121. ワン・ミス・コール
パロディたっぷりのプレミア試写会で見てきました。デイブ・スペクターさんがハリウッド俳優という襷をかけて出てきて、彼のキャラをしても少し恥ずかしそうなイベントでした。映画は俳優も頑張っているし、音楽や映像も怖がらせようとしているのはわかるのですが、いかんせんストーリーがどうしようもなく駄目。原作が駄目なのもは映画化をしてもリメイクしても駄目という見本です。試写会でデイブさんが「私が出てくるシーン。トイレに行ったりしたら見はぐります。くしゃみをしても見はぐるかも」と話していたのが面白かったので+1です。 [試写会(字幕)] 1点(2008-07-10 04:03:39)(笑:1票) |
122. あなたになら言える秘密のこと
《ネタバレ》 世間体のため、お金のために結婚する人も少ないない世の中で、愛情からというよりも癒やしによってつながる結婚もあるのだろうなあと思いました。この映画を見るまでアルメニア人虐殺問題のことを知りませんでした。幼い子供を死なせた母親の生存率は、そうでない人より40%もあがるそうです。色々と考えさせられる映画でした。最近見た「プリンセス・アンド・ウォリアー」を思い出すようなつながり方でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-10 03:33:59) |
123. 醜聞(1950)
《ネタバレ》 三船敏郎が持ってきた花を桂木洋子が床に投げて泣いていたとき、母親役の北林谷栄が桂木洋子の心中を三船に話し続けるのだけど、この違和感は何なんだろうと思ってしまいました。さすが古い映画なのであらすじからラストまで読み切れてしまいます。好きなシーンでもあればと思ったのですが、ほとんど記憶に残りませんでした。関係ないけど千石規子は、すみえさんって名前がぴったりでした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-07-08 04:06:46) |
124. unknown アンノウン(2006)
ぼけてるだけかもしれないけど見た翌日にタイトルを忘れました。誰が誘拐犯で、誰が人質か、さらに本当の悪党は誰なのかというトリック映画です。仕掛けを楽しめるかどうかが、この映画を面白く感じられるかどうかの別れ道だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-07-07 05:48:27) |
125. バートン・フィンク
《ネタバレ》 妄想なのはわかっていたけど見終わってから、すっきりしない部分が多くて検索しましたが、たんに脚本が書けないプレッシャーによる妄想なだけどトリックがないみたいでした。「マルホランド・ドライブ」の時は、トリックだらけで何度も見てもわかんなかったり、惹かれていったりしましたが、この映画は1度でいいかなと思いました。自業自得の妄想のような気がしました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-07 05:39:17) |
126. キンキーブーツ
《ネタバレ》 出だしの女の子がブーツを履いて踊るシーンで見ていた父親が「息子!」と声をかけるところで男の子だったのかと気がつかせます。うまい導入部分です。全体にいかにもイギリスという映画でした。経営危機から心機一転して頑張るところは「フル・モンティ」を思い出させます。職人が靴を作るシーンは興味深く楽しかったです。ラストに社長と社員の女性がくっつくところは余計な気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-06 15:01:55) |
127. 蜜の味
《ネタバレ》 疎放な母親と、そのせいでとげとげしく育った娘が反目しながらも似ているところが、どこか面白いなあと思いました。娘に同情する同性愛の男性が、そのまま娘を好きになって結婚を望むところが、いまひとつ同情からのことなのか、女性に目覚めたのがわかりづらかったです。しょうもないお母さんを見て、ちょっと家の親に似ていると思ってナーバスになりましたが、他人の親だと見ていて面白いものです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-05 04:00:34) |
128. バティニョールおじさん
《ネタバレ》 ジェラール・ジュニョがすごく良かったです。「セントラルステーション」同様に、本人が望んでいたわけではないのに巻き込まれてしまい、しかたなく子供を助けるのですが、逆にそこのところが良いと思います。こういう巻き込まれ型おせっかい映画大好きです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-05 03:56:10) |
129. イノセント・ラブ(2004)
《ネタバレ》 80年代の少女漫画によく見られるゲイとゲイを好きになった女の子の、お互いにとって理想的な生活を描いた映画です。おまけに男性2人はプラトニックを貫き通し、ゲイ好きな女の子は子供まで身ごもります。その手の話を好きな人にはおとぎ話のような話す。そんなラストが見えてしまうストーリーですが飽きさせないのは上手に人物が描けているからだと思います。家族を次々に失い出逢った友人に同性愛すれすれの感情で接する孤独な青年。友人を好きになった自分をクールダウンさせようと都会に出て男遊びをする青年。少し息子を甘やかしがちな気のいい母親。いい男はなんでみんなゲイなのと公言する女性。コリンファレルが苦手なのですが20半ばで童貞の役をおどおど演じているのがおかしいです。BL好きな人が見たら両手放しで喜ぶのではと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-02 16:20:41) |
130. ムーンライト・マイル
同じ意見の人が多くて何となくホッとしました。どの人もみな自己完結してしまっていて、見ている方はどうでもよくなります。グレイズアナトミーのエレン・ポンペオが服役して行方不明になっている恋人を待っているんですが、「ある愛の風景」とまではいかなくても多少のドラマがないと深みが感じられません。かといって淡々とした良さもなし。好きな俳優、好きな女優ばかりなのに、少しも好きになれない映画でした。特にジェイク・ギレンホールの役、どうしても好きになれません。今後、ジェイク・ギレンホールの出ている映画にすら興味をもてなくなるくらい苦手な役柄でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-07-02 03:34:20) |
