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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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981.  美女と液体人間
ストーリーに核実験が大きく関わっているところは「ゴジラ」を思わせるが、人間を襲うのが核実験によって生まれた巨大怪獣ではなく、核実験によって突然変異した液体人間ということで、怪獣映画とは違うサスペンスホラー的な恐怖感を生み出すことに成功していると思う。円谷英二監督をはじめとした特撮スタッフによるドロドロと動き回る液体人間の描写は今見ると「ターミネーター2」のT1000型を思わせていて、さかのぼること約30年前の日本映画に先駆的作品があったことに驚いた。
[DVD(邦画)] 7点(2007-12-11 14:21:30)
982.  銀座の若大将
シリーズとしてはまだ2作目なんだが、既に数作このシリーズ見てるせいか次はこうくるだろうなあというお約束が既に分かっているのでなんだか安心して楽しめる。社長(上原謙)と久太郎(有島一郎)が雄一(加山雄三)についてほめあうシーンや雄一の「椿三十郎」という自己紹介などの楽屋ネタ(昔からあるんだなあ。こういうの。)、それに1作目と同じようなギャグである残飯鍋のシーンが笑える。それにしても澄ちゃん(星由里子)にいいように使われる石山(田中邦衛)はちょっと気の毒。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-12-06 03:06:31)
983.  洲崎パラダイス 赤信号 《ネタバレ》 
最初は「赤線地帯」のような娼婦たちの生き様を描いた作品かと思っていたが、男女の腐れ縁を描いたラブストーリーだった。川島雄三監督らしいユーモラスなシーンもあり、同じく男女の腐れ縁を描いている「雪国」や「秋津温泉」ほど見ていて暗い気持ちにはなることはなかった。また、それでいて人間ドラマが非常に深く描かれた傑作に仕上がっており、川島監督がやっぱり並の監督ではなかったと実感できる。出演者の中では新珠三千代が今まで見た役柄のイメージとは少し違う印象の役(とはいえはじめはちょっと気づかなかった。)を好演していて新鮮で良かった。ダメ男を演じる三橋達也も素晴らしい。でもやっぱ出演者の中でいちばん印象に残るのは芦川いづみ。この間見た「愛と死の記録」では印象が違いすぎて違和感しかなかったのだが、本作ではこれでもかと言わんばかりに可愛さを振りまいていてとてもキュートだった。ほかにもチャンバラごっこに興じる子供たちなど、製作当時の時代風景も印象的だ。ラストシーンも余韻を残す終わり方でよい。
[DVD(邦画)] 8点(2007-12-04 18:12:49)(良:2票)
984.  河内カルメン
「悪名」の今東光の原作を鈴木清順監督が映画化した風俗映画。ストーリーだけ見ればドロドロした内容なのだが、テンポのいいストーリー運びと清順監督のスタイリッシュな演出のおかげで、変な言い方かもしれないが、暗い映画のはずなのにとても楽しく見られた。野川由美子がバイタリティーあふれる主人公を熱演しており、すごくかっこよかった。主人公が使う河内弁の響きも「悪名」の勝新と同じくとてもいい。
[DVD(邦画)] 9点(2007-11-26 02:22:05)
985.  愛ふたたび
「個人教授」の日本での大ヒットで日本で爆発的な人気を得たフランスの俳優ルノー・ベルレーが日本映画に主演した恋愛映画。相手役が浅丘ルリ子、監督は市川崑という顔ぶれ。全体的にフランス映画のような感じを出そうとしているようだが、それがあまりうまくいっているとは思えず、市川監督の演出もいつもと比べておとなしめであり、出来のいい映画とははっきりいって言いにくく、日本でのルノー・ベルレー人気に頼って作られた一種のアイドル映画という気がしないでもない。浅丘ルリ子の妹役で出ている桃井かおりはこれがデビュー作だそうだが、面影はあるものの「幸福の黄色いハンカチ」や「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」と比べてもまだ垢抜けない感じがして印象が少し違う。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-11-25 13:49:21)
