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なたねさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1207
性別
年齢 58歳
自己紹介 短くって、切れ味のいいレビューには「良」投票してしまいます。

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881.  新・刑事コロンボ/死を呼ぶジグソー<TVM> 《ネタバレ》 
異色作というか、「コロンボ外伝」を作りたかったのかも知れませんが、観客はそんなものは求めていないわけです。精細のない、コロンボもどきのピーターフォークがなんか頼りないおじいさんに見えてしまい、気の毒でした。
[CS・衛星(吹替)] 2点(2011-11-09 22:09:07)
882.  TOMORROW 明日 《ネタバレ》 
まず思い出すのは、藤子不二雄氏の名作短編「ある日…」。未見の方は、Youtubeでも見られますので、是非。終わりは、常に唐突にやってくる。また、伊丹十三監督の「マルタイの女」での津川雅彦のセリフ。「人生は実に中途半端だ。そう、道端のドブのようなところで、突然、終わるもんだよ」。その通りだと、思います。本作の登場人物の方々には申し訳ないですけど。反戦映画というくくりで語られることが多いようですが、ワタシは、むしろ「死」というものの理不尽さがメッセージとし…(遠いところから光らしきものが届き、書きかけのまま終わる)
[DVD(邦画)] 5点(2011-11-04 23:55:36)
883.  麗しのサブリナ 《ネタバレ》 
うーん、嫌いじゃない。嫌いじゃないんだけど、なんか違うような感じがします。ものすごい豪華なキャストが、あだになっているような気がしてなりません。ヘプバーンは、キュートで、凛としていて、いいとこのお嬢さんにしかに見えない(サブリナには、パーフェクトなスフレを作って欲しかった)。ボギーは「カサブランカ」のイメージが手伝ってか、ワタシには22歳の娘に惹かれて、すべて投げ打つようには見えない。もっとドタバタをやりたかったに違いないビリーワイルダー。なんか、全体にかみ合ってない感じがします。ラストは、兄は弟を、弟は兄をおもんぱかり、それぞれをパリ行きの船に乗せようとするが、すべてを了解したサブリナ一人旅立ってしまう、という感じの方が良かったのではないでしょうか。そして、ララビー家の生活は、元にさやに収まっていく。コメディタッチながらも、悲しい恋は、悲しい恋のまま終わる、ってとこでどすか。 
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-30 00:47:42)
884.  近松物語 《ネタバレ》 
うわー、どうしよう。ワタシには、それほどの名作とは思えません。たしかに、様式美というべき美しいシーンもありましたけど、あえていうなら、大映のカレンダーのスチール写真のよう。つまり、綺麗なだけなんです。忠義者が、間の悪い偶然に翻弄され、破滅に追い詰められる物語。あるいは、身分を越えた悲恋の物語。それを、こんなにも、どストレートな話運びでやられてしまっては、2011年を生きるワタシには、そうですか、としか言いようがありません。往時ならまだしも、今はもっと見るべき映画があるはずです。ようするに、やっぱこれは古いよ。【追記】評価できなかったのは、おそらく、香川京子さん演じるおさんに、魅力を感じられなかったことが理由と思っています。そんなおさんに茂兵衛が恋心持ってたなんて、それが吐露されたシーンでは、「マジ」って思ってしまいました。なんか、唐突な感じもしましたし。事態を飲み込めないまま、寂しく店を去るけなげなお玉ちゃんの方が魅力的でした。   
[DVD(邦画)] 3点(2011-10-23 23:49:03)
885.  誓いの休暇(1959) 《ネタバレ》 
よかったですよ。宮崎駿監督お気に入り、とのこと。合点がいきます。いろんなところで、「天空の城ラピュタ」、「母をたずねて三千里」を彷彿させるシーンがあります。音楽も、かわいらしいのやら、壮大な感じのものやら、久石譲氏によるものに近いような感じがします(それは、気のせい?)。もしかしたら、宮崎アニメの原点なのではないでしょうか。「こういうのを、作りたい」っていうような。なお、ワタシはどうしてもレンタル店で探せない本作を、自宅のパソコンから閲覧できる公立図書館のデータベースで発見しました。そして、合併以前は他市町であった図書館から取り寄せていただき、見ることができました。ワタシの住んでいる街の図書館のみなさん、ありがとうございました。本作を、このような形で手にすることができ、うれしかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2011-10-22 22:27:58)
886.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 
