1201. ON AIR/オン・エアー
こういう事言うと怒られちゃいそうですけど、これは「映画に愛を込めて」ならぬ「TVドラマに愛を込めて」ですね。作り手のTVドラマ制作に対する愛情(と皮肉)がこもっている作品だなあ、と思います。・・・でもなあ、なんか台詞が演劇っぽいというか、橋田スガコドラマっぽいというか、説明過剰な感じがしたんですよねえ。元々劇場公開作として作られたものではないらしいし、きっと分かり易さを重視したんでしょうけど・・・。それに杉田かおりも(バラエティの印象が強いせいか)あんまり「売れっ子ライター」に見えないしなあ。でも、制作側の「若者に媚びない、大人が楽しめるコメディを作りたい」という意図はひしひしと伝わってきました。次回作では、もっと頑張って下さい、と皮肉ではなく思います。 5点(2003-11-05 18:21:05) |
1202. ポリスアカデミー4/市民パトロール
んー、微妙。マンネリ化を打破するための努力らしきものは見えるのだけれど・・・苦しい。 5点(2003-10-18 16:15:53) |
1203. 新ポリスアカデミー/バトルロイヤル
正直、この辺まで来ると「義理」で観てしまうって感じはあるんですけど、なんだかんだ言ってラストのお決まりの表彰式で流れるテーマ曲を聴いちゃうと思わずニヤッとさせられてしまう。結構好きなんですよね。 5点(2003-10-18 16:07:52) |
1204. 金環蝕(1975)
確かこれって実話を元にした石川達三の小説が原作なんですよね?んー、意義のある作品なんでしょうけど、人間関係が複雑すぎて、途中で「これなら原作読んだほうが早いんじゃないの?」と思っちゃったんですよ(本だったら分からなくなっても前のページを見れば済むし)。おまけに実在のモデルがいる(はず)の登場人物は全員名前が違うし。きっと元ネタの事件のことをよく知っていれば違ったと思うんですけどね。あと、映画全体の雰囲気があまりに泥臭い感じで、しかもあの金貸しの爺さんもアクが強すぎて、映画として楽しむにはもひとつでした。でも、後半の三國連太郎の演説シーンはちょっと良かったかな。 5点(2003-10-15 17:23:18) |
1205. 北京的西瓜
《ネタバレ》 実話を元にした話だそうですが、うーん、どーなんだろ?主人公の八百屋のおじさんの、中国人留学生に対する献身があまりに異常に思えてしまって(家族に見放され、店も潰しそうになる)、途中で「これって実はサイコサスペンスなの?」と疑ってしまいました。あと、リアリティを追求してるのかもしれないけど、宴会のシーンなんかではワイワイガヤガヤしてるのをそのまま録音してる(らしい)ので異常に台詞が聞き取りづらい、という点も気になりました。後半はなんだか無理やりいい話にしているような感じだし、撮影中に天安門事件が起こったため中国での撮影ができなくなった事情を中途半端な形で役者に語らせているし(実験的といえば実験的だけど、問題提起ならもっと違ういい方法があるんじゃないの?と思ってしまった)、んー、どうなんだろ? 5点(2003-10-13 15:32:28) |
1206. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
うーむ、基本的に「感動作」と銘打たれた作品に対しては素直に感動するほうなんですけど、これは何だか違和感を感じてしまいました。ちょっと「頭でっかち」な話に思えちゃったんですよね。どっちかっていうと「小説家を見つけたら」の方が良かったです。ごめんなさい。 5点(2003-10-11 21:32:30) |
1207. きれいなおかあさん
「山の郵便配達」で中国映画に関心を持った頃に観たんですが、お母さん(「きれいな」・・・うーん、ノーコメント!)が厳しすぎるんで、観ながらちょっと引いちゃったんですよね。でも【交野の少将】さんの仰るとおり、あれは社会の反映なのかな。 5点(2003-10-07 15:04:36) |
