1181. 野獣暁に死す
仲代達也が、何か我修院達也(若人あきら改め)みたいでしたねぇ(笑)。確かにマカロニ・ウェスタンってある程度はケレン、というかなんでもありな要素はあるとは思うのですが、大ナタを振りかざして時代劇のようなキメポーズってのはいかがなものか。どうせなら香港のC級ニンジャ映画みたいにもっとハチャメチャにしても良かったかも。ところで終盤の森で一人一人敵を奇襲するってのは、ベトナム戦争を意識してたりするんでしょうか? 5点(2004-04-10 15:33:34) |
1182. 荒野の大活劇
鑑賞後の印象は「もったいない!」ゲ。一つ一つの要素は結構面白いのに、全体的にまとまりがなくて、バラバラな感じでした(例えばあのヒロインがどうして父親に敬遠されているのか、イマイチ伝わってこないので説得力に欠ける)ロ。ただ、「荒野の用心棒」等のパロディがあるらしいので、それがわかる人には面白いのかもしれませんが・・・ッ。でもヒロイン役のシドニー・ロームが意外に可愛かったので、それは良かったパ。願わくば、彼女の水浴びのシーンを、もっとアップで、もっと、もっと、もっとぉ~っ! 5点(2004-04-10 15:27:10) |
1183. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
なんつーか、ケレン味ありすぎというか、それしかないというか・・・。最初の「ギターマシンガン」を見て「あ、これはおバカ映画として(悪い意味ではなく)観る作品なんだな」と思ったのですが、それにしてもなあ。ちょっと話がゴチャゴチャし過ぎてて、人間関係も何だかよく分からないままに話は進むし、ジョニー・デップは無意味に人殺しまくり(しかも一般人をも)だし、ヒロインのはずのサルマ・ハエックはあんまり出番ないし・・・。二人の仲間が登場するところとか、壮絶な中にちょっとした愛嬌があるのはちょっと良かったけどな。タランティーノとか、あと「怪傑ズバット」とか好きな人は、好きなのかも。 5点(2004-03-10 20:31:22) |
1184. UFO少年アブドラジャン
うううっ(泣)平均点下げてごめんなさい。どーやらワタクシは他の皆様に比べココロが汚れているようです。んでも、あのUFOがヨタヨタ飛ぶシーンは何だか切なくて好きなんですよねえ。 5点(2004-03-06 21:27:52) |
1185. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
うーん、決してこういうおバカ気味の映画は嫌いじゃないのですよ。小ネタの中には面白いのもあったし。ただなあ・・・アクションシーンはド派手な割にあんまりドキドキしなかったし、ストーリーもゴチャゴチャしていて無駄なシーンが多かったような・・・。デミ・ムーアも、何かわざとブサイクに撮ってるみたいだったし。唯一良かったのは何とも楽しげなエンドロールのNG集。あの楽しげな雰囲気が本編でも生かされていれば・・・。 5点(2004-02-11 18:34:28) |
1186. 48時間
面白くないことはないけど、ちょっと大味。公開当時は黒人と白人のコンビというのが新鮮だったのかな。 5点(2004-01-30 18:42:44) |
1187. カラマリ・ユニオン
アキカリ(勝手にあだ名つけてみました)エッセンス満載ですのお。謎の男達が全員グラサン(何故か全員名前がフランク)で、時折挿入されるR&R、ブルース・・・これはアキカリ版「ブルース・ブラザーズ」か?しかしいかんせん、シュール過ぎました、僕には。 5点(2004-01-23 17:57:45) |
1188. 神田川淫乱戦争
