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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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81.  ブローン・アパート 《ネタバレ》 
不倫、子どもを亡くす、再生、、、。まぁねぇ、誰にも間違いはありますから、そういうこともあり得るでしょう、人生には。でも、なんというか、私にはちょっと安っぽいメロドラマにしか見えなかったです。見ている間、感情がほとんど動かなかったというか。爆発の瞬間、アッ、となったくらいで。見終わった後に何にも残らない作品って、なんか、やるせない気持ちになりますね。ハッキリ言って、あんまり見るべきところのない、私的には「雰囲気映画」でした。
[DVD(字幕)] 5点(2014-02-03 23:53:25)
82.  ライブ・フロム・バグダッド 湾岸戦争最前線<TVM>
本作の制作は2002年なのか。911を経て、アフガン侵攻が既に始まってた頃なんですな。もはや、フセインもこの世の者ではない現在でございますよ・・・(嘆息)。TVMだが、臨場感もなかなか。・・・しかし、私は「ジャーナリズム」を大上段に構えて「ジャーナリスト」を自称する人々が、正直あんまし好きじゃないのです。本作を見ても、やっぱり何かヤだな、と思ってしまいました。なぜか? 結局、この人たちも、戦況が悪化する前に現場から脱出しているし、どうしても「ハゲタカ」的なイメージを拭えないんでしょうな、多分。もちろん、報道の仕事は非常に大切かつ民主主義の生命線だということも頭では理解しています。しかし、本作でも描かれていましたが、真実を伝えることより「スクープ競争」が大事。他社よりおっきなネタを抜くことが素晴らしい、という思想がはびこっている気がするのです。フリーで体当たりしている方々は、また、事情が違うでしょうが。この映像が出たことで、何か戦争による悲劇が少しでも減ったんでしょうか。夜空を飛び交う砲撃光線を見て「キレイ・・・」なんて言ってる平和な国の方々もいらっしゃったんじゃないでしょうか。、、、なんて、まあ、そこまでひねくれることもないのよね。ヘレナの出演作だってんで見ただけなんだし。ただ、これは、アメリカによる、アメリカジャーナリズム万歳映画なんですかね、って。でもって、ヘレナがそれに出ていることに一種の違和感が。おまけに、主役のマイケル・キートン、この人が生理的にダメだった。顔が、受け入れ難い、、、ファンの方すみません。かくいう私は、このCNNの映像をロンドンのボロホテルの壊れそーなTVで見て仰天したのですが(2週間何も知らずにヨーロッパを放浪していたので)、当時は、正直なところ「アメリカって何サマ?」くらいにしか思っていなかった若かりし自分の浅はかさを思い出し、余計に不快になったのかも知れません。あー、見ない方が良かったかも。、、、んなわけで、作品に対する冷静な評価はちょっと難しいです、ハイ。
[DVD(字幕)] 5点(2013-09-15 23:19:17)
83.  ジョシュア 悪を呼ぶ少年
こういう「モンチャイ」(モンスターチャイルドの略)もんは一般に、不条理感炸裂でそれはそれで怖いけど、本作はあんまし、、、。ジョシュアはだから、「悪を呼ぶ」エスパーなんかじゃなくて、ただのモンチャイなんだよ。あんな不安定な母親では、モンチャイにもなるってば。父親は比較的まともだと思うけど、父親って、やっぱりある程度限界あるのかも、子どもが幼いうちは。イクメンが妻の母親ぶりを目の当たりにして、自分の無力さに落ち込むという話をよく聞くけど、そりゃまぁそうかもね、と思うし。しかし、一番の犠牲者はモンチャイ自身であり、本当はジョシュアは可哀相な子のはずなんだが、見ている方としては、憎さを禁じえず。・・・うーん、イマイチ。
[DVD(吹替)] 5点(2011-01-24 22:55:02)
84.  ノボケイン 局部麻酔の罠
B級臭さ全開で、実際、バッチリB級でございましたが、それはそれで楽しめないわけじゃありません。主役の歯医者がバカ全開で笑えますし、ヘレナはなんだか面白がって弾けている風も感じられます。よく見ればこれ、結構な豪華キャストなんですよね。サスペンスの顔をしたコメディですね。下らないもの見てハハハと笑いたくなったときにオススメです。
[DVD(字幕)] 5点(2010-10-17 22:11:30)
85.  11'09''01/セプテンバー11
