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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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81.  男はつらいよ 私の寅さん 《ネタバレ》 
シナリオは無難にまとまっているはずなのですが、何か突き抜けてくるものがない。なぜかと考えたら、やはり岸恵子と作品の雰囲気の噛み合わなさなんですね。この人の場合、バリバリの存在感を発しながら、周りとの衝突によって作品世界を高めていくという演技タイプだと思うのですが、このシリーズのようにある程度枠組が定まっていると、どうも何というか、別人格が演技をしているように見えてしまうのです。よって最後には、友達でいましょう云々という、このシリーズには無粋ともいえる直接的な台詞を出さざるをえなくなっています。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-06-30 01:01:55)
82.  病院坂の首縊りの家
美術陣と照明陣の驚異的な頑張りでそれっぽい感じにはなっていますが、中身は完全なハリボテです。登場人物のやりとりにしても、ネタの設定や割り方にしても、テレビの2時間ドラマでもこれより上のものはいくらでもあります。見所は導入部の写真撮影部分のみ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-06-26 00:41:01)
83.  夕陽の挽歌 《ネタバレ》 
老若のカウボーイの逃走と、それを追いかける兄弟となれば、いろいろドラマが湧いて出てきそうな期待をしてしまうのですが・・・特に何も起こりませんでした。とりわけ、ホールデン&オニールはまだしも、追跡の兄弟側のキャラがまったく立っていないのは致命的です。道中も何か目を引くようなことが起こるわけではなく、子犬とラバをめぐるやりとりが一番スリリングだというのは、やはりまずいでしょう。大作っぽくやろうとしてる音楽のしつこさも難点。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-06-21 00:17:53)
84.  女王蜂(1978)
まだシリーズ4作目なのに、これまでの登場女優オールスター勢揃い!みたいな真似をしている時点で志の低さが透けて見えますが、内容もやはりその程度でした。とにかく、横溝作品に必須の、登場人物の禍々しさや重苦しさがほぼ感じられず、まるでメロドラマみたいな雰囲気になっているのは致命的。事件そのものも、あれじゃほとんど何の謎も意外性もないし。役者陣で唯一、謎めいて魅力的に撮られていたのは、序盤で出番が終了してしまう萩尾みどりでした。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-06-17 00:39:00)
85.  男はつらいよ 寅次郎夢枕 《ネタバレ》 
お千代と助教授の初対面以降、寅さんは瞬時にシフトチェンジして仲介役(引っかき回し役?)を務めるようになる。なるほど、中期以降に出てくるキューピッド系の話の源流はここにあったのか、と思いつつ、ラストはもちろんこの2人がくっついてハッピーエンドなんだろうな、と予想する。ところがまさかの逆プロポーズという剛速球が飛び出して、ここでのドラマの重さは、それまでの割とマイルドだった雰囲気との落差が大きすぎなのです。追い打ちでラストのとらやの談笑場面、もうここでのお千代の静かなるアクション(そして1人だけ笑っていないさくら)の突き抜け度は圧倒的です。そんなわけで、終盤入口までとその後の10分では、まるで別の作品のようでした。●マドンナ関係以外では、せっかく正反対の寅と助教授を掛け合わせていながら、そこにギャップや変化の表現があまりないのが惜しい。それと、とらや場面も、笑いが少ない(おいちゃんの電話場面は例外ですが)割には気まずく沈黙するシーンが多く、ちょっと暗い感じ。●このシリーズではサブゲストにもこだわりがあることが多々ありますが、前半部分、わずか数分間の登場の田中絹代のインパクトも強力。ところで、この奥様の役は、別にビッグネームを当てなくても成り立ちます。そこにあえて絹代さんを持ってきたというのは、絹代さんこそが山田監督自身のマドンナだった、のかもしれません。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-06-13 00:32:17)(良:1票)
86.  ヒッチハイク(1976) 《ネタバレ》 
あらすじからは「善良な夫婦がたまたま出会った暴力ヒッチハイカーに制圧されさんざん理不尽な目に遭わされる」みたいな展開を期待(?)していたのですが、まあ何というか、随分呑気というか、のんびりしてるというか。まず、そもそも元の段階で夫が十分に妻に対して理不尽であるため、むしろその関係性を揺さぶるヒッチハイカー、もとい強盗犯が、ある種の正義の味方ででもあるかのように見えてしまいます。また、夫と強盗犯が途中で執筆をめぐって半ば意気投合みたいな雰囲気になるのですが、これも、ストックホルム症候群ならではの哀しさというよりも、むしろもともとこの2人に波長の共鳴性があったようにしか見えません。まあ、途中でいきなり割って入って、しかも返す刀で退場させられる共犯2人組など、流れを単調にしない工夫はされているので、緊張を続けながら見ることはできます。ただそれでも、脱出後はかなりダラダラしていたような・・・あの爺さんとか不良4人組とか、いる?
