101. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 10時間以上仕事した後、嫌がるのを無理矢理連れて行かれて見た映画です。 しかも当時邦画にほとんど興味がなく、付き合いで見たわけですが、ものすごい感動したのを覚えています。まず映画館にあれほど人がいるのを初めて見ました。 「え?何々?みんなこんな遅い時間に、この映画を見に来ているの?」 それでもまだ気分は乗りません。惰性で見ます。そして・・・次第にその雰囲気に飲みこまれます。 これは完全にスロースターター映画です。 個人的には、一番盛り上がったのは澪がいなくなった後の澪目線の回想シーン。 いやね、正直あの回想シーンだけで、「もう一回中学生(もしくは高校生)に戻りたい」と思った男子諸君は100人以上いるはず・・・!いや、戻ったところで同じ体験は絶対できないんですけど。でもそう思わせるくらいの良い回想シーン。最高の疑似体験させてもらいました。 ただ「未来にジャンプした。」だけが何故かぴんときませんでした。 もちろんあれがあるから、「今、会いにゆきます。」につながるわけですが。 それでもやっぱり、なんかぴんとこんかった。 あ、ちなみに映画館で見たときは「花」、良かったですよ。感動を助長してくれて良い感じでした。 [映画館(邦画)] 9点(2012-05-27 16:22:55) |
102. マトリックス
《ネタバレ》 ネオが真実の世界を知り、仮想空間で進化を遂げていくストーリーと世界観がたまらないです。 シリーズすべてを観賞(アニマトリックスは除く)し、まだ何となくしか理解できていない部分もありますが、おそらくネオは1作目で仮想世界のプログラミングを理解し、それを自在に書き換えるレベルまで達したのではないかと思っています。 ですので、仮想世界ではまさに神の領域。 ただ現実世界ではただの人間にすぎないので、シリーズ通してそのギャップにも魅了されました。 1作目が世間一般で最も評価されているのも、何となくわかる気がします。 3作目まで見てしまうと、ある程度世界の姿が見えてしまうのに対し、1作目ではそのスケールの概要がまだ覆い隠されています。 何でも、すべて見えてしまうと面白さが半減してしまうということでしょうか。 僕も例にもれず、1作目が一番好きです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-17 16:37:06)(良:2票) |
103. グリーン・カード
《ネタバレ》 最初の「偽装結婚」という設定で既に筋書きの予想はついてしまいます。ですので、「次に何が起こるのだろう」という楽しみ方ではなく、登場人物たちと一緒に、おそらくそうなるであろう筋書きの決まったストーリーを一喜一憂しながら楽しみました。 もちろんこの映画の良いところは、予想を裏切ることがないことです。嘘から始まった二人の関係が次第に本物になっていく。特に終盤のブロンティの変化は、かなり可愛らしく好感がもてます。個人的には、試験が終わってからブロンティはこれで終わりといったそぶりで別れていくのですが、それから何となくジョージのことを考えているのが表情から伝わってくる静かなシーンが好きです。そして、チャイムが鳴ったらジョージだと思って満面の笑顔で玄関に出て行くシーンが最高に良いです。(結局ジョージではなかったのですが) そんなにラブストーリーを面白いと思うことは少ないのですが、これはかなり良かったです。コメディのバランスもとても良いので、最初から最後まで飽きることなく観られますね。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-10 00:02:52)(良:1票) |
104. アラクノフォビア
《ネタバレ》 小粒ですがまったく観る者を飽きさせないすばらしいエンターテイメントに仕上がっていると思います。 何より、小さくてひ弱なくせに、一撃必殺の毒蜘蛛という設定が良いではないですか。いつどこに潜んでいるのか分からない現実感がぞくぞくします。 しかも最初は誰も原因に気づいていないんですよ。しかしその謎をひっぱりすぎず、ジェニングス医師がすぐに「蜘蛛が原因ではないか」と疑いの目を向けます。良いテンポですねー。 ですが、ジェニングス、なぜか街の人たちから信頼されていなくて、「ドクター・デス」とか呼ばれちゃって、だれも彼の言うことに耳を貸しません。いいですねー。やきもきしますねー。「ああ、もう。ジェニングスが言っていることが正しいのに!」と良い意味でいらいらします。 そして次第にジェニングスの言っていることを裏付ける証拠が次から次に出てきます。 このテンポです。このノリです。このノリを楽しむ映画と言っても良いです。「ほら、だから言ったじゃん!」と、見返す感じが楽しいのです。 登場人物たちはみんなキャラが立っていて個性的です。 博士の助手、後半からの出場のくせに、いい仕事しています。 みたいな感じで、脇役好きな方にもおすすめの一本です。 いやー、この映画楽しいですけどねー。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-08 15:49:59)(笑:1票) (良:1票) |
105. 28日後...
