101. モーターサイクル・ダイアリーズ
一人の青年が旅を通して成長するロードムービーだが、革命家チェ・ゲバラの日記だからこそ初めて意味があり、初めて色んな事を考えさせられる映画である、という事が残念である。喘息だろうが、旅に出ようというバイタリティだけは見習いたくもなるが、逆に言えば、チェ・ゲバラと無関係に映画を見れば見所などない。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-22 12:57:06) |
102. あなたが寝てる間に・・・
多少強引な設定ではあるし、突っ込みどころも多い。ただ、人生は案外そんなものなのかもしれない。リアルじゃないようで実はリアルなのかもしれない。そう思い込めば楽しめる。でもやっぱり憧れていた"あなた"、命がけで助けた"あなた"、全ての要因となっているはずの"あなた"、最後には置き去りになってしまう"あなた"の終わり方が、気にはなる笑。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-22 02:17:33) |
103. ザ・エージェント
恋愛・仕事・友情・信頼、色んなものが詰まってたかもしれないけど、映画としてはやや重厚感に物足りなさを感じる。間違いなく放題の「ザ・エージェント」という話ではなく、原題の「ジェリー・マグワイア」という話だと言う事だけはわかった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-22 01:00:32) |
104. ヒトラー 最期の12日間
背景を詳しく知らないのはネガティブな要素で、この映画を見る上での大きなハンディキャップだったと思う。わかってはいたが、自分にはいかんせん内容が重すぎた。自決の連続を見せられるのは正直気分のいいものではない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-21 23:50:36) |
105. テイキング・ライブス
そこそこ楽しめた。犯人がすぐにわかってしまうというコメントも多いが、わかってしまってもよかったのではないだろうか?わかったとしてもストーリーの引っ張られ方には変わりはなかったし、わかっているからこそ、楽しめたとも思える。ただ、えげつない描写を多用したことは、この映画の評価を下げている要因となったかもしれない。ただイーサン・ホークの演技は相変わらず安定していて好感が持てた。アンジェリーナ・ジョリーも頑張ってたと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-18 03:57:07) |
106. ファミリー・ゲーム/双子の天使
リンゼイ・ローハンの一人二役、うまく出来てると思う。かわいいしね。もちろん、始まった段階から最後まで思った通りの展開になるし、途中の困難等の乗り越え方も、うまくいきすぎてる感は拭えないが清々しささえ感じる映画。他に気になったのはリンゼイのそばかすぐらい。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-18 02:34:31)(良:2票) |
107. バックドラフト
良くも悪くも「いいハナシ」の映画を観たかなという感想。消防士を扱った映画として、真っ直ぐなヒーローモノだろうとの予想は、いい意味で裏切ってもくれたが、サスペンスにやや難がある気がしてしまうのは、どうしても「いいハナシ」として終わりたかったからであろう。それは消防士を英雄視するアメリカならではでもあるのかもしれない。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-18 00:41:59) |
108. バッファロー'66
キライじゃないですね。後味がいい。微笑ましい終わり方っていうのはこういう設定でないとなかなか作れないかもね。主人公の両親により愛されずに育ったことが、何を言わんとするかの重要なエッセンスになってることが楽しげでもある。とてもスタイルがいい女とはかけはなれている?笑、クリスティーナ・リッチのやや太めな体型は狙ってそうしたものなのであれば、それもまた微笑ましく、最後にはいい演出だと思えている自分がいた。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-17 22:58:43) |
109. スナッチ
「ロックストック~」よりは確実に落ちる。確かに娯楽という意味で、笑える場面も多いし、テンポの良さもさることながら、うまく作ったという意図は伝わってくる。ただ、個人的にだが「ロックストック~」が大好きで、完成型とさえ思ってるので、2番煎じ感は否めない。欲を言えばベニチオデルトロ&ヴィニージョーンズはもっと大切に使って欲しい笑。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-03 05:32:07)(良:1票) |
110. セブン
途中からラストが薄々読めてきてしまったが、まぁまぁ楽しめた。ただ、ブラッドピットのやりすぎな演技はやはり邪魔。今まで見た中でもかなり後味が悪いのが好感の持てるとこだったりもするが、読めてしまったのが残念。ただ、読めつつも目が離せない状況が自分の中で生まれた事は確か。6点か7点で迷うが、タイトルどおり、7点。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-03 03:32:57) |
