881. トゥルーマン・ショー
CMでのジム・キャリーの、あまりに素敵な、そして無防備な笑顔に惹かれて観てしまいました。最後の、セットの世界を脱出したジムに対して全世界の人が拍手してたのは、すごい皮肉な表現ですね。いっそ良い意味で「後味の悪い」終わり方だと思います。 7点(2003-02-25 19:25:08) |
882. エリン・ブロコビッチ
実話かぁ・・・すごいな、アメリカって。でもマイナスの意味でもすごいんだよねあの国は。日本人留学生を射殺した奴が「正当防衛」で無実になったりするし(まぁ映画には直接関係ない話だけど)。そんなわけで映画としてはすごいと思うし実在の主人公に対しては敬意を表しますが、いかにもハリウッドなラストにはあんまりカタルシスに浸れませんでした。面白いんだけど、面白いんだけど・・・ 7点(2003-02-19 22:51:12) |
883. 運動靴と赤い金魚
イランについてはホメイニ師とイラン・イラク戦争くらいしか知らない自分にとってはイランの人々の様子が良くわかって面白かった。イスラム教圏って何となく暗くて怖いイメージがあるけど、そこで暮らしてる人は笑いもすれば泣きもする、同じ人間なんですよね。こういう映画をもっと紹介してくれれば少しは平和になるんじゃないかな。 7点(2003-02-17 17:39:27)(良:1票) |
884. ロッタちゃん はじめてのおつかい
ヘロチョコチャオ!さんの意見に賛成。なかなか言いづらいことを良くぞ言ってくれた!もちろんロッタちゃんも可愛い。たまにはこういう映画もいいですね。しかしスウェーデンってのどかだなー。映画の中だけかもしれないけどあんな小さい子が夜遅く外出しても平気って言うのはすごい。いまだにスウェーデンを「ポルノとフリーセックスの国」と思ってる人(さすがにもういないか?)に見せてあげたい。 7点(2003-02-17 17:26:37) |
885. 愛しのローズマリー
人に薦められて見ました。途中で「これは善意のあるフリした、すごく残酷な映画なんじゃないの?」とも思いましたが、最後まで見て納得。軽いようで結構考えさせられました。いかにもハリウッドな感じではありますが、今回は気持ちよく騙されたって感じです。 7点(2003-02-17 16:47:24) |
886. あの子を探して
何であの子を探しにいったのかなあ?ちょっとその辺が良く分かりませんでした(行間が読めなかったのかな?)。最後が何かうやむやなハッピーエンドみたいだったし、考えすぎかもしれないけどちょっとプロパガンダくさい。でもテイストは好きだし、中国人の「生きるためのがめつさ」は、皮肉でなく感心します。 7点(2003-02-17 16:10:32) |
887. フル・モンティ
どうしようもないダメ親父だけど、憎めない。主人公のなんともいえない情けない表情が良かった。あと、ルックスにコンプレックスを持ってた主人公の友達が奥さんに励まされるところがぶさいく村出身者(←マルシー鴻上尚史)の私としては好きです。最後、オールヌードになった時一番左に立ってる人の股間からスポットライトの光が漏れてるのには笑った。 7点(2003-02-11 19:02:41) |
888. スパイダーマン3
んん、、つまんなくはなかった(まあ、退屈はしなかった)という感じですかねえ、、CGの出来とか物語がどーとかというより、サム・ライミの意地悪さを見て楽しんだという感じでしょーか。ヴェノムに取り憑かれてワルピーターになった主人公のオバカなハジけっぷりとか、今まで散々ピーターを振り回してたMJが嫉妬に狂うところとか。で、きっと最後はああなるんだろうなーと思ったらそうなったし、うん、まあ、そんな感じ。 [映画館(字幕)] 6点(2007-05-17 19:31:37)(良:1票) |
889. 青春☆金属バット
主演の竹原ピストル(ちょっと雨上がりの蛍原似)が良い味出してます。言ってしまえば、大人になり切れないオトナのモラトリアム的青春映画と、言えなくもないのだけれど、自称ベーブ・ルースの予言(?)を信じて無骨に素振りを続ける主人公にちょっぴり感情移入しました。ところで、坂井真紀のあのおちちは、どんな特殊効果を使っているのだろう(まさか自前ではあるまいに)。 [DVD(邦画)] 6点(2007-05-17 19:17:07) |
890. 狼少女
《ネタバレ》 この作品、時代設定は明確にされていないけど、多分昭和四十年代位かな。「見世物小屋」という、胡散臭い題材を取り上げているのに、作品そのものには胡散臭さ(良い意味での)がなくて、ちと物足りなかったような。なおかつ、最後むりやり「感動」に持ってっちゃう所も、逆に興醒め。んでも、こーゆー小学生の淡い恋みたいの、案外嫌いじゃないです。個人的には「三丁目の夕日」よりもこっちの方が好みです。 [DVD(邦画)] 6点(2007-05-17 19:13:00) |