[DVD(字幕)] 6点(2020-05-30 00:04:22)
87.  男はつらいよ 寅次郎恋歌 《ネタバレ》 
いやー、こんなじめじめした陰気な寅さん作品があったとはねー。冒頭の雨の降り方からしてすでに陰鬱だし、旅芸人の一座とのやりとりも明るさが皆無。恒例のとらや騒動も、オチも笑いもないまま次に行ってしまう。さらに博母の葬儀関係の描写が延々と続いて、じめじめに追い打ちをかける。ラストの旅立ちも不吉な嵐の中。この変な一貫性は、何かを狙ってたのか?また、見ていて妙に尺が長いなあと思っていたらやはりそのとおりで、その長さがじめじめをさらに増幅している。●池内淳子はもともと落ち着きと風格がありすぎて、こういう純真無垢な役には合わないでしょ。喫茶店の電話のシーンなんかも、なかなか無理があります。●ただし、「逆にマドンナから迫られる形になって、そこで引いてしまう寅さん」の様式をシリーズで初めて提示した功績は大きい。この拡がりが、さらなるシリーズの発展を生み出しました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-05-28 00:09:02)
88.  激突!格闘技 四角いジャングル
あれこれ詰め込んでとっちらかった感のあった前作から、今回はきちんと焦点が絞られています。大まかにいって、プロレス・極真空手・キックボクシングの3本柱で、特に、猪木・ユキーデ・藤原の3選手にスポットが当たっています。ほとんどは試合風景であり、もちろんその迫力は圧倒的ですし、ナレーションによる解説も割と丁寧で悪くないです。が、結局は「この試合はこう進んで、こうなりました」で終わっているので、その後とかその周辺(つまりその試合が意味するもの)もきちんと見たかった気がするなあ・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2020-05-09 00:40:31)
89.  男はつらいよ 望郷篇 《ネタバレ》 
これはもう完全に「さくらの物語」ですね。最初に寅に説教をかまし、寅が就職活動(?)をするとなれば本人以上に真剣に悩み、それなのに寅から理不尽に逆上されてもそれに怒るでもなく、最後に旅立つ寅を一人で見送る。後のさくらの立ち位置がここで完成されています。第1作のラストと並んで、これがあったからこそ後の長期シリーズ化につながった、ともいえるかもしれません。●長山藍子姉は出番遅いんだけど、あのミニスカワンピと浴衣の可愛さですべて許す。●それとびっくりしたのは杉山とく子小母さんの、まるでとらやの一員であるかのような作品世界へのはまりっぷり。と思ったらテレビ版ではおばちゃん役だったんだそうで、そりゃそうだ。●ラストにマドンナがとらや(の関係者)を訪れる、という王道パターンも、ここで確立されています。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2020-05-04 01:22:46)
90.  夜の訪問者 《ネタバレ》 
何か隠された暗い過去を持っているっぽいブロンソンの前に、その過去とつながっている男どもが現れ・・・と、サスペンスの定番の入口なのですが、その後が実にしょぼいのです。敵側は妙にほのぼのした緩い雰囲気が漂ってるし、ブロンソンは詰めの甘さを発揮しまくりだし(注射とかエレベーター縛りとかあれだけやっておいて、その敵がけろっと当たり前に戦線復帰って、何じゃそりゃ)。終盤に向けての展開も、ネタが尽きてしまって継ぎ接ぎで何とか脚本を上げた感が満載です。リヴ・ウルマンの脚線美に+1点。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-03 00:25:05)
91.  新・男はつらいよ 《ネタバレ》 
