101. ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀
《ネタバレ》 ラジー賞受賞作品と知って驚きです。 どうしよう。どうしよう。普通に面白かった。笑えた。 良い映画だと思ってしまった。ぼ、僕が間違っているのか?? もしかすると、原作がとても素晴らしくて、期待して観に行ったら「全然違うじゃん!」的な・・・?いや、知らないですけど。 ハワードはかわいいし、セリフも良いし、テンポもノリも良い。 ストーリーもキャラ設定も嫌いじゃないです。 人間に襲われて、暗黒魔王に「助けてー」って最高なんですけど。 暗黒魔王も「その鳥をはなせ」って、助けるんかい! 最初のほうで警官たちが、「凶悪犯だ、撃ち殺せ。」 刑事も「生死は問わない」 警官のほうがよっぽど凶悪・・・。 ファミレスでもハワードは調理されようとして、ビバリーが「あんたたちのほうがアニマルよ!」って言っていたし。 え?ああああ!!ま、まさかこれってコメディの裏側に高尚なメッセージが隠されている素晴らしい映画なのでは!何てこったい。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-04 02:45:13)(笑:1票) |
102. フェノミナ
《ネタバレ》 やや非現実的なホラー。 かと思いきや、中盤あたりから少しずつミステリーが入り始めます。 最後は完全にホラー。しかもわりと万人受けしそうなわかりやすいホラー演出の連続。 とにかくキャラ設定が良いです。 虫女VS殺人鬼親子。 パスタのように電話機のコードを巻くシーンで、刑事の叫び声だけが2度聞こえるシーンが個人的に最も恐怖感煽られました。 あとはやはり水中ですかね。 きそうなのはわかっていたんですが・・・ くるな、くるなよぉ~。 とは思っていたんですが、やっぱりきちゃいましたね。 フィニッシュがまさかのあいつっていうのも、素晴らしかった。 最後の最後まで手を抜いていない上質のホラーでした。 ちなみに蛆虫や蝿くんたちをこんなに応援する気持ちになれたのは生まれて初めてです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-29 12:45:51)(良:1票) |
103. ペット・セメタリー(1989)
《ネタバレ》 小学生~中学生くらいの頃に、父がやたらとホラー映画ばかりを借りてきて、しきりと僕らと一緒に見ようとしました。気が小さい自分にとってはほとんど虐待に近かった・・・ ただあんまり見すぎて、少し耐性がついてきて、割りとホラー映画が平気になってきた頃、父が借りてきたのがこのビデオ。 あまりの衝撃に数日落ち込みました。 今まで見てきたホラー映画とは一線を画していました。 一番衝撃的だったのは、子供がトラックにはねられる瞬間。 一回目は寸前で助けられたのですが、そのときに「この子はいずれ、トラックにはねられてしまうのでは。」という予感がはしりました。結果、二回目でその予感の通りになったわけですが・・・ ペットセメタリーで、人を生き返らせることだけは今だに共感できません。確か、外見は自分の家族ですが、中に宿る魂は悪霊かなんかでしたよね? つまり、器が同じなだけで中身はもはや自分の愛する家族ではないのに、その選択をしてしまうのはどうなのだろうと、ずっと考えていました。 それからしばらくして、「世にも奇妙な物語」で、この映画がまるパクリされていました。それもショックでした。 稲垣吾郎が主演で、愛する彼女を生き返らせるも、違う魂が宿って襲われていました。 なんか、嫌な気分にさせられました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2012-05-15 23:22:21) |
104. 悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲
いやー。面白いです。 大好きなんです。こういうまったりした狂気。 だめですか? 1は見たことないですけど、2よりかは断然良かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-01 02:38:12) |
105. ミッドナイト・ラン
漫画のワンピースは巷での評価が非常に高いです。その理由のひとつが、「ただのおちゃらけ冒険活劇ではなく、感動もあるから。」 この映画も近いものを感じます。 マフィアやFBIもふくめ、極端な悪人もいなければ極端な善人もいません。薄いグレーの人達が、四者四様で会計士マデューカスを奪い合うから面白い。みんなそれぞれ真剣なんですけど、のんびりした音楽、天然で出し抜かれあう人達の競演なので、全然緊迫したムードにならない。でもテンポが良く、人物同士の掛け合いが面白いので飽きさせない。そこへ、別れた奥さんと娘登場。そして、要所要所でのウォルシュの過去の独白。これがふわっとした物語をきゅっと締めていて、ただのコメディでは終わらせていないところがすばらしいです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-29 13:30:34)(良:1票) |
106. DOOR
