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921.  雨のなかの女
 ソニー・コルレオーネとトム・ヘイゲンが先物買いでコッポラ映画に出演!!てな感じの主婦ロードムービー風ニューシネマで、「ゴッドファーザー」でブレイク寸前のコッポラが監督してマス!という以外には、特にコレという売りは…ナシかな。何か妙な雰囲気の映画ではあった。
6点(2003-02-02 11:31:13)
922.  戦略大作戦
 ブライアン・G・ハットンとイーストウッドが再び戦争映画でタッグを!!「荒鷲の要塞」みたいなヤツかと思いきや、何とも無茶苦茶な、ハチャメチャな、素っ頓狂な内容。何ともいいかげん且つ無責任な邦題と、真剣に観たら呆れるしか無い展開を笑って許せるかどうかに、この映画の存在価値は係っている。まぁ、この頃には既に「M★A★S★H」とか「アメリカ上陸作戦」とか戦争を風刺した映画が多かったしな。個人的には大して腹も立たないが、面白いかと言えば、↓御指摘にもあるように金塊を一体どうするよ?という疑問の晴れぬラストは釈然としないので…6点。
6点(2003-02-02 11:16:46)
923.  7月4日に生まれて
 ベトナム戦争米軍撤退(1973年)から実に16年後!!いや~、アンタ相当ネチっこいね、オリバー・ストーン!!「プラトーン」とコレでベトナム絡みの二冠ってか?ベトナム後遺症の元兵士の皆さんは確かに気の毒かもしれないが、一方的被害者みたいな描写は如何なものだろう。ベトナムに謝罪する方が先じゃあないのかな?悪いが「コナン・ザ・グレート」とか「ミッドナイト・エクスプレス」の脚本やってる方がアンタにゃお似合いだと思うけど?えぇ、ストーンさんよ。
6点(2003-02-02 06:30:21)(良:1票)
924.  ワーキング・ガール
 ニコルズめ~!今回はハズレだったか…。チッ、油断しちまったぜ。メラニー・グリフィスはおっかさん(「鳥」のティッピー・ヘドレン)みたいなクール・ビューティに程遠くて、個人的に全然趣味じゃないッス!!シガーニーは相変わらずリプリー度高いし…。ハリソン・フォードの木偶の坊なヘタレっぷりは見事だったが。因みにカーリー・サイモンの主題歌「Let the River Run」はビルボード全米ヒットチャートで30~40位をウロウロして間もなく、呆気なくフェイドアウトしてたよん。全米ナンバーワン・ヒットソングかな?とか勘違いしちゃダメだよーーーーーん♪
6点(2003-02-02 05:48:57)
925.  大魔神
 1966年に突如3作連続して(春休み・夏休み・冬休みに合わせ)公開された大映の異色特撮時代劇シリーズの記念すべき第1弾。監督には大映時代劇の大御所・安田公義を起用、流石に気合い入っとりマス!!チェコスロバキアの伝説の土人形ゴーレムに範を得たと思われるが、アチラは等身大なのに比して本作では身の丈4,5mの巨大な形象埴輪という設定がミソ。しっかし、何とも中途半端なデカさだよね、コレって。実際、目の行き届き具合が洒落にならない位執拗なイヤらしさ、怖さ!!隠れて遣り過ごすなんて絶対に無理だわ、こりゃ。五味龍太郎演じる悪家老の身にだけは死んでもなりたくねぇ~!!と心底思ったね、マジで。重々しい足音を響かせながら、仕掛けるトラップも悉く突破してひたすら迫ってくる魔神。伊福部昭の音楽が絶妙の不気味さを奏で、怖さをより一層増幅させて見事!一体どれだけ多くの(当時の)児童らをトラウマ化させたのだろう?インパクトあり過ぎだぁ~!!
8点(2003-02-02 02:09:03)
926.  大魔神逆襲 《ネタバレ》 
 1966年に突如3作連続して(春休み・夏休み・冬休みに合わせ)公開された大映の異色特撮時代劇シリーズ第3弾。監督は早撮りで有名だった森一生。子供向けにシフトしており、主人公は少年たちに変更。まぁ、微笑ましく観ていられるが、安部徹の悪大名は相当に極悪なので残酷場面も意外に多い。今回の魔神は3作中唯一、腰の剣を抜いて(伝家の宝刀ってか?)安部徹を無造作に殺す。「魔神の御山に入っちゃならねえ~!」と少年一行の行く手を遮るババアを何とこの手のジャンルには珍しく、名(婆さん役)女優の北林谷栄が演じている。「ガメラ」シリーズとの二足の草鞋が余程キツかったのか、本作を最後に大映は二度と作ろうとしなかった。嗚呼勿体無い…!! 