ものすごく今さらなんだけど、このシリーズって、寅さんがあれやこれやあってマドンナに失恋する話と思ってたんだけど、スタートはあくまでもとらやファミリーの人情譚であって、マドンナはあくまでも媒介またはゲストだったんですね。特にこの作品は、おいちゃんとおばちゃんのフューチャー度が異様に高い(博&さくらと比べてもはるかに出番が多い)。●とはいえ、ここでの小巻ちゃんはさすがに出番少なすぎというか、内面描写がなさすぎかと。前半のハワイ騒動にやたら演出の気合が入っていたため、さらに霞むことになってしまいました。●こういう作品のこういう役柄でも、三島雅夫のジジイは、画面に登場するたびに、何かよからぬことを考えていそうというか、小巻ちゃんに何かしそうというか、そういうオーラ満載ですね(←褒めてます)。●再見して、ラストの寅の旅立ちシーンの丁寧さに驚いた。襖の向こうでの語り、ひっそり店内に座っている寅の一瞬のカット、そして倒れている自転車と車輪の回転。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-04-26 00:17:33)
92.  白い家の少女 《ネタバレ》 
皆さん書かれているとおり、この作品の主役はジョディでなければ務まりません。大げさなアクトはまったくなし、どこまで行っても、身体の芯からじわっと浮き出てくる芝居を貫き通している。溜息しか出ません。●前半は大半が家の中で進行し、このまま戯曲っぽく最後まで行くのかな?と思わせておいて、後半は外にもいろいろ展開する。最後は再び部屋の中の1対1に回帰。床板のバタンバタンの正体と、それに対する決着が、それまでの心理戦の駆け引きとは違ってえらく俗っぽいというかそのまんまなのが難点なのですが、それでも、あのアップにかぶせるエンドロールが、作品を忘れがたいものにしています。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-24 01:23:24)
93.  男はつらいよ フーテンの寅 《ネタバレ》 
このシリーズの場合、お約束の恋愛沙汰以外にも突然名シーンをぶち込んでくることがあるのですが、この作品ではやはり、テキ屋の大先輩とのあのくだりでしょう。今から考えると、こんな決定的カードをこんな初期作品から切っていたのかと思いますが、当時はここまで長期シリーズとなるとは誰も思ってなかったのかもしれません。●新珠三千代が登場したときには、てっきりどこかで、寅が一席ぶっていた「酒の徳利を置いたら絶妙なタイミングで人肌温の次の徳利が出てくる」とかのアクションが出てくる(そして寅が「本当にそんなことあるのか?」と焦る)みたいなシーンがあるものと想像していたのですが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-04-21 00:43:47)(良:1票)
94.  コンラック先生 《ネタバレ》 
ハリウッド版「熱中先生」でしょうか?サウスカロライナの黒人しかいない島(というのがあったんですね)にやってきた白人教師が、あれこれ頑張る、というお話です(しかし、場所が台詞の中でちょろっと出てくるだけなので、途中まではアフリカか東南アジアのどこかかと思ったぞ)。で、いろいろハードルはありながらもあっさりクリアしてサクサク進んでいくので、どういう話かは分かったとしても、それで子供たちに何が残ったのかは分かりません。最後にクビになってどうのこうのというのがクライマックスのはずなのですが、主人公の背景描写がないので、誰と闘っているのかも分からないし・・・。あと、この手の作品だったら、生徒の何人かに焦点を当てて、その子の何がどう変化したのかを描出するのは必須かと思いますが、それもありませんでした。
[DVD(字幕)] 5点(2020-04-20 00:32:03)
95.  パッセージ・死の脱走山脈 《ネタバレ》 
街中・電車・山中といろいろ危機ポイントは設けられているのですが、主人公がいざというときには全部武闘派解決をしてしまうのがちょっと・・・。相手に圧倒的な力があるのを、知恵とか精神力とかチームワークで突破してこそ醍醐味があるのではないでしょうか。その辺が中途半端なので、マルコム・マクダウェルがいくら怪演を発揮しても、かえって浮いています。あと、この3人だけのために犠牲者出すぎじゃない?