《ネタバレ》 奥さんのほうが怖えーよ。 まったく躊躇なし。 終わってみれば奥さんはかすり傷ひとつでほぼ完勝。 男が一番怖かったのは、一番最初。 エレベーターで降りるのかと思いきや、再びドアの前まで戻り、無表情でドアを蹴りだしたシーン。今の時代、何かの拍子にこうなるくらいストレス抱えている人たくさんいると思います。 後半はちょっと日常離れしすぎて、現実感なかったのですが、序盤は日常生活に起こっても不思議ではないことばかりなので、精神的な恐怖感が伝わってきました。 男がドアを蹴っているときに、近くの部屋のおばあちゃんがその様子をのぞき見てはいましたが、関わろうとはしなかったところにも何となく空恐ろしさを感じます。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-28 05:08:34)(良:1票) |
107. マイ・レフトフット
実話ものは結構好きなんですが、この映画はそこまで入りこめませんでした。 原因は、きっと話が飛び飛びになっているうえ、説明が足りないから。 見ている人の想像力に任せているのか、それとも原作を読み前提を知っているうえでの鑑賞を要求しているからなのかはわかりません。 少なくとも、初見の人誰が見ても大丈夫なようには作られていない不親切さはあります。 よって、行動や動機に共感できない部分があるかもしれませんが、本当の意味での心のバリアフリーと家族愛を実感できる貴重な映画ではあります。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-26 16:04:02) |
108. サイクロンZ
全編を通してスピード感のあるアクションが最高に心地よいです。 ジャッキーの恋人役のメイ(ポーリン・ヤン)がとてもかわいいです。 ジャッキーの恋人役って「メイ」って名前が多いですね。 コメディ要素も十分に盛り込まれていますが、一番笑ったのは裁判です。 裁判官が愛について語りだします。 「法律で愛を裁くことはできない。愛に判決を下せるのは君だけだ。君が裁判官だ。」 裁判官、何言ってんのー [DVD(字幕)] 7点(2012-04-25 11:36:27) |
109. ウィロー
《ネタバレ》 「ロード・オブ・ザ・リング」より好きかもしれない。 わりと早いテンポでさくさく進んでいく感じも良いし、クリーチャーがわりと出てくるので、RPG好きな人には楽しめる良作。 確かに、予言の子が結局何も活躍しないまま終わる展開ではありますが、予言の子をきっかけに、本来ならば協力するはずのない人同士が力を合わせることになり、結果女王を滅ぼすことになったわけですから、やはり予言の子によって女王は滅ぼされたと言えなくもないです。 まあ、最後のおばちゃん同士の肉弾戦はどうかと思いますけど。 ウィローも含め、魔法使いのみなさん、もっと魔法使えよ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-24 11:03:45) |
110. 異人たちとの夏
ものすごい良い映画に出会えたと思ったのに~。 フランスのコース料理食べている途中で、何故か突然ラーメン食わされたような気分です。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-21 02:16:17) |
111. イーストウィックの魔女たち
《ネタバレ》 退屈極まりない前半の40分を我慢すれば、中盤以降はひたすら楽しめます。 悪魔はやたらと説得力のあること言っていますね。 言っていることがもっともすぎて、なんか肩入れしちゃいます。 まあスーキー(ミシェル・ファイファー)にしたことはやりすぎだと思いますが。 でもあまり真剣に見ずに、肩の力を抜いて気楽に鑑賞するのが良いのではないでしょうか。 あくまで娯楽作品ですから。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-16 04:30:24) |
112. ニア・ダーク/月夜の出来事
《ネタバレ》 ホラーというよりは切ない人間ドラマとして楽しめます。 吸血鬼ものはたくさんありますが、吸血鬼目線の映画は少ないので貴重です。 警察に囲まれたモーテルから脱出するシーンでは、いつの間にか吸血鬼たちを応援していました。 人間をハントするときは情け容赦ないのに、仲間同士では何気ない思いやりがあります。良い人ではないが悪い人でもない、白ではないが黒でもない、このグレーの感覚が何ともいえないですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-15 20:59:53) |
113. インナースペース
《ネタバレ》 良い意味で適度なテンポ、適度なコメディ、適度なSFで、2時間飽きることなく楽しませてもらいました。 一応コメディだと思いますが、実は人が撃たれて死んじゃっていたり、体内でチップ使ってもとの姿に戻させようとしたり、意外とシビアな内容が見え隠れしています。 特に、胃のシーンは迫力ありましたね。 まるで地獄のよう。 どこに視点を置くかで楽しさが変わるタイプの映画です。 ダイの大冒険のポップや、ワンピースのウソップのように、頼りないキャラがどんどん成長していって、周りから認められ頼りにされるのがたまらないという人にはおススメの映画です。 最初っから強い主人公では味わえない爽快感がここにあります。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-15 03:53:47)(良:2票) |
114. ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり
