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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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121.  好人好日
立派な数学者だけど常識にはまるで疎くて貧乏暮らしという変わり者の学者が、文化勲章を受賞しておこる周囲の騒動が明るくコミカルに描かれる。お金や常識に無頓着なこの主人公は、泥棒に入られると騒ぐどころか受賞した勲章をやってしまうし、返しにきたら「泥棒に追い銭」というようなありえないような変人ぶり。こんな破天荒な話もコミカルで面白いが、結婚前の娘(実は戦災孤児)と父の会話や、長年連れ添った妻との描き方などホームドラマとしても心地よい暖かさがある。 笠さんの飄々とした変人ぶりや淡島千景、三木のり平など味わいのあるキャストの他にも、ほんの脇役で高峰三枝子や野川由美子、北林谷栄など多彩なキャストも楽しめる。 コーヒー1杯40円でテレビを見に行く、文化勲章の年金が50万円など世相もうかがえる。小品だけど後味のいい佳作といったところ。     
7点(2004-10-22 12:38:37)
122.  白い風船
いたってシンプルな話だが出てくる大人や子供の態度からなんとなくイランという国が伺えるようで興味深かった。 子供が困っていてもそうそう甘い大人ばかりじゃないというところが現実的。最後の子供達の態度もイスラム社会じゃアラーの神の思し召しとか言って、人の親切や施しも当たり前のことで別段お礼を言うほどのことじゃないっていうことなんでしょうか、、? 住む世界が違えば暮し方も考え方も違うっていうのは当たり前のことだけど、日本に住み異文化体験の乏しい身ではなかなか理解しかねるようなエピソードにちょっとびっくり。右往左往した騒動の末、目的を達成した兄妹はとっとと消え、親切な風船売りの少年が一人残されて座り込んでる図、というのはなんだか寂しい感じが漂う。    
6点(2004-10-22 12:36:28)
123.  少年の町
イエイエ、私も妥当なご意見だと思います。二人並べたクレジットの大きさ、多分それは錯覚です(笑)。並べた場合左手(トレーシー)の方が格上なんでしょうけど、そう言われて今見ると確かに大きな扱いですね。 これはネブラスカに実在した神父の実話ですが、行動的でヒューマンなフラナガン神父をトレーシーが熱演してアカデミー賞受賞というので映画史に残る作品です。 神父は不良少年や恵まれない環境から道をそれてしまう子供達を救うため、数人の子供と共に始めた小さな家から段々規模を広げ、とうとう郊外に数百人規模の広大な少年の町を作ってしまう。この町というのが学校や郵便局や床屋まであって、少年達の自主運営で営まれ自治権まで持っている。 「誰も悪い子なんかいない」という信念の神父は子供達を信頼し、町には塀もないし監視するものもいないが誰も逃げ出したりしない。町の市長もみなの選挙で選ばれるというのが民主的でいかにもアメリカらしい話。 話の中心はホワイティという悪童がイロイロあって心を入れ替えいい子になるという、まぁ甘いといえば甘い道徳的な泣かせる話仕立て、というのはこの時代にありがちなんでともかく、これが戦前の実話というところですごいなぁと感心させられてしまいます。 子供たちの福祉施設とすれば理想的な話で、今でも参考になるところがあるんじゃないかと思ったりします。   
7点(2004-10-20 19:21:45)
124.  助太刀屋助六
時代劇の仲代達矢はさすがの貫禄で、早々あっさり死んでしまうのが惜しいくらい。岸田今日子のナレーションや小林桂樹の味のある脇役、村田雄浩のキャラも楽しめる。真田真之の軽快な身ごなしもいいのだけれど、どうも真田も京香さんも少々はしゃぎすぎなのがわざとらしく今ひとつ落ち着かない気もする。 まぁ軽~い娯楽作そのものといった感じ。 
5点(2004-10-20 19:10:29)
125.  天城越え(1983)
連行されるハナを涙ながらに見つめる少年に、ハナは全てを悟って許し声なき声で「さようなら」と言っている。 山道を裸足で歩くハナの足元といい、スローモーションで繰り返される映像が美しくとても印象強い。 映像と田中裕子が素晴らしいので、サスペンスで話が分かっていても繰り返し見られる。 残念なのはやはり渡瀬恒彦の老人演技に無理があってまずかったこと。