986.  続・サラリーマン清水港
「サラリーマン清水港」の続編。前作でインパクトの強い中国人を演じていたフランキー堺がこの続編では出ていないのでそのあたりが少し物足りない気がするけど、前作同様に面白かった。今回も三木のり平の存在感は抜群でやっぱり笑わせてくれて楽しい。野球のシーンでルールも分からず応援している姿がとくに最高だった。小林桂樹と司葉子のロマンスはなんか「若大将シリーズ」のようだったが、安心して見られる展開。宝田明のボンボンはイメージにピッタリじゃないか。志村喬がちょっとだけ出てくるのだが、彼の東宝サラリーマン喜劇への出演はけっこう貴重かもしれない。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-11-24 03:17:34)
987.  サラリーマン清水港
「サラリーマン忠臣蔵」二部作に続いて有名な時代劇を現代に舞台を置き換えてパロディー化した「社長シリーズ」の一篇。忠臣蔵を見た時は元ネタの話を知っていたのだが、今回の清水次郎長は元ネタの話を一切知らないので大丈夫かなと思っていたが、思っていた以上に楽しめた。忠臣蔵の時はなぜかいなかった三木のり平が大いに笑わせてくれるし、フランキー堺の中国人バイヤーもキャラが立っていて面白い。喜劇の小林桂樹を久しぶりに見たが、最近見た出演作では「日本沈没」や「激動の昭和史 沖縄決戦」などシリアスな作品が多かったせいか、よけいに笑えた。とくにフランキー堺と一緒にホテルで酔っ払って二人で大騒ぎを始めるシーンには大爆笑。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-11-23 02:50:41)
988.  秋津温泉
岡田茉莉子が自身の映画出演百本記念作として、主演だけでなく、企画や衣装にも関わって制作された文芸映画。岡田茉莉子の若い頃の出演作あまり見てなかったのだが、この映画の岡田茉莉子はひたすら美しく、とくに17歳のはつらつとした新子を演じているシーンでは可愛さすら覚える。またそんな岡田茉莉子の17年間の変化を表現した演技も素晴らしい。相手役の長門裕之(先週見た「古都」でも思ったことだけど、サザンの桑田に似すぎ。)はちょっとくさいが、いかにも典型的なダメ男という感じがよく出ていたと思う。成島東一郎のカメラがとらえる映像が美しく、林光の音楽も素晴らしい。地元・岡山県が舞台の作品なのだが、俳優たちの方言に違和感があまりなかったのも良かった。
[DVD(邦画)] 8点(2007-11-20 14:14:58)(良:1票)
989.  古都(1963)
3年ほど前に見た山口百恵主演版もあれはあれで良かったのだが、初めての映画化である本作は京都の風情を見事な構図でとらえた成島東一郎のカメラや、武満徹の音楽、それに出演している俳優たちの美しい京言葉ともあいまって芸術性の高い深みのある傑作になっている。主演の岩下志麻の気品のある美しさも特筆もので、二役を見事に演じ分けるその演技力も素晴らしい。
[DVD(邦画)] 8点(2007-11-15 12:26:44)(良:1票)
990.  大菩薩峠(1966)
仲代達矢が机竜之助を演じる岡本喜八監督の「大菩薩峠」。大映の三部作を先に見てるため、これ一本で終わってしまう本作にはストーリー面でやや物足りなさを感じるものの、壮絶な戦闘シーンと仲代の不気味な存在感がとても印象的で、大映版とは違った面白さのある作品になっている。黒澤明監督の「用心棒」と「椿三十郎」で三船の主演作に敵役で助演していた仲代だが、本作では三船が仲代の主演作に助演しているのが面白い。二つとも好きな映画だものだから、本作でも二人の決闘シーンをつい期待してしまったではないか。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-11-11 03:17:27)
991.  尻啖え孫市