オムニバスってのは、例えつまらなくてもワケ分かんなくても、延々2時間は続かないところがイイです。この作品群の中にも嫌悪感を抱くものや、よく分かんないものが少なからずありましたが、10分足らずの辛抱でしたからね。ケン・ローチが参加しているってんで見ましたが、正直、イマイチでしたねぇ。映画にする意味を感じられなかったなあ。唯一面白かったのが、ビンラディン探索編。アイディア勝ちとも言えるけど、ペーソスもあったし、「町ごと吹っ飛ばされるぞ」というラストの会話が秀逸でした。フランス版は嫌いだなぁ。障害者モノはそれだけで私の中ではハードルが高くなるんだけれども、なんかね、、、この期に及んでそれを使うかね、という意地悪な見方しか出来ませんでした。音声だけのメキシコ版は論外。ラジオドラマでやってくれ。今村さんは、ちょっと企画意図を履き違えていらっしゃったのでは、という気が・・・。ラストで、まさに「蛇足」でした。
[DVD(字幕)] 5点(2010-08-09 21:38:17)(笑:1票)
86.  カンバセーションズ 《ネタバレ》 
画面2分割がウザイ。会話劇って難しいよねぇ。役者の演技力も求められるけど、会話によっぽど魅力がないとダレるもの。しかも結局、寝ちゃうし、この2人。まあ、寝てもいいけど、寝るまでが長過ぎ。寝るときってのは、もう部屋に入るときに「その気」のはず、少なくとも「予感」はあるはずだと、私は思うわけ。だから、その前の長過ぎる会話は身体も心も萎えるだけ。逆にハナから寝る気もなかったのなら、あんなつまらん会話でその気になるなんて、ありえん!って感じ。・・・それにしても、一夜のアバンチュールに成り下がるなんて、この2人、大して愛してなかったんじゃないかなあ、お互いに。本当に大切な人として過去に位置づけた昔の恋人と、現在で通りすがりの情事を持つのは、相手に対する冒涜だと思っちゃう私は、頭が固い? そんな石頭をぶっ壊すくらいの会話劇を見せてほしかったね。あ、ヘレナは相変わらず可愛かったのでプラス1点。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-04 16:09:45)
87.  フォーガットン
アルフレがお空に吸引されちゃってからは、ほとんどコメディでしたねえ。肉まんを買ったつもりで、いざかぶりついたら、それはピザまんでもカレーまんでもなくて、あんまんだった、みたいな感じかな。それはそれでまあ、美味しいんだけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-02-26 14:28:45)
88.  ある公爵夫人の生涯
キーラ・ナイトレイは確かに整った顔だけれど、社交界の人気をさらったという魅力――滲み出る品性と知性美がまるでないのが致命的。なんでこのキャスティングなのかなぁ。レイフ・ファインズは良いのだが、こういう主人公が不遇であることがウリの映画では悪役を魅力的に描くのが鉄則なのに、デヴォンシャー公爵はただの冷血漢でイヤなヤツという単純な描かれ方なのもいただけない。衣装はさすがに見応えがあって良かったけれど。・・・まあ、ちょっと年齢的に厳しいかも知れないけど、キーラよりヘレナ・ボナム・カーターの方がハマったんじゃないかなあ、公爵夫人には。
[DVD(字幕)] 5点(2009-10-21 15:49:48)
89.  クララ・シューマン/愛の協奏曲
劇場は連日3時間並びの激コミというのに、レビューがないとは・・・。それもそのはず・・・かどうか、・・・うーむ、これはいかんでしょう。(完全に好みの問題だが)キーマンとなるブラームスがなんというかちょっと軽薄なにーちゃんでして、これでまずは興醒めです。そして、クララがゴツい。たしかに8人の子を産んでいるので肝っ玉母ちゃんとも言えますが、残る写真からのイメージとはかなり×××。この軽いヨハネスと所帯じみたクララ、これはちょっと埋めがたいギャップを感じるのですよね。ストーリー的には、まあ、予想通りに展開していく(知られているエピソードの範疇を出ないのがつまらんといえばつまらん)のですが、肝心のラストシーンが・・・意味不明。何なんでしょう、あれは。この映画、主役はどなたでしたっけ? と聞きたくなる。一番不満なのは、ブラームスのクララへの眼差しの描き方です。あれはないでしょう。ブラームスも、末裔にあんな描き方をされて、さぞや草葉の陰で歯軋りしていることでしょう。私なら化けて出るな、多分。ブラームスファンの方は見ない方が良いかも知れません。見ていて嬉しくも哀しくも楽しくも辛くもならない不感症映画。しかし、久しぶりの劇場鑑賞はやはりいいものでした。
[映画館(字幕)] 5点(2009-09-24 15:47:52)
90.  おくりびと