クィーニーの言葉が印象的。「みんな行き先は同じ。ただ、違う道を通っているだけ」。ベンジャミンも、この世に生を受け、成長し、恋愛し、愛する人に抱きしめられて看取られ死んでいくワケです。ただ、そのプロセスが他の人と大分違っていただけ。だんだん若返っていく、という怪物といっていいベンジャミンなのですが、「少し変わった人」として周囲から受け入れます。その体質から、必ずとんでもないドタバタが始まるのだろうと思い、心配しながら見てましたが、それがない。淡々とした感じがとても良いです。いつかもう一度、いらぬ心配をすることなく、デイジーとベンジャミンの物語として観てみたいです。そのときは、必ず点数が上がるだろうと思っています。
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-15 07:35:05)(良:1票)
887.  全然大丈夫 《ネタバレ》 
ゴンチチっぽいBGMも相まって、類似作は「無能の人」とみましたが、それには及ばない感じ。「無能~」は結婚して子どももいるのに、どうしようもない助川助三でしたが、本作のあかりにしろ、輝男にしろ、結婚前なワケです。生活苦みたいなのが、底辺に流れてないと、それでも大丈夫と言われても、そりゃあんたらは、まだまだ全然大丈夫だよって思ってしまう訳です。できれば、蟹江敬三と鳥居みゆきのストーりーをもう少し見たかったですね。
[DVD(邦画)] 3点(2011-10-10 21:09:56)
888.  マルタイの女 《ネタバレ》 
よかったところ。名古屋章の人情刑事。伊集院光の新米刑事。でも。劇中劇やら劇中映画やらと詰め込みすぎ。それは端折っていいので、法廷での証言のシーンは是非入れてほしかった。基本的には「証言者の勇気」を中心に動いている話だったと思いますが、初めの方は、今までの伊丹映画の「女シリーズ」のパターンから「カルト教団との戦い」が中心になるのか、と読み込んでしまいました。主演女優が年齢を聞かれて、ふてくされた後「44歳!」。一瞬息を呑みました。それならもう少し、無理のない女優を起用してよ。ラストのバイクとのカーチェイス。どんなアホな集団でも、あそこで証人出廷を妨害すれば、裁判で不利になること必至、なのはわかるはず。そういったわけで、これが遺作とはいろんな意味で残念です。
[DVD(邦画)] 3点(2011-10-09 08:15:14)(良:1票)
889.  ミンボーの女 《ネタバレ》 
山崎努氏のいないマルサの女。
[DVD(邦画)] 6点(2011-10-08 17:08:14)
890.  メジャーリーグ 《ネタバレ》 
いまや置きにいっている感のあるギャグや、公開当時としてもベタな展開が、こうもいとおしいのは何故なんでしょう。これも「野球」のなせる技という感じがするなぁ。メジャーリーグというよりむしろ、「おっさんたちの高校野球」を見せてもらった感じがする。もちろん、皆さん同様、ピンチの中を大歓声の中を歩いてマウンドに上がるリック、予告ホームランのトムも良かったです。しかし、ここはワタシは、呼ばれてなくてもやってきた男、韋駄天ヘイズに一票上げたい。1989年にイチローの登場を予見してないか(大げさ)。ただし、最後によりを戻しちゃったのは、ワタシ的には蛇足。弁護士との安定した生活を送りつつも、野球選手のトムのファンとして球場に帰ってきた、ってぐらいの方が良かったと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-08 07:41:45)(良:1票)
891.  ナイト&デイ 《ネタバレ》 
いつもニヤニヤしているように見えるトム・クルーズのことが、ワタシはけっこう好きです。通常の二枚目俳優より、顔がちょっとだけ大きいのが理由かもしれません。さて、本作ですが、「キャッチ・ミー・イフ・ユウ・キャン」をネガとすると、ポジに当たるようなモノだったと思います。「キャッチ~」の主人公は、とにかく自分のためにウソをつきまくるワケですが、本作のロイは他人のためにウソをつく。ワタシはそういうヤツが大好きなので、本作もとても好きでしたね。ことさらそんなこといわなくても、単純にアクションコメディとしても良かったですけどね。また、作中にダリル・ホール&ジョン・オーツの「Private Eyes」やクリストファー・クロスの「Ride like the wind」が流れた時には、「オーッ」と声をあげて喜んでしまいました。80年代に高校時代を過ごした世代をターゲットとして作られたものだったかもしれません。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-10-02 12:57:33)
892.  愛のむきだし
本作については、「満島ひかり」。女優誕生の瞬間を見届けた4時間だったと思う。
[DVD(邦画)] 9点(2011-09-23 14:10:55)(良:2票)
893.  スプライス 《ネタバレ》 
吾妻ひでお氏のSFに近いんじゃないでしょうか。あるいは、初期の筒井康隆氏の中編小説にありそうなお話。だから、好きな感じの悪趣味でした。しかし、104分でも長いんだ。コンパクトにまとめてもらえれば、最後のオチも、もっと胸に刺さってきたような気がします。
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-21 17:02:10)
894.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
