121. 座頭市地獄旅
《ネタバレ》 市が輩に絡まれた際に薬を落とし必死に探すカットがとても好きです。 手元にある状況で市が諦めたような仕草を見せたときには、もう見つからないのかなと本当に思え不安になり、その後の薬に触れたところから大事そうに懐に入れたあたりは心を揺さぶれる気持ちになりました。勝新太郎さんの演技も作品を通して素晴らしいのですが、特にそのカットは印象的でした。 [地上波(邦画)] 6点(2016-12-13 23:41:56)(良:1票) |
122. 黒い罠
《ネタバレ》 冒頭の意味のある長回しは今見ても引き込まれました。当時見た人はさぞ驚いたんじゃないかなあ。 物語は二転三転どこへ行きつくのかと思いましたが、バーの女主人が最後に全て持って行ってしまったような強烈な後味でした。 あれだけ右往左往したような展開で93分というのに、終わってから驚きました。編集が良いのかなあ。 [地上波(字幕)] 7点(2016-12-12 18:42:56) |
123. 突破口!
《ネタバレ》 不意に生じた出来事を突破口として危機をすり抜けるという上手くできた作品。 ラストは意外なことになるも、チャーリーが犯罪者として抜け目が無さ過ぎ感を感じてしまった。 [地上波(字幕)] 6点(2016-12-10 13:04:20) |
124. コマンドー
見どころは筋肉とアクションだけだが、めちゃくちゃ過ぎて笑える。 [地上波(吹替)] 3点(2016-12-08 14:46:29) |
125. ブラック・レイン
大阪育ちの私には古臭さを感じて、自分が年を取ったことを思い知らされた。 作品は雰囲気は好きですが、物足りない感じがしました。 [地上波(邦画)] 5点(2016-12-06 18:50:49) |
126. パリ、テキサス
《ネタバレ》 人生の無常感というものを感じる映画。失敗は取り戻せないものができてしまうこともあるのだと思い知る。 トラヴィスが弟と過ごしていくうちに言葉を話し出し、子供と過ごしているうちに打ち解けていく様子は、微笑ましく感動させられる。 でもその後の妻との話が好きじゃない。結局妻と再会することは無いのだが、私はこの結末を見てこの映画全体を振り返り血縁というものを強く感じさせられた。現実に人に対して感情を持つ上で血縁というものがそれほど重要と思わない私にとっては違和感が残った。そしておそらく時を経て子供は実母とは上手くいかず、4年間育ててもらった義父母のもとへ戻るのではないかと想像を膨らませてくれるこの作品はやっぱり良い映画なのかもしれない。 [地上波(字幕)] 6点(2016-12-05 18:27:00)(良:1票) |
127. アラビアのロレンス 完全版
映像美と音楽の相乗効果でストーリーとは離れたところでもこれほど味わいがある作品は初めてかもしれない。インターミッションでも楽しめるし、後半そのようなシーンが少なくなってちょっと残念にもなるほどでした。 そして私のような無知な者にとっては歴史を学ぶきっかけにもなりました。長編なので見る前の日は睡眠がいります! [地上波(字幕)] 7点(2016-12-03 18:26:12) |
128. 血槍富士
《ネタバレ》 時代劇と思って見ていると意外性を感じるかもしれない脚本。 主人をはじめ各々のキャラクターが相まって、とても良い話で終わると思いきや… 権八の長い槍を振り回して戦うシーンは迫力に圧倒され見入ってしまいました。そして最後の権八の姿が目に焼き付いています。 [地上波(邦画)] 7点(2016-12-03 18:03:09) |
129. 天国から来たチャンピオン
良いファンタジー映画ってこういう作品を言うんでしょうね。 むろんツッコミどころはあるし最後には全て都合の良い展開で終わるのだけれども、最後はじんわり感動しました。 こういうストーリーは、あの世のルールが複雑だったり矛盾を感じたりしがちだけど、理解しやすくシンプルなのも好印象です。 邦題だけがしっくりこないのが残念。 [地上波(字幕)] 8点(2016-12-01 18:48:30) |
130. ベン・ハー(1959)
まさに大作!囚人が舟を漕ぐ迫力!さらに競馬はそれを凌ぐド迫力!!(多少のチープさはあります) この映画が1959年にできたものだとは信じられない。古臭さを感じない。長さを感じない。本当に凄いですよ! [地上波(吹替)] 7点(2016-11-30 18:07:16) |
131. スケアクロウ
