841. ラッシュアワー2
ジャッキーはさすがにお歳は召されたが、相変わらず身体がよく動いている。 ストーリーはいつもの通り、可もなく不可もなく。 相棒の黒人刑事が主にコメディーパートを担っているけど、非常にやかましくて、 かなりイラッときた。気楽に鑑賞できるところがジャッキー作品の魅力でもあるんだけど、 彼の変わらぬアクションも存分に楽しめる映画。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-23 08:02:18) |
842. 仄暗い水の底から
ネタもオチもリングとほぼ同じ。新鮮さもなければ、 スケールが小さくなった分、面白味に欠ける。原作は読んでないけど、 この映画のストーリーで母の娘を思う気持を押しつけられても、ただ白けるばかり。 ラストも呆気に取られるほど無茶。タイトル通り、確かに仄暗い映画ではあった。 [地上波(邦画)] 2点(2011-08-23 07:37:31) |
843. フォルテ
不倫にお洒落も糞もないのだが、感覚的にはしゃれた印象の映画。 ドロドロしたシーンは一切なく、不倫のお話をきれいな映像とともに、 ソフトコメディーのタッチで描いている。 妻役のダイアン・キートンは知的だし、親友のゴールディ・ホーンはスタイルがいい。 二人とも相変わらず魅力的な女性だが、あくまで主役はウォーレン・ベイティなので、 あまりこれといった見せ所はない(特にゴールディ)。 お話の内容が内容だけに、女性二人側からの視点で描いたほうがもっと面白くなったと思う。 ラストはありきたりで、正直ストーリー自体はつまらない。 役者の魅力と映像と雰囲気で楽しむジャンルの映画。 [地上波(字幕)] 4点(2011-08-23 07:33:44) |
844. バレンタイン
4人の女の子にセクシーシーンの多い、わかりやすいホラー映画。 モンスターは怖くないし、グロいシーンもあまり出てこない。 オチは一応ヒネリのヒネリを用意してあるようだが、最初のヒネリが今イチ腑に落ちない。 これはヒネリなのか、と思わず呟いてしまいそうなヒネリのないヒネリだった。 ちなみにイケ面は出てこないので、男性向きのホラー。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-23 07:27:02) |
845. バイオハザード(2001)
御存知大ヒットを記録したゲームの映画化。導入部はちょっとわかりにくいのだが、 特殊部隊の隊長さんが、現在の状況を懇切丁寧に解説してくれる何とも親切な作り。 ストーリーの展開も悪くはないんだけど、やっぱりゲームのようなスリル感はないよね。 マイケル・ジャクソンの「スリラー」を観ているようなシーンが多いし、ドタバタ感は否めない。 「エイリアン2」のように、隊員たちのキャラをじっくり描いて緊張感を煽ってほしいのだが、 一人の女性隊員の他は、ヒロインも他の隊員たちも描写が浅く、個性がなくて魅力を感じない。 続編を期待させるようなラストは問題ないけど、何だかちょっとよくわからないね。 頭を空っぽにして、B級ホラーアクションとして鑑賞すればそこそこ楽しめるとは思うけど。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-22 21:53:40) |
846. ニューヨークの恋人(2001)
ちょっと変わった設定のSFラブストーリー。 メグ・ライアンは相変わらずかわいいし、相手の男優も爽やかで好感がもてる。 アクがなくてテンポがいいので、鑑賞していて疲れないのがいい。 物語としてはSFの要素を取り入れたため、ラブストーリーの描写が薄くなってしまった。 設定が非現実、ラストのシメ方も非現実ではちょっとバランスが悪い。 もっとも映画自体が、星の王子様願望を象徴しているような作りだし、 細かいことにこだわらないほうが楽しめるんだろうけどね。そういった意味では女性向き。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-22 21:39:04) |
847. トゥームレイダー
アクションあり、財宝を狙う適役の出現と、ストーリーはオーソドックスでもうパターン化。 「インディジョーンズ」から、お話の中身がほとんど変わらないというのはいかがなものか? ヒロインは多少魅力的だが、セクシー女優さんなら他にもたくさんいるので、 取り立てて彼女じゃなくても構わないという感じ。何も考えず、暇つぶしに鑑賞して楽しむ。 後には何も残らないといった類いの映画。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-22 20:11:24) |
848. グラスハウス