1208. 中国、わがいたみ
これは「小さな中国のお針子」と同じ監督が、やはり文革のマイナス面を描いた作品。確かその内容から中国での撮影が許可されなかったんですよね。題材は非常に興味深いのですが、ちょっと淡々としすぎていたかな?個人的には。 5点(2003-10-07 14:13:48) |
1209. キャッツ&ドッグス
灰谷健次郎のいう「子供みくびり」の典型ですね。もしくは「ウチら、CGとアニマトリクスでここまで出来るんでっせー」というプレゼン映画?基本的にスーザン・サランドンが声優をやっているからっていう理由で観ただけで、内容に関しては全く期待してなかったので、ま、こんなもんです。 5点(2003-09-02 16:44:35) |
1210. ラヴソング
《ネタバレ》 「ラヴソング」って、またベタな邦題だなーと思ってたら、テレサ・テンの歌が背景にあったんですね(原題は彼女の歌の中国語のタイトルなのかな?多分)。テレサ・テンのファンには感慨深いかも。個人的には「香港=都会、大陸(中国本土)=田舎)という構図で描かれていたのが興味深かったです。どっちかというと主人公二人の物語より、エイズになってしまったタイ人の娼婦とクリストファー・ドイル演じる英語教師のサイドストーリーに目が行ってしまいました。あ、あとヒロインの気を引くためにミッキー・マウスの刺青を彫ってしまうヤクザの親分も可愛かった(ディズニーは何も言わなかったのだろうか?)。でもいくらなんでも、最後にマンハッタンで再会っていうラストは都合良すぎる気が・・・。 5点(2003-08-29 18:08:08) |
1211. 流星(1999)
チャップリンの「キッド」を下敷きにしているらしいけど、あんまその事は考えないほうがいいかもしれませんね。レスリー・チャンが子供を寝かせる時に耳をさわりっこしながら歌を歌ってあげるシーンが妙にリアルで印象に残りました。 5点(2003-08-29 17:30:55) |
1212. 榕樹(ガジュマル)の丘へ
ある意味、中国版「渡る世間は鬼ばかり」かな。中国でも日本と同じ様に、嫁姑問題や農村の若者離れの問題があるということが分かります。主人公のお婆さんがあまりにもワガママに見えてしまったけど、きっとお婆さんにはお婆さんなりの言い分があるのでしょうね。 5点(2003-08-27 18:43:28) |
1213. 男たちの挽歌
うむむ・・・アタクシは駄目でした。ハードな話のはずなのに、いまいち映像に重さや暗さが感じられなかったんですよね。音楽もちょっとベタ過ぎるし、台詞はアフレコバレバレだし・・・。ま、こちらがあんまり香港映画を観ていないせいもあるんでしょうけどね。個人的にはこういう香港映画のテイストってコメディや痛快アクションの方が合っているような気がします。 5点(2003-08-27 18:06:45) |
1214. ラン・ローラ・ラン
何というか、映画というよりミュージック・クリップを観ているような感じでしたね。テクノは心地よかったし、最初のほうは楽しめたけど、面白かったかっていうと・・・うーん。ひょっとしてトリップ(旅行)しながら観ると、全然違うのかもしれませんが・・・。 5点(2003-08-26 15:19:08) |
1215. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
