81. バトル・ロワイアル
シナリオが雑なんだろう。よかった点は、おとなしそうな少女が実は残酷だとか、西部劇っぽい決闘シーン、自殺者が出るなどの極言状態の雰囲気、あと最後の絵。シナリオに関しては、立ち入り禁止区域で死ぬとか、弱そうな武器をうまく応用するとかいう工夫が欲しかった。アニメ声のアナウンサーと、たけしの「自然体の狂気の演技」のマンネリでマイナス1点。あと、論点として、この手の映画では、残酷描写があろうとなかろうと面白さはあまり変わらないと思う。 4点(2004-01-03 07:54:09) |
82. 巴里のアメリカ人
ベタなミュージカルなんですが、最後の圧倒的なダンスシーンや、絵から映像へのフェードといった映画的演出が目をひいて、とても楽しめました。ミュージカルの中ではおすすめですね。 8点(2004-01-03 07:45:55) |
83. いつかギラギラする日
大好きな銀行強盗映画。仲間割れのシーンとか、銃撃戦、カーチェイスなどは荒々しくて楽しい。車が橋を渡る勢いで、通行人が川に転落するシーンとか、アクション映画的サービス精神を感じた。ただし、他の人のレビューでも言われていますが「こういうスとレートで荒っぽいアクション映画を90年代の日本で作った」ということのめずらしさで、いくらかカルトな扱いを受ける映画でしょう。私もそこに1点プラスです。 8点(2004-01-03 07:40:49) |
84. オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
この作品もすっかりマンネリ化してしまいました。最初と最後は少し笑った。ラップは大笑いした。が、本編はパロディとしてもB級としても退屈だったので人物のファッションばっかり見ていた。 4点(2004-01-03 07:35:08) |
85. 地獄(1999)
監督のストレートな怒りが伝わってくる。ストレートな怒りを、映画にもシナリオにも、何のひねりもなくストレートに表現してしまった映画。底知れぬパワーは感じる。 B級ということで許しましょう。 5点(2004-01-03 07:32:41) |
86. おもちゃ
雰囲気はいい。ディティールもいい。話の大きな山がないのがザンネン。ラストもいまいち盛り上がらない。 6点(2004-01-03 07:29:21) |
87. 冬の華
やくざ系あしながおじさん。ベタな展開だけど楽しめます。 高倉健の魅力も満開。 7点(2004-01-03 07:26:07) |
88. 蒲田行進曲
サービス精神爆発。突き抜けてる。この「いかにも撮影所でとったにぎやかさ」がやはり重要ですね。誰でも楽しめるよくできた映画。もう少し話に深みがあれば10点。 8点(2004-01-03 07:24:05) |
89. 王様と私(1956)
ベタな古典ミュージカルなので、ベタに楽しめます。 5点(2004-01-03 07:10:00) |
90. マタンゴ
密室モノの面白さはあると思うけど、最後があっけなかった。 6点(2004-01-03 07:08:28) |
91. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 ラピュタとかトトロは好き。これも世界観はよい。しかし作りが雑。女の子が空を飛ぶとか水の精だとかトンネルの向こうに別世界だとかは、おとぎ話として不自然なく見れるんだけど、作りの荒さは、直感的に気になってしまう。 エンディングでスタッフロールになったときは、「え?これでおわり?」とあっけなさを感じた。妖怪の国へつれていかれて、帰ってくることに対して、何でもいいから意味づけが欲しかった。最後にわかる川の話は唐突で、正直頭が追いつかなかった。私の仕事では「大人数で分担しすぎてまとまりのない状態」という状態がよくあるが、最後のスタッフロールをみて、ああ、この現場もそうなんだろうなと思ってしまった。 4点(2003-12-29 21:57:16) |
92. 8 Mile
自分は日常的にラップをきいて、EMINEMも好きだけど、ダメな映画でした。Eminemの表情がよかったが,演技力はイマイチか。最初のシーンなんかは、緊張してる様子がゼンゼン伝わってこない。 最後のシーンも、それなりにフリースタイルバトルの面白さはあるけれど、映画のクライマックスとしては小さすぎる山だと思った。 家と工場とクラブだけでは、「デトロイト」って町が余り伝わってこない(おそらくそうとうにすさんだ街としてえがきたかったんだと思う。) マイクバトルで優勝することと、仲間と別れることに関係があるのか? 4点(2003-12-29 21:48:54) |
93. キラーコンドーム
公開当時(97?)に六本木の映画館で見ましたが、バカな内容かと思っていたら、B級な匂いのなかにも以外に面白さがあって、特に最後の終わり方は切ない。けっこうバランスのよい映画なのでは? 2003年に見直したら面白さの秘密がわかった。刑事ドラマのパロディとして、徹底的に「マジメにバカ」をやっているところだ。だから、刑事ドラマ的な見せ場や名ゼリフがたくさんある。 8点(2003-12-29 21:41:56) |
94. ヒューマンネイチュア
発想は面白い。 でも、マルコビッチの穴と同じうっとおしさを感じた。 あのストーリーをなぜあんなに複雑な見せ方をする必要が あるのか。映画館で前の回が終わったときに出てくる人たちが 「金返せ」という顔をしていたが、見てから納得。 ストレートにもっとバカっぽく作ればよかったのでは? 4点(2003-12-29 17:44:58) |
95. 秘密(1999)
みんな書いているけど、「期待しないで見たら以外によかった」。 小林薫の演技が最高なのだ。 ただし前半は退屈です。トータルすると見る価値あり。 8点(2003-12-29 17:41:35) |
96. 少林サッカー
《ネタバレ》 ジャンプっぽいバカバカしさがあるけど、映画的な演出でドキリとさせるところがあるので、2000年代のエンターテイメントとして通用している。 ボロマケして目覚めるシーンの妙なカメラワークや、最後に町中で少林風サッカーが流行しているシーンはドキっとした。 7点(2003-12-29 17:21:12) |
97. ハイ・フィデリティ
音楽オタク映画のようであるが、実は恋愛映画としての要素のほうが強い。別れた女の近況を知ってみたいという好奇心は誰にでもあるはず。そして、後になってわかるすれ違い。切ない。 で、それを切ないだけの話にしていないのが「音楽オタク要素」 笑いころげました。 8点(2003-12-29 17:13:05) |
98. シティ・オブ・ゴッド
タランティーノや深作欣二の匂いが充満のバイオレンスアクション映画。ビーチのシーンや写真家のエピソードを織り込むことで出てくる青春ドラマ的な側面が深みを与えている(バイオレンスの合間に出てくるので映画にメリハリが出る)。だから素直に面白いのはもちろんのこと、アクション映画にしては後味が濃い。作りは非常に丁寧。ストーリー展開と逃げ足はスピーディ。画も美しい。 9点(2003-12-29 17:10:09) |
99. 太陽を盗んだ男
古さもつっこみトコロもあるが気にならない。 ジュリーの生き生きした表情と、やりすぎアクションがよい。 「退屈な日常から脱出!」的な映画はたくさんあるが、これは 驚いた。 9点(2003-12-29 17:07:36) |
100. 新幹線大爆破(1975)
2003年に見ても十分に楽しめる。古い部分はあるが気にならない。演技力とシナリオで持っていく。 9点(2003-12-29 17:04:15) |