東映を退社してフリーの身となった錦之助が大映で主演した時代劇。あまりいい評判聞いてなかったけど、そこそこ楽しめる作品にはなっていると思う。でも、三隅研次監督の演出にキレがあまり感じられないうえに宮川一夫が撮影をしてるにもかかわらず三隅監督にしては映像も平凡で物足りないし、勝新の織田信長もちょっとなあ。外部出身のスター俳優が主演ということで、スタッフが身構えてしまったのだろうか。錦之助と弟の中村賀津雄のやりとりはなんか東映の時代劇を見てるみたいだった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-11-09 03:09:12)
992.  雪国(1965)
松竹によるリメイク版。映像が白黒からカラーに変わっただけでだいぶ映画全体の印象は異なるので、ちょっと心配な面もあったが、成島東一郎の撮る映像は見事に美しく、映画の叙情的部分を醸し出すのに成功している。豊田四郎監督の東宝版には完成度的に少し及ばないものの、それでもこのリメイク版もなかなかの良作だと思う。東宝版で駒子を演じた岸恵子が素晴らしかったのだが、本作の岩下志麻の駒子も、岸恵子とはまた違った妖艶な魅力を持っていて良かったと思う。加賀まりこの葉子は八千草薫と比べるとやはりちょっと小悪魔的な印象になってしまうのがなんとも言えない。木村功の島村はなんか池部良の島村より積極的でいやな男に描かれてる気がする。東宝版に女中役で出ていた浪花千栄子が按摩の役で再登場したのは偶然なのか、それとも東宝版を意識しての配役だろうか。監督が岸恵子を一躍スターにした「君の名は」の大庭秀雄というのもちょっと興味深いところ。
[DVD(邦画)] 7点(2007-11-06 14:53:15)(良:1票)
993.  東京流れ者
普通に演出していればありがちなアクション映画になっていそうなストーリーなのに、鈴木清順監督の個性的な演出が今見ても(むしろ今のほうが)斬新に感じられる傑作になっていてすごく面白かった。木村威夫の美術(とくに室内セット)もこういう映画に似合わず色彩豊かで美しく印象的。主演の渡哲也が何度も劇中でうたう主題歌が耳に残り、見終わったら口ずさんでいた。それにしても清順監督は「わけのわからない映画を作る監督」と言われていた通り、これといい「けんかえれじい」といい、ほかの日活の監督(日活映画あまりみないんだけど・・・。)にはないような作風を持った監督なんだなあ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-11-05 18:15:16)(良:1票)
994.  暖簾
昆布屋を舞台にした川島雄三監督の年代記もの。原作は山崎豊子。シリアスめの作品かとも思っていたが、冒頭から雰囲気がコミカルで、物語のテンポも早く、とても気軽に楽しめた。川島監督の演出はこの作品でも冴え渡っていて上手い。しかし、やはりこの映画で特筆するべきは後半からの森繁久弥の一人二役による親子役だろう。戦争から帰ってきた息子を軽快に演じているかと思えば、前半でその父親の若い頃を演じていた森繁がそのまま後半の年老いた父親も味わい深く演じており、本当にすごい役者だと思う。妻役の山田五十鈴も若い前半と年老いた後半ではまるで違った演技を見せており、二人とも素晴らしかった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-11-04 03:02:46)
995.  おとうと(1960)
市川崑監督の映画に岸恵子が初めて出演した作品。市川監督の映画としても代表作の一本ということで、市川監督の作品を本格的に見始めた頃よりずっと見たかった映画だ。この映画で編み出された「銀残し」と言われる撮影技法は市川監督の最近作「かあちゃん」でも使われてるけれど、独特の渋い映像が美しく、宮川一夫の腕も冴える。映画の完成度ももちろん高く名作と言われてるだけのことはある。でも、今まで見た市川監督の映画の中ではちょっと湿っぽすぎる印象もある。和田夏十でなく、水木洋子が脚本を書いているのが関係してるのかな。
[DVD(邦画)] 7点(2007-10-30 03:07:54)
996.  雪国(1957)