891. 新しき土
僕が観たのもファンク版です。てか、伊丹版は現存してるのかな?話によるとドイツでもヒットした(かのゲッペルスが大絶賛したらしい)ファンク版に対し伊丹版は評価が低く、伊丹監督はその作品を「なかったこと」にしたかったらしいけど、もし現存するならそっちも観てみたい。さてこの作品、山岳映画(って、よく分かんないけど、そういうジャンルがあったんだね、昔は)監督ファンクの「山を撮りたいんや!」という要求と「やっぱヤーパンが舞台ならスモウやろ、ゲイシャやろ!」という西洋人のオリエンタリズム的なものに対する(ちょっと、いやかなり)間違った認識と憧憬、それと愛国心や満州「国」の正当性を無理矢理ねじ込むプロパガンダ性、などなど、色んな要素や思惑が絡み合って、まるでキメラのような様相を呈した、ある意味「北京原人」的作品なのだけれど、だからこそ今観ると色々興味深い。西洋的な価値観と日本的な伝統の狭間で悩む主人公、というのは当時の日本(国のレベルでも、個人のレベルでも)の矛盾と苦悩を象徴しているように思えるし、1942年の「近代の超克」論(←乱暴に言うと「今まで西洋的な価値観が世界をリードしてきたけど、それはもう行き詰っている。これからはアジアの、日本の時代やあ!」という論。かなりトンデモ論だけど、現代日本への問題提起が、示唆されてなくもない)に通じるものもある。また戦後は「民主主義のヒロイン」となった原節子が、こういうプロパガンダ作品をきっかけにブレイクしたってところも、映画史的に興味深いです。まぁ、個人的には原節子や小杉勇(・・・も少しマシな役者はいなかったんかい)よりも、物語と関係なく天真爛漫に振舞う市川春代のチャーミングさに心奪われました。口笛を吹きながら顔を洗う(!)シーン、サイコー。 [DVD(字幕)] 6点(2006-11-15 18:52:43) |
892. 眠狂四郎 勝負
一作目を観てからだいぶ間を空けてこれを観たんですが、、んー、一作目の方が好きだったかも。何つーか、狂四郎、世の中に対してニヒってる割におせっかい焼きで、「ヒネくれてるけど実は良い奴」みたいな感じがしてしまったです。円月殺法の「解説」も何だか野球マンガの「魔球解説」みたいだったし、、ともあれ、最近このシリーズのDVDが全部揃ってるレンタル店を見つけたので(一作目のビデオを借りた店は潰れてしまった・・・)、全部観るぞ~! [DVD(邦画)] 6点(2006-11-15 18:14:28) |
893. スネーク・アイズ(1998)
「ゲロッパ!」の偽JB役ウィリー・レイナーが出てるっていうんで観たんだけど、どこに出てたかよく分かんなかったなあ、クレジットにも出てないし・・・それはともかく、この作品の、いかにもな長回し、いかにもな主観ショット、良くも悪くも「教科書的」だなーと思いました。つまんなくはないけれど、ちょっと薄味。まあ、その「軽さ」も良さのひとつかも知れないんだけど。 [DVD(字幕)] 6点(2006-11-15 18:07:09) |
894. 日本以外全部沈没
・・・観てしまった、映画館で。しかもパンフレットまで買ってしまった、、そぉねえ、確かに今の時期、この作品を映画化するってのは、色んな意味でタイムリーだったと思います。かなりブラックな、ヤバいネタもありました。多分製作者の脳裏には「チームアメリカ・ワールドポリス」が念頭にあったんじゃないかな?でーもーなー。せっかく作るんなら、もっと細部を丁寧に作った方が(日本人の外国に対するコンプレックスの描き方とか)、作品の「毒」が強まったんじゃないかなー。どうも最初から「これはおバカ映画、オフザケ映画ですよーん、だから本気にしないでねー」って言ってる気がする。どうせならアノ国やアノ国が本気で怒って日本政府に抗議するくらいのものを作ってくれれば良かったのに・・・というのはゼータクでしょうか。原作はかなり面白そうだけど、やっぱ映画は映画として、映画ならではのものを見せて欲しかった。<おまけ>映画館の受付のお姉さんが「『日本以外』大人一名様ですね」というのが、ちょっと面白かった。 [映画館(邦画)] 6点(2006-09-28 19:10:51)(笑:1票) |
895. スーパーマン リターンズ
