121. カメレオン
藤原竜也の実力を認めないわけではないのだが、いかんせんその可愛いルックスのせいでいくつになっても何を演っても天才子役が頑張っているようにしか見えない。というわけで私にとっては藤原竜也≒ディカプリオであることを再確認した。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-23 20:27:49) |
122. シン・シティ
アメコミ一般に対しての自分の持っていたイメージ通りの映像。あくまでも自分基準の感想なのでこれが映画として成功しているのかどうか分からないが、退屈はしなかった。刺激的だが観た後に何にも残らないので深みゼロ。ただ、レザボア・ドッグスを途中でリタイアした自分でも、モノクロやパートカラーだともっとグロいシーンでも平然と観ていられることに自分で驚いた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-23 20:03:28) |
123. 理想の女
ヘレン・ハントはミスキャストでは?と思ったが、話が進むうちに引き込まれ、ラストにはああ、これはやっぱりヘレンだわーと納得。金持ちの演出が嫌みじゃなくて品があるところが、単純な米国映画とは一線を画す。登場人物のそれぞれが人間らしいエゴを見せても卑しく見えないのは、分を弁えるルールが暗黙の了解で守られているからか。大人の粋が小気味よい物語。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-23 19:40:01) |
124. ハチミツとクローバー
原作未読。この手の甘酸っぱい純愛学園もの(?)に感情移入できるような歳ではないが、んなこたぁどーでもいい。女でも「惚れてまうやろ!」な蒼井優のキラースマイル!!もうそれだけでこの映画はOK。見るだけで癒される貴重画像。小5女子と一緒に観ましたが彼女も「か、可愛い~」と目がハートになっておりました。ただし、蒼井優も関めぐみも好みじゃない人にははっきり言って観る価値のない作品かも。ちなみにはぐみの作品を実際に製作したMAYA MAXX氏のインタビューがネットで読める。結構面白い。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-12-21 09:01:20) |
125. イン・ハー・シューズ
《ネタバレ》 長らくキャメロン・ディアスという女優の魅力が解せなくて、前半は役柄まんまに「あー、やっぱりこの女ヤダ!」とイライラしながら観た。でも、だからこそ後半の展開に素直に引き込まれ、最後にはマギーのキャラごとディアスの実力を見直した。詩の朗読シーンが特に印象的で、「頭の良い子だ」と教授にA+をもらった時のマギーの表情がすごく良かった。ジャマイカレストランでの手作り結婚式も、そのゴチャゴチャなんだけどHAPPYな感じが姉妹の新しい門出を象徴しているようで微笑ましくて、映画の中の挙式シーンのベスト10入りしそう(マギーが選んだドレスも本当にローズによく似合ってた)。思いがけず掘り出し物の一作でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-30 00:07:44) |
126. 笑う大天使
安くてもお馬鹿でもアホアホでも楽しめるB級大馬鹿映画ってあるんだろうが、こちらは突っ込む気すら起きない寒い出来だった。間違いなく上野樹里の主演作黒歴史の一端となるはず。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2009-11-17 20:56:06) |
127. 題名のない子守唄
《ネタバレ》 まさに女の人生最悪バージョンを体現している主人公。目が離せないままだんだんと心拍数が上がるように物語に引き込まれ、ラストでようやく「あ、そう言えばトルナトーレ作品だった」と思い出された。最後には観て良かったと思える深い作品なのだが、痛すぎる描写が多くてもう一度観ようと思えない。特に、狂信的な母性愛故の行動とはいえ、いたいけな幼児を後ろ手に縛り上げ執拗に小突き回す愛の鞭シーンは辛かった。あんたは星一徹か?! [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-17 20:45:58)(良:1票) |
128. 犬と私の10の約束
幼稚園児じゃないんだから、イラスト付きで10の約束を解説されてもな~と苦笑。犬じゃなくてトヨエツに2度ももらい泣きさせられたのは想定外だった。こういうとことん毒のない作品を家族揃って笑って観られるのもあと数年かなぁ・・と思うと何故かスクリーンがぼやけた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-11-05 12:08:13) |
129. アイ,ロボット
トランスフォーマーよりはちょっとメッセージ性があるものの、ロボット好きな子供と楽しく観られるお約束を外さないSF作品。ラニング博士の「正しい質問をしないと答えないプログラム」で、もっと遊びたい。サニーの無垢と無機質感を併せ持った表情デザインは秀逸だと思う。ただ、まぶたのない無理矢理ウインクはちと不気味だった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-05 12:00:01) |
130. ブラインドネス
《ネタバレ》 バニック・ホラーとしては設定に無理があって突っ込みどころ満載。そこに宗教的な意味を見いだせるなら、話の流れの荒唐無稽さにも納得できるのかも知れないが、そういうバックグラウンドを持たない自分には展開毎のクライマックスシーンで登場人物の行動に必然性が感じられずぶった切り感があった。集団レイプとそこに至る展開がひどすぎるので2度と見たくはないが、スーパーの地下倉庫のシーンで、観客にも失明を疑似体験させる演出には感心した。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-11-02 21:37:33)(良:1票) |
131. 悪いことしましョ!(2000)
ものすごく単純なコミック的展開なので何も考えずに観るが良し。E.ハーレイの悪魔コスプレはどれも似合ってて見ていて楽しい。対照的にブレンダンの方は何を着せても似合わないのが笑えた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-02 20:27:04) |
132. トリプルX