川端康成の名作文学を「夫婦善哉」の豊田四郎監督が映画化した文芸大作。例によって原作は読んでおらず、「トンネルを抜けると雪国であった」という出だしの有名な一節しか知らない。最初のほうの再会シーンから初めての出会いを描く回想シーンあたりまでの雰囲気はけっこう良かったので駒子がなぜ芸者になったか判明したあたりからのドロドロした展開にはビックリしたが、格調高い叙情あふれる映画で、これは間違いなく名作と呼ぶに相応しい作品だと思う。駒子を演じる岸恵子がなんといっても素晴らしい演技をしており、この頃の出演作では「女の園」くらいしか見てないけど、雰囲気も「女の園」と比べると大人っぽくなり、後年の市川崑監督の映画とかで演じる女性像に近いものを感じた。60年代に松竹でも岩下志麻主演で映画化されてるみたいなんでそっちも見てみよう。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-10-27 02:01:35)(良:1票)
997.  泥だらけの純情(1963)
この前見た同じ中平康監督のデビュー作「狂った果実」と比べるとだいぶ演出がオーソドックスになっていて、普通にプログラムピクチャーの一本という印象。ラストもこの手のストーリーならば想像が容易についてしまい、「狂った果実」のような衝撃度は低いと思う。でも、話としてはそこそこ楽しめた。小池朝雄が渋くてかっこいい。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-10-23 12:00:20)
998.  ハウス/HOUSE(1977)
山口百恵主演の「泥だらけの純情」の同時上映作品として公開された大林宣彦監督のデビュー作で中学生の原案をもとに作られたB級ホラー映画。普通、映画監督のデビュー作というのはまだ作風や映像のスタイルなど何も確立していない場合が多いと思うのだが、デビュー作とは思えないような異様に凝った映像や少女たちを主役にしているなど、既にこの頃から大林監督独特の世界観が確立されちゃってる感じがしてとても楽しい映画だった。主人公の家の表札が「木枯」(父親を演じているのは笹沢左保。)だったり、監督一家がチラリと出ていたり、無声映画風のシーンがあったり、ラーメン屋に寅さんがいたり(松竹に許可はたぶんとってあるんだろなあ。)と遊び心も満載。
[DVD(邦画)] 9点(2007-10-22 02:41:30)(良:1票)
999.  若い人(1952)
この10年後に作られた日活の石原裕次郎主演版など複数のリメイク版が存在する石坂洋次郎原作の2度目の映画化。市川崑監督の初期の作品ということでちょっと期待したのだが、出来としてはそれほどでもないけど、まあまあ面白かった。橋本先生を演じる久慈あさみがとてもクールで印象に残る。杉村春子は相変わらずこういう役うまいなあ。日活版はあまり見たいとは思わないけど、最初の映画化である豊田四郎監督版は見てみたいかも。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-10-19 22:45:58)
1000.  斬る(1968)
岡本喜八監督が「日本のいちばん長い日」と「肉弾」の間に撮った時代劇。話の大筋はすでにみなさん書かれてるとおり「椿三十郎」を思わせていて、そこに喜八監督らしいユーモアが加わって更に軽快な映画になっていて、完成度では及ばないもののこの映画も楽しかった。「椿三十郎」では存在感のある悪役をニヒルに演じていた仲代達矢がこの映画では飄々とした主人公をコミカルに演じており、もう一人の主人公である高橋悦史(こちらも「日本のいちばん長い日」とは180度違うコミカルな芝居をしている。)とのかけあいが面白い。討手のリーダーを演じる岸田森や、次席家老を演じる神山繁、それに東野英治郎といった脇を固める俳優たちもいい。大作映画の後に息抜きで作ったという印象もなくはないが、「日本のいちばん長い日」のようなシリアスな映画の後にこういった軽いタッチの娯楽作をサラリと作ってしまう当時の喜八監督の余裕の力量のようなものを感じる。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-10-18 00:01:42)(良:1票)
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