《ネタバレ》 2人の対称的な男、マックスとライオン。 出会いや出来事によりマックスは出会った頃の刺々しさが無くなっていく。これは言っちゃ悪いがちょくちょく見るパターンだ。 だが、もう一方のライオンの方だ。この男は家のネガティブな事実が分かったとき、あれほどの落ち込み方をするとは思いもよらなかった。その後にライオンはその事実をマックスに告げず嘘をつく。そこで改めて彼のおどけが意識的であったことを私は自覚することになり、急に現実感に襲われた。 心が通い合ったはずの友人にも本当のことが言えないということは私にもあるし多くの人にあると思う。そこに人間の孤独な側面を見た気がして、寂しく辛い気持ちになった。 [地上波(字幕)] 6点(2016-11-30 17:50:45) |
132. 知りすぎていた男
全てに納得いく話ではないが、音楽やフェイクで飽きずに見ることが出来るヒッチコック作品は素晴らしい。 シンバルを鳴らすところは印象的。 [地上波(字幕)] 5点(2016-11-26 13:30:51) |
133. 細雪(1983)
《ネタバレ》 四姉妹の家は現代とはずいぶんと異なる価値観が残っていて、感情移入も無く何となしに関西弁のお喋りを聞いて見ていただけなのに、終盤の東京へ引っ越すことが決まったあたりから普遍的な兄弟愛に感情移入していき、各々がそれぞれの事情を受け入れて何かが変わっていく様がじんわりと物寂しい気持ちにさせてくれた。 いろいろと不満はあれども、ともに長年暮らした家族には、変わらない時間を求めるものなのだなあと印象付けられ、その日々は大切にしようと改めて思いました。 [地上波(邦画)] 7点(2016-11-24 23:04:22) |
134. カイロの紫のバラ
《ネタバレ》 分かりやすくてコンパクトで素晴らしい。笑えて見入って、最後は映画っていいなあという余韻が残る作品。 主人公の女性は実在するギルを選んだけど思う通りにはならなかったけど、彼女はこれからも映画を楽しんで現実の世界をたくましく生きていきそうな気がする。 最後の彼女の表情にそんな印象を受けた。 [地上波(吹替)] 7点(2016-11-23 10:43:28) |
135. 悪魔の手毬唄(1977)
《ネタバレ》 見終わってとても気が重くどんよりした気持ちになった。 最初は暗い感じがあまりなかった旅館屋だったのに、終わってみたら岸恵子演じる母親とその子供二人がそれぞれ可哀そうで切なくなる。 いつの間にか若山富三郎の警部の気持ちになっていたのは、母親の青池リカの幸の薄そうな印象と劇中に自分の子を思う雰囲気を感じたからなのか。岸恵子さんの繊細な演技と美しさに魅せられました。 [地上波(邦画)] 7点(2016-11-22 17:37:41) |
136. 犬神家の一族(1976)
《ネタバレ》 恐ろしい偶然と人間の愛憎や欲が重なると…と考えたら怖くなる。 終盤のたたみかけ様は凄まじく、各々の演技と息もつかせない様な展開に圧倒されます。そして何か同情してしまうような自分では処理しきれない悲しさが残りました。2回見ても考え尽くせないほど見どころが多く、価値ある作品だと思います。 [地上波(邦画)] 8点(2016-11-21 18:51:46) |
137. 八つ墓村(1977)
原作や状況設定、俳優など良い作品になれる要素はたくさんあるのに、味の無い中途半端な作品にしてしまった。 特にストーリーは解消できない不明点が多くて後味が悪すぎる。 しかし監督がどういう作品に仕上げたかったのか全く分からないということが一番のミステリーだと思う。 [地上波(邦画)] 4点(2016-11-21 18:28:20) |
138. 白熱(1949)
《ネタバレ》 見どころが多いし、主人公の設定も特異で何が起こるのか分からないスリリングさがある。 しかし母親が死んでからの展開が単調で、終わった後、なんだか物足りなく感じてしまった。 [地上波(字幕)] 6点(2016-11-19 16:01:24)(良:1票) |
139. 幸福の黄色いハンカチ
とにかく高倉健がカッコいい!古き良き日本の男の雰囲気には憧れてしまうほどだ。 武田鉄也と桃井かおりは高倉健との比較の意味で描かれていると思うが、そういった演出が必要ないと思うほど単純に高倉健の姿にシビれました。 革ジャンがまたカッコよくて欲しくなった笑 [地上波(邦画)] 8点(2016-11-18 11:39:12) |
140. ダーティハリー2
今回のハリーはそんなにダーティではなかった!!仕事にプライドを持っている男はカッコいいね!! [地上波(吹替)] 6点(2016-11-17 22:39:36) |