《ネタバレ》 僕が初めて走るゾンビと出会ったのはこの映画でした。 それはもう衝撃的でした。 ゾンビが速いというだけで、こんなに恐ろしくなるものかと。 わりとホラー映画、とくにゾンビ系はストーリーそのものは記憶があやふやになりがちなのですが、この映画だけは色褪せることなく、今でもまぶたを閉じると、ほらそこに走るゾンビが・・・ このあとにドーン・オブ・ザ・デッドを見てしまいましたので、僕の中でインパクトが強いのはこちらです。 確かに、多くの方がご指摘されているように、前半と後半でテイストが少し変わります。 前半はゾンビホラー、後半はサスペンスアクションに近いノリにシフトします。 ただ走るゾンビが初めての経験だったもので、軍隊導入で少しホラーから離れてくれた時は、箸休め的な意味でほっとしました。 そのままハッピーエンドにいってくれたので、一安心。 ゾンビ映画はハッピーエンドに限りますね。 ただ、もうひとつのエンディングがあったことは知りませんでした。 ぜひ見てみたいです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-07 16:34:49) |
106. メジャーリーグ
《ネタバレ》 サクセスストーリーが大好きなので、この映画は文句なしに最高です。 こてこてのコメディより、マジメなストーリーの中にはさむコメディが好きなので、コメディとしても最高です。 何より、野球に対して、メンバーもサポーターも、みんながずっと一生懸命なのがとても良いじゃないですか。 個人的にはラブストーリーだけはあってもなくても良かったんですけど、ラストで指輪をはめていない手を見せるシーンはかわいかったですね。 爽快感あり、笑いあり、感動もあり、大満足の一本です。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-06 21:50:28)(良:1票) |
107. メイフィールドの怪人たち
タイトルからしてださいので、全っ然期待していなかったのに、見てみるとめちゃめちゃ面白かったです。 序盤はコメディ要素が強く、レイたちが初めてクロペック一家を訪ねていくところは爆笑です。犬の表情最高でしょう。 全編通して、軽めの、でもすごく気になるミステリー調も好みに合っていました。 そして最後のオチが最高に良い。 軽めのサスペンスと、ミステリーと、コメディのバランスが最高に良い映画。 トム・ハンクスが好きな人ならぜひ見ておきたい映画です。 夢中になる大人たちを遠巻きに見学して楽しんでいる子供たちも良かったなー。 いやー、これ面白いですよ。 おすすめです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-03 19:41:36) |
108. サルート・オブ・ザ・ジャガー
へんな映画を借りてしまったかと思いきや、これめちゃめちゃ面白いです。 見始めてすぐは、「なんだこれは?スポーツなのか?ふざけているとしか思えない」と思っていたのに、最後はもう完全にサルート・オブ・ザ・ジャガーファンに。ああ、このスポーツ、オリンピックでやってほしいなあ・・・ キッドにも最初全然魅力を感じなかったのに、最後は応援しまくり。 架空のスポーツのくせに、なんだこの完成度と存在感は。 鑑賞しながら本気で戦略とか考えてしまった。 「歩いていけ。」 し、しびれる。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-03 15:23:25)(笑:1票) (良:1票) |
109. ポリス・ストーリー2(香港公開版)
《ネタバレ》 いやー。僕は2>1です。 2のほうがストーリーが好き。 警察チームのメンバー(特に女性メンバー)がかっこ良い。 前作のラスボス達を、「復活怪人軍団」みたいなノリで脇役で出すセンスが好き。 耳の聞こえない敵のアクションがイカス。 シリアスなストーリーに自然にはさむコメディがかなりつぼ。 この映画最高に良いです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-04-19 05:15:58) |
110. スペースキャンプ
《ネタバレ》 理屈抜きで楽しめる映画は良いですね。実際に起こるわけがないことを、さも起こりそうな感じで実際に起こしちゃうのが映画の良いところだと思います。 実際に宇宙に出るまで40分以上かかります。多少のだらだら感はあるものの、それなりに楽しめます。上戸彩主演の「アテンション・プリーズ」に雰囲気が近いです。 そして一見無駄なこの40分があるからこそ、日常離れした後半が盛り上がるのだと思います。 宇宙に出るところからは見所ばかりですが、一番盛り上がったのは、モールス信号に気付くところですね。このときのロボットジンクス君の働きがすばらしい。ジンクスがマックスのためにいろいろ考えるシーンが大好きです。 チャラ男君がここぞというところでリーダー気質を見せるシーンも良かったです。 名シーンが多いので、子供向けではありますが、大人も楽しめる貴重な作品ではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 9点(2012-04-14 12:43:04) |
