もそうなのだと思います。ギルダにとってガイもミアも大切と、ギルダの口から語られるけれど、ギルダとミアとの心のつながりがうまく描けてないと思います。ギルダがミアをひどい目にあわせたサド男に復讐するあたりで描きたかったのかと思いますが成功はしてないです。ギルダが冒頭の占いの言葉に最後まで引きずられているのを、話の芯にしたかったのでしょうけど、それもギルダの口から語られるけど、作品としてうまく描けてないですね。それにガイとミアがスペインに行ったのは話の流れを中断させてます。ギルダがドイツ将校になびいているかに見えて、実はイギリス側のスパイダというのも不自然。彼女がそこまでする骨太女性であるというプロファイリングが作中でされていません。一つ一つのアイデアは良いのですが、それを上手に統合できてない印象を受けました。男女3人の物語は数々ありますが、それらと比べてもあんまり良い出来とは思いません。俳優さんは3人とも良い演技だと思いますが、脚本や構成が悪いとこういう出来の作品になるのですね。甘めの6点は俳優さんの演技と、万華鏡の様に変わるセロンの衣装に捧げます。
[地上波(吹替)] 6点(2007-02-18 12:14:07)
74.  ライフ・イズ・コメディ ! ピーター・セラーズの愛し方 《ネタバレ》 
「博士の異常な愛情」は最初3役ではなくって、4役だったのですね。キューブリックって・・・ほんとひどい監督さん。その「博士の・・・」のようにジェフリー・ラッシュがなんでもやってる大活躍の作品で楽しめましたよ。助演ではエミリー・ワトソンがよかったかな。私は「愛のエチュード」で観て以来ですが、こういうハチャメチャな天才肌の男性に母性で接する役を演じたらピッタリですね。まあ、セラーズには最後まではおつきあいできなかったみたいですが。
[地上波(吹替)] 7点(2007-02-18 12:09:04)
75.  ことの終わり 《ネタバレ》 
男二人に女一人、男一人に女二人、男女3人が織りなすドラマは数々ありました。本作品は3人に神が加わります。その点がどうしても私には近寄りがたい。祈りや懺悔はまだしも、最後にベンドリックスが神を呪う。少年の痣には奇跡がおこる。こうなると、私には理解不能で、ごめんなさいと言うしかありませんでした。
[DVD(吹替)] 5点(2007-02-12 20:46:18)
76.  スタンドアップ 《ネタバレ》 
社会派・問題提起ドラマとしては抑え気味な演出で、決して扇動的な内容ではありません。それがかえってリアリティを感じさせます。作品の構成は、裁判と鉱山そしてジョージーの過去が交錯しながら進んでいき次第に裁判の比重が大きくなりますが、決してわかりにくいことはなく無駄なシーンもありません。ジョージーと父、また息子との理解しがたい関係も、ドラマが進行するにつれてその理由が明らかになってきます。シャーリーズ・セロンはレイプ・DV・セクハラの被害者であり、その中で闘いながら生きている姿を決して演技過剰にならずに好演しています。フランシス・マクドーマンドの、ストーリーのもう一方の中心となるほどの力強い演技もいいです。最後のテロップをみると、原題のNorth Countryにもそれなりの意味があるみたいですが、日本語題名のスタンドアップも作品の意図に沿ったいい題名だと思います。不当な扱いに「立ち向かう」というのは、まさに「起立する」ことなのですね。最後はほんとに泣いてしまいました。今ではセクシャル・ハラスメントは日常語になっていますが、この作品の舞台は1989年、和解が成立したのが1998年。ほんとつい最近のことなんですね。
[DVD(吹替)] 9点(2007-02-12 20:45:18)(良:1票)
77.  アイズ ワイド シャット 《ネタバレ》 
やっぱりわかりにくかった(わからなかった)です。2時間半を超す大作のほぼ真ん中あたり、ビルが秘密パーティーを追い出される頃からやっとストーリーらしくなってきます。でも、結局最後まで謎が残るのは2001年宇宙の旅と同じ。飽きずに何とか最後まで観られるのは、トム・クルーズの情けなさの演技が思いの外良いため。2001年で人類誕生や宇宙の謎に迫りたかった(?)キューブリックが遺作となった本作品では、人の心の中の宇宙の謎に迫りたかったのでしょうか?キューブリックの作品じゃなかったら、もっと低い点つけたような気がします。良くも悪しくもキューブリック的な作品でした。
[DVD(吹替)] 6点(2007-02-12 20:44:26)
78.  デンジャラス・ビューティー
ほんとに間のいい上出来のコメディです。途中何度も吹いてしまいました。サンドラがいいのはもちろん、マイケル・ケイン、キャンディス・バーゲン、ウィリアム・シャトナーと助演の方々にも隙がありませんでした。
[DVD(吹替)] 7点(2007-02-12 20:43:40)
79.  プリティ・ウーマン
ずっと以前にテレビで観て、今回DVDで見直してみたら、ジュリア・ロバーツってこんないい演技してたんだなあと改めて関心しました。それにホテルマネージャーがすっごくいいですね。彼の態度や視点を通じてヴィヴィアンの変化を描いているのだと思います。この作品はロマンティックコメディの代表作の一つですね。
[映画館(吹替)] 8点(2007-02-07 21:55:30)(良:1票)
80.  エリン・ブロコビッチ
ストーリーは単純だけど(私好み)、実話であることの迫力があるんでしょうねえ。社会派ドラマ・問題提起ドラマとしてみるより、一人の女性の頑張る姿を描いたストーリーとして観たらいいかな。ジュリア・ロバーツ、あんまし好きな女優さんじゃなかったけど、この作品の演技はすごいなあ。見直しました。それにしてもアメリカ人は、元に戻らないことについてはお金であがなおうとする、良い意味でその合理性と執念に感心します。
[DVD(吹替)] 8点(2007-02-07 21:54:38)
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