これは、シンプルに面白いです。最後まで引きつけられました。物足りないとの意見も多いようですが、ワタシには、ここでぜひ終わってくれ、と願ったタイミングでした。いさぎよし。「人間に見られた小人は、その家を去らねばならない」という族長(父親)の意見を、そのまま運命と受け入れ、旅だっていく「やかん船」は、今後の波瀾万丈を十分想像させます。なお、本編とは関係ありませんが、声優さんはプロ声優の方のほうがよいとの意見、ワタシはあまりそういうふうには考えていません。日本語吹き替えの「ハリー・ポッター」を見てて、磯野波平さんがこんなところにも出張している、と考えてしまうクチなもんで。というわけで、本作の神木隆之介さんには、第二の「松田洋治」を目指してほしいと思っています。
[DVD(邦画)] 8点(2011-09-18 22:44:54)(良:1票)
895.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
恐ろしい。ワタシには、ホラーです。たらし込まれる、とはどういうことかをまざまざと観せつけられます。ラストシーンも、悪魔がまた世に放たれたかのようにみえる。名作にして、怪作。
[DVD(字幕)] 7点(2011-09-18 15:50:17)(良:1票)
896.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》 
前半は、「あ、今のがイギリス人一流のジョークというやつだな」なんてふうに冷めた感じで観てました。でも徐々に、自分の心のなかの問題に丁寧に向き合うジョージ6世と、親身に実践的なアドバイスを繰り返すライオネル氏の姿を見て、なんか和んでしまいました。信頼関係がある、っていうのが、人間にとって最もおちついた状態なのかも。ライオネルさんのコンプレックス(役者のオーディションに落ちたとことか)も描かれていたのも良かったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2011-09-18 07:32:12)
897.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
清々しい気持ちになれたはず、と再見。でも、見直してみると、なんか物足りないような気がします。4人グループでやり遂げた、という感じがしないんですね。ホーマーと、オタク役を一手に引き受けていたクエンティンの2人がいれば良かったんじゃないか、とか思ってしまいました。本当はそうじゃなかったはずだから、他の2人にも活躍の場をあげて欲しかったです。コンテストに行けるのが1人というシーンでは、ホーマーにもう少し屈託があっても良かったと思うし。クエンティンに譲っても良かったのでは、とかね。
[DVD(字幕)] 5点(2011-09-10 22:11:17)
898.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》 
一度見始めたら、やめられない。自分もいつ、何をしでかすか分からないと、自戒しているワタシですが、村田にはなれないと断言できる。すべての自分のトラブルを自分で解決してきたと言える村田。「善人面」のワタシはグウの音もでない。ラスト間近の展開は、社本が村田のスパルタ教育に過剰適応してしまった結果。「善人面」って、そういうことをやらかしちゃうもんなんですよ。村田の誤算。「お父さん、ごめんなさい。もうしません」と繰り言をいう村田をその妻に、「ボディを透明にしろ」と命じた後、社本には、警察に行って欲しかった。壊れて自ら命を絶つよりも、正気を取り戻し、この忌まわしい体験に身を焼きながら、生きて過ごす残りの日々の方が、「善人面」の社本には、絶望的なはず。それでも、そうして欲しかった。
[DVD(邦画)] 8点(2011-09-10 10:18:04)(良:1票)
899.  40歳の童貞男 《ネタバレ》 
騙されている…。きっと、アンディが山ほどため込んでいるお宝をネットオークションで売り払って、売上げ持って逃げるつもりだ、と最後まで疑い続けたモノです。もしかすると、アンディ以上に、ワタシ、女性の方に畏怖の念を持っています。でも見終わった後は、変だけどいい人ばっかり出てくる映画でよかった、と胸をなで下ろしています(すっかり、アンディ目線)。ところで、最後のあのミュージカルみたいのは、なんか特別な意味があったのでしょうか。よかったら、どなたか、教えてください。
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-08 15:24:11)
900.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
余人には不可能なトリッキーな動きが持ち味のアクションスター、野原しんのすけあっての本作でしょう。ワタシも、かあちゃんが脇差しでしんのすけを守ったシーンで鳥肌がたったクチ。丁寧な風景描写や、姫のことになると又兵衛が息苦しくなるシーンなど好印象。正直、「クレしん」で、いい大人がなぜこんなに高評価と思ってましたが、観て納得。清々しく、元気がでる良作。 【170430再見】田舎の剣道部の高校生がそのまま若いおっさんになったがごとくの又兵衛の純情はやっぱりいいですよ。しかし、姫様がよくあるおてんば姫であり、何か特別な魅力を感じませんでした。
[DVD(邦画)] 7点(2011-09-08 11:22:08)
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