冒頭からちょっと変わった設定のサスペンスだが、 鑑賞したほとんどの人が、早い段階に展開やオチは読めてしまうと思う。 もちろん緊張感やハラハラ感を煽ってくれればそれで構わないのだが、 この映画の場合、小さな波が延々と繰り返されるだけで大波が来ない。 そのためヒロインの神経質さばかりが目立ってしまい、どうにも鼻についてしまう。 隣人夫婦役の役者さんだけはよかった。彼らが住む素晴らしい豪邸とマリブの美しい風景には 思わず感嘆の溜め息が。暇潰しに見るにはちょうどいい映画。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-22 20:05:27) |
849. エボリューション
SFパニック映画のようで、実際はほとんどコメディー映画。 主役の3人が終始おふざけムードでテンションが異様に高い。 コミカルで緊張感のないクリーチャーの設定に合わせたのだと思うが、 「エイリアン」等のSFパニックホラーとは全く真逆の作り。 中途半端ではないという意味では開き直って普通に楽しめるんだけど、 下品でつまらないギャグの連発には、さすがに苦笑するしかなかった。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-22 19:57:48) |
850. ミート・ザ・ペアレンツ
男性なら間違いなく緊張するシチュエーションを、コミカルに描いたコメディー作品。 頑固な父親役をデニーロが好演。シナリオの出来のほうは今ひとつで、 笑えるシーンもあるんだけど、主人公をわざと陥れようとする小ネタが多すぎて、逆に白ける。 コメディーなので仕方ない部分はあるのだが、自然な流れで笑わせるシーンも欲しかったかな。 多少ドタバタ感があり、馬鹿馬鹿しくはあるけど、気楽に楽しめる作品ではある。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-22 19:47:36) |
851. ホワット・ライズ・ビニース
湖畔に住む、ある夫婦を襲った恐怖を描くサスペンスホラー。 妻役のキャラはミシェル・ファイファーにピタリだが、登場人物が少ないのでお話が広がらず、 制作者側のかなりの苦労が窺える。一つはサスペンス色とホラー色をミックスした形で、 最後まで物語を引っぱっていること。後半の妻の行動には困惑してしまったが、 演出面でもお化け屋敷のようなオーソドックスな仕掛けを至る場面で張っており、 つい反射的にビクッとしてしまうのが腹が立つ。ラストは自分の予想とは正反対だったが、 この単純なストーリー展開ではもうどちらかしかないかな、と。 オチは昔からあちこちで見たようなパターンで、ご愛嬌とも言えないレベル。 おっかなびっくりしたいという目的なら、まあ楽しめるだろう作品。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-22 15:06:45) |
852. ふたりの男とひとりの女
タイトル通り、二重人格の男が主人公のコメディー映画。 設定は全然違うけど、内容は「マスク」に似ており、 ジム・キャリーが見せる顔は相変わらず笑わせてくれる。 ただ「マスク」のような、キャラがシナリオにうまく絡んだ痛快さや面白さがなく、 途中から二重人格を演じるジムを見ているのが辛くなった。 「メリーに首ったけ」の監督が作っただけあって、下品なシーンはたくさん有り。 唯一の救いはレニーの愛くるしさ。この人決して美人じゃないけど、とてもかわいい。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-22 14:40:48) |
853. スクリーム3
今回は「1」で未解決のままだった事件の真相にも迫り、 「2」を鑑賞していなくても、「1」だけ観ていれば話は何とか繋がる作り。 マスクの怪人は「2」に続いて相変わらずスーパーマン化しているが、 完結編ということでストーリーのほうにやや力を入れたようだ。 そのためどぎついシーンや恐怖感があまりなく、登場人物達のキャラの魅力も薄くなってしまった。 お話的にはまとまっているが、やはり「1」よりは劣る内容だった。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-22 14:20:47)(良:1票) |
854. コヨーテ・アグリー
青春群像劇かと思ったら、全然違う内容だった。 ヒロインの性格に一貫性がなく、どうにも妙なキャラ設定の本作。 後半からはよくあるサクセスものといった展開で面白味に欠け、 ヒロイン役の女優さんにも魅力を感じなかった。もう顔も覚えてないっス。 踊りのシーンは、確かにインパクトがあるんだけどね。見所がそこだけではちょっと・・・。 彼女より個性的で魅力的な女性が何人も出ていたので、そちらの描写をもっと見たかったな。 [DVD(字幕)] 3点(2011-08-22 13:45:35)(良:1票) |
855. 鬼が来た!
