1021. シザーハンズ
エドワードに逆セクハラしようとするオバハンが個人的にメチャ気色悪い!!ラストのババアは特殊メイクのウィノナだったのか…。古城の怪しい博士役にヴィンセント・プライスってのがティム・バートンのオタッキーぶりを如実に表しており、思わず大爆笑してしまった。類似作品が無い点でバートン独自の世界が暴走しててグー!!でも、別に泣くような映画とは…。ま、ヒトそれぞれだろうけど。 7点(2003-01-28 05:08:04) |
1022. ぼくの美しい人だから
ベストセラーというグレン・サヴァンの原作は未読。なので、映画の印象だけで言わせて貰うと、妻を亡くした悲しみのあまり酔い潰れたのに付け込んで、その若い男を逆レイプする年増のオバハンってのが何ともお下劣で、悪いけど全然感情移入できなかった。目玉のギョロついたスーザン・サランドンにも魅力を感じないし。そんなにイイかねぇ? 5点(2003-01-28 04:50:14) |
1023. ジキル博士とハイド氏(1941)
余りにも有名なロバート・ルイス・スティーブンソンの原作3度目の映画化。個人的には1920年に「狂へる悪魔」のタイトルで映画化された第1作(監督:ジョン・ロバートソン、主演:ジョン・バリモア)がインパクトの点で最も優秀だと思うが、1932年の第2作(監督:ルーベン・マムーリアン、主演:フレドリック・マーチ)及び本作も可成りの秀作だと思う。確かにジキル→ハイドの変身プロセスなど昨今の派手で煌びやかな特殊メイクやCG合成に比べると、何とも素朴で微笑ましい限りだが、俳優の力量で押し切る力強さが近作には無い魅力。婚約者にラナ・ターナー、娼婦にイングリッド・バーグマンという確信犯的ミスキャストも又魅力。尚、96年の「ジキル&ハイド」は正確にはスティーブンソン原作の映画化とは言い難いアレンジ・バージョン(原作:ヴァレリー・マーティン)。よって論外! 8点(2003-01-28 04:35:26) |
1024. 汚名
当時のハリウッドが敷いたコード(キスは3秒以内!)を逆手に取り、ケーリー・グラントとイングリッド・バーグマンに延々2分以上も濃厚なキスシーンを演じさせたヒッチコックの演出マジックを存分に堪能出来る稀有な映画として…7点!!でも、ハッキリ言って見せ場はソコだけ(^^)。どうやって撮ったか?ソイツは観てのお楽しみ♪ 7点(2003-01-28 03:58:25) |
1025. 007/美しき獲物たち
黒人の女殺し屋に扮したグレース・ジョーンズの迫力に負けてて、どうするよ、ロジャー・ムーア!いや、悪ボスのクリストファー・ウォーケンもか。ボンドガールのタニヤ・ロバーツは新鮮味に欠ける。ギラーミンの怪作「シーナ」とかの方が、まだ楽しめた。主題歌を歌うは当時の人気お耽美系バンド、デュラン・デュラン(グループ名の由来は…映画「バーバレラ」を参照!)。何はともあれ、コレで漸くロジャー・ムーアのボンドともオサラバと喜んだのも束の間、四代目ボンドにティモシー・ダルトンと聞いて、激しく落胆。 5点(2003-01-28 03:46:10) |
1026. 007/リビング・デイライツ
ティモシー・ダルトンが「フラッシュ・ゴードン」に続く恥の上塗りを演じたのがコレ。折角ロジャー・ムーアをリセットした意味がまるで無いジャン!!ボンドガールも何か不景気な娘ばっかりだし。a-haって…そういや、そんなのがいたっけ…。今何してんだろ? 5点(2003-01-28 03:30:11) |
1027. 海と毒薬