8点(2004-10-20 15:26:03)
126.  エレファント・マン
ケンドール夫人とメリックがロミオとジュリエットを交互に暗誦し、ケンドール夫人が 「あなたはエレファントマンじゃない、ロミオよ」といってキスする場面などいたるところで泣けてしまう。 彼女は同情などではなくメリックの人間性を見抜いての行動で敬意が感じられるし、彼を助ける外科医が自分の行為を省みて苦悩するのは誠実な証だと思う。少なくともアン・バンクロフトとホプキンスの演技からはメリックに対する偽善や偏見は感じられなかった。メリックは辛い人生を送ってきたが初めて人として認められ、安らかな時の中で教会の模型を作り上げて自分の生きた証を残した。きっと思い残すことなく人生の幕を閉じたのだと思う。      
8点(2004-10-19 20:45:26)(良:1票)
127.  悲しみの天使
いやぁ~懐かしい!これは題名を見て思い出しました。制作年が66年となってますが確か見たのはもっと後だと思うので、公開年はずれてるんでしょうか。 厳しいミッションスクールを舞台にした少年同士(年は上下)の、友情以上の幼い同性愛感情が引き起こした悲しい話で、妙なる音楽のように美しいフランス語と 繰り返し流れる哀愁漂うメロディ効果で涙ボロボロだったという記憶があります。 年下の悲劇の少年、ディディエ・オードパンが文字どおり天使のように愛らしい可愛いさでした。  
7点(2004-10-13 18:07:35)
128.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
実話という話自体が面白いしテンポもいいので楽しく見られる。次々繰り出される詐欺は犯罪なのにあまりに話がすごくてびっくりなのでかえって痛快。逃げるレオを追う捜査官のハンクスの人情味もいい感じ。レオが生き生きと楽しそうに見え、パイロット姿はかっこいい。60年代パンナムの人気はここでも絶大で威力を発揮。やっぱり面白かったので8点。   
8点(2004-10-13 00:07:47)
129.  バターフィールド8
おっ、これは思いがけずお馴染み様の二人部屋、おじゃまします。そうですねェ、オスカーはノミネートだけとか病気とかでリズへの同情票かも。どうせ受賞するなら「熱いトタン屋根の猫」のほうが作品としても納得できるんですが。 リズは熱演してて悪くはないけど娼婦というにはイマイチ雰囲気がないし、恋人のいる幼馴染との関係でも都合のいい甘えに好感持てず。 何よりダメだったのは彼女が愛したというリゲットの支離滅裂さ。人前であれほど罵っておいて実は愛しているなんてのは唖然としてしまう。彼に愛情があるなんて見てても思えないんですけど、リズ側から見ても彼女が初めて心から愛したという説得力が感じられません。これだけ人物が立ち上がってこないのは脚本が悪いんでしょうか。薄幸のヒロインのメロドラマでも心に響いてきませんでした。 
5点(2004-10-13 00:02:39)
130.  マスク・オブ・ゾロ
痛快で楽しかった。初代ゾロのホプキンスがカッコよく登場するところでもう引き込まれてしまいます。二代目ゾロのバンデラスもお茶目で可愛い。キャサリンとバンデラスのダンスにフェシング、バンデラスが走る馬上で乗馬アクションなど見せ場も一杯。軽いコメディタッチも愉快で、乗馬、チャンバラ、軽業といろんなアクションがテンポよく次々繰り広げられ面白い。ここのキャサリンってシュレックのフィオナ姫みたいでした。 
8点(2004-10-12 23:58:08)
131.  熱いトタン屋根の猫
資産家一族の財産相続や後継争いを巡っての家族愛憎劇、といったところの心理ドラマ。同じ原作者だし舞台劇だし、というのでなんだか「欲望という名の電車」と雰囲気が似てる気がする。 一代で財産を築いた偉大な父親は40年も連れ添った妻にも我慢してきたと言いあまり幸せそうでもない。 父親に期待されている次男は自殺した親友や過去のいきさつに囚われ、ウジウジと自滅的な生活をしてるダメ坊ちゃん。妻のマギーはそんな夫に嫌われつつも愛情を失わない。美しいリズが「熱いトタン屋根(修羅場)から飛び降りずに留まる」という忍耐強い、出来すぎのような妻を好演している。 長男はお人よしだけの人物に見えるが妻は露骨な財産狙いがミエミエの嫌な女。子供たちも憎らしげで可愛げがない。 と、こんな人たちが余命いくばくもないと分かった父親の誕生パーティに集い、今まで隠してきた感情を暴露しぶつかり合うというなかなか面白い作品。ニューマンはじめ出演者の演技で一層魅力的になってると思います。 ビッグ・ダディは大いなる西部で印象的だったパール・アイブス、やっぱり存在感あります~ というわけで7点か迷いつつ甘めの8点。 