[DVD(字幕)] 5点(2020-04-04 01:34:11)
96.  さらばバルデス 《ネタバレ》 
前半は、謎の存在っぽいブロンソンとそこに居着いた少年の奇妙な同居生活が始まって・・・という展開なのですが、何とやっていることは、どうやって馬を飼いましょうかというほとんどそれだけ。つまり、大砂漠の小さなお家というか、牧場生活の苦労に寄り添うドキュメントというか、ウエスタンというよりもむしろそっちのホノボノ系に近いのです。途中で敵っぽい地主が現れるも何も起こらず、あれはどうなったんだ?と思った頃に、俄然凶悪さを増してくる。そこでやっとこさ対決になるのですが、いやーあのラストはびっくりしました。ほぼ何も解決してないし、締めは完全に無理矢理だし。というわけで、何がしたかったのか分からないというか、小手先で作ってしまった感満載でした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-03-17 02:31:15)
97.  100万ドルの血斗 《ネタバレ》 
まず敵そのものが、巧妙な作戦を立てるでも自分の身を危険にさらすでもなく、やってることが単なる子供の誘拐という卑劣な行動である時点でダメ。一方で主人公側も、無策にばんばん出ていって返り討ちにあってばかりだし、バイクやらなんやらの設定も何も生かされていない。その上で、親子の確執と和解がどうのこうのというのをやりたかったっぽいんですが、これも見事なほど機能していない。ここまで褒めるべきところが見つからないシナリオも珍しいです。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2020-02-24 00:53:13)
98.  大脱獄(1970)
導入部から顕著に漂う、何とも緩く適当な雰囲気。おおこれは、シビアな脱獄ものと見せかけておいて、実は楽しく笑える方向で決めまくるのだろう、と思っていたら、何ともそこからが中途半端で低空飛行なのです。変に豪華キャストにしてしまったために、制作現場が萎縮してしまったのだろうか、と勝手に推測してしまうくらいです。ところどころの寓話的な部分には興味を引く部分もあったため、主要登場人物を3人くらいに絞って、尺も削ってもっと伸び伸び作っていたら、と思わずにはいられません。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-02-19 02:52:39)
99.  アラン・ドロンのゾロ 《ネタバレ》 
単純な正義の味方の勧善懲悪ものなんですから、もっとコンパクトでよかったと思うのですが・・・ゾロの活劇シーンが売りであるのは当然としても、同じようなパターンが何度も繰り返されると、味わいも落ちてくる(馬車内のインチキ一人二役みたいなスパイスがほかにも欲しいところでした)。そして一番の問題は最後の対決シーンであり、あれだけ延々とやられると、かえって実は両方とも弱いのでは?という疑惑まで招いてしまいます。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-01-01 00:38:29)
100.  死の追跡(1973)
何かもう、すべてが中途半端なのですね。悪党のワルぶりも、キャラづけも、1人1人の処理も中途半端。主人公の行動経路や見せ場、そして肝心のクライマックス(になるはずの部分)の持って行き方も中途半端。むしろ、最初のところで主人公の指示の下に協力して悪党を追い詰めるシークエンスで、すべて終わっていました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-12-27 04:06:07)
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