遠藤周作の曰く付きの同名原作を社会派・熊井啓監督が映画化。確かに手術(ってか人体実験)シーンの生々しさは原作には無いリアルさ且つ気色悪さ!!勝呂と戸田を演じた奥田瑛二と渡辺謙は力演。二人を尋問する岡田真澄は…何か変。外人っぽい喋り方はワザとなのか?あと、個人的に太鼓持ち風の医局員を演じた西田健の怪演も特筆しておきたい。よくいるんだよナァ、世の中にゃあんなヤツが!!と思わしめるイヤらしさが何とも絶品だった。ベルリン映画祭銀熊賞を受賞。80年代邦画では最高レベルの作品の一つ。 8点(2003-01-28 03:21:57) |
1028. 二代目はクリスチャン
タイトルと原作&脚本つかこうへいでシチュエーション・コメディを期待した俺が馬鹿だったのか??何じゃあ、こりゃああああ!!!よくよく考えてみりゃ、コレって角川映画ジャン!!ダメだ、こりゃ。「犬神家の一族」以来、何度も角川のハッタリに騙され続けた己の不徳を恥じ入るばかり…。 5点(2003-01-28 03:01:49) |
1029. スーパーマン4/最強の敵
監督がシドニー・J・フューリーに降格、映画化権もキャノンに移り、著しくスケール・ダウン!オマケに最強の敵ニュークリアマンに扮するマーク・ピローとかいう俳優が全然ダメ、悪役の威圧感皆無。これじゃ打ち止めにされても文句は言えまい。作家アーネスト・ヘミングウェイの孫娘マリエルが新レギュラーを匂わせる女編集長役で張り切ってるけど、結局コレでジ・エンドとは何とも皮肉な話(^^)。 4点(2003-01-28 02:50:31) |
1030. ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
リアルタイムのビートルズ・ファンに与えた衝撃の凄まじさはチョット形容不可能。ストーリーはあって無きが如しだが、プロの俳優じゃないんだから当たり前!動くビートルズのお茶目さに笑いつつ、ビートルズ・ナンバーの数々に酔いしれましょう。意外や最も俳優向きだったのが、一番目立たないリンゴ・スターだったとは…。次作「HELP!四人はアイドル」では主役張ることに! 7点(2003-01-28 02:32:44) |
1031. ロリータ(1962)
原作者のウラジミル・ナボコフが脚本も担当し、鬼才キューブリックが監督しててコノ出来とは…唖然!!「現金に体を張れ」のキビキビした無駄のない演出はどこへ?スー・リオンなんて原作の蠱惑的な魅力が皆無の小娘に主役をさせるセンスの悪さはどうだ!J・メイスンのハンバートも「痴人の愛」レベルの醜態を晒すかと思えば、コカ・コーラのストローに間接キッスとかペディキュア塗る程度かよ…。ピーター・セラーズの「博士の異常な愛情」に先立つ七変化の怪演が唯一の見せ場じゃあ、「ロリータ」のタイトルが泣くってモンだ。余りに空しく退屈な152分だった…。”冗長”という言葉がこれほど似合う映画もそう無いだろう。97年のエイドリアン・ライン版は…監督が相性最悪なので、いくら「コレよりはイイ」とか言われても絶対観ない!! 5点(2003-01-28 02:18:34) |
1032. 少林寺
「シャ~オリン~シャオリン~♪」いや、懐かしいメロディだなぁ。今やジェット・リーとなったリー・リンチェイが何とも初々しい。香港・中国合作というだけあって、普通のカンフー映画より豪華な作りで功夫場面もお腹一杯食べきれませんって位に詰め込まれてて凄い。個人的にはヒロイン役のティン・ナンが結構美人で、しかもスキンヘッドの悪役を倒す強さに惚れ惚れしたっけ…。 6点(2003-01-27 11:02:04) |
1033. セーラー服と機関銃
相米慎二監督も赤川次郎原作は如何ともし難かったらしく、面白くないの一語。「翔んだカップル」に続いて起用したお気に入りの薬師丸ひろ子も大根だし…。話題性だけ先行して大ヒットした悪しき角川パターンに貢献した罪は決して軽くはないゾ!!取って付けたような銃乱射シーンも腰が入っとらーーーーん!!! 5点(2003-01-27 10:46:08)(良:1票) |
