1361. 恋空
《ネタバレ》 原作未読。あまり期待はしてなかったが、前半は所謂「性と暴力」がテーマでヘタしたら芥川賞狙い?などと思ったんだが、このまま2人がどん底に落ちていくのかと思ったら、あっさり別れてしまって・・・。ここからが女子は普通に大学生になってしまって学生生活謳歌するし(普通こんなに簡単に立ち直れるか?)、男子は病気で善人になってるし(普通こんんなにキャラ変われるか?)で、あんな別れ方して元鞘になってるし・・・。という点で、後半が前半の流れから非現実的すぎて、まさに腰砕け。前半の勢いでもっと滅茶苦茶やって欲しかった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-04-23 19:40:43) |
1362. 夜のピクニック
高校卒業後20年以上経過しても、年に数回母校に顔を出し、後輩の試合は欠かさず見に行く自分にとって、高校時代というのはさほど遠い過去ではない、と思う一方、過ぎ去った時間の重さというか早さというか長さに毎年、毎年、押しつぶされそうにもなる。高校時代ってのは適当にその場をやり過ごしてしまうもので、大人になってから後悔するものなんだろうが、こういう全校イベントがあると、後悔を残さないようになにか賭けてみたくなるのかもしれないなと思った。ちょっとコメディー的な演出が余計な気もするが、原作も読んでみたいと思った。 [地上波(邦画)] 6点(2012-03-21 03:43:50) |
1363. 君に届け
主演の男女がイマイチかな。爽子のスカートが短すぎて普通というか頭の悪そうな女子高生になってるし、一方で風早のズボンの裾が長くてだらしなく、こちらも頭の悪そうな男子高生になってるし。この制服の着こなしはナントカならなかったのだろうか?作品を台無しにしているよ。さらには脇役が総じてよかったので主演の男女が埋没した感はある。特に胡桃ちゃんは完璧だわ。 [DVD(邦画)] 5点(2012-02-12 07:36:24) |
1364. 聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実―
《ネタバレ》 山本五十六という人物像に焦点をあてつつ、リーダーシップ、組織論や意思決定、あとはマスコミ批判等々を織り込んで、ステレオタイプではあるが、まあそれなりに上手くまとまっているという印象。戦争には詳しくないが、大まかなアラスジはもう周知の事実なので、細かな台詞が史実としてどうなのかな?とやや疑問もあるが。印象に残ったのは、新聞記者とのやりとりで「世論がどうであろうとこの国を守る」というような台詞かな。マスコミが作るものかどうかはわからないが、世論はムードに流されるし、間違える。今の政治家は選挙が怖くて、世論を気にしすぎ。当落に関係なく、空気に流されず、信念を持って行動して欲しいと思った。 [映画館(邦画)] 7点(2012-02-05 20:57:19) |
1365. あしたのジョー(2010)
ジョーが暗くて、葉子が下品。他はまあまあかな? [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-30 18:53:31) |
1366. 伊豆の踊子(1963)
内容的にはこんなもんでしょう。それより、栄吉の奥さん役の女優が気になって仕方なかった。殆ど台詞はないんだが、あの表情だけで演技できて、清楚さと妖艶さと併せ持ついい女優さんだなと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-30 17:28:28) |
1367. ソーシャル・ネットワーク
なんか主人公をコミュニケーションとれないダメ人間みたいに言う人がいるけど、そんな事はないでしょうよ。これだけ会社発展させてデカクして成功してるんだから。いろんな人事の波を掻い潜ってるんだよ。常識にとらわれない独特のセンスと自分の信念で成り上がっていく、痛快青春劇として楽しめたかな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-08 16:23:56) |
1368. ハート・ロッカー
中身のない緊張感だけが継続するのに飽き飽きしたんだが、結局は平和な家庭よりも過酷な仕事場で自己実現?する事に生き甲斐を感じる男の話なのかなと。それを極端に描いた感じ?。というのが最後の最後にわかって、まあちょっといくらなんでも冗長なんじゃないかと。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2012-01-08 12:03:38) |
1369. 告白(2010)
原作読んで吐き気がしたので、ずっと未見だったが、話題作だし、内容的な免疫も出来ているしという事で見てみたんだが、映画としてはイガイと良く出来ているなあという印象。原作とは違う世界観で表現した別物という感じだが、かと言って原作をぶち壊しているわけでもなく、というより、上手くなぞっているなあと。基本的にホラーが嫌いなので、ちょっと血が多いのが気になるが。まあこういう陰湿な内容を明るい?テイストで表現すると見やすくはなるんだろうけど、それがいい事なのか?というのは疑問は残るね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-10-30 18:50:32) |
1370. パレード
吉田修一の映画化という比較では悪人よりはマシかな。肝は登場人物の各々のズレなんだが、原作を知った上で見るとギリギリ表現できているかな?というレベルで、何も知らない人が見たらどうなんだろうなという疑問はある。映画ではどうしてもシーンというか場が共有されてしまうので、劇中の台詞にあるように、映画そのものがチャット・掲示板化してしまう。そもそもズレてたらストーリーにならないし。まあ映画化には悪人以上に不向きな作品だと思うが、なんとか脚本化したという感じ。役者の演技は総じて平坦かな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-10-23 11:30:17) |
