61. クレイマー、クレイマー
無駄なシーンは殆ど無い。夫婦役の演技も素晴らしい。ダメだったテッドの父としての成長を見て、自分もこうありたいと思う。女性の社会進出の増加という世相を反映しながらも(他にもさまざまな見方が出来ると思う)、あくまで親子愛の物語だ。子は親を見て育つ。ラストシーンはあまりにも有名だが、個人的にはビリーが、隠したはずの母親の写真を隠し持っているシーンが印象的だ。 [地上波(吹替)] 8点(2007-01-13 15:54:20) |
62. グラディエーター
当時のローマの「パンとサーカス」の政治戦略のなかで、いかに大衆の心を掴むかが大切であるかという事は、元老院や奴隷商人の誰それも言っていたが、それを最初から当然のことのように実行に移したコンモドゥスは流石。ホアキンの目のぎらつきは伊達じゃない。しかしだからと言ってあそこまで奴隷に屈辱を受けて殺さないとまでなると、大衆の心を掴むというか殆ど媚びてる様に見える。あの瞬間に殺しておいても大衆はすぐに忘れただろうに。そこが少し…。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-09 02:04:31) |
63. ラブ・アクチュアリー
沢山ばらまいて、どれかに引っかかれという事なのだろうか。軽い感じ。劇場には観に行かないだろう、という映画。どれも見たことあるというか、お約束?恋愛はそんなにうまくいくもんじゃないだろうと言いたくなってしまう。 [地上波(吹替)] 4点(2007-01-09 01:40:57) |
64. 誘う女(1995・米)
少しあっさりし過ぎている。犯行を思いついてから実行までとか、逮捕までとかもまるで一言で済ましている様だ。誘う女なのにエロティックな部分はどこもなく(どうでもいい事ですが…)、賢い女ならばもう少し外見はそれらしくするだろうとか、テレビで卑猥なお天気をするシーンもそれはないだろうとか、冷めてしまう箇所も多い。キッドマンの役もどこか悪女に徹し切れてないように感じられた。実話ということは知っていたが、火サスみたいな陳腐な雰囲気が…(現実はこういうものか)。ちなみにホアキンフェニックスの危うげな眼差しが1番ドキッとさせられる。 [地上波(吹替)] 3点(2006-12-28 01:11:04) |
65. ボーン・コレクター
《ネタバレ》 途中までは好きなパターンで、パズルのピースをつないでいく感じが良かった。明らかにコイツ犯人やろ!!ってやつが出てきてから、最後のシーンまで予想が付いてしまい少し白けた。そして正にその通りになったけども、結構ハラハラさせてくれたかな。デンゼルワシントンの出てる中では好きな方の作品。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-28 00:52:33) |
66. ミリオンダラー・ベイビー
-私には誰もいない。-俺がいるじゃないか。家族からも見放された2人の、家族よりも深い絆。そして愛。人生をいかに生きるか、考えさせられる。音楽も非常にいい。全体に暗い調子に胸打たれる。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-20 23:09:42) |