序盤の設定に関して、最後まで何のフォローもないのが気になるが、 ここは目を瞑って鑑賞したほうがいいのかな? コミカルなシーンも結構あり、全体的にそれほど重たいという印象はないけど、 終盤のシリアスな展開でうまくバランスが取れていたと思う。ラストは本作の一番の見所。 思わずうーんと唸ってしまった。主役二人の役者さんもいい。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-22 13:08:26) |
856. インビジブル(2000)
主役のケビン・ベーコンは、何か企んでるなと思わせるような顔つきをした俳優さん。 結構この人好きなんだけど、ストーリーはケビンのキャラに頼っているだけで説得力がない。 心理描写がしっかり描けていないので、その後の彼の行動を見るにつけ、 「何やってんのこの人。そこまでする?」といった印象しか残らないのである。 このストーリーだと、最初から腹にイチモツのある変人というキャラか、 周りからよほど疎外視されている状況設定でも用意しないと、ちょっとツラい。 透明人間のCGシーンだけは面白いので、十代前半あたりまでなら何とか楽しめる作品かと。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-22 12:36:39) |
857. 山の郵便配達
父親と息子を中心に、母親を含めた三人の親子愛を描いた作品。 冒頭の状況設定から滑らかな流れでロードムービーへと通じ、とても観易い。 雄大な山の自然がとても美しく、見ていて気持ちが清々しくなるんだけど、 道先案内人役の犬もいいアクセントになっていた。 ドラマとしては少々物足りなさも感じるけど、ベタな演出もほとんどなく、 父親の息子に対する愛情がひしひしと伝わってきて、思わずじ~んとさせてくれる。 とにかくお父さん役の役者さんがよかった。優しくて温かくて、時には厳しくて、 まさに理想のお父さん像。素直にいい映画だった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-22 12:23:11) |
858. 秘密(1999)
設定はもろコメディーなのに、シリアスタッチの展開なので何とも妙な雰囲気。 当然ながらストーリーの粗も目立ってしまう。まず物語は事件が起こるシーンから始まるので、 それまでどんな夫婦関係だったのかがわからず、これがこの作品の大きな致命傷になっている。 また人気のあるアイドルタレントを主役に据えたため、本来なら話の中心になるはずの父親の 心理描写がしっかりと描けず、非常にバランスが悪い。彼が一番苦悩を覚えるはずのシーンも、 単なる広末のサービスカット的な役割になってしまっている。 後半からラストにかけては"秘密"というほどのヒネリもなく、あまりにも陳腐な展開。 一応"夫婦"というものを軸にお話を進めていたはずなのに、いったい何を伝えたかったのか。 本作から感じることができたのは中年男の悲哀さだけ。小林薫は目立つ役者さんではないが、 相変わらず安定感のある演技を見せてくれて、何だかかわいそうだったわ。 [地上波(邦画)] 2点(2011-08-22 12:16:21) |
859. ディープ・ブルー(1999)
閉塞的な状況が、心地いい緊迫感を与えてくれるパニックアクション。 とにかく救いようのない展開が面白くて、リーダー格の黒人俳優さんのシーンは、 ただもう笑うしかなかった。半端なメッセージなんて入れる必要はない、B級らしいB級映画。 存分に楽しませてもらった。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-22 12:02:28) |
860. パラサイト
SFスリラーといっても、ハイスクールを舞台にしているので雰囲気が明るく、 ドロドロした気持悪さもないので、取っつき易くて気軽に鑑賞できる安心感がある。 こういったティーンエージャーを主役に据えたホラーやスリラーは他にもたくさんあるが、 喧嘩しながらも互いに協力し合い、事件に対応する彼らの姿は、ある意味微笑ましい。 気分転換したい時などには最適の映画。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-22 11:07:55) |