1001. スーパーマン(1978)
《ネタバレ》 スーパーマンってダサい、という先入観から、これまで鑑賞せずにいた(『リターンズ』がリメイクではなく続編と聞いて、やっと観る気になった)。ところが、最初の変身シーンで、黒人の目撃者から「ダサい格好」とか言われてる。アメリカ人もスーパーマンのダサさには気づいていたのね。それで一気に好感がもてた。ダサかっこいいスーパーマン(クリストファー・リーブ)に釘付けだ。地球を反転させて時間を戻しちゃうスーパー強引な展開も素晴らしい。このスケールのデカさは、他のアメコミ・ヒーローには見られないものだ。特撮が今観るとさすがに古いが、ストーリーとキャラクターの面白さでしっかりカバーしている。今までスルーしていてごめんね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-09 07:23:47) |
1002. インベージョン
《ネタバレ》 人間性を失うことにより戦争がなくなるという皮肉。都合4度目となるジャック・フィニイ原作「盗まれた街」の映画化。こんな風に人類は終末を迎えるのかもしれない。宇宙人の襲来といえば、『宇宙戦争』や『ID4』のようにド派手なものを考えがちだが、知らぬ間に身体を乗っ取られるというのは怖い。しかも眠ったらアウトという極限状況。ただ、いくら正当防衛とはいえ、あれだけ人を殺しておいてハッピーエンドというのは解せない。ニコール・キッドマンの下着姿に5点献上! [映画館(字幕)] 5点(2008-01-04 09:58:35) |
1003. ゾンビコップ
昔テレビでよく観たな~。当時はよくゾンビ映画を普通に放映してました。これは割とライトな作品で、殉職してゾンビ化した刑事がゾンビ製造会社と戦うというもの。よくよく考えればバッドエンドだが、主人公たちに全く悲壮感がなく(たまにセンチなシーンはある)、「生まれ変わったら何になりたい?」「女の自転車のサドル」なんて言ってるところが笑える。B級だが結構面白い。 [地上波(吹替)] 4点(2008-01-04 09:52:31) |
1004. ミート・オブ・ザ・デッド
内容的にはひと昔前のゾンビ映画。ちょっと『ブレインデッド』を意識しました、的なグロ描写があったりするが、正直それほどでもない。ただ、アイルランド産のゾンビ映画ということで、牧歌的な風景が延々と続き、米国産とはまた違った味わいがある。 [DVD(字幕)] 3点(2008-01-04 09:38:18) |
1005. ゾンビ自衛隊
作りの安っぽさがどーにもいただけない。後半の展開はオリジナリティがあって良いが、褒めるほどのことではない。ただ、DVDのメイキングで(なぜメイキングまで観る気になったんだろ?)ゾンビになりきれないゾンビ役の女優にゾンビ歩きの指導をしている監督の姿を見て、ああこの人もゾンビが好きなんだな~と思った(でも評価は変わらず)。 [DVD(邦画)] 3点(2008-01-04 09:12:18) |
1006. AVP2 エイリアンズVS. プレデター
《ネタバレ》 「僕の町にエイリアンとプレデターが現れたら…」なんて中坊の妄想を大真面目に映像化。よくこんな続編にGOサインが出たものだ…しかしまあ、そこはB級愛で乗り切りましょう。個人的には面白かったです。女子供が容赦なく殺されていくところが妙に悪趣味。役者がみな無名なのも逆に良かった(誰が生き残るか予測しづらい)。傑作ではないが、こういう趣味的な作品があってもいいと思う。 [映画館(字幕)] 6点(2008-01-04 08:53:09) |
1007. 天然コケッコー
《ネタバレ》 東京へ修学旅行へ行き、都会の喧騒にアテられていた夏帆が「あんたたちともうまくやっていけそう」というくだりは素晴らしい。田舎と都会を単純に比較し、どちらが良いと結論づけるのではなく、少しだけ自分から歩み寄る。そういう優しさが作品全体を包んでいる。それは他の登場人物や島根の自然の美しさにも表れている。年少の女の子の純粋で可愛いこと。みんなで泳ぎに行った海の綺麗なこと。中身カラッポな映画が多い中で、この作品は非常に「豊かな」映画だと思う。祭りで涙を流す夏帆に不覚にもドキリとしてしまった。彼女はいい女優さんになると思う。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-31 21:51:05) |
1008. ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間
《ネタバレ》 ここでの評価は低いが、そんなにひどい出来ではない。TVシリーズを観ていない人は全く話についていけないだろうが、観ているからと言って理解できるわけではない。そこはやっぱりリンチだから。「わけわからん!けど面白い!」というのが本音。ローラは最期に解放されたのだろうか?あの笑顔にこちらもちょっぴり救われる。またTVシリーズを観たくなった。 [DVD(吹替)] 6点(2007-12-29 07:25:06) |
1009. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 これぞ「男の夢」映画!人生やぶれかぶれ。もう先がないと知ったら何でもできる。一度はこんな風に生きてみたい!人生最期の望みが、「海を見に行きたい」なんて、ピュアで切ないな~。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-29 07:22:10) |