8点(2004-10-09 20:47:04)
132.  クイック&デッド
娘が父の復讐をするというシリアスなマカロニウエスタン風に見えるけど、ギャグマンガみたいに遊んでて笑っちゃうようなところも(頭を打ちぬいたら大穴が開いて向こうの景色が見えちゃうとか)。別段どうってことはない作品だけど、なんといってもジーン・ハックマンの悪役とか豪華メンバーの共演という見所はあるし6点評そのまんまといったところ。
6点(2004-10-09 20:45:26)
133.  13デイズ
いやーホント核戦争にならなくてよかったです。世界中の運命がほんの数人の判断で良くも悪くもなるってのが、今この時だからよけい実感します。実話の裏話、もちろん初めて知る衝撃的な話。緊迫した13日間をまざまざと見せてくれた。トップにある者の重責とその重さをつくづくと感じる。<追記>フォッグ・オブ・ウォーを見たらまたこれを見たくなったので再見。ケネディ兄弟役の俳優は似てると思いましたが、マクナマラも雰囲気が似てます。空軍のルメイ(レメイ)とか他の人も似てるのかもしれません。好戦的なルメイや軍部に対してケネディ兄弟や側近達が苦悩しつつ、ぎりぎりまで平和的解決の道を探ろうと努力したのがよく分かります。2週間の息詰るような展開は何度見ても興味深くすごい、ということで1点アップ。アメリカが何度もカストロを暗殺しようと計画実行(失敗)したとか、カストロは核攻撃をソ連に進言していたとか知るとほんとに危機的状況だったと分かる。偶然にも幸いな結果だったというだけで、一瞬にして崩れるかもしれない平和の危うさをつくづくと感じさせられる。
9点(2004-10-09 18:35:44)
134.  らくだの涙 《ネタバレ》 
広大で美しいが厳しいモンゴルの大自然の中で暮す遊牧民一家の素朴な生活が淡々とした映像で綴られる。 ドキュメンタリーといっても物語上彼らが再現して演じているところもあるそうだが、どこにも作為も違和感も感じない。 舞台自体が珍しいが、質素でシンプルな遊牧民一家の日常や家畜との関わりなどがとても興味深く感慨深いものがある。 育児をしない母ラクダへの音楽療法はこの地に伝わるもので特別珍しいことではないらしい。 町から呼ばれた音楽家が馬頭琴を弾き、若いお母さんがやさしくラクダを撫でながら歌を歌って聞かせる。(このお母さんの歌がとっても上手)しばらくすると母ラクダは涙をポロンポロンとこぼしあんなに嫌がってた子供に乳を飲ませはじめる。 奇跡のような母ラクダの母性の目覚めに感動して涙が出てしまう。 家族の一員のように「良かった、良かった」とみんなで喜ぶ様子がとても暖かくて優しい。出産ストレスで子育てをしないラクダというのにビックリだが、こうした音楽療法がラクダに効くなら人間にも効果があるかも、、と思ったりする。 エンドクレジットがまた微笑ましくて嬉しくなってしまう。  
8点(2004-10-09 10:07:42)
135.  ゴールデン・ボーイ(1939)
これはホールデンの主演で事実上のデビュー作とされているらしい作品。 時に面影は見えるものの50年代の最盛期の見慣れた中年の彼とはイメージが違い、ちぢれ毛の初々しいホールデンが可愛くて別人のように見える。 自分の進む道を試行錯誤する青年と父との愛情ものだが、精神的豊かさが物質的豊かさに勝るということをバイオリンとボクシングで象徴してるような感じ。 この一家には母親がいないがピアノを弾く姉とその夫が同居している。姉弟の演奏を幸せそうに聞く父という団欒が貧しくても精神的豊かさのある家庭をうかがわせる。 もう一つはこの一家がイタリア系ということで。ボクシングの興行で儲け話に乗ろうと1人のイタリア系マフィアがジョーに近づく。同じイタリア系移民で地道に暮らす一家とマフィアという対比。ここからも金銭より貧しくとも正しい生き方をという、理想主義的なメッセージが見えるような気もする。 リー・J・コップの父親がひたすら息子を心配する親心がいじらしい。    
7点(2004-10-04 18:37:17)
