1501. リーサル・ウェポン
《ネタバレ》 俳優ってブレイクした映画をずっとひきずるんだね。「マッドマックス」で最愛の人を殺された復讐鬼を演じたメルちゃんは、ここでも奥さん死んでるし・・・しかも「マッドマックス2」の痛々しいメルちゃん、ここでも拷問シーンがあるし・・・そんな彼はこれを乗り越えられなかったのか、これにこだわったのか「パッション」なんて映画作ってるし・・・(自分は未見)。まぁそんなことを考えながらも、この映画、面白かった。2012年の昨今、複雑などんでん返しの多い娯楽アクション、多すぎ!それでは新しく映画を好きになろうとする若者も素直に面白い!と思えなくなるのでは?この作品のような、わかりやすい大道娯楽作品をもっと作るべきではないか?と私は思いました。 さぁ、今からシリーズ2作目を観ようっと! [ビデオ(字幕)] 7点(2012-08-25 05:22:20) |
1502. ルーカスの初恋メモリー
嫌いじゃないです。むしろ好きです。この映画。主役の子らは体育会系の戦闘モードの中で奮闘してました。全力出せば、誰とでも友達になれます・・・なんてホノボノした映画でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2012-08-13 06:36:24) |
1503. ダブル・ジョパディー
《ネタバレ》 この映画のあれほどの悪役って他にはそういないんじゃない? [DVD(字幕)] 7点(2012-08-13 06:30:49) |
1504. ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
《ネタバレ》 日本には三谷幸喜がいるじゃないか!そう思いました。 [DVD(邦画)] 8点(2012-08-13 06:28:23) |
1505. 追憶(1973)
《ネタバレ》 なぜ、ああも私生活で頑張っているレッドフォードって、作品ではダメ男役ばかりなんだろうね? [ビデオ(字幕)] 9点(2012-08-13 06:26:20) |
1506. マネーボール
《ネタバレ》 主役のブラッドピットが負け神の自分が分かってて、それでもチームに居残る話が好きでした。また「ソーシャルネットワーク」の脚本家だけあり、野球の部分がなんとも味気なかった。「ソーシャル~」でもそうだったけど、この人の映画って大味じゃないね。でもアメリカ映画は野球映画の秀作が多いので、もうちょっと何とかしてほしかった。まぁあのファーストの彼は良かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-08-13 06:24:24) |
1507. 霧の旗(1965)
消費税が上がり、経済が右肩下がりのこれからの日本。時代は松本清張という気がして、観ました。山田洋次って本当は女性がこわい?倍賞さんの敵の弱みをにぎってからの優しい表情に「こわ~」という感じでした。 [ビデオ(邦画)] 7点(2012-08-13 06:18:00) |
1508. ゲレンデがとけるほど恋したい。
確かに「われらの映画」の感じがした「私をスキーにつれてって」とは面白さが違ってて、しかも前半、話が何が焦点なのかが分からなかったので、観てて苦痛だった。ところがこれは二人の男の間に揺れ動く清水美砂ちゃんという、しかもどうなるか見当がつかないほど、二人とも悩める男たちだったので、鑑賞後、別の意味で満足だった。金持ちたちの青春だね。彼らにも悩みはあるんだね、という感じでした。あと、もうちょっとBGMに広瀬香美使ってほしかったな。 [ビデオ(邦画)] 6点(2012-08-13 06:13:47) |
1509. メカニック(1972)
きれいな観光地を舞台にした殺しの映画は、やはり派手なアクションシーンは似合わない。ひいたカメラで撮影されるのも、観光地のきれいなところを殺さずグッド。話のほうは淡々と仕事をこなすブロンソン。ゴルゴみたいに銃だけでなく、あの手この手で殺していくとこが職人ぽくっていい。最後は相棒と殺しあう。今では常識のような殺し屋映画の古典というべきもんなんでしょうね。それにしてもブロンソンって気絶するシーンが印象的だね。あの「狼よさらば」でもチンピラ相手に戦っても、結構傷の痛みで気絶するし・・・人間的だね。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-11 19:48:46) |
1510. ハロルドとモード 少年は虹を渡る