1010. 赤ひげ
前半は不幸な人の身の上話を延々と聞かされてちょっと辟易したものだが、後半、おとよのエピソードからは泣かされっぱなし。終わってみれば、いい映画を観たな~、としみじみ思った。尺はちょっと長いがそれに見合う作品だ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-12-23 11:50:57) |
1011. 蜘蛛巣城
《ネタバレ》 シェイクスピア劇と言っても、要は因果応報の話であって、登場人物の誰にも感情移入できないのが痛い。霧の中から城が現れる幻想的なオープニング、動く森、降り注ぐ矢など、画的には凝っていて印象に残る。が、黒澤時代劇では、『用心棒』や『七人の侍』のような娯楽作の方が個人的には合っている。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-23 11:45:14)(良:1票) |
1012. 隠し砦の三悪人
ひとつひとつのシーンが長く、最近のハリウッド映画に毒された観客にとっては正直退屈かもしれない。しかしこれ、ロードムービーとして観たら物凄く面白い。いつの間にか自分が、又七や太平と一緒に長い旅をしているような錯覚すら覚える。そして時々、溌溂な姫君や勇猛な六郎太のことを思い出し、あのズッコケ2人組は、故郷に帰っても相変わらず喧嘩ばかりしてるんだろうな、なんて想像を巡らすのだ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-12-20 01:03:12) |
1013. インビジブル(2000)
これまでバーホーベン監督って、エロとグロだけの人だと思ってあまり良く思っていなかったのだが、メイキングでの監督の姿を見て、一気に好きになった。この人は情熱の人なんだと分かった。最高だよ~、バーホーベン!ケビン・ベーコンもスゲー!よくこんな役を引き受けたものだ。モジモジ君みたいな格好で演技するのは大変だったろうに… [DVD(吹替)] 6点(2007-12-14 00:06:22) |
1014. 七人の侍
これが映画だ!! [DVD(邦画)] 10点(2007-12-13 23:46:16)(良:1票) |
1015. ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎
子供の頃、大好きな映画だった。今観ると、いかにもスピルバーグ印の冒険活劇という感じで、推理ものとしてはいささか物足りない。犯人が勝手に手がかりを落としていくものだから、それを追っていけば犬でも辿り着くという安易さ。シャーロックがほとんど推理らしい推理をしていないので、ミステリーを期待する向きには合わないかも。しかし、当時の最先端であろうSFX描写や少年たちの冒険ものとしてはなかなかに見応えがある。ラストのサプライズに、往年のシャーロッキアンもニヤリとするでしょう。 [DVD(吹替)] 6点(2007-12-13 23:44:27)(良:1票) |
1016. グーニーズ
懐かしい!十数年振りの鑑賞だが、面白かった~!生き生きした子供たちの演技が良い。夢があるとはこういうこと。最近の子供は、『ハリー・ポッター』よりもこれを観るべし! [DVD(字幕)] 7点(2007-12-13 23:24:40) |
1017. 椿三十郎(1962)
現代の役者さんで『椿三十郎』をやろうとすると、織田裕二になってしまうわけだが、「世界のミフネ」の前では到底太刀打ちできない。織田クンではとても「抜き身の刀」にも「桁外れな人物」にも見えないわけで。しかしリメイク版も面白かった(そもそも脚本が面白いから)。ラストの決闘はやはりオリジナルの圧勝。「お見事!」 [DVD(邦画)] 9点(2007-12-13 10:10:59) |
1018. 用心棒
三船敏郎かっこいい~!『椿三十郎』よりもハードボイルドしていて好き。 [DVD(邦画)] 9点(2007-12-13 10:01:44) |
1019. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
《ネタバレ》 前2作にあったフラストレーションを一気に解消してくれた作品。冒頭からいきなりキレまくりのハリー(いいぞ!)。展開もスピーディーかつ重層的で、前作までの「子供向け」という評価を覆す出来。個人的にはスネイプ先生が良かった。ハリーに魔法で吹っ飛ばされたのに、人狼から子供たちを守ろうとする姿に感動…。ハーマイオニーも一段と可愛くなり、私服が素敵だった。シリーズでは一番の出来。 [映画館(字幕)] 7点(2007-12-05 10:02:58) |
1020. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 ハリーがもう14歳には見えないところが致命的。ハーマイオニーやロンも以前ほど可愛げがなくなった。スピーディーな展開で飽きさせないが、ストーリーは正直穴だらけ。そもそも学校で命を落とす危険のある競技をすること自体がおかしい。後半はほとんどホラーで、子供は観ない方が良い。ハーマイオニーの「みんな変わっていくのね」の台詞にしみじみと頷いた。 [映画館(字幕)] 5点(2007-12-05 09:56:13) |