《ネタバレ》 深く考えずツッコミを入れつつ観るのが楽しい笑えるアクション大作。目立ちたがり&怖いモノ知らずで無鉄砲な悪ガキがそのままでっかくなった感じのヒーローは、悪ぶってても意外と不良になりきれない良い子だったりするところがリアル小学生っぽくて可愛い。雪崩のシーンはあり得ない豪快さで単純に面白かった。最終兵器の潜水艇は超高速アメンボみたいな情けない姿に爆笑。さらにここぞと言うところでボン!と現れる星条旗パラシュート。笑いどころ満載でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-11 00:57:29) |
133. きみに読む物語
若者には若者の、老人には老人の思い描くファンタジーがあるとしたら、こちらは後者の傑作。最初から展開が読めるからこそ、老人も安心して観れるのだからこれでいいのだ。全ての老人ホームに常備すべし!白鳥の湖ならぬアヒルの湖のシーンがなんとも可愛くて良かった。端正な美女というよりちょっとファニーフェイスのアリーには白鳥よりアヒルがお似合いかと。正直言ってあのエンディングは余計だったなーと思ったが、もし自分が老齢となってこの作品を見たら、たった数分しか取り戻せない愛情に繰り返し打ちのめされるノアの姿が切なすぎて、本当の終わりを見届けるまで安堵できないような気がする。自分は今30代だが、もう30年ぐらい生きて今の自分の未熟さ傲慢さを微笑ましく思えるぐらい成長したら、あのエンディングにも素直に泣けるんじゃないかと思う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-10-09 12:01:17) |
134. スウィングガールズ
面白い、っちゃ面白いけど・・中学生が考えたような安直な展開に今ひとつ作品としての深みを感じ得なかった、というのが正直なところ。これが高校の学園祭での自主製作ビデオ映画だったら文句なく拍手喝采なんですが。出演者達の楽器練習の努力にプラス1点献上。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-10-09 00:52:48) |
135. 闇の子供たち
《ネタバレ》 目を背けたくなるような描写も多かったが、多分タイに限らず世界にある現実はもっとひどいのだと思う。そう思いつつ最後まで観た。そういう現実があり得るということを知っているかいないかで、今の日本でのほほんと暮らす人間が世界を見つめ直すきっかけになるのかも、という点でこの作品の存在意義はあると思う。が、あえてあのラストにする意味がよく分からない。さらに歌詞付きで主題歌を延々と流すなんて思いっきり興醒めな演出も?? [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-10-07 12:27:48) |
136. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 ジョーカーの存在感はさすが!でもアーロン・エッカート演じるハービーが最初から善人に見えず、ダークサイドに堕ちたヒーローというより化けの皮が顔半分はがれたように思えてなんだかな、という感じ。マギー・ギレンホールも何だかそこらのダイナーでウェイトレスでもしてるほうが似合いそうで、ヒーロー二人が命を賭けて取り合うほどの女に思えず、単なる好みの問題だろうが作品世界に入り込めない要素がやや多かった。個人的にはアルフレッドが一番キャラにぶれがなくて渋くて格好いい。彼がメインのスピンアウトが是非観たい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-07 12:04:41) |
137. ホテル ビーナス
モノクロと抑えめのBGMで描かれる世界観は結構好き。全編韓国語、というのはそれなりに面白いけど、ああ、あの人もこの人も韓国語しゃべってる、という隠し芸披露的な面白さは別にいらなかったように思う。そもそも、韓国語ネイティブの人が聞いたら違和感あるのだろうし・・。(私は金城武が好きだが彼が役の上でしゃべる日本語はとてつもなく違和感がある。全員があんな調子の映画なんて観たくない)慎吾ちゃんは存在自体がこの作品からものすごく浮いてるので出さない方が良かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-07 11:51:31) |
138. パーフェクト・ストレンジャー(2007)
前評判やら宣伝文句やらの予備知識ゼロで観たが、別に仰天するほどの衝撃展開でもなかった。ハル・ベリーのプロモーション映画だと思えば上出来。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-06 21:19:52) |
139. Orz ボーイズ!
《ネタバレ》 日本にだって主人公の彼らと同じような境遇の見捨てられっ子はきっといるはずだが、同じアジアの国でも中途半端に豊かなこの国の場合、あの境遇であんなに無邪気に子どもの時間を過ごせるパワーのある子はまずいないような気がする。ビターエンドな割に妙に元気が出るのはその圧倒的な子供力を感じるからだろうか。ただ、残念ながらタイトルがあまりにひどくて作品全体の評価を下げているような気がする。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-06 21:03:00) |
140. ゆれる
《ネタバレ》 決してテンポ良く展開する話でもなく、むしろ序盤はじれったいほど展開が遅いうえ、全編を通し何とも言えない重い空気感が漂っている。なのに全然眠くならず最後まで一気に見た。いい人なんだろうけどどうしようもなく女の生理的不快感を煽る痛い男、を香川照之が演じているが上手すぎて本気でキモかった。肉親をキモいとかウザイとか思い出すと、その根拠を赤裸々に知りうる身内だからこそ、また切りたくても切れない血縁があるからこそ、どうしようもない嫌悪感を死ぬまでもてあますことになる。猛が証言台で兄を切り捨てたのは、今までそうやって鬱積してきた気持ちが爆発してしまったのではないだろうか。そして兄はいつかそんな日が来ることを予期していて、自分を馬鹿にしてきた弟をあえて暴走させて自己嫌悪に追い込んだのだろうか。いずれにせよ、そこにあるのは無邪気な兄弟愛なんかじゃなく、シビアな近親憎悪だ。幼い頃はあんなに純粋に心を許しあった仲だったのに、どうしてこうなってしまったのか。幼い弟に手をさしのべる兄、屈託無くその手を握り楽しそうに遊ぶ弟。無邪気に仲良く遊ぶ兄弟の映像に、ついもらい泣きしそうになった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-10-06 20:34:05) |