1034. キャノンボール
ジャッキーたちのチームは日本車で登場して欲しくなかった。チャンと日本人を出演させろよ、(製作の)レイモンド・チョウ!!ピーター・フォンダも「イージー・ライダー」を馬鹿にされてんのに出るなよな~。ロジャー・ムーアは本作みたいなヘボさの方がお似合いだけど。 5点(2003-01-27 10:30:38) |
1035. 素晴らしきヒコーキ野郎
裕次郎扮する「ヤマモト」は無念のリタイア。絡まった紐を切ろうとして「ナイフを貸してくれ」と言うヤマモトに「腹を切るのか?」ってツッコミは…アンタ、日本を「サムライ・カミカゼ・ゲイシャ・フジヤマ・ハラキリ」しかないと思って馬鹿にしてるだろう?不快なので…6点じゃあ~!! 6点(2003-01-27 04:03:15) |
1036. アメリカ上陸作戦
ノーマン・ジュイソン監督が当時の東西冷戦を皮肉った戦争コメディ。ロブ・ライナーの父っつぁん、カール・ライナーの寒~いコメディ演技は必見!これがデビューとなったジョン・フィリップ・ローの青い目が何とも印象的。何気なくエヴァ・マリー・セイントも出演。ま、余り笑えないのは事実だけど、後味は悪くないから良しとしよう。 6点(2003-01-27 03:50:01) |
1037. 太平洋の地獄
おお~!三船敏郎とリー・マーヴィンのたった二人しか出ないジョン・ブアマンの異色戦争映画じゃあーりませんか!!確かに二人の火花散る演技合戦はド迫力!!仮にコレをリメイクしようったって、今時のアクター二人だけで104分持たせられないって!!名手コンラッド・ホールのキャメラも素晴らしい色彩感覚!!酒を酌み交わして別れる二人の友情溢れるイキなラストに…8点!! 8点(2003-01-27 03:13:25) |
1038. サボテンの花
エイブ・バロウズのロングラン・ヒットとなった舞台劇の映画化。ウォルター・マッソーは確かに上手いコメディ俳優とは思うが、NYのプレイボーイな歯科医役てのは…如何なモノか。これに輪を掛けてバーグマンのコメディ演技のサマになっていないコト!!しかーし、ここに凄い助っ人が登場!脳味噌に皺が無い(としか思えない)ヤングガールを体当たりでハチャメチャに演じ、見事オスカー助演女優賞に輝いたゴールディー・ホーンだ!!ジーン・サックスの手堅い演出もやや貢献しているけど、本作の魅力を体現しているのは間違いなくG・ホーンである! 7点(2003-01-27 03:02:32) |
1039. ガメラ対大悪獣ギロン
ギロン…。”大悪獣”てのは何とも凄まじいネーミングセンスですな。ガメラみたいに善玉となる可能性を120%否定しまくってます!勿論出刃包丁そのまんまの頭部デザインもそれを力強く裏付けて或る意味秀逸。イーデス・ハンソンや大村崑にノスタルジアを感じてしまう自分が愛しい。このノスタルジーに…5点。 5点(2003-01-27 02:47:17) |
1040. チャイナ・シンドローム
悪いけど…シリアスなジャック・レモンってダメです、私ゃ。コメディ俳優って刷り込みがどうしても邪魔して作品にのめり込めなくなってしまう~。あと、この映画って序盤は核の脅威を描くかに見せておいて、後半ではフツーのサスペンス映画にシフトしちゃってるんですけどぉ。何か”羊頭狗肉”って四字熟語を思い出しちゃったよ(^^)。ん?マイケル・ダグラスのヤツ、この頃辺りからチョロチョロし始めたのか?後年、「危険な情事」や「氷の微笑」で男を下げまくるコトになるとは知る由もなかっただろうな。 6点(2003-01-27 02:32:30) |