《ネタバレ》 モラルと品性かなぐり捨ててますね。 なんか小学生の頃に、この首を持ち歩いている人を見たことがある・・・もしかしてこの映画見た事あったのだろうか。 なんにせよ、ゾンビものではありますし、それなりに面白いのですが、この映画を見て気付きました。 きっとゾンビ映画に惹きつけられるのは、そこにサバイバル要素があるからですね。何かから逃げる、脱出する、生き延びる。そこにスリルと感動があります。 この映画はそのタイプではないので、いまいち熱くなれませんでした。でも面白いですよ。普通に。下品ですけど。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-13 03:45:14) |
115. フライトナイト
《ネタバレ》 隣人が吸血鬼だということを、みんなが気づくまでが面白いです。気づいてからは普通のパワーゲームになっちゃいます。 十字架、杭(とがった木材であればなんでもOK)、聖水、太陽の光と、弱点ばかりの吸血鬼。むしろ一般人より弱いかもしれない。 よって怖くはないので安心して鑑賞できますが、「ホラー映画」という認識で見てしまうと刺激はまったくないので注意が必要です。 本作ではらはらしようと思ったら、吸血鬼側の視点で見ると良いかもしれません。 「あぶない!十字架だ!」「ああ、時間だ。日が昇る!朝日だ!やめろ、壁を壊すな!」もうはらはらしっぱなしです。(たぶん・・・) この映画を見て、吸血鬼として生きていくのがどれだけ大変かよくわかりました。みんなでいたわってあげないといけないですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-12 16:25:53) |
116. セブンス・カース
《ネタバレ》 面白い!全然期待していなかったので良かったです。 序盤からアクション、スプラッタ、出し惜しみなしでがんがん攻めてくるので最高です。 見所はたくさんあるのですが、あえてひとつ挙げるとするなら、終盤の「小鬼」VS「ラスボス」ですね。クリーチャーどうしの対決って好きなんですよねー。 ラスボスは最初「ミイラ」なのに、変身するとがらった変わってほとんど「エイリアン」。ホラーっぽくなくなります。 唐突に「お前誰だよ」的な登場人物や敵キャラが出てくるのはB級ならではですね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-11 13:01:21) |
117. 天使とデート
《ネタバレ》 天使は、愛と宿命の泉のマノン役の人だったのですね。納得です。もはや美しさが人間業ではありません。 ストーリーも普通に良かったです。前半はコメディ要素が特に強く笑っちゃいました。パティの父親が、会社の役員たちに次の広告のモデルを説明するときのくだりは爆笑です。結局パティ親子はちょっと残念な結果になってしまいますが・・・ 個人的には、天使の姿が人目にさらされて、その時のパティやマスコミの反応を見てみたかった気はしますね。 ラストのしめは、安直なうえ、とことんハッピーエンドで終わらせていますが、好きな終わり方です。「上層部から休暇をもらった。」って最高です。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-10 09:15:38) |
118. ゴースト・ハンターズ
《ネタバレ》 手当たりしだいにキャラクターがいっぱい出てくるのって結構好きです。理屈抜きに楽しめるし、ストーリーなんてどうでも良くなります。 1位 目玉のお化け 2位 雷男 3位 地下道で出てきたわけのわからん生き物 の順番で良かったです。 あと、主人公のジャック(カート・ラッセル)が一番地味だったのは面白かったです。その他大勢の脇役たちのほうが良い仕事してますね。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-08 19:21:12) |
119. 第5惑星
《ネタバレ》 気持ちの悪い生き物が好きなので、亀の甲羅みたいなのを背負った生き物や、その生き物を餌にしているでかいアリ地獄みたいなやつが出てきたところで、この映画を観て良かったと思いました。特に、寝ているところでアリ地獄が出てきたのは最高です。 正直二人の友情には、それほど大きな感動はありませんでしたが、(こういったタイプの映画が見慣れているせいもあるかも)子供を育てているときは、結構目頭が熱くなるシーンもありました。 特に、「僕もおじさんと同じ顔が良かった。指が5本だったら良かった。」のセリフと、その後のダヴィッジのフォローにはじーんとしちゃいます。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-08 01:18:23) |
120. 死霊のはらわた(1981)
《ネタバレ》 疲れた。久し振りにホラー映画を集中して鑑賞することができました。いえ、集中させられたというほうが正しいでしょう。 優れたホラー映画は、何かが起こる前にも恐怖感を煽る演出が上手です。むしろ、この映画の場合、何かが起こったあとより、起こる前のほうが怖い。 例えば、家にぶつかるブランコ。テープレコーダーから流れてくる呪文。襲い掛かるわけでもなく、座ったままけたけた笑いつづける死霊。(いつ襲い掛かってくるかわからない、その待ち時間が恐ろしい。)息絶えたスコット。(いつ蘇ってくるのか・・・。) 実際襲い掛かってきた後はただのスプラッターアクションなので、恐怖感はさほどありません。ただグロイ演出を楽しむ時間です。 個人的に、知能があるものに恐怖感をさほど感じないので、そういった意味では一般的なゾンビ映画を超えるものではありませんが、オカルト系の映画では間違いなく面白い部類に入ると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-28 23:14:28) |