121. 大丈夫日記
重婚をごまかそうとしてのドタバタコメディ。 エレベーターの中での鉢合わせを乗り切ったのはちょっと笑えた。 が、ストーリーがシンプルなので、90分を同じ調子でやると少しダレてくる。 いかにもドタバタコメディというコント風の演出が肌に合わず。 コメディで笑いのツボがズレていると厳しい。 主演のユンファはマフィア物のシリアスなイメージがあったので、その落差は良かったのだけど、吹替えがコント赤信号のリーダーではその効果も台無し。 やるならシリアスなタッチでコメディを描いたほうが笑えるのに。 [地上波(吹替)] 4点(2014-10-24 22:38:21) |
122. 9時から5時まで
《ネタバレ》 ろくでもない上司をやりこめるOL3人組。 会社で同じような不満を抱える女性なら拍手喝采ものだろうが、笑いとしては少し温い。 部長が一ヶ月も監禁されてバレないなんて会議もあるだろうにありえないけど、そこはたわいないコメディということで。 [ビデオ(字幕)] 4点(2014-09-19 21:25:32) |
123. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
《ネタバレ》 イングマルを見てると、子供ってつくづく面倒臭いものだと思わされる。 でも、自分も多かれ少なかれ幼い頃はそうだったのかも。 決して悪気はないけど、空気が読めずに面倒なときに面倒な事をしてくれる。 イングマルと母との間にはもちろん愛情はあるものの、病気や父の不在などの影響もあって噛み合わない部分が感じられたが、イングマルより母の方に同情してしまう。 余裕のあるときには温かい目で相手をしてやれるが、ないときはイライラしたりもする。 それがこの作品に出てくる都会人と田舎の人の違いで、イングマルへの対応にはっきり出ていた。 不幸な境遇にある少年は、いつも宇宙船に乗せられたライカ犬よりはマシだと自分を慰める。 母や愛犬の死で傷ついた心も、一風変わった人達に囲まれた田舎での心豊かな生活でずいぶんと癒されただろう。 この年代なら男同士のエピソードがメインのはずだけど、お国柄が違うのか異性とのエピソードばかり。 雰囲気は悪くないのだけれど、琴線には触れなかった。 こういう子供が主人公の話は、その頃の自分と重なる部分がないと共感するのが難しい。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-12 21:09:29) |
124. あ・うん
板東英二と高倉健のからみはどうも違和感が。 向田邦子の原作の世界をどれだけ表現できているかは疑問。 [ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-16 00:20:21) |
125. 新・刑事コロンボ/だまされたコロンボ<TVM>
《ネタバレ》 いつもの倒叙法から離れて真相を隠しながらストーリーを進めるので、視聴者もコロンボと一緒にミスリードされる。 このやり方はコロンボシリーズに求めるものとはズレてしまうので好きじゃない。 新シリーズではマンネリにならないようにあれこれ工夫しているのだろうが、そのほとんどが逆効果で旧シリーズの良さを消しているように思える。 もしリムジンの中で殺されたなら血痕などの痕跡を空港に着くまでの間に完全に消すのは不可能で、そんな無理筋のストーリーに簡単にだまされるコロンボはキャラがブレて見えるし、そんな姿を見たいわけでもない。 遺体発覚につながった犯人の凡ミスもそれまでの周到さとはかけ離れている。 『ロンドンの傘』に出ていたダーク局長の名前が出てきて期待したが、出演はなかったのが残念。 [DVD(吹替)] 4点(2013-12-06 18:03:44) |
126. 新・刑事コロンボ/幻の娼婦<TVM>
《ネタバレ》 旧シリーズとの差別化を心がけているのかもしれないが、セクシャルな要素はいらない。 浮気現場を目撃して、なおかつ恋人が自分のことを腐りかけのプリンと陰口を叩いていたら殺意も沸く。 高慢で憎々しい犯人ではないので、しつこいコロンボに溜飲が下がることもなく、捕まえる快感がない。 ムーディーなBGMを含め演出にも疑問が。 リンクとレビンソンが陣頭指揮を取らなくなり、製作も兼ねるようになったピーター・フォークが客の求めるものを見誤っている気がする。 [DVD(吹替)] 4点(2013-12-06 18:02:35) |
127. 新・刑事コロンボ/迷子の兵隊<TVM>
どうしても旧シリーズと比べてしまうが、魅力が半減したような…。 ずっとこの調子なら観る気がなくなりそう。 [DVD(吹替)] 4点(2013-11-30 21:44:58) |
128. ブルーベルベット
独特のリンチ節がどうも合わない。 リンチの作品にしては普通っぽくてわかりやすいけど、ストーリー自体に惹かれるものがない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-08-07 23:31:41) |
129. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 不朽の名作と世間の評価も高いが、共感も郷愁もあまり感じず。 昔見たときと同じで、年を経てもそれほどいいとは思わなかった。 死体を自分たちの手柄として利用しなかったことに成長が見えるが、そもそも有名になりたいために死体を探しにいくというのが理解しがたい発想。 この年頃では大した悩みもなく楽しくて仕方なかったけど、登場人物の喜びや悩みとはあまり重ならなかったようで感情移入できない。 自分にとって琴線に触れるものがテーマ曲以外にはなかった。 仲間の前で恥をかかされたエースが報復せずにすませるとは思えず、後日談がちょっと気になる。 [DVD(吹替)] 4点(2013-07-09 21:50:42) |
130. 白い婚礼