《ネタバレ》 なぜニューシネマは、こうも人を不快な気分にさせるのだろう。ついこの前まで、それがカッコいいと思っていた。だが、今、自分が世に出てみると、映画の、特にニューシネマで描いているような世界は、「変」だと思うようになった。お婆さんと感受性の強い、自立もしてないような男の子が結ばれるなんて話は、気持ち悪い。これじゃ三島由紀夫の「金閣寺」を読んだ時の不快感そのものだ。設定は面白いと思う。狂言自殺ばかりする男の子がいても全然不思議じゃない。一方、苦労しまくり、自由奔放なおばあさんがいても、これまた不思議じゃない。だが、この二人が結び付くという話が「変」なのだ。僕はこのお婆さんが、この男の子とセックスしないで、真っ直ぐに生きていけるような指南するような話だったら、この話は、本当に最高だと思う。でもそういう話にしないところがニューシネマのダメなところだ。もっと登場人物を愛せよ、と言いたい。愛したら、最後の車が崖から落ちて、男の子が踊りだすシーンなんて描けるはずないじゃないか!図式的に考えすぎだ。あのままでは、あの男の子はクズのままだ。僕はいっそあれで死んだ方がハッピーエンドだったと思う。あー、この映画もそうだけど、ニューシネマは理屈っぽくて厭だ。確かにベトナムでアメリカが色々答えを模索していたことは認めるよ。でも人間の幸せとは何か、という視座を失ってはダメだと思う。観たかった映画だったけど、正直がっかりした。 [DVD(字幕)] 6点(2012-04-07 03:31:45) |
1511. オンリー・ユー(1994)
《ネタバレ》 恋人たちを応援する、周囲の目が気持ちいいのが嬉しい。世界共通なんでしょうか?ラストもほのぼの。何とも観終わってハッピーになる映画でした。それにしても社会派ノーマンジェイソンがこんな可愛らしい映画も撮っていたとは・・この映画からは社会派のきな臭い匂いはほとんど感じ取ることができませんでした。こんな風にみんな幸せになれば、社会がどうだとか気にならないですもんね。いやぁいいもんを観た。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-13 01:34:48) |
1512. 少年時代(1990)
《ネタバレ》 冬の夜、何となく井上陽水の曲を聞きたいと思い、観た一本。良いよねぇ。ラストは本当、ジ~ンとくる。 [ビデオ(邦画)] 7点(2012-02-12 02:48:05) |
1513. ナッシュビル
《ネタバレ》 ついにこの映画を字幕で観ることができた!!ニューシネマ好きの自分にはホント嬉しい。輸入盤はもっていたが、群像劇なので観ても分からないだろ、と思ってた。それが某レンタル会社の企画でついに鑑賞することができたのだ!最初は、登場人物が多いので、誰に感情移入したらいいのか分からなかった。まずはショービジネスの舞台裏で話を引張り、そして中盤では音楽の内容で見せ、そして終盤、それぞれの登場人物が行くとこまで行くのだ。プレイボーイはついに堅物の女性を落とし、音痴の夢見る女性は町の有力者の前でストリップをやらされる。心の弱い女性歌手は最後、銃で撃たれる。なんとまぁ凄い映画だった。ルメットの「ネットワーク」にどこか似ている。ニューシネマのもつ華やかな世界への疑問。それがこの映画にもよく表れている。当初は8時間の映画だったらしい。それをどんどん短くして行って、2時間40分にまとめたのだ。いやはや、よくまぁここまで短くしたわ。ちゃんと人物が描けているし。アルトマンの群像劇への感性が飛躍した、記念すべき一本だ。たまらんです。 [DVD(字幕)] 8点(2012-02-12 02:44:28)(良:1票) |
1514. 冬の小鳥
《ネタバレ》 ホント韓国映画は容赦がない。厳しい現実にひと時の夢を決して描かない。だからこういうラストなのだ。子役の新鮮な表情が素敵だった。この子の表情にくぎ付けの90分だった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-05 01:51:59)(良:1票) |
1515. ザ・ファイター
《ネタバレ》 これはちょっと変わったボクシングを描いての二人の兄弟の成長話。なにせ事実がベースなので、派手ではない。兄は昔の栄光にすがって中々目を覚まさない。一方、弟は彼女ができて、見方が変わる。そんな二人を軸に家族が描かれている。映画としては、最後の試合に兄のディッキーの成長が勝利に結び付いたのなら面白かったのだが・・・地味な話だが、それでも金の動きなど描いてないので爽やかなラストだった。スポーツ映画はこうでなくちゃ。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-05 01:48:31) |
1516. 築地魚河岸三代目
