81. 96時間
要は、96時間の内必要なところが2時間弱という分かりやすさ。この監督は欲張らずスピード感の出し方が相当上手い。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 21:01:35) |
82. フェア・ゲーム(2010)
《ネタバレ》 実話物の重さというのは、描ききれないまた描けない部分をいかにスマートに端折ることが重要なのだと思う。強大な権力の情報操作は近年隣国の反日を煽るかのような行動、はたまた日本だって大震災の情報に対して政府が誠実であったか疑問に思えることが重なることもあって、恐ろしさは一定の成功をしていると思う。ただ、視点を変えると、本当に悲惨なのはこの夫婦ではなく諜報活動協力者に起こっただろう外国人であり、その苦難がおざなりなのは残念。もっともそこに手を突っ込んじゃうと違う映画になっているのだろうけど。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-12 01:52:31)(良:1票) |
83. 軽蔑(2011)
年をとってしまってこの若いギラツキが理解できないのか。また、自分らの時代のそれとは感触が違うのか。しかし、中上健次の原作なのである。自分よりずっと上の世代なのだ。ただ単に中上と肌が合わないということが一番大きい気がしてる。 [DVD(邦画)] 4点(2013-01-09 23:19:33) |
84. ヒューゴの不思議な発明
この製作者達が描く映画愛の方向性が大好き。ただそれだけ。 [DVD(字幕)] 9点(2013-01-04 01:35:58) |
85. アーティスト
フランス映画!音に頼れないから複雑に話が絡み合うような展開にはできない。それはそれでベタであろうが飽きはさせない。しかし今なぜサイレントなのか。アメリカ映画へのオマージュとフランスがたまにやるアメリカへの皮肉か。よく研究してます。 [DVD(字幕)] 8点(2013-01-02 01:49:40) |
86. リアル・スティール
《ネタバレ》 親子愛を描いたは数あれど過去の佳作と何かが違う。そんなことを思いながらの鑑賞もいかがなものだが、導入部でのこの父親の立ち位置をただの愚か者としてしまっては入りづらいに決まっている。ベタであろうが「自業自得」と思わせるより「不運」から這い上がっていくとしといた方が無難だろう。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-10 18:27:48)(良:1票) |
87. グロリア(1980)
《ネタバレ》 「レオン」の原型?ならば徹底的に比較してみるのも一興。低予算を跳ね返す力を感じる作品ではあるが後出しじゃんけんには屈する。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-09 16:20:23) |
88. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 主人公の破天荒さが圧倒的に不利な状況をひっくり返す。という狙いは分かるが序盤の主人公紹介がグダグダでかなり退屈。そりゃあ型破りであるはずの人間がいきなり士官になって登場じゃあね。ともあれ昔の武器で撃退出来て良かった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-02 21:50:09)(良:1票) |
89. 運命じゃない人
《ネタバレ》 羅生門の変化球。いっぽん取られた。 [DVD(邦画)] 8点(2012-12-02 18:04:51) |
90. 顔のないスパイ
《ネタバレ》 原題から想像していたどんでん返しとは違った。二人とも非情なスパイにはとても見えない、故に素性が割れない。なるほど。 [DVD(字幕)] 7点(2012-12-01 17:41:58) |
91. カケラ
何の予備知識もなく観てしまった。お呼びでなかった。すまぬ。 [DVD(邦画)] 5点(2012-11-22 00:08:51) |
92. ナイト&デイ
イーサン・ハント外伝として、もう少しトムが若い時に作ればよかったのに。M・Iと同時期に作る意味が分からない。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-21 01:45:43) |
93. ヒア アフター
アメリカ、フランス、イギリス、たとえば重要かもしれない死生観等欧米の機微が日本人は見過ごしてしまい物語が伝わりにくい嫌いが。イーストウッドはまごうことなき 世界を作ったとあらためて思う。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-21 01:40:31) |
94. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
《ネタバレ》 クレジットタイトルが素晴らしい。この手の映画はスパイの小道具を見るのが楽しみのひとつだろうけど、本部から見捨てられ孤立しているはずのチームがいとも簡単にそれらを手に入れ、まして簡単に作ってしまう。そこまでいろいろと都合がつくなら、事件だってもうちょっと簡単に解決できそうなもんだ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-13 22:21:30) |
95. 東南角部屋二階の女
《ネタバレ》 昔の青春ドラマの一話みたい。開かずの間、東南角部屋の”女”なのです、そこをもうちょっと上手に小細工できたなら三人のキャラがもっと立ったろう。若干の物足りなさはそこらへんかな。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-13 00:57:20) |
96. アンノウン(2011)
さあ、話の風呂敷をひろげたのは分かった。どう収拾付けるのだろうと思いながら鑑賞。引き込まれる程の展開ではないにせよ確かに「なるほど」と思っ。合格。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-13 00:47:02) |
97. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 神様に見て見ぬふりをしてもらう。とても良かったが警察官の目の前で人を故意に跳ねたにもかかわらず、すぐ本屋に復帰しているという時間の流れを見て見ぬふりをさせるのはいかがなものか。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-05 23:58:04)(良:1票) |
98. 一命
海老蔵が歌舞伎役者だからキャスティングされたのなら凄い。オリジナルのあの重苦しい問答こそ及ばないが、歌舞伎テイストで的確に処理されている。時代劇リメークが薄っぺらく失敗が多いなか三池監督はツボを抑えるのが上手い。 [DVD(邦画)] 7点(2012-11-05 23:50:38) |
99. キャタピラー
《ネタバレ》 四肢を失ったことにより軍神となった男の日常を覗き見る作品。銃後をとらえたこの切り口としての反戦は面白いが、リアリティを感じる半面、物語としての面白みは当然無い。男の中国での鬼畜的行為を見せられる自分とそれを知らない主人公とのバランスがどうも上手くいってないのが残念。若松監督の矜持を感じる作品ではある。 [DVD(邦画)] 5点(2012-11-05 23:38:42) |
100. のるかそるか
《ネタバレ》 その都度賭けられていくレースが的中か否かで物語の進行を予想させられる部分はおもしろい。個々のギャンブル感の違いで明らかにこの映画の評価は変わるだろう。自分のような小心者には無理な話。ただ、”主人公のその後”が賭けの対象になるのなら、”ろくでもないことになる”という予想に全額賭けてもいい。圧倒的本命予想だろうけど。 [DVD(字幕)] 5点(2012-10-06 10:14:59) |