《ネタバレ》 言いたい事は沢山あるんですが、とりあえず3点。1.キャラ立ちまくりのジョニー・デップに比べ、ウィルとエリザベスの影、薄過ぎ(これは役者のせいではなく脚本のまずさと思われる)。これじゃ別にオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイじゃなくても、そこそこ美形の若手男女なら誰でもいいって感じで、二人が可哀想すぎる。2.無駄に長過ぎ。特にラスボスとの戦いまでが、ダラダラしている。あいつらを倒す方法はわかってた筈なのに・・・。3.ラスト、ぐずぐず。こういう純エンタテインメントは最後に「スカッ」っとさせて欲しいのに・・・(エンドロール後の映像はいかにも中途半端なエンディングを補おうとしたのかもしれないけれど、正直、寒い)。大体、エリザベスの親父さんも彼女に求婚してた提督も、物分り良過ぎ。いっそのこと二人をうんと高慢ちきで嫌な奴にして、ウィルとエリザベスは二人で駆け落ちして海賊になっちゃいました、っていうほうがまだ良かった。結論:今回のジョニー・デップはやや三枚目っぽいところもありつつ(女性に殴られたときの表情がかなりいい)、やはりカッコ良い。したがってデップファンには、まあオススメ。ただし、個人的に一番面白かったのは前半の30分くらいまで・・・・・・って何か今回は辛口ですな、我ながら。 5点(2003-08-06 17:40:33) |
1216. マッチ工場の少女
【やまプー】さんと同感。この作品と「ストレンジャー・ザン・パラダイス」はよく分かりませんでした(どちらも監督が小津安二郎に影響を受けてるってのが興味深い)。ちと今の僕には敷居が高いのです。 5点(2003-08-06 13:26:08) |
1217. ストレンジャー・ザン・パラダイス
・・・正直な話、よく分かりませんでした。【まきびし】さんの言うとおり、僕は映画の半分しか分かってないのかも。正直言ってレヴュー書くのよそうかとも思ったんですけど、「次に観る時までに、この良さが分かる人になるぞー!」という決意を込めて。 5点(2003-08-06 13:22:55) |
1218. アデュー、ぼくたちの入江
何の予備知識もなくテレビで観たので分からなかったんですけど、主人公の少年はジプシー(←これは差別的な呼称ということで、今は『ロマ族』というらしい、確か)だったんですね。映像は綺麗だったけど・・・。ちょっとこういうタイプのフランス映画は苦手です、個人的に。 5点(2003-08-06 13:15:17) |
1219. スパイ・ゾルゲ
《ネタバレ》 ゾルゲ事件についてあまり詳しくは知らなかったので、とても勉強になりました。ただ・・・すごぉく意地悪な言い方をしてしまうと「その時歴史が動いた・三時間スペシャル」という感じがしたんですよね。史実はきちんと説明されてるんですけど、その分ゾルゲという男の人間像がいまいち見えてこなかったんです。それと台詞が若干説明っぽいところも気になりました。善意的に解釈すると、こういった史実に疎い人に歴史を知ってほしい、という意図があったのかもしれませんが、個人的には、多少史実について説明不足でもいいからゾルゲの内面にポイントを絞ったほうが良かったんじゃないかなーと思います。ゾルゲがスパイになったのは、おそらく第一次世界大戦での従軍経験から反戦思想に傾倒していったため、というところなのでしょうが、この映画の中ではそれが「描写」ではなく「説明」になってしまっている感じがしたんですよね。だから最後に流れるジョン・レノンの「イマジン」がものすごく唐突で安易に思えてしまって・・・。あと、外国人(ドイツ人、ロシア人、中国人)が全員英語でしゃべってたのは何でなんだろう?ものすごく気になってしまった。何かわけがあるのかなあ? 5点(2003-07-22 17:30:04) |
1220. イン&アウト
《ネタバレ》 え?え?ここで終わり?・・・わからん。いきなりケヴィンがゲイと告白してからの展開が・・・。要は、実はゲイだったんだけど自分では気づかなかった(もしくは認めようとしなかった)ってことなんだろうか?んーでも、やっぱりストーリーの流れがおかしい気がする。最初からケヴィンが「隠れゲイ」という設定だったらまだわかるけど・・・。ギャグのシーンはそれなりによかったけど・・・やっぱりわからん。何か、アメリカ人にしかわからないような隠し味が入ってたんだろうか・・・。 5点(2003-07-19 21:42:01) |