脚本(シナリオ)を学ぶ者として一番強く感じたことは、この作品のシナリオは、シナリオ学校でお手本として使うに格好の作品であるということです。セリフで説明するな、と耳タコなほど言われるわけですが、この作品における最大の見せ場は、広末さん演じるところの妻のセリフ「夫は納棺師なんです!」なのです。これを、夫婦の会話として「私が間違ってたわ。あなたは納棺師という仕事に誇りを持ってるのね」などとやってはペケなのよ。また、展開においても、小道具の有効な使い方、主人公の変化と、まあ、典型的なほどにキチンとされており、これ、ヘンな授業を聞かされるより、よっぽど良い教材となり得ます。そういう意味では、これが初シナリオだという小山氏はさすが構成作家としてその素養をキチンとお持ちであったことには感心の極みであります。反対に、ニュース映像で、アカデミー賞のレッドカーペットに小山氏がおらず、監督・出演者に混じり、謎の男がいることに激しく疑問を抱いていたところ、後日、その謎の男がTBSのお偉方だったと知り、もの凄く怒りを覚えたことも事実であります。小山氏のスケジュールの都合だったのか否か知りませんが、だとすれば尚更、TBSの人間は遠慮しろよ、と言いたい(これについての監督・主演者の見解も是非知りたいところ)。そして案の定、脚本家の大石静氏も氏のブログで「だから最近のTBSはダメなんだ」と吐き捨てておられたが、これが脚本家(シナリオライター)の現実なのです。この地位の低さ。出来がよければ監督の手腕、悪ければ脚本家の罪なのです。・・・ですが、この作品に対しては違和感も強く感じています。最初から最後まで、見ている人間の心に何の引っ掛かりなく、サラ~ッと流れていってしまうのです。すべては、前述のように「良いシナリオ」の要素を全部備えるがために、キャラの配置、ストーリー展開されたように思います。小山氏が、何がツボかを知り尽くしているがために起きた現象ともいえるかも知れません。いえ、そういう作り方でもゼンゼン問題ないのですが、見ている人間に、その作為的な何かを感じさせるのはいかがなものでしょう。監督の力量もその辺りをカバーしきれていなかったということでしょうか。ネタ本となった著者の納棺師の方が、クレジットで名前を出さないよう要請したことに、頷けるものがあります。
[地上波(邦画)] 5点(2009-09-24 11:22:18)
91.  題名のない子守唄 《ネタバレ》 
鑑賞後、こういう感覚を抱く作品は、初めてのような気がする。作品に入っていけない、のではなくて、良いにしろ悪いにしろ作品が心に入ってこない。とにかく「分からない」映画。細かいところもそうなんだけどそれは大して気にならない。一番分からないのは、主人公のイレーナその人。おそらく、ただ一人、好きな男との子どもだからテアに執着したんだろうけれど、何の確証もなかったことがビックリ。隠し金庫からなにやら書類を見つけた時点で確証を得たのだと思ったのに・・・。どうしてそこまで状況証拠だけで突っ走れたのかがどうしても理解できない。こういうのを「母性」といういい加減な言葉で片付けては欲しくない。「我が子」を求める思いって「たぶんあの子に違いない」くらいなもので充足できるものではない気がするのだ。ラスト近くで血縁関係がないことが明らかにされるのだが、そこまでずっとこの点が曖昧なまま進行して行くため、この点が私にとってシールドになってしまったみたいな感じ。電話で子守唄を聞かせるところなどは、ある種感動シーンなのだろうが、何も感じなかった。ラストもそう。少女は可愛いのだが・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2009-07-29 14:14:43)
92.  告発のとき
なんだか哲学チックでカッコつけた映画だなー、というのが率直な印象。兵士が「戦争のせいで精神病んじゃいました」系のアメリカ映画を見る度に思うのは「アメリカって学習しねぇ国だな」ってこと。何十年やってんだよ、と。もういいって。・・・と思うなら見なきゃいいんだけど、一応話題作だから見ちゃう私は小市民。おまけにへそ曲がりなので、思うのは、こういう社会派告発シリアス映画を撮って、この監督は、果たして何がしたかったのかしらん、ということ。本当の軸足は「反戦」「告発」じゃないんじゃない? アカデミー賞とか視野に入れた名誉欲じゃ? なーんてね。『クラッシュ』では感じなかったんだけど。イラク戦争がアメリカの暴走そのものだからかなあ。自分で切った腹を「痛い痛い」って言いながら自分で縫っている感じ。一方的にやられているイラクの人のことはどーなのさ、と。そういう描写もチラリとあるけど、なんかすごーく偽善ぽい。まあ、でもそんなアメリカに100%依存しなきゃ生きていけない日本国民であることが、ひときわ身に染みる映画でもありました。
