841. 県警対組織暴力
《ネタバレ》 警察がヤクザと癒着することである一定のバランスを保っていたものが、潔癖な警官の登場で脆くも崩れ去ってしまう。全てをぶち壊した梅宮はどこかの企業に転職し朝のラジオ体操なんぞを呑気にやっており、ヤクザに肩入れした文太さんが非業の死を遂げるという皮肉。何ともやりきれない。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-07 09:05:57) |
842. 仁義の墓場
《ネタバレ》 前半の乱痴気騒ぎとその後の転落が対照的に描かれ、まさに「三十年のバカ騒ぎ」と言った石川力夫の人生。ヤクに溺れてからの石川はまさに「狂犬」。よくこんな男を野放しにしてきたものだ。やくざも怖れたやくざらしく、警察とやくざが一緒になって、籠城した石川に投石する場面が何だか可笑しかった。自殺した妻の遺骨をぽりぽりやる場面は圧巻。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-05 11:14:36) |
843. 紀元前1万年
《ネタバレ》 平均点を下げてしまって申し訳ないです(でもこれからもっと下がると思う)。映像の迫力は申し分なく、マンモス大行進は鳥肌が立った。でも、ストーリーがいい加減すぎるだろ!『アポカリプト』と同音異句な内容ながら、古代マヤ語にこだわったメル・ギブソンに比べ、こちらはメインキャストが流暢な英語をペラペラ喋ってる。その時点で違和感ありあり。時代考証や地理設定もいい加減。これはファンタジー映画か? [映画館(字幕)] 4点(2008-04-29 23:11:32) |
844. GODZILLA ゴジラ(1998)
この映画を観て素直に面白いと感じてしまった私は、オリジナル版の『ゴジラ』を(当時)まだ観ていなかったのだが、果たしてここで低評価を下している人のどれくらいが本当に『ゴジラ』を観ているのだろう?これだけの映像クオリティで、日本でも新作『ゴジラ』を作って下さいよ。文句を言うのはそれからにしてほしい。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-29 23:07:23)(良:2票) |
845. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 序盤の災害映像が全て。とにかく物凄い迫力で身震いした。それ以降はちょっと…。息子救出に向かうお父さんに付いて行った仲間がお気の毒でした(ほとんど無駄死に)。でも、暑い日に映画館で観て、いい感じに涼めたので、この点数。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-29 22:56:23) |
846. 岸和田少年愚連隊
『キッズ・リターン』も良いが、これもいいよ。 [DVD(邦画)] 7点(2008-04-29 22:35:36) |
847. スリザー
《ネタバレ》 宇宙ナメクジの侵略といえば『クリープス』か…。もっと『ブロブ』的なパニック映画を期待していたので、ちょいと物足りない感じ。80年代のB級SFホラーが好きなら、観て損はない。前半は退屈だが、後半、ナメクジとゾンビが大量発生してからは楽しめる。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-25 22:19:03)(良:1票) |
848. ぼくたちと駐在さんの700日戦争
《ネタバレ》 いや~、笑っちゃったよ。くだらない、と思いつつも何故だかハマってしまう。ジェミーちゃん可愛いし…。「ブラジャー貸して」がいちばんウケた。 [映画館(邦画)] 7点(2008-04-24 20:58:38) |
849. 新・仁義なき戦い。(2000)
『仁義なき戦い』を冠するほどの作品ではないが、普通のやくざ映画として観たらそれなりに面白いし、何よりキャスティングが豪華。布袋サウンドも強烈で格好良い。佐藤浩市にもう少し活躍してほしかったが…。 [DVD(邦画)] 5点(2008-04-24 20:44:55) |
850. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 決して悪い出来ではないのだが、「どーせCGなんでしょ?」という思いがどこかにあり、あまり入り込めなかった。ナレーションで状況をほとんど説明してしまっているのもどうかと思う。戦闘シーンは様式的で、『グラディエーター』や『ブレイブハート』の本物の迫力は味わえず。ちょっと消化不良の映画でした。もっとも、筋肉ムキムキの男たちを見たければ満足できるはず。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-20 09:59:46) |
851. オペラ座/血の喝采
《ネタバレ》 破格の制作費をかけたらしく、スケールの大きさは随所に見られるが、全体的に意味不明すぎる。ここまでストーリーが破綻したサスペンス映画も珍しい。もっとも、オペラ座を縦横無尽に動き回るカメラワークや、ドア越しに撃ち込まれる銃弾など、アルジェント流の撮影テクニックは充分に堪能できる。また、日本で観られるビデオは短縮版なので、もし「完全版」を観る機会があれば、評価も変わるかもしれない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-20 00:20:35) |