136.  フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白
これはマクナマラが第二次大戦、ベトナム戦争、キューバ危機など20世紀の大きな戦争や事件について、当時の映像を背景にインタビューに答えているドキュメンタリー作品。 「人間は過ちを犯す。でも核兵器が存在する今過ちは許されない」と彼は言う。過去の戦争や核兵器使用の危機寸前を政治の中枢にいて体験したマクナマラが教訓として語る多くの証言はとても興味深いが、個々についてはとても書き切れない。 まぁ少しでも関心のある人は見てください、というしかない。 インタビューからは彼の人となりや人生が見えてくるが、戦争責任については「私は大統領を補佐する立場にいた(だから職務を果たしただけ)」と答えるのが肩透かしのような気もする。しかし主眼は個人的な責任問題や謝罪ではない。本当のところ私も彼の言うように戦争がなくなるとは思えない。だからよけい今の世界的な不穏状態を 危惧する。 アメリカはじめ世界を動かす立場にある人たちは過去に学び、冷静で慎重であってほしいと願わずにはいられない。 ドキュメンタリーに点数をつけるのは難しいが、(7点の)「人に勧められないこともない」というより強い「見て欲しい、見るに値する」というところで8点。   
8点(2004-10-04 18:05:57)
137.  リバー・ランズ・スルー・イット
牧師一家の兄から、美しくて釣りの名人だった弟のことや子供時代の昔話を聞かされてるような感じがする。 美しいモンタナの山や川の自然とブラピの笑顔がまぶしいほど美しい。 話は淡々と進むが、「懐かしい思い出」「時を戻して、子供に戻して」など 老境にある人が回想する過ぎてしまった昔の思い出がノスタルジックに響く。 ある程度年をとって人生を振り返るくらいの年にならないとなかなか実感はわかないかもしれないが、年をとるほどに故郷は懐かしく、過ぎた日の想い出も懐かしく美しく思い出されるものなのだ。 
7点(2004-10-03 22:56:05)
138.  テヘラン悪ガキ日記
死んだと聞かされてもそれを信じられず、切抜きの写真の女性を母だと思い込んでる少年の気持ちはいじらしいが、一方的に慕われる女性にすれば迷惑なことに違いない。行きがかり上世話したことも「やっぱり母さん」と喜び益々 思い込みは強くなる。でも施設なんかじゃなく優しい母さんのいる家で暮したいという少年の気持ちも痛いほど分かる。 それなのにあれほど母と慕ってた人に2度も裏切られて、とうとう切り抜きの写真を捨てて消えてしまったままのラストは切なくてならない。 冒頭でケースワーカーのこの女性が収容施設の子供達に次々「あなたは何をしたの?」「夢は何?」などと質問し、子供達が応える分部はドキュメンタリーのように見える。ここで描かれるようにいろんな事情で孤児になったりした子供達の様子はそのまま現実にあることなんだろうと思う。    
8点(2004-10-03 22:52:49)
139.  グリーン・デスティニー
初恋・・であんなにけなげで可愛かったチャン・ツィーイが激しい立ち回りを演じてうまいのに驚く。ミッシェル・ヨーはさらにすごい。中国人ってホントこういうアクロバティックなアクションがうまい。お話はさほど感動するようなものではなかったけれど俳優のアクションを評価する。アメリカで受けたのはこういうワイヤーアクションが目新しかったのかもしれない。
6点(2004-10-02 16:49:09)
140.  小早川家の秋 《ネタバレ》 
今見ると名優・スター俳優がぞろぞろ出ていて、さながら俳優博物館のような感じ。中村鴈次郎、浪速千栄子、杉村春子、森繁久弥などなど・・大旦那の鴈次郎と小早川家の人々、その他多くの関係者たちの人間関係や日常生活を軽いタッチで描いていく。軽快な話がラストは主人公の死で終わるが、墓石にからすのシーン、葬列のラストシーンなど音楽も不気味な感じ。この作品完成の翌年に母の死、2年後には監督自身の死がある。そんなことを予感させるような感じがもする。農民で第三者のちょい役の笠智衆と妻の望月優子が火葬場の煙を見て言う。「若い人でなければいいが」「死んでも死んでもまた生まれてくる」「うまいことできてますなぁ」とつぶやいて、繰り返される人の生や無情をストレートにセリフにしている。 
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