111. 神風
《ネタバレ》 最高です。面白い。もしかすると「デスノート」のアイデアに少し影響を与えていたりするのでしょうか。 でも実際にこんなことが現実世界で起こったら防ぎようがないです。恐ろしい。 突然人が撃たれた瞬間はびっくりしました。 「これはハラキリではない。カミカゼだ。」 いや、セリフの意味はわかんないですけど、面白いです。おススメです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-04-08 01:25:20) |
112. ビルとテッドの大冒険
《ネタバレ》 全然期待していなかったのに、こんなに面白いなんて!とても良い映画です。理屈ではなくもう感覚で楽しむタイプの映画。ですが以外とストーリーの大事なポイントは押さえていて、ストーリー重視の人にもきっと楽しめる内容です。 文学的価値の高い映画を観続けて疲れてしまったときにこの映画を見れば、きっと一服の清涼剤になるでしょう。 個人的にソクラテスを仲間に引き入れるところが一番笑いました。 ジャンヌダルクかわいい。 後味最高。 最後ちょっとだけ感動してしまったのは、僕だけでしょうか。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-29 18:20:38) |
113. ウォー・ゲーム(1983)
《ネタバレ》 戦争に勝者はいない。○×ゲームを通してその事実に気付かせる展開は良いですね。世代を超えて通じるテーマ。 コンピューターが無邪気にゲームを催促してくるところが恐ろしくもかわいい。 デビッド(マシュー・ブロデリック)がお気楽ながらも利発な高校生だったので、映画の展開がスムーズでしまりがあった気がします。特に軍事基地からの脱出シーンは見応えありました。暗証番号を録音して利用するシーンは最高です。 ラストは一見ハッピーエンドで、デビッドが関係者と抱き合ったりしていましたが、もとはと言えば全部おまえのせいじゃ・・・ [DVD(字幕)] 9点(2012-03-25 18:09:31) |
114. サンゲリア
《ネタバレ》 「ゾンビ」よりもゾンビゾンビしていて良かった。バイオハザードのゾンビのモデルになったのは、「サンゲリア」のゾンビに違いないです。 跳んではねて、全力ダッシュのアスリートゾンビに疲れた人達は、癒されること間違いなしの正統派ゾンビ。ゆっくり歩き、よく食べる。ゾンビのお手本。きっと彼らが最近のゾンビを見たら「ったく、最近の若いもんは・・・わしらのときはもっと落ち着いて迫ったもんじゃ」なんてゾンビのあるべき姿を教えてくれるはず。 最初の警官ゾンビがきちんとアメリカ本土の火付け役になったくれたラストもベスト。 まあ興ざめするシーンがないわけではないんですけど、許せる範囲です。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-15 03:56:57) |
115. タイム・アフター・タイム
《ネタバレ》 娯楽映画としては破格の面白さです。コメディ、ラブストーリー、アドベンチャー、サスペンス、すべての要素をバランスよく満たしています。ハワードと銀行員エイミーとのやりとりも良いですし、現代に来てからのハワードのとまどいっぷりも楽しめます。後半は、切り裂きジャックの本領発揮で、特にハワードが警察で尋問を受けているときはかなりハラハラさせられます。 それに、30年以上の前の映画ですが、映像がかなりきれいです。 それほど期待していなかったので、思わぬ掘り出し物を見つけられて良かったです。あらためてこのレビューサイトを見ていて良かったなと思いました。映画初心者には本当に助かります。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-09 16:06:07) |
116. 結婚の条件(1988)
《ネタバレ》 コメディとシリアスが最高のバランスです。特に最後の15分は必見です。ラストのためにある映画といっても過言ではありません。 イケメンなのに、優柔不断でやることがなにか3枚目なギャップを見事に演じているケヴィン・ベーコンがとても良いです。 ジェイクの心の葛藤を、お互いの両親や、親友のデイヴィスや、謎の女性や、仕事の上司の目線を通して客観的に表現していたのも、この映画では効果的だったと思います。 どうしても中だるみをしてしまうところはありますが、それを差し引いても笑えて共感できて感動もできる、良質の映画です。 期待していなかったのに、良い映画だったなー。 [DVD(字幕)] 9点(2012-02-26 16:44:27) |
117. 愛は霧のかなたに