7点(2003-02-02 01:28:02)
927.  デーヴ
 「ゴーストバスターズ」ライトマンにしちゃあ上出来の一作。何かキナ臭い今の某合衆国大統領の身にも降りかかって欲しいくらいの粋なアクシデント。でも○ッシュのソックリさんなんて居るわけねーか。ケビン・クライン好演。シガーニーはリプリーのイメージが完全に払拭できておらず、どうも今イチ。フランク・ランジェラの側近役は不気味で良かった。そうそう、ライトマンとの縁でシュワがどっかに出てるよん。探してみるも一興!それがどーしたと言われると困るが。
7点(2003-02-02 00:49:51)
928.  世にも不思議なアメージング・ストーリー
 確かにスピルバーグ監督の第一話「最後のミッション」は噴飯物だ!!余りの酷さに怒り心頭、憤然と席を立った自分を、今となっては「フッ、若いな…」と微苦笑するばかり。第二話と第三話って面白かったの??今更ビデオレンタルするのも癪なんで、未だに知らないんよ。
5点(2003-02-02 00:33:53)
929.  里見八犬伝(1983)
 最早この頃には角川映画には免疫が出来ていた積もりだったが、「南総里見八犬伝」の映画化と聞いてホイホイ喜んだ自分が情けない!!妙なアレンジ入り過ぎ!ガッカリしたっけなぁ。あと、個人的に萩原流行と目黒祐樹の区別がつかず、困った記憶がある。元々、滝沢馬琴の原作にしてからが「水滸伝」のパクリと言われており、その原作をパクった本作は二重にパクリという特異な地位を占めることになる。うーーむ、或る意味凄いのかも。
5点(2003-02-02 00:21:34)
930.  王になろうとした男
 70年代のジョン・ヒューストン監督作品にして渋さで売り始めたショーン・コネリーの主演作。かの有名な「ジャングル・ブック」の著者でもあるラドヤード・キプリングの原作を基にした雄大な冒険ロマン映画だが、まぁ題名そのものがネタバレというのが痛し痒し(^^)。共演のマイケル・ケインは、この時期駄作(「スウォーム」やら「ポセイドン・アドベンチャー2」やら…)に出演しまくり男を下げっ放しだったが、本作ではショーン・コネリーと行動を共にし彼の死を見届ける友人役を好演しており、やや面目回復。クリストファー・プラマーがケインの回想を聞くキプリング自身に扮して冒頭とラストに出演している。ラストのコネリーの最期がチト間抜けだが、まずまずの力作なので未見の方は是非御覧頂きたいナ。
7点(2003-02-02 00:00:11)
931.  美味しんぼ
 栗田ゆう子役の羽田美智子が原作のイメージに程遠いかな。まぁ、原作もダラダラ長期連載してて、あんまり好きじゃないんだけどサ。三國連太郎の雄山も原作と違う度は高いが、こちらは流石の存在感!!佐藤浩市の山岡士郎は一番原作のイメージに近いと思った。親子の演技合戦は言うまでもなく、父っつぁんの圧勝(^^)!
5点(2003-02-01 23:17:04)
932.  ソナチネ(1993)
 敵の凄腕の殺し屋に「チャンバラトリオ」を持ってくるブッ飛んだセンス。ビーチでの人間紙相撲シーンはユニーク。また、舎弟のケンが殺されるシーンと狭いエレベーター内での無表情の銃撃戦の凄まじさはナカナカ迫力があって良かった。ただ…たけし扮する村川の最期が、何か自己満足のナルシーっぽくて一気に冷めた。うーーーん、惜しいナァ…。
6点(2003-02-01 22:54:52)(良:1票)
933.  1941
 何だかナァ…。この映画を観ると「大山鳴動して鼠一匹」って諺が頭に浮かんで仕方がない。開巻の「ジョーズ」セルフ・パロディにスーザン・バックリニー本人を使うセンスは、どうにも頂けない。観覧車が車輪の如く海へ転がる場面も、予算の無駄遣いにしか見えないし。ネッド・ビーティとロレイン・ゲイリーのマイホームが軍の拠点に接収されメチャクチャになる件もクドイ。三船の潜水艦艦長も含めスピルバーグ本人は大いに楽しんでいるようだが、こっちは置いてきぼり。しっちゃかめっちゃかのすったもんだのドタバタスラップスティックにしては、ウィットもエスプリもなく泥臭い。悪いが、この程度じゃ笑えないね。
5点(2003-02-01 12:33:52)
934.  シーナ
 おお、コイツは…ギラーミンの怪作、別名女ターザン!!主演のタニア・ロバーツのナーイスバディ&ちょっぴりエッチなコスチュームが堪能できるが、本家ターザンの「アーアーアー」を期待しても、テレパシーを駆使する設定なので、ひたすら無言なのが何とも残念。何より本家と大違いなのは、女性だからか兎に角弱いっていうか弱過ぎなトコロ。もうちょっと颯爽と大暴れすれば、個人的には楽しめたかと思うが、矢張り所詮はギラーミン作品ということか…。
5点(2003-02-01 11:50:48)