原作と全然、違う~!自分は魚市場で働いているのですが、競りなんて毎日、喧嘩ですからね。「男」の磨かれ方の純度が違います。それによって「女」も変わります。だからこんな映画があってもいいんじゃないですか、うん。好きだなぁ、この世界。サラリーマンの世界のいかがわしさもよく伝わります。ただ原作の良さもなくなってしまって、普通の人情ものになってるのが残念です。原作の方は、実は読み進めていくと、壮大な経済ドラマにまで発展していきますからね。皆さん、おススメです。麗奈ちゃんは可愛いね。スタイル抜群。あの水泳の先生も・・・。ちょっと胸がドキドキしました。 [DVD(邦画)] 6点(2012-01-28 11:38:26) |
1517. 完全なる報復
《ネタバレ》 犯人の復讐と言う動機は「狼よさらば」の流れだと思います。ただここで感心したのは法哲学に踏み込んだこと。複雑な今の時代、時に目先の理由で本質を外してしまうことがあります。ここでは裁判での有罪判定を高めるという目的の方が優先して、凶悪な犯行を行った犯人が3年で社会に戻れるという不条理に、家族を殺された犯人は、法そのものを憎むようになり、さらにはその不条理に目をつぶる鈍感な法の執行人、さらには行政までをも憎むようになるのです。でもすべての復讐を殺しで行ったというのが、この映画の味わいの薄さでした。冒頭の凶悪な犯人は同情できない。でも法の執行人にも家族がいるのに同じように殺していくんじゃ負の連鎖です。ここはこの不条理に鈍感な人たちは同じようにその鈍感さゆえに彼らが痛い目にあうようにすれば面白かったのではないか?と思うのです。あの女性判事に適当な判例で、犯人が保釈されることを裁判所でわめくところが一番面白かったです。あれを掘り下げてもらえば、もっと粋な作品になったと思うんですが・・・ [DVD(字幕)] 6点(2012-01-22 00:58:31) |
1518. ブルーバレンタイン
《ネタバレ》 男女関係が多かったシンディ。一方、旦那のディーンは孤独な環境で自分を映す鏡のよう。純粋な娘が生まれ、ピュナな二人を見るにつけ、自分を嫌いになるシンディ。旦那がもがけばもがくほど、シンディは自分を責めることになる。やがてディーンは途方にくれて、ひとり去っていく。自分はこう解釈しました。これはどっちが悪いというものではない。ロマンチックになれば、さまよう二人が一緒になることだってある。しかもこの二人は真面目だもん。娘が産まれば、家庭を持とうというディーン。子供を堕ろす寸前でそれはできないとひきかえすシンディ。シンディはこの時にもう一人で生きていく決心をしたのだ。この二人は偉いと思う。でもピュアな娘に軽蔑される日がくるのをシンディは覚悟してるのだろうか?このラストは美しく成長した娘が、父親を探し、母親の自分を捨てる日がくるようにも感じられた。自分にはピュアなディーンの後ろ姿がそれほど孤独に見えなかった。むしろ母親のシンディにこそ誰かいてほしい。彼女に罪はないと思う。彼女は勉強の方で生きていくのかなぁ。ちょっと切ないラブストーリー。極上!(自分的にはそう思います・・・) [DVD(字幕)] 9点(2012-01-08 22:15:27) |
1519. 狼たちの街
《ネタバレ》 この「男」の世界、好きだなぁ。喧嘩上等のニックノルティたちと、訓練仕込みのトリートウィリアムズたちの対比が粋だ。音楽も雰囲気醸し出しでいかにもレトロなあの頃。そして妖艶な女性や家庭を守る端正な女性。こうして見ると「LAコンフィデンシャル」によく似てるね。でも嬉しかったのは、爆心地に立つ4人の男。くぁ~、これがまた絵になる。ただ今の日本で放射能の話は手放しで楽しめるほど呑気にはなれない。そこが惜しいかな。他にもマルコヴィッチや自分には大切な映画「セントエルモスファイアー」のアンドリューちゃんが格の違うニックノルティ相手に一生懸命突っ張っていたのが微笑ましかった。うん、こういう映画、映画してる映画は好きだ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-08 11:22:05) |
1520. 127時間
《ネタバレ》 「自然は人間には無関心だ」(池澤夏樹の著書より)ダニーボイル監督作品は面白いね。観ていて「イントゥ・ザ・ワイルド」を思い出した。調子に乗って、自然の中に飛び込むと、こんな事があるんですよ。この後も懲りずに自然の中に飛び込んでいくのがバカな人だったってことですね。「バカは死ななきゃ治らない」 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-07 23:55:59)(良:1票) |