1371. ハナミズキ
ご都合主義でちょっとあざといという批判もわからないでもないけど、全体的に台詞が少なくて、クドイ感じもなく、サラっとしているところはキライじゃないな。でもまあ人間臭さに欠けると言えなくもないが。狭い人間関係の中で、くっついたり離れたりするのは、田舎ならではなのか?東京人の自分にはよくわからないところではある。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-09-26 03:02:08) |
1372. 山桜
《ネタバレ》 田中麗奈はカワイイし基本的に表情が明るいので悲しみがないだよね。だから役的にちょっと厳しい感じが。東山は所作はキレがあっていいんだけど、顔がいかにもって感じがしてかえって時代劇向きじゃないような。で、悪役達の描き方が3流のTVドラマ的。原作未読ですが、あの家を追い出される所はバカ息子に苦労する嫁に対する、義母の優しさみたいなのが感じられて、中々よかったかなと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-28 11:42:59) |
1373. 悪人
《ネタバレ》 クズな人間を描かせたら日本一の吉田修一。役者は大変だと思います。頑張ってはいたけどやはり映像では吉田修一の世界を表現するには限界があるかなと。原作では冒頭の女3人の人間関係の描写が秀逸で、そこでイッキに引き込まれるのですが、映画ではそれがサラリと流され、まあ映画化ってこんなもんだろうな。という気持ちにさせられ、それが最後まで続くという感じ。原作では被害者家族への世間からのバッシングがあったのですが、それが全くないのはなぜ?ネットで正義を声高に叫ぶ一般人も悪人になる可能性があるというのは重要な部分だと思いますが。よかったシーンは紳士服屋を素通りするところかかな。あの現実と非現実の対比は映像ならではだなと思いました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-08-28 03:02:52) |
1374. 少年メリケンサック
宮崎あおいが体当たりの演技で、カワイイだけの作品かな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-12-23 18:24:23) |
1375. 感染列島
もうちょっとパニックモノとして人間のエゴとか醜さがあってもよかったのでは?という印象。が、逆に研修医?みたいのがパニックになってるのはどうなのかなあと。まあでも実際の現場では経験の浅い人間だとああなってしまうのかな?と。 [ビデオ(邦画)] 4点(2010-10-11 03:26:06) |
1376. 釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束
スーさん認知症で高齢介護の話にでもなるのかな?と思ったが、ちょっと期待はずれ。岡山の寺に住みつくってのは口笛を吹く寅次郎と設定が似ているな。 [ビデオ(邦画)] 5点(2010-10-11 03:15:54) |
1377. 劔岳 点の記
ひとことで言うと古臭くて退屈。キレイな自然の映像はハイビジョンでいくらでも見られる時代。だからそんなもんはウリにはならない。で、音楽が過剰で全く映像に合ってない。最後の方は「いい加減にしろよ!」呆れてくる。浅野・松田・中村の演技はヘタで見ていられない。ストーリーも貧弱というか登場人物の葛藤もなにもありゃしない。実話だから仕方ないのかもしれないが。よかったのは宮崎あおいがカワイイぐらいで、こんな奥さんがいたら山なんか行かずに、家でイチャイチャしてるだろ!と突っ込みたくなったぐらい。 [地上波(邦画)] 3点(2010-09-05 17:55:00) |
1378. 青い山脈(1963)
これは彦根の城下町がロケ地ですね。風景が中々良かったです。内容的にはまあ古いといえば古いんだが、50年前という事を考えると、それほど古いという感じもしない。リズム・テンポもよく、何度見ても飽きない。女子高生がノーヘルでカブで通学なんて今じゃありえんし逆に新鮮だ。芦川いづみは好きな女優だが、この作品の彼女はいい。今の女優にはない凛とした華がある。彼女を見るだけでも一見も価値ありでしょう。 彼女に比べれば吉永小百合は単なる田舎の女学生にしか見えない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-08-01 02:33:42) |
1379. デッドゾーン
ストーリーは普通の超能力モノですが、オチがそこそこよかったという感じ。ウォーケンは007の悪役というイメージしかなかったが、こういう役もできるんですね。優しさと諦めと狂気みたいなものが混ざり合って凄みのある演技でした。 [地上波(吹替)] 7点(2010-04-05 02:43:01) |
1380. デトロイト・メタル・シティ
内容的にはそこそこ笑えて面白いという程度。心配なのが松山ケンイチ。彼はアブノーマルなイカレタ役は上手くこなすなあと改めて実感。が、逆に先日みた「カムイ外伝」の大根役者振りは一体なんなのか?が益々気になった。普通の役がマトモにできないのであれば、決して演技派とは言えないだろう。稀有な存在感は認めるが、いつまでもアブノーマル役ばかりやるわけにもいかないだろうし、この先どのように生き残っていくのか?将来がとても心配な役者である。 [ビデオ(邦画)] 6点(2010-01-25 01:21:02) |