《ネタバレ》 もしガイドのセンバガーレがいなかったら、この映画の評価は大きく変わっていたかもしれません。気が強く利己的で、自己主張の強いダイアンに、普通だったらそこまで共感はできなかったでしょう。しかし、センバガーレのレンズを通すことで、彼女の愛情の深さや弱さ、彼女の人としての良さに幾度となく気付かされました。 動物愛護には賛否両論あるかもしれません。僕自身勉強不足で、何が正しくて何が正しくないのか断言はできません。 食料として殺される家畜や、鯨は、余すところなく食料として使われ、食べられないところまで有効利用されることもあります。ある意味、自然の一つの形ではないかと思っています。 ですが、ただ灰皿にするためにゴリラの手を買う人。その人たちにゴリラの手を売る人。そのためだけに殺されるゴリラ。しかも手と首以外の遺体は野ざらしで放置されるだけ。やはり賛成はできません。本当に生きるためであれば、ゴリラの遺体を隅々まで有効利用すべきです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-02-20 12:54:33) |
118. 友は風の彼方に
《ネタバレ》 まさに隠れた名作。このサイトを知らなければ、出会うことはなかったであろう作品です。 人物関係や動機の描写がやや荒いため、前半はわかりにくい部分もありますが、いつの間にか整理されていて中盤以降はかなり見やすくなります。話が展開し始めるのもこの辺りからでしょうか。 どの時代でも、心優しい人が任務と友情と愛情の板ばさみに苦しみながらも、まっすぐに突き進もうとする姿は胸を打ちます。最も印象的だったのは、チャウがそのすべてを大切にしようとしたこと。任務は全力投球。いつもホンのことを考えていて、最後はフーに殺されることを覚悟で真実を打ち明ける。きっとフーに打ち明けたのは、過去の潜入捜査での辛い経験があったからです。この伏線は見事に最後に決まりました。 そして報われないラスト。 言うことないでしょう。 荒々しくも、完成度の高い名作。 悲しすぎるので10点はつけられません。 ですが10点以上の映画だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2012-02-13 11:56:39) |
119. ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録
《ネタバレ》 動機のない殺人というものがいかに恐ろしいかがよくわかります。 いらいらしているときにタバコを吸ったり、美味しいものを食べたり、人は自分の好きなことをすることで気分転換し、リフレッシュします。ヘンリーにとってはそれが殺人にあたります。ただの心理的な欲求に、本能の部分で従っているだけです。 かたやオーティスは、もともとそういった欲求はありません。しかし、成り行きでヘンリーの殺害に立ち会ってしまい、次第に殺人の魅力にとりつかれていきます。ですが、オーティスにとっての殺害は趣味の範疇を出ておらず、娯楽のひとつにすぎません。そこがヘンリーとは決定的に異なります。(オーティスは殺害を記録し、それを何度も見ては楽しんでいます。ヘンリーは過去に起こした殺害にはまったく興味はありません。自分がタバコを吸うシーンを見て楽しむ人はいないので、当たり前と言えば当たり前です。) 二人の間に次第に確執が生まれますが、それも当然かもしれません。なぜなら、精神的に異常で、未熟なのはオーティスのほうで、ヘンリーは殺人の生理的欲求以外は、いたって普通の真面目な人間だからです。そして、ベッキーが来たことで、その確執は最悪の形を迎えます。 そしてそのベッキーは・・・ もしベッキーの視点でこの映画を見ると、最悪の残酷映画になるでしょう。幼いときに父親から性的虐待を受け、母は見てみぬふり。兄も筋金入りの変態かつだめ人間。ようやく手に入れた結婚という幸せももろくも崩れ去り、最愛の娘は置き去りに。やっと見つけた、紳士で真面目な人間がヘンリーだったという、ここまで不幸せな人間がいるとは・・・ 映画の完成度としては10点以上なのですが、実話ということもあり、不謹慎なので9点にします。 [DVD(字幕)] 9点(2011-12-25 21:33:38) |
120. 白と黒のナイフ
《ネタバレ》 ミステリー、法廷ものは本当に面白いです。ほとんどと言っていいほどはずれがありません。この映画も見応え十分でした。 確かに、過去の冤罪を悔いているのなら、もう少し自分の担当する仕事に慎重になるべきで、依頼人と恋仲になるなんて言語道断。そこは気になるところではありますが、それを差し引いても面白い。 最後のどんでん返しは似たような映画がたくさんあるせいですぐに読めてしまったものの、それに気付かせる小道具がタイプライターの壊れた[t]というのは最高に良い。 法廷シーンは次から次に証人が喚問され、検事も弁護士もやり手なのでかなり面白い。オチが読めても鑑賞に堪えうる、秀逸な法廷サスペンスだと思います。見て損はないでしょう。 [DVD(字幕)] 9点(2011-12-17 04:29:20)(良:1票) |