81. 人生は、時々晴れ
公営住宅に暮らす、それぞれ心の奥底に孤独を抱えて生きている家族の日常風景を淡々と描いている。ティモシー・スポールなんか普通のイケてない中年のおっちゃんだし、その子供達も普通にデブだけどそこがものすごく現実的だ。これが米映画ならば美男美女の家族になっていただろうからね。こういう家族だから余計良い。それに、ラストの皆が皆全員にハッピーエンドが訪れるっていうのではなく、ちょっとした幸せが家族崩壊の壁をゆっくり溶かしていくような、希望を見出せるような余韻のある展開が良かった。また、晴れの少ないイギリスの天気に掛けたこの「人生は、時々晴れ」って邦題、結構好きだな。 9点(2004-09-24 04:01:47) |
82. スクール・オブ・ロック
うっひょ~!こんな授業があったら、体温が42.5℃あっても学校行っちゃうね!ますます熱上がっちゃうけどね! 8点(2004-09-20 23:00:46) |
83. ハリウッド★ホンコン
ブタがブタを背負ってる冒頭からどうしようかと思った。デブ三人組はかなり強烈。想像していたパッケージのようなポップなキュートさってのはあまりなく、重い現実とグロさだけが残った映画だった。 3点(2004-09-20 16:23:46) |
84. 25時(2002)
印象に残る所は色々あるんだけども、まず怪我して捨てられたドイルを助ける冒頭から何か好きだった。孤独や悲しみをもつ似た者同士のモンティとドイルが並んで歩いてる姿を見てるだけで、何か切なかった。言いようのない悲壮感や自分への怒りに苦しみ、24時間後に待ち受ける刑期にどうしようもない絶望感はあるんだけども、今まさに”新たな人生”を生きてるドイルを見ていると何か少し救われた気がした。 あとラスト、窓越しに交わす人種の違う少年とのシーンが印象的。以前は様々な人種に対して罵声を飛ばしていたモンティが、24時間後に一時の終わりを告げ、慣れ親しんだ街を後にする時、これからなくなるものの儚さを知り改めて大切な存在だったということに気づく。それこそがスパイク・リーにとってのNYで生き抜く人達の人物描写であって象徴であると同時に、グラウンド・ゼロなどの場面描写も含めそのNYに対する彼なりの愛情表現なのではないかなって思う。 7点(2004-09-18 18:51:44) |
85. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
あんな完璧で良い子供がいたら、あの家族は救われるだろう。ラストの姉の「私が一家を支えてきたんだから」の台詞は白けた。親子愛がものすごくファンタスティックに描かれている気がした。なんか奇麗すぎた。 5点(2004-09-13 00:04:28) |
86. 10億分の1の男
なんか段取りの悪いストーリーだった。あえて見所を挙げるなら”ロシアンルーレット”と、”目隠しどっちが勝つかな障害物競走”ぐらい。 4点(2004-09-13 00:04:07) |
87. ラビリンス・オブ・ナイトメア
最近観たのにあまり覚えていない。たしか、不眠症の主人公が毎晩悪夢に悩まされてて…みたいな内容だった気がする。寝る前に観るととても眠くなるので寝る前に観ない方が良い。(ってこれレビュー?) 3点(2004-09-13 00:03:47) |
88. アナトミー
医療をテーマにしてるのがドイツらしい映画なのにもかかわらず、ストーリーが単純すぎ。ラストの”ありきたりだな”のセルフをそっくりそのままお返ししたい。 2点(2004-09-08 19:45:48) |
89. ディープ・ブルー(2003)
海に生きる、全ての生き物達の生命の力強さを感じた。弱肉強食の世界を目の当たりにして、生物の根源を改めて知った気がする。海という名の”青の惑星”がひとつの恐ろしい生き物にも見えてくる。またオーケストラの音楽がものすごくこの映画とマッチしてて、ストーリーに強弱があるのが良い。うん、予想以上に面白い映画だった。 10点(2004-09-08 19:45:21)(良:1票) |
90. 月曜日に乾杯!
毎日に疲れたおっちゃんのちょっとした旅行記みたいな映画です。屋根の上でヴェニスを一望しながらワインを嗜む…なんて渋すぎる。そしてスリに対して「無一文だよ」の一言。この一言はいいなぁ。こういうぶらり旅って最高じゃないですかね。 7点(2004-09-05 22:34:12)(良:1票) |
91. 女はみんな生きている
男どもが皆あんなヘナチョコリンだったら、そりゃ家ぐらい飛び出したくもなるわさ。 6点(2004-09-05 07:10:12) |
92. ミスティック・リバー
中途半端な部分が多すぎる気がする。ラストのパレードのシーン、あれは一体何。皆清々しい顔してるし。デイブって最初から最後までお粗末だな。 5点(2004-08-04 03:40:27) |
93. ノー・マンズ・ランド(2001)
あのラストはとにかく重い。他の戦争映画のような迫力さは全くないが、あの静寂の中で取り残されるラストってのは、派手な戦争映画以上に余韻の残る終わり方だった。こういう映画って珍しい。人間とは何か、戦争とは何か、全てにおいて皮肉って描いている。その分伝わるメッセージも強烈だった。 9点(2004-08-01 23:28:56) |
94. 戦場のピアニスト
彼は本当に運がいい。観るには痛い映画だった。ドイツ兵の前でピアノを演奏するシーンが一番印象に残ってる。今まで獣のように酷い殺し方をしてきたドイツ兵が唯一人間らしい姿を見せていたから。こいつらも生身の人間なのだなと実感したシーンだった。 9点(2004-07-31 23:33:30) |
95. 8人の女たち
レズごっこ、歌って踊る暇があるんだったら、早く犯人見つけて下さい。 5点(2004-07-30 05:19:21) |
96. エブリバディ・フェイマス!
父親の娘に対する愛情も良かったが、誘拐した男と誘拐された女との恋愛もおもろかった。 でも特に印象に残らない感じ。 5点(2004-07-23 19:45:58) |
97. 夏休みのレモネード
考え方が軟弱で何事にも純粋な子供は、固定観念しか持てなくて結局は理屈でしかない大人なんかよりずっと大人だ。 6点(2004-07-23 19:36:22) |
98. アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦
今回はスティフラーが完全に主役になっているせいか、スティフラーしかほとんど印象に残ってない。ウ○コまで食ってるし…。やっぱり、アメリカン・パイだよ!全員集合!はして欲しかったなぁ。全員でバカをやる姿がまた見たかった。 6点(2004-07-19 18:29:31)(良:1票) |
99. ダンサー・イン・ザ・ダーク
終始イライラが募った。わざと残酷な方向へもっていくような映画って大嫌いです。私の中でのデンマーク映画のイメージが悪くなった。こんな映画よりビョークの歌やプロモの方が断然素晴らしいです。 0点(2004-07-14 23:25:11) |
100. ラスト サムライ
まぁ、それなりによく出来た作品だとは思ったが、個人的に渡辺謙より真田広之の方が私のサムライのイメージに合っていて特に印象に残ってる。ただラストの勝元とはまるで違う存在感のあまりない死に様は、ちょいと寂しかった。あとは、トム・クルーズと小雪のちょこっとLOVEね。あれは一体何じゃらほい。あれは確実にいらん。おまけにチューまで。きっとその延長線にはラブシーンもオマケ付きで待っていたんだろう。私の中で一番のメイド・イン・ハリウッドらしさを垣間見れた瞬間だった。ま、ディープじゃなかっただけ良しとします(私何者?)。 5点(2004-07-12 01:20:40) |