[DVD(字幕)] 5点(2009-06-04 14:11:20)(良:1票)
93.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 
ヘレナ・ボナム・カーターが好きなので、畢竟、バートンの映画も大して好きではなくても見るハメになります。さて・・・、バートンらしい画でしたね、絵本のようで。ミュージカルとしては、イマイチでした。なんせ音楽にインパクトがないというか、心に響いて来ず、良いと思えませんでした。歌はみなさん頑張っていましたけど。それにしても、ちょっと切り裂き過ぎです。目を背けてしまいました。若い2人の駆け落ちはどーなったんでしょ? そこまで愛していた妻なのに、いくら15年振りとは言え分からないまま切り裂いちゃうんですかね。バートンは、これを映画化して、何がしたかったのでしょうか。グロ映画を撮ってみたくなっただけ、としか思えませんでした。
[DVD(字幕)] 5点(2009-01-21 10:49:24)
94.  ヴィーナス(2006) 《ネタバレ》 
むむー、ビミョーな映画。欧米人の場合、かなりのお歳になっても、ラブシーンが汚くならないところがスゴイと思うのですが、ピーター・オトゥールはどうみてもヨボヨボの爺さんで、ちょっとヤバイ。映画の内容云々を語る前に、そこが気になってしょうがない。・・・とは言え、この爺さんは自分から積極的に若い女のコに溺れに行っているところが、むしろ好感を持てます。欲望をひた隠すエロジジイより100倍カワイイ。爺さんをおちょくる小娘役のジョディ・ウィッテガーも、可愛げのない図々しい感じをよく出していて、その後の展開に効いていました。まあ、あの爺さんはあれで大往生ってことでしょう。線香花火の最後のキラメキでしたね。・・・でも、まあ、あまり感動するとかそういう類の映画ではありませんでした。
[DVD(字幕)] 5点(2008-11-21 15:44:51)
95.  地上5センチの恋心
大人のファンタジー。ヨン様(古い?)などの「追っかけオバサマ」たちにはとてつもない夢を与える映画かも・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2008-11-05 11:06:34)
96.  つぐない
こういう作品を題して「雰囲気映画」と、私は呼んでいる。雰囲気美人の映画版・・・、ともちょっと違うか。美しく見せて高尚な文芸作品ぽいけど、実は中身はスカスカで。キーラ・ナイトレイはそもそもあまり色気のある女優ではないと思うのだが、なんだかこの作品では美しさが激減しており衝撃的。おまけにジェームズ・マカヴォイなる俳優も個人的に趣味じゃないので、2人の恋にもあんまり「感じ」なかった。『つぐない』という邦題はいただけない・・・。原題どおり『贖罪』でしょう、この内容は。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-15 16:07:59)
97.  ハウルの動く城
この度のTVオンエアにて初見。あまり評判のよろしくない本作のようですが、割とすんなり見ることが出来ました。と言っても、ストーリー的にはよく分かりません。ソフィーとハウルは出会うことが約束されていた「運命の2人」だった、んでもって、ソフィーの愛の力でハウルはまともな心を取り戻した、ってな感じですかね。え? ゼンゼン違う? まあ、子ども向けに作ってないことは確かでしょう。だってこれ、恋愛映画だもんね。で、宮崎氏は、図らずも恋愛描写ベタを露呈してしまったんだね。本作でよ~く分かったのは、宮崎氏にとって、女性というのは、母のように全てを受け入れてくれる聖女か、100%悪女の2種類しかいないんだね、ってこと。そもそも、愛がテーマなら、何より「プロセス」をきっちり描かないと。途中、ハウルはソフィーに母性を求めているとしか思えない描写が延々と続くけれど、これが2人の愛のプロセスだと言うのなら、この監督は、本当に「エロスの伴う男女の愛」を直視するのを避けているとしか思えない(不純異性愛とでも思ってんじゃないのかね?)。男女の愛は、母の愛のような「無償の愛」じゃないんだよ。独占欲が支配する結構ドロドロした世界なの。愛されなければ、愛するだけじゃ成立しないわけ。だからこそカブはあえなく自ら身を引いたんでないの? ホント、この人、自己矛盾に鈍いよなぁ。・・・などと、ほとんどどうでもいいことを感じていたのでした。
[地上波(邦画)] 5点(2008-10-08 11:05:23)(良:1票)