935.  ボーイハント(1960)
ヒャー、何とも素朴な当時の若者たち!余りにレトロな青春に思わず微苦笑してしまう。コニー・フランシスは主題歌も熱唱し出演も確かにしているが、主演は飽くまでドロレス・ハート。まぁ、昨今の毒々しい過激な青春物に比べりゃ罪がない分、許せるカモ。ただ…コニーには後日談があって、この後実際にレ○プされる悲劇に見舞われる。何だか「事実は小説より奇なり」どころじゃ済まされない下世話さ・悲惨さにイヤーーーな気分に。
6点(2003-02-01 11:28:57)
936.  オズの魔法使
 原作はライマン・フランク・ボームの名作童話。ジュディ・ガーランドのドロシーが映像化のベストかどうかは意見が分かれる所であろうが、オスカー主題歌賞に輝く名曲「Over the Rainbow」の存在と、それを可憐に歌い上げるガーランドを思えば、コレはコレで矢張り名作と呼ぶに相応しい風格を備えていることに異論はあるまい。ジャック・ヘイリーのブリキ人形、バート・ラーの臆病ライオン、レイ・ボルジャーの案山子は何れ劣らぬ熱演。所詮お子様向けと馬鹿にせず、精一杯力を尽くしている点で監督のヴィクター・フレミング共々非常に好感が持てる。そして、カラーであることが当たり前の現代では到底思いもよらない色彩への拘り。一歩オズを目指した途端、モノクロからカラーヘ切り替わる場面。当時の驚きを共有できないのは残念だが、そのインパクトの片鱗を感じ取れるか否かに観る者の感性が試される瞬間と言えよう。♪Somewhere over the rainbow~ Way up high~♪
8点(2003-02-01 11:11:56)(良:1票)
937.  ピノキオ(1940)
 クリフ・エドワーズの歌う余りにも有名な主題歌「星に願いを」は、やがてディズニー全体のテーマ・ソングへとなったコトでも有名です。「星に願いをかけるとき、誰であろうと差違はありません。貴方の望むあらゆることは全て夢が叶うでしょう…。」夢見る子供の心を無くさなかったウォルト・ディズニーその人を歌い上げたかの如き歌詞も美しい名曲です。コルローディの原作のビジュアル化の是非は兎も角、この素晴らしい佳曲を生んだ功績に…8点。
8点(2003-02-01 10:43:23)
938.  クマのプーさん(1965)
アラン・アレキサンダー・ミルンの原作が持つユーモラスな味わい深さには遠く及ばない出来。ルイス・キャロルにしろ、チャールズ・ディケンズにしろ、ジェームズ・バリーにしろ、ベアトリス・ポターにしろ、トールキンにしろ、兎に角、原作を読み己の想像力をフルに働かせないと!!アニメや映画(だけ)で済ませるなんて余りに勿体無いし、何よりイマジネーションが貧困になるばかりだと激しく危惧する。
5点(2003-02-01 05:29:13)
939.  死刑台のエレベーター(1958)
 原作はノエル・カレフの推理小説。弱冠25歳のルイ・マルが監督し、衝撃のデビューを飾った劇場第1作。処女作とは思えない見事なサスペンスだが、往来から丸見えのビルをよじ登って殺人を犯すモーリス・ロネ扮するジュリアンはチトお馬鹿過ぎ。しかもロープぶら下げたままだし。完全犯罪には程遠い間抜けさに興醒めした所にエレベーターのアクシデント。閉じ込められて悪戦苦闘してる間に車をバカップルに盗まれ、身に覚えのない殺人の嫌疑をかけられる怒濤の展開。因みにバカップルの若造役を演じたのはジョルジュ・プージュリー。そう、「禁じられた遊び」のミシェル少年の成長した姿が彼だったりする。確かに↓ラストの写真は不自然な気もするが、恐らく…セルフ・タイマーで自分らを記念撮影したんじゃないかな?プリクラ感覚って感じ?
7点(2003-02-01 05:10:14)
940.  アメリカン・グラフィティ
 個人的に50年代オールディーズ・ナンバー聞くだけでもゴキゲンになれる青春映画の佳作。ジョージ・ルーカス監督作品てのはコレと「スター・ウォーズ」くらいしかなかったから、判断材料としては少な過ぎて今イチ力量が分からなかった記憶が…。コレだけ観た限りじゃ十代青春物にありがちな下品さが無く、ほのぼのしたヒューマン・タッチが心地良い演出ぶりで好感度大。コレがルーカスの本領だとしたら、矢張り「スター・ウォーズ」シリーズは脇道に逸れたってコトなのか?ウルフマン・ジャックが説教たれるのはチト頂けないが、リチャード・ドレイファスや今や売れっ子監督のロン・ハワードの若き日が拝めるのは楽しい。Graffitiが”落書き”って意味だと知ったのも、この映画を観てからだったよナァ…(遠い目)。
8点(2003-02-01 04:41:57)(良:1票)
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