今をときめく黒沢清の、最初に観る作品がこれっていうのは、我ながらどうなんだろう?でも、これが35ミリデビュー作なんだそうです。聞くところによるとゴダールの手法を取り入れている作品なのだそうですが、なんせゴダール作品はあんまし観てないんで、「攻撃!」とか「キッスで殺せ」などの映画のタイトルが引用されてることくらいしか分かりませんでした。印象に残ってるのは、主人公の女性二人が全裸で愛撫し合ってたと思ったらいきなりゲラゲラ笑い出すところかな。ポルノ映画なのにセックスに対してすごく冷めてる感じがしました。公開当時エッチな気持ちで劇場に足を運んだ人は戸惑っただろうなあ。 5点(2004-01-14 18:03:32) |
1189. プロジェクト・イーグル
うむむ、ジャッキー・チェンの映画(の設定や物語部分)に対して突っ込むのはナンセンスなのだろうか?扇風機の顔は面白かったけど・・・かろうじて。 5点(2004-01-04 22:46:53) |
1190. HAZAN
じ、地味だ・・・圧倒的に地味だ・・・世の中マトリックスだキル・ビルだ座頭市だって騒いでいるこのご時世に・・・いや、何もこの作品に100人分裂とか100人切りとかタップダンスとかを期待するわけじゃないけど、なんつぅのかなぁ、「他の作品と闘う気概」を見せて欲しかった。なんか「世間の人はこんな地味な作品、見向きもしないかも知れないけど、いいです。分かる人にだけ分かれば、それで良いのです」って感じで、あんた、いくら孤高の芸術家を描いた作品だからって映画自体が孤高(孤立?)になってちゃまずいだろぉが!それに主人公の波山の描き方もなあ。最初っからすでに「偉大な芸術家」の佇まいだし。ま、実際の波山がどういう人だったかは知らないけど、何の後ろ盾もない男が陶芸家としてやって行こうとした場合、普通に考えたら絶対悩んだり苦しんだり後悔したりってのがあったと思うんですよ。それなのに何でお前はそんなに尊大な態度でいられるんだぁ~!そのくせ子供ばっかしバカスカ作りやがって!とボロカス言ってしまいましたが、実はこの作品、ロケ地が自分の育った故郷だったりっていうのもあって密かにこの映画応援していたのですよ。だからこそ、「みんな知らないだろうけど、こんないい映画があるんだぞ!」と思わせて欲しかった・・・。 5点(2003-12-26 20:23:28) |
1191. 愛する(1997)
作品を観るのはこれが初めてだったんですけど、熊井啓という監督は、確か重厚な社会派ドラマを多く作っていた人なんですよね。それが・・・うーん、まず、時代設定がおかしくて(後になって1997年という設定がはっきりするけど、それまではずっと昭和中期の話だと思ってた。連れ込み宿とか救世軍とか出て来るし)ドラマに集中できませんでした。それに酒井美紀の演技(特にベッドシーン)は「?」だし。ハンセン病をテーマに据えるなら別に「私が・棄てた・女」を下敷きにしなくても良かったんじゃないでしょうか?気のせいかもしれないけど、かつて名監督といわれた人の最近の作品は、なんかずれてる感じがするんですよねえ。 5点(2003-12-17 22:21:33)(良:1票) |
1192. 洗濯機は俺にまかせろ
下町を舞台にした、中古電気店の店員が主人公っていうのが良いですね。筒井道隆の普通っぷりがはまってるし、富田靖子のヒロインも可愛くて魅力的。ただ、途中からまるで80年代のラブコメ(優柔不断で優しいだけしか取り柄がないような奴が主人公で、なぜか複数の美少女に惚れられたりするやつ)みたいになってきちゃって、個人的にかなりマイナス。特にDJのシーンとか、正直痛い。でも富田靖子のベッド(布団?)シーンは結構良かった。 5点(2003-12-12 18:45:44) |
1193. 乙女座殺人事件
うーむ、そこそこ面白かったけど、なーんか余計な道具立てが多かったような・・・警察もあまりに無能だしなあ。ところで素数(1とその数自身でしか割り切れない自然数)って1は入れないんじゃなかったっけ? 5点(2003-12-10 18:59:16) |
1194. ションベン・ライダー