131. 恋愛睡眠のすすめ
中途半端な感じがぬぐえない映画でした。妄想シーンと現実シーンが混ざる映像も面白くて好きだし、どちらが現実で、どちらは妄想かわからないような登場人物たちも悪くないのですが、見終わってほとんど何も残りませんでした。 ガエル・ガルシア・ベルナルは好きな俳優ですが、この映画に関してはかなりミスキャストな気がします。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-07-01 17:08:19) |
132. マーサの幸せレシピ
《ネタバレ》 料理の映画であるなしにかかわらず、映画の中で食べているものが美味しそうに感じるかどうかは、その映画が面白いかどうかと関係がある気がします。レストランの中ででている豪華な料理よりも、マーサの家でマリオの作った料理の方が数段美味しく感じたのは監督の腕なのかも知れない。強引な感動作にせずに淡々と綴っている感じが好感をもてました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-06-29 02:52:13) |
133. 13/ザメッティ
《ネタバレ》 映画の途中でロシアンルーレットのシーンがでてきた緊迫感のある「ディアハンター」と比べると、同じ緊迫感でも趣が違う気がする。ひょんなことからロシアンルーレットのゲームに参加することになってしまった主人公、警察に追われながらの行き当たりばったりな話にしては、あまりにもスムーズに話がすすんでしまっています。あまり好きな映画じゃなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-28 19:06:31) |
134. ミラクル7号
予告編を見たときは期待していなかったのですが、笑わせてくれて、気がつくと泣かせてくれる映画でした。とんでもなく貧乏な暮しで、見栄をはってまで私立に通わせる必要があるのかとか、思いながら見はじめましたが、そんなことどうでもよくなってしまいました。出てくる人も、本当はみんないい人なのではと思わせるような優しい映画です。試写会を見た後にぼんやり月を眺めてしまいました。最初はチープなCGだと思っていたナナちゃんですが、最後は愛しくなってしまいました。エンドロールが終わっても、また出てきてくれないかなと期待してしまった映画です。 [試写会(字幕)] 9点(2008-06-16 21:10:26)(良:1票) |
135. パラサイト
ジョシュ・ハートネット、イライジャ・ウッド、サルマ・ハエックなどなど、その後有名になる俳優がたくさんでていて見応えがあるB級映画です。パイパー・ローリーやアッシャーまで出ていて俳優の豪華な顔見せだけでも楽しめます。 見たのを忘れてまた見てしまいました。面白い割りに印象が薄いです(^^;) [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-06-16 16:13:38) |
136. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 ミャンマーの人がどんどん死んでいくのがすごいです。白人を助けるためにってところもはっきりしていて分かりやすいです。そこらのスプラッタムービーよりも飛び散る血のシーンも多かったです。危機一髪のところで助かるシーンが何度もありましたが面白かったので気になりませんでした。ミャンマー軍が女性たちを見せ物にして乱暴を働く最中、親分だけは少年をつれて小屋の中へしけ込むシーンがあったので、あとで何かの複線になるのかなと思っていたら、ただ親分はホモってだけで、必要のないシーンだった気がします。一緒に行った友人は血の多さに途中で気持ち悪くなってしまっていました。パワフルなスタローンですが、どこかにわびさびを感じ良かったです。 [映画館(字幕)] 6点(2008-06-15 20:58:12)(良:1票) |
137. コンフィデンス
テンポが良かったので面白く見られました。ポール・ジアマッティの飄々とした不機嫌顔が良かったです。だましのストーリーは「スティング」ほどの爽快感もなく、「ユージュアル・サスペクツ」ほどの意外性もなかったので印象は薄いです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-13 12:14:18) |
138. クライマーズ・ハイ(2008)
日航機の墜落事故をスクープする地方新聞の記者の話ですが、回想部分と現在部分の混ぜ方がいまひとつなのか緊迫感がありません。日航機事故の話と仕事の話、どちらも中途半端だったので見終った後に残るものがありませんでした。もしかしたら演技がオーバーアクションの俳優が多かったので、逆に醒めた目で見てしまったのかもしれません。螢雪次朗がいい味を出しています。 [試写会(邦画)] 5点(2008-06-12 13:06:50) |
139. フランシスコの2人の息子
「シティ・オブ・ゴッド」「セントラル・ステーション」を抜き、ブラジル歴代興収NO.1と言うふれこみですが、この3本を見ているとブラジルの国の貧しい一面が見られます。なんとなく、この映画はブラジルというよりもメキシコ的なイメージでした。ブラジルで実在するデュオの成功物語なのですが、オリジナルの音楽に親しんでいないせいか、物語にも音楽にはいりこめませんでした。大衆映画のような匂いが映画全盛期、高度成長期の日本映画を思い出させます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-12 12:54:35) |
140. 青春怪談(市川崑監督作品)
《ネタバレ》 なにごとも時代とマッチするかしないかは大切だけれど、この映画が50年も前だというのにビックリ。当時の人はとまどったのではないでしょうか。そのくらい今見ても新鮮で楽しい映画でした。轟夕起子ってこういう役もするのかと嬉しくなり、自分の娘が実は男だったんじゃないかと疑う山村聡も、同じく自分と結婚するのがもしかしたら男かもと疑問に思う三橋達也も押さえたコミカルさが最高です。その、もしかしたら男かもという役をしている北原三枝が、さばさばしているのにどこかコケティッシュで本当にかわいかったです。昔の日本映画を見直しました。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-06-03 09:58:45) |