101. イーグル・アイ
暇つぶしとしてちょうどいいくらいの巻き込まれ型サスペンスで、最後まで見てしまうけれどあんまり後には残らない印象。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-12-27 21:57:36) |
102. 天使と悪魔
《ネタバレ》 ガリレオの時代から、科学と宗教の深刻な対立はあった。時として科学の発展は、ガリレオの時代にも神の領域を侵すものとされ、神への冒涜と弾圧されることも。教会から弾圧された歴史を持つイミナリティの復讐劇。――と見せかけた陰謀が顕わにされるラストのどんでん返し。 でも、最初からユアン・マクレガーに怪しい臭いがプンプンしていたので、意外性もなくやっぱりかとの印象。 ストーリーにはどうにも都合の良すぎるツッコミどころがチラホラ。殺し屋が犯行現場を見られながらラングドンとヴィクトリアを見逃してやったのはありえない。また、カメルレンゴをすぐに捕らえずに焼身自殺する猶予を不自然に与えてしまったのも、教皇選出の煙の演出のためというあざとさが見えてしまう。 スケール感と雰囲気は重厚で壮大だけれど、中身がそれに付いていっていないのが残念。 キリスト教に疎いためにこうしたキリスト教絡みの映画は深い意味が汲み取れずいつもピンとこない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-12-27 21:56:44) |
103. エド・ウッド
《ネタバレ》 調子よさとハッタリだけで映画を撮っているような主人公。 作品の細部に拘らないいい加減な仕事ぶりは、プロの職人気質とは真逆のもの。 こんなので良い映画が作れるわけがないと思わせるが、実際に史上最低の映画監督という不名誉な評価を受けている。 そんな人物をフィーチャーしたのはユニークだし、変に美化しなかったのは良かった。 ただ、主人公が好きになれないタイプの人間なので…。 [DVD(吹替)] 4点(2019-12-26 00:32:28)(良:1票) |
104. 黄金のアデーレ 名画の帰還
叔母のアデーレを描いた絵画を裁判で取り戻す実体験を基にした映画。 この老婆にも弁護士にもあまり共感できず。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2019-12-26 00:28:34) |
105. わたしを離さないで
《ネタバレ》 臓器を提供するために生まれたクローン人間。 臓器を摘出されボロボロになって無残な死を迎えることを自らの運命と諦観しているが、真実の恋をしている二人は猶予期間が与えられるという噂にすがる。 結局その噂とは異なる残酷な真実を突きつけられて打ちのめされるのだが、そんな噂に頼って助かろうとするアクションができるのであれば、なぜもっと反抗しないのか?なぜ脱走しないのか?と不思議に思える。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-26 00:27:22) |
106. 眠れぬ夜のために
《ネタバレ》 宝石をめぐって命を狙われる事件に巻き込まれる、つまらないサスペンス。 ミッシェル・ファイファーの無駄遣い。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-12-26 00:26:10) |
107. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 宇宙事故に付きものの悲壮感がない。 爽やかなスポーツ青春物といった雰囲気。 困難はあるのだけれど、必ずハッピーエンドで終わる変な安心感があるために緊張感に欠ける。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-12-26 00:25:07) |
108. ヒンデンブルグ
《ネタバレ》 原因のはっきりしないヒンデンブルグ号爆発事故を、人為爆破説をとって映画化。 あくまで可能性のある一つの解釈によるフィクションではあるが、ラストは実際の事故記録フィルムのモノクロ映像とつなげてリアリティを出している。 試みは面白いと思うが、ストーリーには引き込まれなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-12-26 00:23:38) |
109. ケープ・フィアー
デニーロが狂気の復讐鬼を怪演。 逆恨みの怖さは十分伝わってくる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-23 23:50:12) |
110. ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
《ネタバレ》 自分が犬派だと再確認しただけ。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2019-12-23 23:47:17) |
111. デスペラード
笑っちゃうほど漫画的なカッコつけ映画。 ひたすら主演スターを立てる大衆演劇に似ているが、バンデラスファンならたまらないかも。 [CS・衛星(吹替)] 2点(2019-12-23 23:45:52) |
112. その街のこども 劇場版
《ネタバレ》 前半はつまらなくて見るのをやめようかと思ったくらい。 森山未來と佐藤江梨子の二人のシーンが大半。 こういうのは役者によほどの力がないと持たないものだけれど、佐藤江梨子には荷が重かったように感じた。 [DVD(邦画)] 3点(2019-12-23 23:40:51) |