《ネタバレ》 ジョニー・デップとの交際で知られるヴァネッサ・パラディの映画デビュー作。 家庭環境が悪く子供の頃から麻薬をやり、買うお金は体を売って稼ぐ。 そんな過去を持ちながら頭脳明晰な才女で男を狂わす小悪魔的な影のある女子高生。 自殺未遂を繰り返す母と同じように精神的には不安定で、不倫相手の妻に仲間を使って嫌がらせするなど過激な面もある。 少女のほうからアプローチがあったとはいえ、その教え子と肉体関係に溺れる中年教師がプロ意識の欠片もなく情けない。 結局、他の学校に異動させられ、妻とは離婚、教え子も死なせてしまう超バッドエンド。 主人公の中年教師がしっかりしていればこんなことにはなっていないんだから、異動じゃなくてクビにすべきで、フラストレーションは残る。 ヴァネッサに魅力はあるけど、主人公にまったくないのが痛い。 ストーリーはパッとせず、10代から歌手でアイドル的存在だったヴァネッサの貴重なヌードが頼りの作品。 日本のアイドル歌手、今でいうならAKBの人気未成年メンバーが同じような映画でデビューしたら大騒ぎになるだろうけど、フランスの話なのでピンと来ず、その希少価値が実感できない。 [ビデオ(吹替)] 4点(2013-06-28 21:15:56) |
131. 台風クラブ
《ネタバレ》 こうしたストーリー性よりも感覚的なものを重視した映画は苦手。 哲学的、象徴的なところがあってシュールでわかりにくい。 夜の学校、台風という非日常で不思議とテンションの上がる状況で、抑圧から暴発するようなエネルギー。 台風の中を中学生が裸で踊っている場面は奇妙な高揚感が出ていてインパクトが強い。 思春期に特有のわけのわからない衝動、それをコントロールできない未成熟な思考、狂気を帯びたかのような暴走。 好きではないのに、なにか引っかかる映画ではある。 [ビデオ(邦画)] 4点(2013-06-12 00:22:29) |
132. 蘭の女
『ナインハーフ』の脚本家が監督をしている官能的な作品。 どこか『エマニエル夫人』と似たソフトポルノで、女の内に秘められた欲望に目覚める系。 ホテル買収をめぐった駆け引きの中、エミリー(キャリー・オーティス)らはウィラー(ミッキー・ローク)に翻弄される。 ミステリアスなウィラーにエミリーが惹かれていくが、この二人の恋愛には共感できない。 ウィラーの女を弄ぶようなプレイボーイぶりが、気障で鼻につく。 ストーリーは後に残らず、ダイナマイトボディのキャリー・オーティスだけが見どころ。 キャリー・オーティスはこの映画の共演が縁で、ミッキー・ロークと結婚したそうな。 その数年後に離婚しているのもありがちなお話。 [ビデオ(吹替)] 4点(2013-01-20 01:40:26) |
133. ナインハーフ
当時、エロシーンが話題で見てみたが、それ以上でもそれ以下でもなく。 キム・ベイジンガーはいいんだけど、ミッキー・ロークがあまり好きじゃない。 [ビデオ(吹替)] 4点(2013-01-18 23:14:36) |
134. コクーン
エイリアンといえば、恐るべき人間の天敵として描かれているものが多い。 が、この映画では「ザ・良い人」で、おとぎ話のようなファンタジー。 異星人との温かい交流という点では『E.T』と同じだが、『E.T』ほどほのぼのと訴えってくるものはない。 老人たちが主人公だが、老いなどこれっぽっちも頭にない若い頃のデート中に観たせいか、全然ピンと来ずに映画のチョイスを間違えたというほろ苦い思い出が。 [映画館(邦画)] 4点(2012-12-30 00:21:52) |
135. キッチン(1989)
川原亜矢子の存在感は面白い。 でも、こういう静かなさざなみのような映画は苦手。 [ビデオ(邦画)] 4点(2012-12-12 20:25:06) |
136. 48時間
エディ・マーフィーのデビュー作だが、まったく刺さらなかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2024-06-26 15:17:28)《新規》 |
137. バーディ
《ネタバレ》 鳩を通じて友情を深めた二人に、ベトナム戦争の傷跡がくっきり。ベットの端にとまり木のように裸でたたずんでいるバーディの姿が異様。一体何があったのかと引っ張られるのだけれど、これといった展開もないのでだんだんダレてくる。 鳥になりたくて妄想と現実の境目が曖昧になっていく過程に、いまひとつピンと来ず。ベトナム戦争を扱った映画は幾つも観たけど、やっぱりその体験がないのでリアルではない遠くのことに感じてしまう。 ラストは明らかに鳥のように飛び降りるだろうと予測させておいての裏切り。予想をひっくり返されて痛快なこともあるけれど、こういうのはスッキリしないので好きじゃない。狙いすませたこだわりのラストなのはわかるが、その矢は自分の的にはまったく刺さらなかった。 髪がフサフサのニコラス・ケイジが若い。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-12-30 11:06:41) |
138. 眠れぬ夜のために
《ネタバレ》 宝石をめぐって命を狙われる事件に巻き込まれる、つまらないサスペンス。 ミッシェル・ファイファーの無駄遣い。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-12-26 00:26:10) |
139. グレムリン
子供向けのパニックコメディ。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2018-10-03 20:39:02) |
140. きのうの夜は・・・
《ネタバレ》 ロブ・ロウとデミ・ムーアのラブストーリーだが、エピソードがよくあるカップルのすれ違いと復縁で、リアルではあるけれど映画にするほどの話でもない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-08-24 19:41:30) |