ふふふ。なんつーか、怪作ですね、これは。最初の30分位は、主役の三人の演技も微妙だし、話も荒唐無稽なんで「あちゃー、こりゃ失敗したか?」と思ってたんですが、後半に行くにつれて、話がどんどん壊れていく(笑)。どういう経緯でこういう作品になってしまったのかは知りませんが、80年前後の、ちょっとヤバ~い感じ(『狂い咲きサンダーロード』みたいな)がにじみ出ていて面白かったです(だって中学生がシャブで顔を真っ白にしてるってやばいでしょう、いくらなんでも)。それと、台詞が時々途切れるのは、ひょっとして映倫にカットされたためではないでしょうか?あくまで憶測ですが。 5点(2003-12-01 22:21:56) |
1195. 秋菊の物語
うっ・・・皆さん、高評価なのに、申し訳ないです。こういう映画の味わい方とか楽しみ方が、まだいまいち分かってないのかもしれないです。山に籠って修行してきます。 5点(2003-11-21 18:38:07) |
1196. あきれたあきれた大作戦
「シザーハンズ」のキムパパことアラン・アーキンがピーター・フォークと組んだコメディなのだが・・・。どーもテンポが悪くて楽しめませんでした。これは別に古い作品だからってことじゃないと思うぞ。 5点(2003-11-21 17:18:17) |
1197. 戯夢人生
初めて観るホウ・シャオシェンの作品がこれっていうのと、風呂上がりで集中力を著しく欠いた状態で鑑賞したのが失敗でした・・・以前「フンクイの少年」を知人に薦められてはいたのですが・・・。あんまり説明が親切な映画じゃないのでちょっと入り込めませんでした。とはいえかつての台湾における日本による支配の様子が窺えたのは良かったです(少なくとも欧米の映画みたいなへんてこな日本人じゃなかったし)。ただ、絵の撮り方とか、結構面白かったので、彼の他の作品も観てみたくなりました。 5点(2003-11-19 18:30:53) |
1198. リサ
うーん、設定はユニークで面白かったんですけどね。主人公、失恋していきなりビル登ってるし(笑)。んでも新しい恋人のサムは何だかマザコンのお坊ちゃまにしか見えないし、後半の展開も「何で?ロッククライミング初心者のはずなのにいきなりマッターホルン登っちゃうの?それが愛の力ってこと?」って感じだったんでねえ。 5点(2003-11-16 20:09:29) |
1199. 月の光の下に
あんまりイスラム教のこともイランという国のことも良く知らないし、イランの映画でどの程度「表現の自由」が保障されているかも分からないのですが、興味深い作品ではありました。貧困からの脱出とか、西洋化・近代化の波と伝統的な文化の葛藤っていうのは一昔前の日本映画とか、アジア映画では良くあるモチーフですよね。登場人物の一人である聖職者(だと思う、多分)がイスラムの話をしながらケータイの着信音に競馬の曲(名前わかんないけど、誰もが一度は耳にしたことがあるはずのやつ)を入れているところにそうしたテーマが象徴されているような気がします。ただやっぱし、こういう映画を何の解説も予備知識もなしで観るのは(BSで観たので)ツラい。 5点(2003-11-14 17:42:55) |
1200. 潮騒(1964)
先日、BSで放送されているのを観たのですが、映画として観るというより「ああ、60年代ってこういう映画が全盛だったんだなあ。当時のサユリストたちはこういうので胸を躍らせたりワクワクしたりしてたんだなあ」という気持ちでしたね。当時の日本の雰囲気(とはいえ舞台が漁村なんでチト特殊ですが)が垣間見ることができて興味深かったです。ただこれ、放送される時にいくつか台詞がプツプツ切られていたんですよね(子供たちが「映画ごっこ」をするところとか)。多分「インディアン」とか「酋長」とかいう単語だと思うんですけど・・・。BS-NHK、いい映画を放送してくれるのはうれしいけど言葉狩りを気にしすぎ。 5点(2003-11-14 16:40:16) |