113. サブウェイ・パニック
《ネタバレ》 緊張感のないサスペンスで拍子抜け。 犯人グループが色で呼び合うのは、後の「レザボアドックス」に影響を与えたらしいが、「レザボアドックス」のような緊張感やカッコ良さのほうが好き。 ラストのくしゃみオチも含めた全般的な空気感やキャラが合わなかった。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2019-12-23 23:33:40) |
114. プリズン211
《ネタバレ》 新人看守が囚人の暴動に巻き込まれて、囚人のフリをして危機を逃れようと知恵を絞る。 囚人のボスとの奇妙な友情や、ハリウッド的な大団円で終わらないところがなかなか面白い。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2019-12-23 23:32:39) |
115. スキマスキ
《ネタバレ》 スキマが好きな主人公が向かいの部屋の女を覗いていたら、逆に盗撮されていたというラブコメ。 佐々木心音は全然美人ではないがフェロモンはある。でも、ストーリーはたわいなくて印象が薄い。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2019-07-19 20:00:20) |
116. 湯を沸かすほどの熱い愛
《ネタバレ》 宮沢りえが幸薄くも愛の深い女性を好演。捨てられて捜し求めた母に、やっと会えると思ったのに拒絶される。 でも、自分は周りの人たちに愛を与え続ける。いじめで不登校になった安澄を厳しく叱りながらもそれに立ち向かう強さを教える。 真実を隠して安澄を自分の子として育てながら、耳の不自由な実母と会話ができるようにと手話を習わせておく。 浮気性の夫も、引き取った血の繋がらない子供たちも、仕事の依頼で関わった探偵も、双葉の慈愛に動かされている。 末期ガンと診断されてからの物語となると、ありきたりな感動押し売りになりがちで醒めてしまうことがよくある。 でも、この作品はそういう押し付けがましさは感じず、素直に入り込めた。エピソードの中には出来すぎだと思うものもあるけれど。 イジメに対抗して教室で制服を脱いだとしても、現実ならそれでイジメが止むどころか更にネタにされるだけのような気はする。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-07-19 19:56:21) |
117. ワーロック(1959)
《ネタバレ》 クライとモーガンの愛憎入り混じったやりとりが見ものだけれど、モーガン役がどうもしっくりこない。 アンソニー・クインの見るからに悪役面なのはいいのだが、クライをも凌ぐ早撃ちガンマンには到底見えない。 ヘンリー・フォンダと早撃ち勝負の場面で、アンソニー・クインが撃った瞬間にド素人のように目をつぶって少し顔を背けていたのには苦笑してしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-19 19:54:28) |
118. 甘い生活
つまらない上にダラダラと長いので苦痛。眠くなる。 [DVD(字幕)] 2点(2019-07-06 23:41:50) |
119. メッセージ
《ネタバレ》 UFOが12機、世界各地の上空に現れる。 その目的がわからないため、なんとかコミュニケーションを取ろうとする過程がかなりリアルに描かれている。 異性人のメッセージが、言葉ではなく円環状の形だけというのがユニーク。 これを文字として地球の言葉に約すのには、地道にデータを積み重ねて解析するしかない。 異性人のやってきた意図が、親善か侵略か。 それがわからないと対処のしようがないのだが、異性人の侵略を恐れた一部の国が攻撃を企図。 「サピア=ウォーフの仮説」によると、異性人の言語を理解することが未来を予知することにつながるという。 この辺りの理論が難しすぎてピンとこないのだが、ともかくこれによって異性人と同じ能力を得たルイーズが未来の記憶を時々呼び起こされることに。 回想シーンと思われたものが未来の出来事だったというどんでん返し。 未来がわかっていても、それを変えようともがくのではなく、だからこそ一瞬一瞬を大切に生きる。 子供を亡くす未来であっても、やっぱりこの人と一緒になって子供との出会いを選択する。 主人公のその心情が切なくも美しく感じられる。 着想はすばらしいが、無理筋が幾つも。 中国の上将を電話一本で説得したのは都合が良すぎる。 突っ込みどころが多くてすんなりとは入ってこないものの、少なくとも見応えのないつまらない映画の類ではなかった。 仮説に裏づけされた理論的な要素もあるし、テーマに哲学的な深さもある。 ただ、時間の概念が常識的な理解を超えているので、難解で頭がこんがらがってしまう。 [DVD(吹替)] 6点(2019-07-06 21:15:11) |
120. セブン・シスターズ
《ネタバレ》 人口過多と食糧不足によって子供は一人しか認められず、二人目からは抹殺される未来世界。 そのために、7つ子が曜日ごとに一人の人間を演じて隠れて生きる。 7人のうちの1人が外で人差し指を切断する怪我をしたために、他の少女たちも父から指を切断されるシーンがとても印象的。 かなり無理のある設定だけれど、この辺りから次第に物語に引き込まれていく。 身内の裏切りというどんでん返しもあって、サスペンスとしては最後まで目が離せない。 1人7役でまったく違ったキャラを演じているのも見どころ。 [DVD(吹替)] 7点(2019-07-06 21:07:55) |