111. レ・ミゼラブル(1998)
中世モノは苦手だが、意外と退屈せずに見ることができた。重い刑罰を受け、脱走を図った囚人の何かスッキリしないハッピーエンドとでも言うべきだろうか。人生はやり直しがきく。そんなメッセージ性もあるだろうか、ただ、一筋縄ではいかないこともさることながら、改心した主人公を追い詰める警部の執念や、主人公の最後の含み笑いはどうも後味が悪いし、ともすれば醜い描写にも思えた。正義に固執しすぎか。しかしクレア・デーンズはカワイイね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-21 21:03:04)(良:1票) |
112. ミュンヘン
正直退屈してしまった。人種差別問題や、政治情勢などに詳しいわけではないが、映画としての盛り上がりや、人物像、何より"楽しさ"が全くない。もちろん社会派ドラマに"楽しさ"など求める方がナンセンスかもしれないが、真実のドキュメンタリーの再現を見せられただけでは、日本で生まれ、日本で育った自分に感情移入は至難の業だ。 [DVD(字幕)] 5点(2008-01-19 16:57:19) |
113. SWEET SIXTEEN
青春映画としてはどうしても重過ぎる感がある。恵まれない環境に生まれ、恵まれない環境から抜け出す術さえ見出せない中で、家族のためだけを思う、その気持ちは純粋であり、何にも変え難い安心感でもあるが、ただただ、せつないではない、もう少しの何かが欲しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-19 16:56:04) |
114. ゲド戦記
ジブリ映画は好きなのだが、酷評されていたこともあり、期待して見なかったので、そこまでの不快感はない。でも期待してなかった、その通りの映画だったことも事実。多くを望まなければいいかもしれないが、描写不足を指摘すればキリがない。大きなプレッシャーの中、見事にそのプレッシャーに押し潰された形の監督だが、将来には期待。 [DVD(邦画)] 5点(2008-01-17 23:07:11) |
115. 虹の女神 Rainbow Song
いい話ではあると思うし、せつない気持ちにもなる。ただ、第○章というテロップはいらなかったなぁ。 [DVD(邦画)] 6点(2008-01-17 20:43:53)(良:1票) |
116. 運命じゃない人
時間軸を捻じ曲げ、多くのストーリーが1つに重なるスパイラルムービーの傑作。タイムパラドックスを利用した中盤からの脚本は秀逸。目が離せないとともに、おもしろおかしく、それでいて安定したストーリー展開。ラスト電話をかけるシーンは嘲笑してしまうほど、引き込まれている自分に気付いた。後味も最高レベル。知らない役者さんばかりだったが、これは見て損なし。 [DVD(邦画)] 8点(2008-01-16 02:33:03) |
117. 硫黄島からの手紙
父親たちの星条旗と続けて見たが、結局はどっちとも納得のいくものではなかった。正直期待してはなかったが、その通りだった。戦争モノが苦手な自分にとって、やはり導入部から最後まで退屈に感じることが多く、実話をもとにしてるとはいえ、特に心にも何も残らなかった。結局手紙が後世に受け継がれたこと以外、いらなかったのでは?とさえ思える。もう戦争モノ見んのやめよかな笑。 [DVD(邦画)] 5点(2008-01-15 04:13:59) |
118. 父親たちの星条旗
一言で言えば感動などない。訴えかけられるものもなかったし、楽しめもしなかった。戦争においての知識もなかったが、1つの映画として、評価するなら及第点以下。戦闘シーンが1番の見所になってしまっては、戦争をビジネスとも捉えるアメリカの、良くも悪くもエゴイズムでしかないと思う。回想シーンを軸にしすぎたのでは? [DVD(字幕)] 5点(2008-01-15 01:54:12) |
119. ロッキー・ザ・ファイナル
自分はロッキーシリーズを全てを見てはいません。ただ、シリーズ全てを見てない人でも楽しめるでしょう。勇気をもらえる映画、それに変わりはないが、1本の「映画」としてはわかりきっている結末ゆえ、やや物足りなさがあるのも事実。フィクションなので、結局はロッキーファンに捧げた1本に思えてしまうが、劇中で再びチャレンジした精神もさながらに、この映画を作ろうというチャレンジ精神には感服。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-14 03:04:20) |
120. ゾディアック(2007)
1つの事件がこんなにも多くの人間を混乱させ、遂には本作品まで作らせしめた。というと語弊があるかもしれないが、ノンフィクションであるがゆえに、まとまりにかける描写や、不完全に思えるストーリー展開もあるが、それを狙って作ったのであれば、1本の映画としては楽しめた。ただ、やはり後味はよくない。最終的に「7年後」という字幕には感嘆の声さえ出たが、一人の漫画家が情熱を燃やしてしまったこの事件を、映画化した意図が鮮明ではなく思えた。劇中で犯人の手紙に書かれてるように、こんな映画ができることが犯人の思うツボだとは思いたくないが、現実はそうであるかもしれない。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-14 01:43:04) |