98.  大いなる陰謀 《ネタバレ》 
まず、これは「吹き替え」で見るべし、と言いたい。字幕スーパーで見ると、字幕を追うことに終始し、俳優たちの顔さえ拝めない。もちろん、内容を理解するヒマもない。吹き替えで見ると、ようやく、何を論争しているのかが見えてくる。監督の抱く憂国感や、意図すること(アメリカ国民よ、立ち上がれ!ってか)は分かるが、教授が生徒に「Bをやるから云々」と2つの条件を提示する意味が、私にはよく分からなかった。「Bをやる」にどういう意味があるのか? 戦場に行った教え子たちは「B+だった」から? 教授は教え子2人が戦場に行ったことを悔いているのに、トッドに「無関心であるな」と言ってるのは、結局「行動しろ」と言っているのと同義になってない? おまけのあのラスト。この辺、理解力不足なんだろうけど、よく分からなかった。どっちにしても、教授&生徒、政治家&ジャーナリストいずれも、安全圏で机上の空論を交わしているわけで、現地指揮官の「1万5000キロ離れた所で考えてるほど現場はたやすくない」という台詞が一番真実味があって重い。トム・クルーズは野心に満ちながらも浅薄な政治家にピッタリではあるが、お世辞にも知的とはいえない品のないルックスなので、却って逆効果かなー、とも感じた。「イラク・アフガン問題を扱っている」こと以外、何の予備知識もなく見たのだが、途中から、この邦題のマズさを感じさせられる。これなら原題のままの方が100倍ベター。
[DVD(吹替)] 5点(2008-09-25 15:27:17)(良:1票)
99.  フランドル
3カ月くらい前に見た。見終わって何ともドヨ~ンとした感じで、感想を書く気になれず放置していたのだが・・・。最近のテレビ映像を見て何となく頭が鮮明になった気がした。というのも、今年も、9.11からウン年というのが例によって報じられていたが、それら報じられる映像が、この映画の映像と見事にダブることに驚愕したからだ。もちろん映画での設定は不明、というより仮想戦場でしかないのだが。荒涼とした乾燥地帯を土地勘のない米兵がおっかなびっくり機関銃を構えつつ隊をなして移動していく様は、そのまんま、この映画の映像である。そして、唐突に訪れる爆死。映画ではさらに現地のゲリラによる凄惨なリンチ(もちろん、原因はリンチされる側にある)も克明に描かれるが、恐らく、アフガンやイラクでも似たようなことはあったのだろうと容易に想像できる。だが、この映画のイヤなところは、それらを、何の感情もないかのごとく、無味乾燥に描写しているところだ。セリフはほとんどなく、音楽は全くなく、淡々と、なんてものじゃない。無機質な感じが貫かれ、一層凄惨さを増す。そこにあるのは絶望だけ。いわゆるサンドイッチ構成で、最初と最後の寒村での、これまた無機質な、しかし生臭い男と女のやりとりとの対比が、死と生を象徴するかのように際立ち、何ともいえない寒々しさである。感動はしない、けれど、ゾワゾワさせられる。決して後味は良くない。全体的に抽象的で、恐らくは反戦がテーマなのだろうが、そんな深読みも無用だと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2008-09-19 11:52:53)
100.  クィーン
日本における「皇室報道」を見ると、あれほど「やんごとなきお方」たちに、公式には気を使っているのに、その一方で、ポルノネタと同列に大衆週刊誌の餌食にしている。その扱いって、どーなの? 過剰に敬う一方で徹底的に貶める。ヘンなの。ある意味、芸能人以上に貶められている。それは、英国でも似たようなものの様で・・・。ただ、こういう映画を作れるだけ、英国メディアはまだマトモなんだと感じました。日本ではほぼ100%ムリでしょうからね。あちらのロイヤルファミリーでは離婚もアリ、従軍もアリと、日本のそれよりは何歩も先進的。どちらが良いか悪いか分かりませんが、日本のメディアにこんな勇気は少なくともないでしょうし、お役所も許さないでしょうね。そしてまた、受け手の国民も、皇室のスキャンダル映画なんかが作られれば、日本ではもっと過激な上映反対運動などが起きそうな気がします。肝心の映画の内容は、まあ、はっきり言って全般にかなり退屈でした。大体、なんでいまさら・・・? という意図もよく分からない。そんな中で、とってつけたようなあの「女王の涙」は、映画の中だけのものだろう、と思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2008-08-04 16:37:10)
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