852. デモンズ3
《ネタバレ》 飛行機パニックものになる予定だった『デモンズ3』の代わりに製作された本作、原題は「CHURCH(教会)」とあるように、正式な続編ではない。なので、前2作のようなゾンビ映画を期待して観ると痛い目に遭うが、これは『オーメン』に匹敵するオカルトホラーの傑作だと思う。魔女狩りによる大量虐殺が行われた地に教会が建てられ、その秘密を暴いた人々が悪魔を解き放ってしまう。まるで天井画から抜け出てきたような、羊頭の悪魔や死体のオブジェ等、ミケーレ・ソアヴィの映像美は師アルジェントをも凌駕する。全体的にストーリーが散漫で退屈な印象を受けるが、キリスト教圏の人が見たら相当に怖い映画なのではないか?14歳のアーシア・アルジェントがキュート。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-04-16 10:50:16) |
853. アクエリアス
《ネタバレ》 「仮面をかぶった殺人鬼」というスラッシャー映画の王道的な展開ながら、アルジェントの愛弟子ミケーレ・ソアヴィの作品らしく、流麗な映像美と残虐なスプラッター描写が印象的。ミュージカルシーンと本物の殺人を絡める序盤のシークエンス、死体のオブジェを作り悦に入る殺人鬼、等に独特の美意識が垣間見れる。同時期のスラッシャーホラーとは一線を画す出来。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-15 22:30:24) |
854. クリープス
オープニングに現れるエイリアンの造形には唖然としたが、ゾンビ映画として悪くない出来。いわゆる侵略SFに学園ものをミックスという『パラサイト』風ストーリーに、ゾンビを絡めた贅沢な一品。オタク監督らしく、登場人物の名前は、JC、キャメロン、クローネンバーグと、SFホラー系の監督から拝借し、劇中のテレビで流れているのは、エド・ウッドの『プラン9』という念の入りよう。B級と割り切って観ればそれなりに楽しめる。 [ビデオ(字幕)] 4点(2008-04-15 07:10:44) |
855. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 復讐の連鎖を断ち切ることはできない。ラストの一言が全てを言い表している。あれだけ人を殺しておいて、ひとりも犠牲者が出ないアメリカ側の一方的な「強さ」がおぞましく、それを計算に入れての展開だとすれば、これはとんでもない作品。クライマックスの戦闘は圧巻。 [DVD(吹替)] 7点(2008-04-13 00:53:04) |
856. コールド マウンテン
《ネタバレ》 ジュード・ロウの額の生え際が気になり、映画に集中できなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-08 08:57:00)(笑:1票) |
857. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
アンジェリーナ・ジョリーのアイパッチに萌える。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-08 08:55:13) |
858. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
《ネタバレ》 主役でもあるジム・キャリーがとにかくウザい。そこで減点せざるを得ないのだが、お話自体は面白いし、子供たちも可愛い。子供たちが知恵と勇気を振り絞って困難を克服するという展開は好きだし、生死に関わる問題でありながら、ブラックなユーモアを忘れてもいない。『ハリーポッター』や『ナルニア』のように、安易に「戦い」に持ち込むのではなく、あくまで危機からの脱出に留めているところに好感がもてる。ティム・バートンが監督していたら…というのは、過ぎたる望みか。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-08 08:49:14) |
859. 地上より何処かで
評価低いようですが、結構好き。ナチュラルなナタリーが可愛い。これといった起伏もない純文学系のドラマなので、映画的な派手さを求める方には不向きかと。スーザン・サランドンとの母娘役というだけでも、観る価値はあると思うが。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-08 08:32:52) |
860. あなたのために
ちょっとジョン・アーヴィングを思わせるエピソードの積み重ねが心地よい。幸せと不幸せは紙一重で、死は誰にでもあっけなく訪れる。話がうまくいきすぎ、という批評が見られるが、彼女は充分つらい目に遭ってきているのだから、少しぐらいは大目に見てあげないと。ナタリー・ポートマンのコメディ演技が新鮮で可愛かった。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-08 08:24:45) |