んむー、、個人的には「パイレーツ~」よりは楽しめた。スーパーマンがストイックに人助けをするシーンではちょっとウルッと来た。だけど、ブライアン・シンガーが「X-メン」の三作目を降りてまで監督した作品がコレ?というのが正直な気持ち。「X-メン」シリーズ(一・二作目)が、かなり「現代」を意識して作られていたにもかかわらず、こっちは何だか「旧態依然」という印象が否めない。僕が観たかったのは9.11を経験してしまった21世紀の「ヒーロー」なんだけどな。帰還したスーパーマンには、昔の女が新しい男を作った事に悩むより、「正義とは何なのか?」とか「守るべきものとは何か?」、そーゆー事を悩んで欲しかった。それにレックス・ルーサーという悪役のスケールが小さ過ぎる。あれじゃ「ヤッターマン」シリーズの敵役並だし、あんなんよりよっぽどブッシュやライスの方が怖い、僕は。スーパーマンは地球上をビュンビュン飛び回って犯罪者をやっつけたり事故を防いだりするけど、絶対紛争地域とかには行かないじゃん。無茶なこというようだけど、今、本当にスーパーマンが必要なのは中東とかアフリカとかじゃないの?少なくとも僕はこの作品のスーパーマンに「ヒーロー」を感じることは出来なかったです。ロイス・レインの台詞じゃないけど「時が経ち過ぎたのよ」。 [映画館(字幕)] 6点(2006-08-31 20:05:21) |
896. ヘイフラワーとキルトシュー
んー、、可愛らしい姉妹が主人公だから、いかにも可愛らし~い感じなのかと思ってたら、結構毒を含んでいるというか、グロい(←この感じ方はきわめて個人的なもので、モロにグロい描写があるとかではないです)。お父さんもお母さんも、何だか大人になりきれてないし、最後のシーンもちょっと唐突。んでも、優れた子供向け作品ってのはある種の毒やアナーキーさが不可欠だとも思うしなあ・・・。ひょっとして、物凄く感受性の鋭い小さい子が観たら、何か強烈に感じるものがあるのかなあ、、ごめんなさい、僕はちょっとこの作品分からなかったです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-08-25 20:01:09) |
897. リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)
んー、オリジナル版と比較すると、良くも悪くもポップに加工してしまった感アリ。「サタデー・ナイト・ライヴ」メンバーが多数参加してるし、歌もなかなか楽しいし、“オードリー2”の滑らかな動きは、さすがヨーダのおっちゃんだなあって感じでしたが、個人的にはオードリーのもりっとしたおちちに終始釘付けでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-27 18:17:46) |
898. お葬式
伊丹十三監督作品を観るのはこれが初めてだったんですけど、何つうか、「ねちょっ」とした作風ですね(笑)。この作品が公開当時大ヒットしたってのも、今からすると良く分からないんだけど、独特の日本人の捉え方(大滝秀治演ずる、嫌~な親戚の叔父さんとか、空気の読めない通夜の客の描き方など)が新しかったのかな。ひょっとして、伊丹監督がそういう視点を持ち得たのって、若い頃ハリウッドで俳優やってて、「外から日本を見る目」があったのかなーと、ちょっと思いました。それと高瀬春奈のお尻の件ですが、僕はも少しピンと張ってる方が好みです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-16 20:28:28) |
899. 刑事物語2 りんごの詩
《ネタバレ》 武田鉄也って、正直あんま好きになれない。何つうのかな、自分がブサイクであることを上手~く利用して「いい人」の立ち位置にいる感じに「計算高さ」を感じてしまう(ひょっとすると、女性がさとう珠緒を嫌う感覚に近いのかも)。で、この映画も確かにラストシーンは感動的だと思うけど、何かベタさが鼻につくし、あとやたら女性を陵辱(未遂も含めて)するシーンが多いのもイヤだ。・・・でも、なんだかんだ言って、この映画で素直に感動する人の事が、ちょっぴりうらやましくもあり・・・て感じっす。あ、そうそう、ストーリーの整合性にあまりこだわるのはどうかと思うけど、あの「りんごの種」は全然事件を解く鍵になってな~い!単にヒロインが「青い花が咲くといいな」ってゆってただけじゃん。別にいいけど。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-02 17:47:36) |
900. 運が良けりゃ
う~ん、ごめんなさい。面白くないわけではないのだけれど、、確かにブラックではあるし、「力強い庶民の姿を活き活きと描いた」って感じだけど、その描き方が、何というか「優等生が一生懸命不良ぶってる」ように思えてしまった(後で知ったんだけど、山田洋次って東大出身なんだそうな)。それと、ちょっと気になったんだけど、冒頭で借金のカタに娘を女郎屋に売ってしまった親父が出てくるでしょ?例えばその後、その売られた娘が、女郎にはなったけど元気に生きてるよ、とかいうのを描いたりすれば良かったんじゃないかなーと、思ったりしました。ハナ肇は良かったんだけど、ねえ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-12 17:55:46) |